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第75話 ロザリオを出発して5人の試練
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【試練】記憶の墓標
交易都市ロゼリアを出発して南東に進み日が傾きかけた頃、目的地に到着した。霧が立ちこめる丘の上に、ひとつの古びた墓があった。
白い石でできた墓標には、風雨に削られて読めぬほどの文字が刻まれている。周囲には草一本生えておらず、異様な静寂が支配していた。
「ここが……弟の墓か」
ヴェルトが低く呟いた。仮面の下の声には、わずかな震えがあった。
「ただの墓ではない。ここには“思念の残響”が刻まれている。弟が死ぬ直前に抱いた後悔、怒り、祈り……すべてが、封じられている」
「それってつまり……精神に干渉してくるってことか?」
マスキュラ―が剣に手をかける。
「攻撃的な幻影が現れる可能性が高い。殺す意志はなくとも、心を折りに来るだろう。……覚悟はあるか?」
ヴェルトの問いに、エリーゼが即座に答えた。
「あるよ。心は折れない。わたしたちは、仲間だから」
「ふん……とびきり青臭いが、嫌いじゃないな」
そう言って、ヴェルトは墓標の前に手をかざす。淡く青い光が放たれ、周囲の空間が歪んだ。
次の瞬間、五人の視界は真っ白な光に包まれた――。
◇
気づけば、エリーゼは見知らぬ空間にいた。
真っ赤に燃える空。無数の剣が地面に突き刺さり、遠くには燃え盛る都市。
見覚えがあった。前世、日本で観た終末を描いたアニメの風景に似ていた。
「わたし……また、一人?」
その瞬間、耳元で囁く声がした。
――君はいつも、仲間に甘えてばかりだ。
「違う……そんなこと、ない!」
――もし、次の戦いで仲間が死んだら?
剣を握る手が震えた。だが――
「でも、信じる! 信じなきゃ、剣なんて振れない!」
叫んだ瞬間、幻影の空が砕け、光の渦に包まれた。
◇
マスキュラ―は、泥のような地面に膝をついていた。
周囲には、かつてのC級パーティーの仲間たちがいた。
「お前なんて、ただの筋肉バカだよ」
「無駄にでかいだけで、使い道ねぇんだよ!」
幻影の彼らが、忌々しげに笑いながら罵る。仲間だったはずの顔が、醜く歪んでいた。
「チッ……クソが。そんなもん、全部もう聞き飽きたぜ」
彼は立ち上がり、剣を地面に叩きつける。
「今のオレは、スプレーマムの剣士だ。……仲間を裏切る奴らに、用はねぇ!」
周囲の幻が崩れ、彼は白光に包まれた。
◇
ダリルは、薄暗い聖堂にいた。かつて仕えていた聖教国の大聖堂。そこで、聖女と呼ばれた少女が火刑に処される光景が映っていた。
「やめてくれ……拙者は、止めようと……!」
だが、誰も耳を貸さなかった。
「お前が訴えたんだろう?」「偽善者」「異端を裁くのが神官の役目だ」
幻影が囲む中、彼は膝をつく。
「拙者が……すべてを、間違っていたのか……?」
そのとき、温かい声が届いた。
――いいえ、あなたは真実を告げてくれました。
幻影の中に、焼かれたはずの聖女の姿が現れ、微笑んでいた。
――間違っていたのは、私たちのほうです。
涙がこぼれた。彼は立ち上がり、胸に手を当てた。
「……ありがとう、聖女殿。拙者は、貴女の言葉を抱えて、生きていきまする」
白光が彼を包んだ。
◇
アリスターは、玉座の前に立っていた。かつてのテオドリック王国。王と王妃が冷たい目を彼に向けていた。
「アリスター、お前は王子として失格だ」
「魔法ばかりにかまけて、政治も人の心も理解しない愚か者」
玉座の背後には、かつての婚約者がいた。彼女は背を向け、別の男の腕に抱かれていた。
「……そうか。ボクは、すべてを失ったと思っていた」
しかし――
「違うな。ボクには、残ったものがある。“力”と“仲間”と……“自分”が」
彼は王冠を踏み砕いた。
「もう誰の傀儡でもない。ボクは、ボクの道を選ぶ」
周囲の幻影が砕け、まばゆい光が彼を包んだ。
◇
最後に、ヴェルトは墓標の前に立っていた。弟の幻影が、ゆっくりと振り返る。
「兄さん……どうして、来たの?」
「俺は……お前を救えなかった。あのとき、もっと早く気づけていれば……」
「違うよ。兄さんは、最後まで信じてくれた。……それだけで、嬉しかったんだ」
弟の幻影は、微笑んで消えた。
代わりに、墓標の下から一冊の手記が浮かび上がった。
「これは……?」
それは、弟が残した最後の記録。マケドニアの内部で何が起こっていたのか、聖女が処刑された真の理由、異端審問の腐敗、そして“ある存在”の影――。最後に聖女の魂の封印を解く方法。
「……これが証拠だ。聖教国の裏を暴く鍵になる」
◇
五人は、同時に目を覚ました。あの墓の前。
空には、雲ひとつない夕日が広がっていた。
「……みんな、無事?」
エリーゼが、皆を見渡す。全員が頷いた。
「試されたな……だが、オレたちは負けなかった」
マスキュラ―が剣を肩に担ぐ。
「拙者……少しだけ、自分を許せたような気がしまする」
「ま、当然だね。ボクらは“選ばれた異端者”……最強のチームだからね」
アリスターが自信満々に笑う。
ヴェルトは、手にした手記を見つめた。
「……ありがとう。お前たちがいたから、俺は一歩踏み出せた」
そして、仮面の奥で静かに呟いた。
「弟よ。必ず、真実を世に示す。……お前の死は、無駄にはしない」
その誓いを胸に、彼らは再び歩き出す。
目指すは聖教国の裏側――異端の真実が眠る、絶望と希望の境界線。
交易都市ロゼリアを出発して南東に進み日が傾きかけた頃、目的地に到着した。霧が立ちこめる丘の上に、ひとつの古びた墓があった。
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「ここが……弟の墓か」
ヴェルトが低く呟いた。仮面の下の声には、わずかな震えがあった。
「ただの墓ではない。ここには“思念の残響”が刻まれている。弟が死ぬ直前に抱いた後悔、怒り、祈り……すべてが、封じられている」
「それってつまり……精神に干渉してくるってことか?」
マスキュラ―が剣に手をかける。
「攻撃的な幻影が現れる可能性が高い。殺す意志はなくとも、心を折りに来るだろう。……覚悟はあるか?」
ヴェルトの問いに、エリーゼが即座に答えた。
「あるよ。心は折れない。わたしたちは、仲間だから」
「ふん……とびきり青臭いが、嫌いじゃないな」
そう言って、ヴェルトは墓標の前に手をかざす。淡く青い光が放たれ、周囲の空間が歪んだ。
次の瞬間、五人の視界は真っ白な光に包まれた――。
◇
気づけば、エリーゼは見知らぬ空間にいた。
真っ赤に燃える空。無数の剣が地面に突き刺さり、遠くには燃え盛る都市。
見覚えがあった。前世、日本で観た終末を描いたアニメの風景に似ていた。
「わたし……また、一人?」
その瞬間、耳元で囁く声がした。
――君はいつも、仲間に甘えてばかりだ。
「違う……そんなこと、ない!」
――もし、次の戦いで仲間が死んだら?
剣を握る手が震えた。だが――
「でも、信じる! 信じなきゃ、剣なんて振れない!」
叫んだ瞬間、幻影の空が砕け、光の渦に包まれた。
◇
マスキュラ―は、泥のような地面に膝をついていた。
周囲には、かつてのC級パーティーの仲間たちがいた。
「お前なんて、ただの筋肉バカだよ」
「無駄にでかいだけで、使い道ねぇんだよ!」
幻影の彼らが、忌々しげに笑いながら罵る。仲間だったはずの顔が、醜く歪んでいた。
「チッ……クソが。そんなもん、全部もう聞き飽きたぜ」
彼は立ち上がり、剣を地面に叩きつける。
「今のオレは、スプレーマムの剣士だ。……仲間を裏切る奴らに、用はねぇ!」
周囲の幻が崩れ、彼は白光に包まれた。
◇
ダリルは、薄暗い聖堂にいた。かつて仕えていた聖教国の大聖堂。そこで、聖女と呼ばれた少女が火刑に処される光景が映っていた。
「やめてくれ……拙者は、止めようと……!」
だが、誰も耳を貸さなかった。
「お前が訴えたんだろう?」「偽善者」「異端を裁くのが神官の役目だ」
幻影が囲む中、彼は膝をつく。
「拙者が……すべてを、間違っていたのか……?」
そのとき、温かい声が届いた。
――いいえ、あなたは真実を告げてくれました。
幻影の中に、焼かれたはずの聖女の姿が現れ、微笑んでいた。
――間違っていたのは、私たちのほうです。
涙がこぼれた。彼は立ち上がり、胸に手を当てた。
「……ありがとう、聖女殿。拙者は、貴女の言葉を抱えて、生きていきまする」
白光が彼を包んだ。
◇
アリスターは、玉座の前に立っていた。かつてのテオドリック王国。王と王妃が冷たい目を彼に向けていた。
「アリスター、お前は王子として失格だ」
「魔法ばかりにかまけて、政治も人の心も理解しない愚か者」
玉座の背後には、かつての婚約者がいた。彼女は背を向け、別の男の腕に抱かれていた。
「……そうか。ボクは、すべてを失ったと思っていた」
しかし――
「違うな。ボクには、残ったものがある。“力”と“仲間”と……“自分”が」
彼は王冠を踏み砕いた。
「もう誰の傀儡でもない。ボクは、ボクの道を選ぶ」
周囲の幻影が砕け、まばゆい光が彼を包んだ。
◇
最後に、ヴェルトは墓標の前に立っていた。弟の幻影が、ゆっくりと振り返る。
「兄さん……どうして、来たの?」
「俺は……お前を救えなかった。あのとき、もっと早く気づけていれば……」
「違うよ。兄さんは、最後まで信じてくれた。……それだけで、嬉しかったんだ」
弟の幻影は、微笑んで消えた。
代わりに、墓標の下から一冊の手記が浮かび上がった。
「これは……?」
それは、弟が残した最後の記録。マケドニアの内部で何が起こっていたのか、聖女が処刑された真の理由、異端審問の腐敗、そして“ある存在”の影――。最後に聖女の魂の封印を解く方法。
「……これが証拠だ。聖教国の裏を暴く鍵になる」
◇
五人は、同時に目を覚ました。あの墓の前。
空には、雲ひとつない夕日が広がっていた。
「……みんな、無事?」
エリーゼが、皆を見渡す。全員が頷いた。
「試されたな……だが、オレたちは負けなかった」
マスキュラ―が剣を肩に担ぐ。
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「ま、当然だね。ボクらは“選ばれた異端者”……最強のチームだからね」
アリスターが自信満々に笑う。
ヴェルトは、手にした手記を見つめた。
「……ありがとう。お前たちがいたから、俺は一歩踏み出せた」
そして、仮面の奥で静かに呟いた。
「弟よ。必ず、真実を世に示す。……お前の死は、無駄にはしない」
その誓いを胸に、彼らは再び歩き出す。
目指すは聖教国の裏側――異端の真実が眠る、絶望と希望の境界線。
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