27 / 93
27 エルフ姉妹のお父さん
しおりを挟む
遅くなってすみません。
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
エルフ姉妹のお父さんに、何とか椅子に座ってもらい、話し合いを再開した。
『なるほど。少し前から精霊や妖精が喜んでいたのは、愛し子様が戻られたからなのですね。そして、まさか貴方が愛し子様のお祖母様とは⋯お会い出来ましたこと、光栄でございます』スッ⋯
ええ?
『あらあらまあまあ?頭を上げてくださいな。私はただのおばあちゃんですから、そんな頭を下げられるような者ではないのよっ』
なぜ頭を下げるの?
『いいえ。貴方がいて下さったから、今、愛し子様がいらっしゃるのです。ありがとうございます』
『そんな、私だけの力ではないですしっ』
こ、困ったわ、まだ頭を上げてくれないわっ
『ちょっと、神様方も何とかしてくださいな』
こういうのはどうしたらいいか分からないわッ
〖ん~でも事実だしね~〗
ええ?主神様っ裏切り者っ
〖ええ~?〗
ええ~じゃないわっ
〖レイ、事実なんだから認めなさいな。でも、このままだと話が進まないから、頭を上げてちょうだい〗
『は、はい』
ええ?魔神様まで~。でも良かった。やっと頭を上げてくれたわ。
『それで、我が娘たちを愛し子様をお守りするための修行の旅に同行させて頂ける。ということでしょうか?』
ん?今の言い方って
『え、ええと、こちらがお願いする側なのだけど、なんだか、もう行ってくれる感じに聞こえたような?』
『もちろんです!むしろ、こちらからお願い致します!』
『え?でも、危険かもしれないのよ?』
そんなキッパリと迷いなく?
『危険な目にでしたら、もう会いました』
『あ⋯』
そうか⋯先日の神罰の時
『もう二度と、あのようなことにならぬよう、強くならねばなりません。それは娘たちだけではなく、私たち大人も同様です』
『⋯』
真剣な目⋯
『まして、愛し子様のお力になるためとあれば、断る理由などあろうはずもございません。私もご一緒したいほどです』
『⋯それは、私としてもありがたいですが』
『ですが、私たちでは足でまといになりましょう』
『そんなことはっ』
『あるのですよ。私たちはエルフですので、見かけは若く見えますが、中身はそうは行きませぬ。体力の衰えなどはどうしても否めませぬ』
『⋯』
体力か⋯
『ですが、弓術や精霊魔法などはまだまだ若い者には負けませぬ。その点は娘たちはまだまだなのです。教えている最中にあのような事態になりまして、鍛錬も中止したままなのです。ですから、地上に下りるまで、しばしお時間を頂きたいのです』
『それはもちろんです。体調もまだ万全ではないと伺ってますし、それに私もまだ武神様や魔神様にご指導頂かないといけませんから』
できる限りのことをしてからでないと行けないわ。
『⋯弓術、レイも教わったらどうかの?』
『え?』
『え?』
天界樹様?下に降りること反対してらしたのに
『はぁっ⋯行くからには強くならねばならぬじゃろ』フンッ
『⋯』
天界樹様ったら⋯
『エルフの弓術は中々のものじゃよ。しかも、精霊魔法の使い手となれば、弓にも魔法を付与して戦うのであろう?』
天界樹様の問に
『その通りでございます。矢を用いず、魔力を矢にすることも可能でございます』
『やはり、かなりの使い手のようじゃの』
『ありがとうございます』すっ
『それから、精霊魔法は妾も共に教えよう。其方にもな』
『わ、私もでしょうか?』
エルフのお父さんの目がこれでもかというほど見開いた
『其方、かなり精霊に好かれておるからの。まだまだ伸びるであろ』ふっ
『せ、精霊の神であらせられる天界樹様からそのようなお言葉⋯あ、有り難き幸せ⋯』ぽたっ
『泣かずとも良い。其方たち家族は皆、精霊に好かれておる。心が清い証拠じゃ。妾はそういうもの達にこそ、きちんとした精霊魔法を修めて欲しいだけじゃ』にこ
『は、はい⋯』ぐすっ
あらあらまあまあ、何だかもらい泣きしちゃいそうだわ。
『レイ、何を他人事のような顔を⋯其方もじゃぞ』
『え?』
『其方も精霊魔法をまなぶのじゃ』
『ええ?』
私も?
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございます。
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
エルフ姉妹のお父さんに、何とか椅子に座ってもらい、話し合いを再開した。
『なるほど。少し前から精霊や妖精が喜んでいたのは、愛し子様が戻られたからなのですね。そして、まさか貴方が愛し子様のお祖母様とは⋯お会い出来ましたこと、光栄でございます』スッ⋯
ええ?
『あらあらまあまあ?頭を上げてくださいな。私はただのおばあちゃんですから、そんな頭を下げられるような者ではないのよっ』
なぜ頭を下げるの?
『いいえ。貴方がいて下さったから、今、愛し子様がいらっしゃるのです。ありがとうございます』
『そんな、私だけの力ではないですしっ』
こ、困ったわ、まだ頭を上げてくれないわっ
『ちょっと、神様方も何とかしてくださいな』
こういうのはどうしたらいいか分からないわッ
〖ん~でも事実だしね~〗
ええ?主神様っ裏切り者っ
〖ええ~?〗
ええ~じゃないわっ
〖レイ、事実なんだから認めなさいな。でも、このままだと話が進まないから、頭を上げてちょうだい〗
『は、はい』
ええ?魔神様まで~。でも良かった。やっと頭を上げてくれたわ。
『それで、我が娘たちを愛し子様をお守りするための修行の旅に同行させて頂ける。ということでしょうか?』
ん?今の言い方って
『え、ええと、こちらがお願いする側なのだけど、なんだか、もう行ってくれる感じに聞こえたような?』
『もちろんです!むしろ、こちらからお願い致します!』
『え?でも、危険かもしれないのよ?』
そんなキッパリと迷いなく?
『危険な目にでしたら、もう会いました』
『あ⋯』
そうか⋯先日の神罰の時
『もう二度と、あのようなことにならぬよう、強くならねばなりません。それは娘たちだけではなく、私たち大人も同様です』
『⋯』
真剣な目⋯
『まして、愛し子様のお力になるためとあれば、断る理由などあろうはずもございません。私もご一緒したいほどです』
『⋯それは、私としてもありがたいですが』
『ですが、私たちでは足でまといになりましょう』
『そんなことはっ』
『あるのですよ。私たちはエルフですので、見かけは若く見えますが、中身はそうは行きませぬ。体力の衰えなどはどうしても否めませぬ』
『⋯』
体力か⋯
『ですが、弓術や精霊魔法などはまだまだ若い者には負けませぬ。その点は娘たちはまだまだなのです。教えている最中にあのような事態になりまして、鍛錬も中止したままなのです。ですから、地上に下りるまで、しばしお時間を頂きたいのです』
『それはもちろんです。体調もまだ万全ではないと伺ってますし、それに私もまだ武神様や魔神様にご指導頂かないといけませんから』
できる限りのことをしてからでないと行けないわ。
『⋯弓術、レイも教わったらどうかの?』
『え?』
『え?』
天界樹様?下に降りること反対してらしたのに
『はぁっ⋯行くからには強くならねばならぬじゃろ』フンッ
『⋯』
天界樹様ったら⋯
『エルフの弓術は中々のものじゃよ。しかも、精霊魔法の使い手となれば、弓にも魔法を付与して戦うのであろう?』
天界樹様の問に
『その通りでございます。矢を用いず、魔力を矢にすることも可能でございます』
『やはり、かなりの使い手のようじゃの』
『ありがとうございます』すっ
『それから、精霊魔法は妾も共に教えよう。其方にもな』
『わ、私もでしょうか?』
エルフのお父さんの目がこれでもかというほど見開いた
『其方、かなり精霊に好かれておるからの。まだまだ伸びるであろ』ふっ
『せ、精霊の神であらせられる天界樹様からそのようなお言葉⋯あ、有り難き幸せ⋯』ぽたっ
『泣かずとも良い。其方たち家族は皆、精霊に好かれておる。心が清い証拠じゃ。妾はそういうもの達にこそ、きちんとした精霊魔法を修めて欲しいだけじゃ』にこ
『は、はい⋯』ぐすっ
あらあらまあまあ、何だかもらい泣きしちゃいそうだわ。
『レイ、何を他人事のような顔を⋯其方もじゃぞ』
『え?』
『其方も精霊魔法をまなぶのじゃ』
『ええ?』
私も?
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございます。
31
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
他国から来た王妃ですが、冷遇? 私にとっては厚遇すぎます!
七辻ゆゆ
ファンタジー
人質同然でやってきたというのに、出されるご飯は母国より美味しいし、嫌味な上司もいないから掃除洗濯毎日楽しいのですが!?
私ではありませんから
三木谷夜宵
ファンタジー
とある王立学園の卒業パーティーで、カスティージョ公爵令嬢が第一王子から婚約破棄を言い渡される。理由は、王子が懇意にしている男爵令嬢への嫌がらせだった。カスティージョ公爵令嬢は冷静な態度で言った。「お話は判りました。婚約破棄の件、父と妹に報告させていただきます」「待て。父親は判るが、なぜ妹にも報告する必要があるのだ?」「だって、陛下の婚約者は私ではありませんから」
はじめて書いた婚約破棄もの。
カクヨムでも公開しています。
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。
桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。
戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。
『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。
※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。
時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。
一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。
番外編の方が本編よりも長いです。
気がついたら10万文字を超えていました。
随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる