転生美女は元おばあちゃん!同じ世界の愛し子に転生した孫を守る為、エルフ姉妹ともふもふたちと冒険者になります!《『転生初日に~』スピンオフ》

ひより のどか

文字の大きさ
78 / 92

74 具現化?

しおりを挟む
チュインっ

と、的を貫通させたレイさん。
その技は聖域のレイさんの半身、クマの編みぐるみさんが一足先に習得していた技。そして⋯

〖レイの頭の上に浮かんでは消えたのは、なんだったんだ?〗
〖ええ。黒い筒状の何かが形を変えながら浮かんでは消えてましたね〗

『え?あらあらまあまあ?』
そんなことが起きてたの?
武神様と工芸神様から思いもよらぬことを聞かされて驚いていると

〖愛し子もやってたわね〗はぁ~
〖そうでしたわね。土を耕す時でしたわね〗ふぅ~
〖それからアルミホイルもでしょ〗
〖そうでしたわね。あの後、大変でしたわね〗
〖ああ、アルミホイル作り、ちびっこたちとゴーレムたちが頑張ったわよね〗
〖それはお母様が面白がって色々やらせたのが原因では?〗じと~
〖あ、あら?なんのことかしら~?〗ふぃ~

『あらあらまあまあ⋯』
魔神様、あまり孫たちに無茶させないで下さいな。

〖で、でも、皆だって楽しんでたじゃないのっ〗
〖そ、そりゃあ、みんな一生懸命で可愛かったですし〗うぐっ
〖ほら、そうでしょう?〗ふふん

『あらあらまあまあ⋯』
魔神様、勝ち誇ったようなお顔なさってるけど
『もしかして、美味しいものを沢山食べたかったから⋯とか?』

〖〖⋯っ〗〗ぎくっ

だって、あの子がアルミホイルって、絶対ホイル焼きのためだものね?あの子、鶏肉や鮭の下でとろとろになった玉ねぎ大好きだもの。下手したらメインの鶏肉より玉ねぎがメインだと思ってそうよね⋯

「ちゃまねぎ~♪とりょとりょ~♪にんじんしゃんみょ~♪きにょこしゃんみょ~♪とりょとりょ~♪おいち♪」もっきゅもっきゅ
『野菜食べてえらいけどな、鶏肉もちゃんと食べるんだぞ』
「あ~い♪」

さすがおばあちゃん、大正解。それに

『お、レイ、図星みたいだぞ』
『そのようじゃの~二人して顔に〖ぎくっ〗と書いてあるのじゃ』
『あらあらまあまあ、やっぱり?』
そんなことだろうと思ったわ

〖だ、だって、この世界には無いものなんだものっ〗
〖そうです!作るものみんな美味しすぎるのがいけないのですわっ〗

『あらあらまあまあ⋯』
開き直ったわね

〖〖そ、それより、レイでしょ!〗〗ギンッ

『あ、あらあらまあまあ?何かしら?』
何だかハモって帰ってきたわ⋯

〖さっき頭の上に浮かんでたアレなんだ?〗
〖黒い筒状のものが形を変えながら浮かんでましたよね〗
武神様と工芸神様が逸れてた話を戻した。

〖う~ん、レイさんもどうやら愛し子と同じで強く想像したものを、無意識に具現化させちゃうみたいだね~〗
ええ?具現化?主神様、思いっきり眉毛が困ったねって言ってるわ

『あ、あらあらまあまあ⋯さっきの的当ての時かしら?』
〖〖そうだ(です)〗〗
〖あれはなんだったの~?〗
あらあらまあまあ、あの時想像してたのは

『拳銃やスコープ付きのライフルだと思うわ。前の世界の武器でね、私の国では一般の人は持つことは許されなかった物なの。人の命を守るために使うものではあるけれど、逆に簡単に命を奪えてしまうものでもあるから資格のある人しか持つことは許されなかったわ』

〖武器かぁ〗
〖そんな物騒なものだったのか?それにしては随分はっきりと浮かんでたようだが?〗
〖レイは手にしたことが?〗

『本物はないわ。おもちゃならあるけれど。私たちの世界には物や情報が溢れていたから、具体的な映像が頭の中にすぐ浮かぶのよ。テレビや映画というものがあって、世界中で現実に起こっていることはもちろん、物語なんかも動く絵や、人が演じたものが映像で見れたりするのよ。映像じゃなく、本などもそれはたくさんあるしね』

この世界には前の世界のように情報が溢れてはないから、神様方が不思議に思うのも仕方ないわね。

〖映像ねぇ、スマホみたいなものかな?〗
『そうね』
神様たちや源さんのおかげで映像は分かるものね。源さんたら、スマホもどきに大型ビジョンなんてよく作ったわね~

〖なるほどな〗
〖あなた方の想像力の逞しさは、そういった日常を送っていたからかもしれませんね〗

『そうね。私がさっき想像してたのはアニメだったから型は古いものかもしれないけれど⋯』
ああ、やっぱり渋くてかっこいいわよね、次元様⋯主人公も好きだけど、やっぱり次元様よね。もう見ることは叶わないのね⋯テレビスペシャルや、深夜の新シリーズも楽しみにしてたのだけど。でも、やっぱり初期の声優さんたちのシリーズがもう一度見たかったわ⋯ほろり

〖レ、レイ、悪かったわ、昔を思い出させてしまったわね、ごめんなさい〗
〖そんな悲しいお顔をしないでください〗

『え?』ぱちくり
な、なんのことかしら?

〖すまん、レイ、辛いことを思い出させたか?〗
〖元気を出してください〗

『え?あの?』
皆さんどうしたの?

〖何か大事な人や、大事な物を思い出したんじゃない?レイさんが泣くなんてっ〗あわわわ

『あ、あはは⋯大丈夫よ。そんなものはないわ。一番大事なのは孫だもの』
い、言えない、好きなアニメの推しを思い出しただけとは、言えないわっ

『レイ、妾たちはレイの味方じゃからの』
『そうだぞ!美味いもん食って元気出せ!』
『『『『うんうんっ』』』』うるうる

『あ、ありがとう。本当に大丈夫よ』
やめて~いたたまれないわっ
エルフさんたちまでそんなに目をウルウルさせないで~

具現化させてしまった銃の説明のはずが、思わぬ事態に発展し、涙ではなく冷や汗が吹き出すレイさんだった⋯

☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読み頂きありがとうございます。本編再開しました。 
スマホと大型テレビもどきは『転生初日に~』の方で主神イル様がサーヤと会話したくてしたくて、作らされました。
しおりを挟む
感想 165

あなたにおすすめの小説

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~

ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。 しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。 やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。 そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。 そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。 これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

小さな小さな花うさぎさん達に誘われて、異世界で今度こそ楽しく生きます!もふもふも来た!

ひより のどか
ファンタジー
気がついたら何かに追いかけられていた。必死に逃げる私を助けてくれたのは、お花?違う⋯小さな小さなうさぎさんたち? 突然森の中に放り出された女の子が、かわいいうさぎさん達や、妖精さんたちに助けられて成長していくお話。どんな出会いが待っているのか⋯? ☆。.:*・゜☆。.:*・゜ 『転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました。もふもふとも家族になります!』の、のどかです。初めて全く違うお話を書いてみることにしました。もう一作、『転生初日に~』の、おばあちゃんこと、凛さん(人間バージョン)を主役にしたお話『転生したおばあちゃん。同じ世界にいる孫のため、若返って冒険者になります!』も始めました。 よろしければ、そちらもよろしくお願いいたします。 *8/11より、なろう様、カクヨム様、ノベルアップ、ツギクルさんでも投稿始めました。アルファポリスさんが先行です。

親友と婚約者に裏切られ仕事も家も失い自暴自棄になって放置されたダンジョンで暮らしてみたら可愛らしいモンスターと快適な暮らしが待ってました

空地大乃
ファンタジー
ダンジョンが日常に溶け込んだ世界――。 平凡な会社員の風間は、身に覚えのない情報流出の責任を押しつけられ、会社をクビにされてしまう。さらに、親友だと思っていた男に婚約者を奪われ、婚約も破棄。すべてが嫌になった風間は自暴自棄のまま山へ向かい、そこで人々に見捨てられた“放置ダンジョン”を見つける。 どこか自分と重なるものを感じた風間は、そのダンジョンに住み着くことを決意。ところが奥には、愛らしいモンスターたちがひっそり暮らしていた――。思いがけず彼らに懐かれた風間は、さまざまなモンスターと共にダンジョンでのスローライフを満喫していくことになる。

なぜ、私に関係あるのかしら?

シエル
ファンタジー
「初めまして、アシュフォード公爵家一女、セシリア・アシュフォードと申します」 彼女は、つい先日までこの国の王太子殿下の婚約者だった。 そして今日、このトレヴァント辺境伯家へと嫁いできた。 「…レオンハルト・トレヴァントだ」 非道にも自らの実妹を長年にわたり虐げ、婚約者以外の男との不適切な関係を理由に、王太子妃に不適格とされ、貴族学院の卒業式で婚約破棄を宣告された。 そして、新たな婚約者として、その妹が王太子本人から指名されたのだった。 「私は君と夫婦になるつもりはないし、辺境伯夫人として扱うこともない」 この判断によって、どうなるかなども考えずに… ※ 中世ヨーロッパ風の世界観です。 ※ ご都合主義ですので、ご了承下さい、 ※ 画像はAIにて作成しております

『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~

チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!? 魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで! 心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく-- 美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!

スキル『農業』はゴミだと追放されたが、実は植物の遺伝子を書き換える神スキル【神農】でした。荒野を楽園に変えて異世界万博を開催します!

黒崎隼人
ファンタジー
「そのスキル『農業』?剣も魔法も使えないクズはいらん、失せろ!」 勇者召喚に巻き込まれて異世界へ転生した植物オタクの青年カイルは、地味なスキルを理由に王都を追放され、死の荒野へと捨てられた。 しかし、誰も知らなかったのだ。 彼のスキルが、ただの農業ではなく、植物の遺伝子さえ書き換え、不毛の大地を瞬く間に聖域に変える神の力【神農】であることを。 荒野を一瞬で緑豊かな楽園に変えたカイルは、伝説の魔獣フェンリルを餌付けして相棒にし、傷ついた亡国の美姫ソフィアを助け出し、自由気ままなスローライフを開始する。 やがて彼が育てた作物は「エリクサーより効く」と評判になり、その噂を聞きつけた商人によって、彼の領地で世界規模の祭典――『異世界万博』が開催されることに!? 一方、カイルを追放した王国は深刻な食糧難に陥り、没落の一途をたどっていた。 「今さら戻れと言われても、この野菜は全部、俺とソフィアのとフェンのものですから」 最強の農民が送る、世界を揺るがす大逆転・万博ファンタジー、ここに開幕!

処理中です...