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暴食の章
第5話 荒野の決戦
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ラクスウェル郊外の修練場にて
「サミエム!」
「なんだよヘリオのおっさん、怒らなくてもちゃんと‥‥」
「違う、そうじゃない!」
「え?」
「クラウソラスが来国を早めやがった!今日にはここに着く!」
「まじかよ‥‥」
「さっさと準備しろ、報告では門前で入国チェック中らしい!」
「灰崎の方には?」
「あっちは国の中枢で情報が行きわたりやすいから大丈夫だ!」
「まぁここは辺境だしな」
「ほらよ!」
「うわっ、投げなくてもいいじゃないか!」
「無駄口叩いてる暇があったらさっさと動け」
「へいへい‥‥」
「サミエム!」
「なんだよ」
「お前なら、いやお前たちならきっと大丈夫だ、特にあの技の出来は大したもんだ」
「へへ、分かってるよ!行ってくるぜ、師匠!」
一方同時刻のラクスウェル門前にて
「一体どれだけ入国審査に手間取っているんだ」
「すいやせん、あっしは新入りなもので‥‥」
「どうでもいいから早くしろ!俺は‥‥いや、何でもない」
「あれ、もしかして‥‥偉い先生でいらっしゃるのですか?」
「あはは、その通りだよ新入り君!」
「なっ、強欲帝様?!」
「遅いから心配になって見に来ちゃったよ~左目大丈夫かい?」
「お気遣いいただきありがとうございます、こちらも予定よりも早くにお邪魔してすみません」
「構わないさ、欲望に忠実に生きてこそ楽しいからね‥‥さてと、そろそろ終わったかな?」
「はい!」
「元気がいいねぇ!よし、行こうか‥‥クラウソラス君?」
ザーザザッ
「あれ、音声期の調子が‥‥うわっ、目に砂が‥‥」
「おいおい大丈夫かよ、灰崎?」
「あぁ大丈夫さ」
ここはラクスウェル郊外にある荒野で強欲帝が考えたクラウソラスと倒すための決戦のバトルフィールド‥‥らしいけど、何にもないな。それにこの音声機で状況把握しつつ戦闘準備しとけって難しくないか?というか転移でこっちに来るならもうそろそろ来ちゃうんじゃ‥‥
「うおっ!何か突然現れたぞ、灰崎!」
「やっぱり来ちゃったか‥‥」
「ぐっ、強欲帝のやつめ、俺が政治目的で訪問しているって建前を忘れてるんじゃないだろうな?」
「隙ありだ!エンチャントファイア、炎月切り!」
「やかましいぞ‥‥ソウルプリズン!」
「オラぁ!」
「な、ぐわぁぁぁ!効かないだと‥‥?」
「悪いがここで魂術系統は使えないぜ?」
「わざわざ忠告どうも‥‥貴様はアレクシエルの腰抜けじゃないか」
「うるさい!兄さんの仇は俺が取る!」
「こちらもレイサムの野郎には出し抜かれたからなぁ、たっぷりとお返しさせて頂くこうか」
「エンチャントウィンド、風斬烈!」
「ロックウォール‥‥俺が魂術だけだと思っているのは間違いだ、くらえ‥‥フレイムバレット」
「うおっと、あぶねぇ‥‥だったら、これはどうだ!ダブルエンチャント、ウィンド!ファイア!」
「ほう、2属性を同時に扱うか‥‥面白い」
「余裕なのも今だけだぜ、熱風の一閃!」
「無駄だ、アイスロック」
「冷てぇ!な、体が‥‥動かない!」
「当然だ、神経を凍らせているからな」
「くそぉ‥‥」
「終わりだ!」
グサッ
「ごふっ、何故だ‥‥何故俺が刺されて」
「サミエムが派手な技ばかり使うから僕に気が付けなかっただろ、ソウルブレイク!」
「馬鹿め、お前の技も俺の技も封印されているだろうが‥‥うっ、これは‥‥不味い!」
「僕がしている指輪のおかげでこの場所において僕だけが魂術を使えるのさ!」
「な、なんだと?!」
「いっけぇぇぇ、灰崎ぃぃぃぃ!」
「うおおおお!」
「やめろぉ!俺はまだ‥‥なんちゃってな」
「え?」
「アイスロック!」
「全くお笑いだなぁ‥‥俺がどれだけ魂術師を狩ってきたか知らないことはなかろう」
「どういうことだ、なんで」
「答えてやろうか?装備だよ、お前がしたように俺も魂術師対策にこれを装備している」
クラウソラスは自身が手に持っている杖を前に突き出してくる。よく見ると何やら特殊な光り方をしている。あれはもしかして魂縛石で出来ているのか?つまり、自分の魂のみがわりになる杖ということか?!なんて卑劣なことを‥‥
「その顔は理解したってことだよなぁ?そっちの方は理解してないみたいだから教えてやるよ‥‥これは俺が狩った人や魔物たちの魂を融合させて作った杖だ、最高傑作だと思わないか?」
「下衆め‥‥」
「凡人の貴様らにはこの傑作の価値は分からんだろうなぁ、そもそも魂縛石の有効活用もろくに知らない程度の奴らには」
「魂縛石の使い方?」
「そうだとも、冥途の土産に講義してやるよ、魂縛状態は死亡している訳ではない正しくは耐性無効状態にあたるのさ、つまり本来肉体に使用出来ないような呪文もかけられるんだよ」
「さっぱりわからん、何が言いたいんだ?」
「貴族の坊ちゃんなら融合呪文を知っているな?」
「それは‥‥禁術じゃないか!」
「そうだ、尋常ならざる力を得る代わりに人としての原型を失う上に理性すら失うため禁術となり、何十年も昔に対抗術式を子供の内に埋め込まれるようになった呪文さ」
「石同士を融合させて何になるのさ!」
「それだから凡人なのだ、魂縛石の状態ならば動けず無防備状態だ、つまりは人外じみた魔力をノーリスクで使えるという最強の外付け魔導機関となる!」
「おぇ‥‥」
「あぁ、少々脱線したな‥‥さて楽にしてやろう、まずはアレクシエルのクソガキ、お前からだ!」
振りかざした奴の杖がサミエムの胸を貫き、血しぶきが上がる。乾いた荒野の地に彼の血が滴り落ち、ぬかるみが出来ている。そのぬかるみに突っ込むように倒れるサミエムを見て、高笑いするクラウソラスがこちらに指を差して次はお前だと自覚させてくる。
「もうこっちも限界だよ‥‥サミエム、準備は出来たんだろ!」
「何を言ってるんだ?相方ならさっき死んだだろ」
「悪いがこちらの勝ちだよ、クラウソラス!」
「待たせたな、灰崎!」
「何だと‥‥」
「お前対策が魂術封じだけな訳ないだろ!」
「ちっ、幻術か!」
「もう遅いぜ、兄さんの技で仇は取る!‥‥トリプルエンチャント!秘剣つばめ返し、光!」
「ぐわぁぁぁ!」
彼が放った3回の斬撃と3つの属性が交わり眩しいほどの光を放つ剣技は勝ちを確信していたクラウソラスの首を跳ね飛ばした。これは後日聞いた話だが彼の兄であるレイサムがクラウソラスの左目を潰した技もつばめ返しだったそうだ。
「サミエム!」
「なんだよヘリオのおっさん、怒らなくてもちゃんと‥‥」
「違う、そうじゃない!」
「え?」
「クラウソラスが来国を早めやがった!今日にはここに着く!」
「まじかよ‥‥」
「さっさと準備しろ、報告では門前で入国チェック中らしい!」
「灰崎の方には?」
「あっちは国の中枢で情報が行きわたりやすいから大丈夫だ!」
「まぁここは辺境だしな」
「ほらよ!」
「うわっ、投げなくてもいいじゃないか!」
「無駄口叩いてる暇があったらさっさと動け」
「へいへい‥‥」
「サミエム!」
「なんだよ」
「お前なら、いやお前たちならきっと大丈夫だ、特にあの技の出来は大したもんだ」
「へへ、分かってるよ!行ってくるぜ、師匠!」
一方同時刻のラクスウェル門前にて
「一体どれだけ入国審査に手間取っているんだ」
「すいやせん、あっしは新入りなもので‥‥」
「どうでもいいから早くしろ!俺は‥‥いや、何でもない」
「あれ、もしかして‥‥偉い先生でいらっしゃるのですか?」
「あはは、その通りだよ新入り君!」
「なっ、強欲帝様?!」
「遅いから心配になって見に来ちゃったよ~左目大丈夫かい?」
「お気遣いいただきありがとうございます、こちらも予定よりも早くにお邪魔してすみません」
「構わないさ、欲望に忠実に生きてこそ楽しいからね‥‥さてと、そろそろ終わったかな?」
「はい!」
「元気がいいねぇ!よし、行こうか‥‥クラウソラス君?」
ザーザザッ
「あれ、音声期の調子が‥‥うわっ、目に砂が‥‥」
「おいおい大丈夫かよ、灰崎?」
「あぁ大丈夫さ」
ここはラクスウェル郊外にある荒野で強欲帝が考えたクラウソラスと倒すための決戦のバトルフィールド‥‥らしいけど、何にもないな。それにこの音声機で状況把握しつつ戦闘準備しとけって難しくないか?というか転移でこっちに来るならもうそろそろ来ちゃうんじゃ‥‥
「うおっ!何か突然現れたぞ、灰崎!」
「やっぱり来ちゃったか‥‥」
「ぐっ、強欲帝のやつめ、俺が政治目的で訪問しているって建前を忘れてるんじゃないだろうな?」
「隙ありだ!エンチャントファイア、炎月切り!」
「やかましいぞ‥‥ソウルプリズン!」
「オラぁ!」
「な、ぐわぁぁぁ!効かないだと‥‥?」
「悪いがここで魂術系統は使えないぜ?」
「わざわざ忠告どうも‥‥貴様はアレクシエルの腰抜けじゃないか」
「うるさい!兄さんの仇は俺が取る!」
「こちらもレイサムの野郎には出し抜かれたからなぁ、たっぷりとお返しさせて頂くこうか」
「エンチャントウィンド、風斬烈!」
「ロックウォール‥‥俺が魂術だけだと思っているのは間違いだ、くらえ‥‥フレイムバレット」
「うおっと、あぶねぇ‥‥だったら、これはどうだ!ダブルエンチャント、ウィンド!ファイア!」
「ほう、2属性を同時に扱うか‥‥面白い」
「余裕なのも今だけだぜ、熱風の一閃!」
「無駄だ、アイスロック」
「冷てぇ!な、体が‥‥動かない!」
「当然だ、神経を凍らせているからな」
「くそぉ‥‥」
「終わりだ!」
グサッ
「ごふっ、何故だ‥‥何故俺が刺されて」
「サミエムが派手な技ばかり使うから僕に気が付けなかっただろ、ソウルブレイク!」
「馬鹿め、お前の技も俺の技も封印されているだろうが‥‥うっ、これは‥‥不味い!」
「僕がしている指輪のおかげでこの場所において僕だけが魂術を使えるのさ!」
「な、なんだと?!」
「いっけぇぇぇ、灰崎ぃぃぃぃ!」
「うおおおお!」
「やめろぉ!俺はまだ‥‥なんちゃってな」
「え?」
「アイスロック!」
「全くお笑いだなぁ‥‥俺がどれだけ魂術師を狩ってきたか知らないことはなかろう」
「どういうことだ、なんで」
「答えてやろうか?装備だよ、お前がしたように俺も魂術師対策にこれを装備している」
クラウソラスは自身が手に持っている杖を前に突き出してくる。よく見ると何やら特殊な光り方をしている。あれはもしかして魂縛石で出来ているのか?つまり、自分の魂のみがわりになる杖ということか?!なんて卑劣なことを‥‥
「その顔は理解したってことだよなぁ?そっちの方は理解してないみたいだから教えてやるよ‥‥これは俺が狩った人や魔物たちの魂を融合させて作った杖だ、最高傑作だと思わないか?」
「下衆め‥‥」
「凡人の貴様らにはこの傑作の価値は分からんだろうなぁ、そもそも魂縛石の有効活用もろくに知らない程度の奴らには」
「魂縛石の使い方?」
「そうだとも、冥途の土産に講義してやるよ、魂縛状態は死亡している訳ではない正しくは耐性無効状態にあたるのさ、つまり本来肉体に使用出来ないような呪文もかけられるんだよ」
「さっぱりわからん、何が言いたいんだ?」
「貴族の坊ちゃんなら融合呪文を知っているな?」
「それは‥‥禁術じゃないか!」
「そうだ、尋常ならざる力を得る代わりに人としての原型を失う上に理性すら失うため禁術となり、何十年も昔に対抗術式を子供の内に埋め込まれるようになった呪文さ」
「石同士を融合させて何になるのさ!」
「それだから凡人なのだ、魂縛石の状態ならば動けず無防備状態だ、つまりは人外じみた魔力をノーリスクで使えるという最強の外付け魔導機関となる!」
「おぇ‥‥」
「あぁ、少々脱線したな‥‥さて楽にしてやろう、まずはアレクシエルのクソガキ、お前からだ!」
振りかざした奴の杖がサミエムの胸を貫き、血しぶきが上がる。乾いた荒野の地に彼の血が滴り落ち、ぬかるみが出来ている。そのぬかるみに突っ込むように倒れるサミエムを見て、高笑いするクラウソラスがこちらに指を差して次はお前だと自覚させてくる。
「もうこっちも限界だよ‥‥サミエム、準備は出来たんだろ!」
「何を言ってるんだ?相方ならさっき死んだだろ」
「悪いがこちらの勝ちだよ、クラウソラス!」
「待たせたな、灰崎!」
「何だと‥‥」
「お前対策が魂術封じだけな訳ないだろ!」
「ちっ、幻術か!」
「もう遅いぜ、兄さんの技で仇は取る!‥‥トリプルエンチャント!秘剣つばめ返し、光!」
「ぐわぁぁぁ!」
彼が放った3回の斬撃と3つの属性が交わり眩しいほどの光を放つ剣技は勝ちを確信していたクラウソラスの首を跳ね飛ばした。これは後日聞いた話だが彼の兄であるレイサムがクラウソラスの左目を潰した技もつばめ返しだったそうだ。
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