転生王子の異世界生活〜8回目の人生は幸福であれ〜

玲央

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2章 少年期

2章10話 ダンジョンLv.1 ※挿絵ライル&バロン

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ハヤテ王子とセオドリック王弟殿下、黒騎士団は、王宮の裏に広がる森の奥へと進んでいた。

彼らの目指す先は、“”氷狼山“”と呼ばれる真っ白な山だった。圧倒的な存在感を放つその山は、荘厳な空気を漂わせていた。

周囲に立ち並ぶ木々や岩々は、まるで氷狼山を護る騎士のように、ハヤテ達の行く手を阻んでいた。

一行は山の中腹にあるダンジョンの調査と討伐のため、進んでいた。

ハヤテはソーサラー装備を、セオドリックは白金の鎧を、黒騎士団は黒と金の鎧に身を包んでいた。

ハヤテとセオドリックは、さすが王族なだけあり、品位と優美さが際立っていた。そんな2人が荒野を駆け抜ける姿は異質で、異様な存在感を放っていた。

黒騎士団は、高貴な2人を護るように陣形を展開させ、周囲を警戒しながら森の中を進んでいた。

ジャウフレ達は経験者なだけあり、歴戦の猛者のようで勇ましく、ハヤテ達とは違う存在感を放っていた。 

そして、彼らは個々の種族特有の能力を惜しげもなく発揮し、どんな険しい道でも、木々が行く手を阻んでいようとも、もろともせず、果敢に進んでいく姿には圧倒されるばかりだった。

彼らの背中には過酷な戦場で培われた強さと勇敢さが宿っており、その姿からは確かな信念と覚悟を感じ取ることができる。

彼らがどれ程の困難を乗り越えてきたのか分からないが、ハヤテは団員達の姿勢に尊敬の念を抱いて敬服した。

もう一組、ハヤテやセオドリック、黒騎士団とも違う、明らかに異常な存在感を撒き散らす者共がいた。
それが、黒騎士団唯一の人族団員であるドイヒートとダメラだ。彼らは出発前の挨拶の時から不快だった。

2人はハヤテとセオドリックに媚びへつらう態度を見せた後、ジャウフレ達亜人に向かって鼻を摘み、「獣臭い」と宣った。ニコラスと目が合った瞬間、顔を真っ青にしていたけど。最初の時点で印象は最悪で、正直不快だった。

ハヤテは彼らの存在に、言動に、苛立っていた。

「冷静に…冷静に…」と呪詛のように繰り返し呟き、「ふんす…ふんす」と鼻息荒く足を進めていたら、ロレンに「ぶはっ」と笑われた。

「ちょっとぉ。何で笑うの?」とロレンに向かってブーって膨れたら、「ははっ。ごめんごめん」と謝りながら手を繋いできた。

それで許した俺。チョロくね?

走り難いので自然と繋いでいた手を離し、気を取り直して疾走再開。そんなハヤテ達に近付く人影が一つ。栗鼠獣人のキークスだ。

彼は黒騎士団の斥候隊で、陰の実力者。「自分は弱い」と卑屈だが、能力は高い。ドイヒートとダメラには余裕で勝てると思う。

そんな彼は、先行部隊として氷狼山までの獣道や植生、休憩場所の確認に行っていた。

「ジャウフレ隊長、戻りました。セオドリック王弟殿下、フェリーチェ王子殿下お疲れ様です」

キークスが、ビシッと敬礼して労いの言葉を掛けてきたので、ロレンと一緒に「キークスもお疲れ様」「ご苦労」と返答した。

そんなハヤテ達の遣り取りを、離れた所で見ていたドイヒートとダメラが文句を言い出した。

「遅い!全く!使えないゴブリンだな!」とドイヒートが喚き、キークスをゴブリンだと比喩し侮辱した。

ハヤテの怒りのボルテージが上昇した。今50%。

「本当ですねドイヒート様。我々のような高貴な存在の為に、情報は素早く!的確に!ですよ?それすら出来ないとは情けない……」ダメラがドイヒートに同意し、ヤレヤレと首を振った。

ハヤテは怒りのボルテージを更に上昇させた。今70%。

「だったら手本を見せて下さい。副・隊・長・ど・の。ボクにはこれ以上は無理なので」

キークスがお返しにヤレヤレと首を振り、困った顔でそう告げたら、「ふ、ふん!我々は王族護衛という立派な務めが有るので出来るわけなかろう?」と、ドイヒートが明ら様に動揺した。

ダメラは「そ、そうですよ。あああ亜人に王族の護衛をままま任せる事は出来ませんからねねね」と、ドイヒート以上に動転していた。

ハヤテから漏れ出る怒気にあてられたのだ。

そんな2人にロレンが「ならば副隊長補佐として、ダメラ隊員がもう一度行って来てはどうだ?若手に手本を見せるのも仕事だぞ?勿論その場合、斥候はキミ一人でだがな」と提案した。

それに乗っかるように「そうだね。ダメ男が素早く、確実な情報を持って来てよ。ヒドイー隊員は私と王弟殿下の護衛があるからさ。なんせ副・隊・長だし」と、ハヤテが追及した。

更に「ね?ヒドイー副隊員?」と聞けば、「あ、あの名前が違う……」とか言ってたけど、無視。だって態とだし。

王弟殿下と王子に「行ってこい」と言われたダメラは、助けを求めるようにドイヒートを見たが、ふいっと視線を外されてしまい、「そんな……」と絶望していた。

そんな遣り取りに、「もう良いでしょう。程々にして下さい」と声を掛けてきたのは、デイギンだった。

その言葉で冗談だったんだと、2人共がホッとしていた。

ハヤテは「はぁい」と返事をして肩を窄めた。ロレンはそんなハヤテの頭を撫でてクスクス笑っていた。

怒りが収まらぬまま疾走再開。(キークスが遅いって言うなら次からはお前らが行け!)ハヤテは走りながら憤怒していた。

暫く進んだ森の中、木々の密集する先に、ポッカリ開いた空間が見えた。

ジャウフレが振り返り、「休憩しますか?」と聞いてきたので、「大丈夫だよ、進んで」と返したら、ドイダメコンビが揃って「「休憩しましょう!!」」と叫んだ。

だけどジャウフレは止まらなかった。聞こえない振りして空間を走り抜けた。
その行動にドイダメが唸ってジャウフレを睨み付けたが、彼は何処吹く風だった。だって全然迫力ないし。

そんな彼らを見て、ハヤテは不思議そうに首を傾けた。

(何でこんなヤツらにニコラスはボッコボコにされたんだ?いくら平民が貴族に逆らえないって言っても、回避くらい出来ただろうに)

そんな事を考えながら、走り続けること約2時間、やっと氷狼山のダンジョン入口が見えてきた。

スピードを緩め、「黒騎士総員、駆け足止め」と、入口から少し離れた所でジャウフレから合図があり止まった。

そして、「ニコラス、マーレーで入口確認。サリバンとライルで周辺調査。残りで王子と王弟の警護を」と指示を出し、各々が指示通りに動きだした。

「ロレンって結構武闘派?全く疲れてないよね?」

木に凭れ掛かったロレンの胸に背中を預け、上目で問い掛けたハヤテ。そんな彼を後ろから抱き込み、目線を上に向け思案するロレン。

「……武闘派では無いが、多少武術の心得はあるな。だが、疲れてないのはフェルのお陰じゃないか?」

そう言われて「んん?俺のお陰ぇ?」と腕を組んで考えてみた。が、分からない。

そんな王弟と王子の疑問を解消してくれたのは、デイギンで、「ハヤテ王子が走りながら聖魔力を放出してたので、浴び続けた我々は常に癒されてました」と教えてくれた。

(なるほど。つまり俺は走るマイナスイオン発生機だったわけだ)

そうかそうか。と頷いてたら、キークスがシュタッとやって来て、「だからあの人族達も平気だったんだよ」とウィンク付きでコソッと教えてきた。

「……あぁぁ。それでか……」

騎士としての力量は皆無だが、体力だけは別格だと感心していたんだが、
「まさかフェルの魔力で癒されてただけだったとはね。皮肉にも知らぬ間に救っていたわけだ」とロレンは口角を上げてハヤテを見下ろした。

ハヤテは頷きながら、「まあ、それで黒騎士団全員が、俺の癒しの効果を享受出来たんなら結果オーライかな」と口にしたら、
「私のフェルは思い遣りがあり、心根が優しいな。愛しさが募るよ」とロレンが慈愛の目で見詰めてきた。

そんな彼を見詰め返し、「ふふふ。そう?嫌な事は嫌だってハッキリ言うし、理不尽には鉄槌を下すけどね。アレとか」と顎でクイッと示した先には、揉み手をしながら自分達の方に近付こうとしてるドイダメコンビがいた。

「……ああ、アレな」と顎の先を見たロレンが、ため息混じりに呟き、「フェルは見るな。目が腐る」と視界を遮った。

「じゃあロレンだけ見てる」指の隙間からロレンを見詰めた。

「あはは。そうだ、私だけその目に映していれば良い」顔から手を離し、クルンと身体を回され、向き合う形で抱き締め合った。

「うふふ」「あはは」と、森の中で2人の世界を作ってるハヤテとセオドリック達。空気はピンク色だ。

『おいおいおい。お前達、ここは外だ。イチャイチャは家でやれ!!』

と、誰かが心の中で叫んだ。誰だろうか?もしかしたら、その場にいる全員かもしれない。

そんなバカップルを視界に収めながら、2人に近付くドイダメコンビ。

「いやはや、場も弁えず実に仲の良い事で」と言ったのはドイヒート。顔が引き攣っている。

「人目も憚らず抱き合って、ほんっと羨ましいですね」と言ったのはダメラ。笑顔が歪んでいる。

更に、「王弟殿下はフェリーチェ王子の美貌に絆されたとか?何とも素晴らしいご尊顔ですねフェリーチェ王子」と侮辱してきたダメラ。ドイヒートも横で「私も肖りたいですな」と頷いている。

そんな2人にロレンが「貴様ら…侮辱罪で葬られたくなければ口を閉じろ!して下がれ外道が!」と、一瞥してから一喝した。

王弟殿下に睨まれ怒鳴られた彼等は、「お許しを!」「申しウヒィィ!」と叫びながらその場を去って行った。

その背中を「あらまぁ」と言いながら見送り、怒りで眉間に皺が寄っているロレンに、「美形が台無しだよ」と腕を伸ばし眉間をグリグリ。ロレンはそんなハヤテの行動に目を細め、額に口付けた。

間近でハヤテとロレンのイチャイチャを、ず~~っと見ていたキークスが「甘~い!甘い甘い!ぼへぇ…砂糖吐きそう……」と2人の傍から離脱した。

ヨンディル、ダッチョ、デイギン、バロン(虎人)は、見ないように目を固く閉ざし、耳を伏せていた。甘さ攻撃、回避の術である。

そこへ調査組が戻って来て、マーレーが「ま~たやってる」と呆れた顔をし、
「森の中で情交しないで下さい。睦事は屋敷でして下さい」とニコラスが顔をスンっとさせ、ピシャリと言い放った。

だが、当の本人達は「「???」」である。ハヤテとロレンは常にくっ付いているから、これが通常運転なのだ。
情交とは?睦事とは?「???」と疑問符を浮かべて視線を交わし、首を傾げた。

ジャウフレは空気になっていた。見慣れすぎていて、菩薩と化していた。見ざる聞かざる言わざるである。


さて、そんなバカップルは放置して、黒騎士団員達で情報共有です。が、ドイヒートとダメラは輪に加わらず傍観している。ロレンに睨まれてから近付いて来ないのだ。

ヤツらはキョロキョロと辺りを見回してはコソコソと何かを囁き合っている。挙動がかなり不審だ。

サリバンが「アレは何をしているんでしょうね」と、怪しい2人に視線だけ向けた。

「さあ?人族の事なんざ分かんねぇな」とバロンがオッドアイを2人に向けて素っ気なく答えた。彼は人族が大嫌いなので、どうでも良いと思ってる。

マーレーが両手を頭の後ろで組んで、「たぶん、逃げるか隠れるかしようとしてんじゃねぇか?」と答えた。

それに追随するように「……だべな」と呟いたのはヨンディル。ダッチョも「だろうな」と肩を窄めた。

ニコラスとジャウフレは、それを聞いて「逃がさないですけどね」「逃がすかよ」と殺気を放った。

キークスは「帰っても良いけど、ダンジョンから盛れ出たアンデッドに食われて終わるね」と言い、

それにライルが頷き「ハヤテ王子の聖域外に出たらパクっと一瞬だよね」と食べるジェスチャーをして、
「ヒャヒャヒャってね」と、たぶんアンデッドの声音のモノマネをした。

そう、ハヤテは“神”なのだが、新米のペーペーなので神聖力が辺りに漏れているのだ。だから、ハヤテの周りが聖域と化している。 

そのため、道中近寄ってきたアンデッドは浄化され、襲われずに氷狼山に到達出来たのだった。

今も入り口からフラフラと出て来たのが、近付いては消えを繰り返している。

どうしてアンデットが寄って来ないのか?とか、途中で何故消える?とかの“”どうして“”という疑問を全く考えもせず、ドイヒートとダメラは、マーレーが予想した通り逃げる算段を巡らしていた。

王命に従ってやってきた二人は、ダンジョンに全く興味がなかったのである。 

彼らはとりあえず少しだけ潜って、ドロップしたお宝を奪って逃げようと考えていた。
アーティファクトがドロップされると耳にしたので、戦わずにお宝だけゲットしてトンズラしようと画策していた。

そんな彼らは、道中全く襲われなかった事に安心していて、計画は上手くいくと醜く笑っていた。

だが、そんな計画は破綻する。ハヤテから離れた途端、ダンジョンから溢れたアンデットに確実に襲われるから……

そうなって初めて後悔するのだ。後悔しても遅いのに。

果たして彼らはその無謀で愚かな行動を起こすのか?

そしてそれは成功し困難を乗り越えられるのか?

はたまたま失敗して泣き付くのか?

今は誰も分からない。

 
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