異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央

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第3章 無人島開拓

行き倒れの少年 ※挿絵有ります

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昨日は飲んだ~。
超具合悪い…… 
ピアンタに作って貰った
ポーション飲むか……

「うえぇ……不味い……
でもシャッキリしたわ!
このポーションの効き目最高っす!」

さてさて、教会を
この島に建てるにあたって
懸念事項がありますね~。
なんだと思う?
え?わからない?本当に?
あ、わかってんじゃん~(笑)

女神と言い張ってる男神ね!
あの綺麗な、この国で信仰されてる
女神像にするか……
ここは敢えて男神にするか……
俺的には男神にしたい!
何故かって?そりゃあさ
偽物を信仰したってダメじゃない?
え?別に問題無いとな?
実物見た事無いんだし偽物か本物か
わからないと!?

まさにその通りですよね!
いや、素晴らしいお考えでございます!
お名前伺っても?え?恥ずかしい?
では、僭越ながら
仮名で呼ばせていただきます!
「ボーノさん!
素晴らしいお考えでした!皆さん拍手を!

はっ!また1人芝居を!
なんだろう……
こう言えって言われてる
気がするんだよ……
頭に誰か住んでんのかな……
な、なんてな!
ちょっと遊びすぎたぜ。スマン!

え~と……何するんだっけ?
あ、そうそう教会建てるんだったよ!
とりあえず、現場まで行くか!

----------------------------------------------

結構歩いたな~。
自転車……
う~ん。そのうち移動手段考えよう!
ここから向こう側が妖精達の住処かな?
この辺の木切っていいかな~
教会分だけなんだけど……
あ!一旦抜いて何処かに植え直せば
森林破壊しなくて済むじゃん!!
もう!俺ってば天才過ぎ~
ではここを…………
???え?何かいる?え?人??
何故人?いや!この子獣人!?
寝てる…………んじゃないな!


「君、おい、大丈夫か?聞こえるか~?
もしもーし……
ダメか、ちょっと仰向けにするよ~
動かすからね。
…………!?!?
えっ、ちょ、血だらけじゃねーか!
マジかよ~。
えーっと、あんまり動かすとダメだな
血は……止まってるな。
息は……してる。
ん~ん~~。どうする?考えろ~俺!
あ!魔法!俺チート!
癒しだから、光か
《ルーチェ助けて~!ヒーリング!》
イメージ……傷を癒す……よし。
あとは《ウォッシュ&クリーン!》
これでOK。
…………良かった~。
家に連れてくより、
ここに家置いたほうがいいな」

《ネット検索、小さい家》
なーんでお菓子の家出てくんの!?
もうこれでいいや!購入~
        ・
        ・
        ・
        ・
可愛い子だな。キツネ?ネコか?
尻尾がネコだな。
……う~んどうするか。
ここに置いて行けないしな~

「う゛っ……にゃ……うぅ……」

「君、大丈夫かい?
起きれる?あー何か飲むか?」

「にゃ!……え?ダレにゃ?……
ここどこにゃ?……ゴホゴホ」

「あ~、ほらこれ飲んで。
喉痛いでしょ?」

「シャーーー!」

「痛たたたたた!
あ~ごめんね。
ビックリさせちゃったかな
ん~。ここに置いておくから飲めよ。
俺は向こうの部屋にいるから」

-----------------------------------------------

痛ったいな~もう。
引っ掻かれたよ…《ヒーリング!》
よし、治ったな。

カチャ
「んにゃ。お兄ちゃん、あの……
ごめんなさいにゃ……痛い?
あれ?傷無いね…
えっと…ここは? 牢じゃ無いね…
僕どうしてここにいるのにゃ?
お兄ちゃんが助けてくれたにゃ?」

「え?
キミ、そこの森で倒れてたんだよ?
傷だらけでね。
ここは牢じゃないけど
キミは牢に居たのかい?
どうやってここまで来たかわかるかい?
ここはね、妖精だけが住んでる
島なんだ。人間は俺だけ!」

「うにゃ…?何もわからないにゃ…
妖精の島……人間が居ないの?
お兄ちゃんだけなの?
もう叩かれないのにゃ?
魔物と戦わなくていいのにゃ?

にゃゃゃん…ヒック…ぁぁぁん…うっうっ」

「うわっと。もう大丈夫だぞ~
ここには怖い人はいないからな~
ツラい目にあったな~。ヨシヨシ」

こりゃ、
昨日エンザイムが言ってた子じゃないか?
タイムリー過ぎない?
なに?フラグ回収した感じ?
それにしても酷い話しだな……

「…………ヨ!…キタヨ!…?…
リョウゴ…コドモ…ウンダ…
チガウ…オオキイ…ヒロッタ?…」

(シー!寝ちゃったから静かにね
オスクリタ、俺は産めない……。
さっきそこで倒れてるの見つけたんだよ
なんでココに来たかわからないんだと
相当酷い目にあったみたいでな……
どうしたもんか……)コソコソ

(…………シー…デキル…ココ…コレナイ
ケッカイ…クビワ…ドレイ…?
ダレカ…イナイ…サガス…)コソコソ

(おう!誰か連れてきてくれ!
よろしくな!)

どうすっかな~。
親兄弟もたぶん居ないだろうな……
できる事は限られてるな。
この島で過ごす選択が1番いいよな

ここは、魔物が居ないし
悪さするヤツもいない。
だから、この子はここにいても
のびのび過ごせそうだな。

おっと、いかんぞ……
眠くなってきた……
寝る気なんてないのに……
うっ…何故だ!…急に眠気が…
ダメだ…あながえなかった
…無念……zzz

----------------------------------------------

『リョウゴちやん。お久しぶりね
ごめんなさいね。急に連れて来ちゃって。
ここへ呼ぶために強制的に
眠らせちゃったわ。

あの獣人の子の事で話しがあったのよ。
リョウゴちゃんの島に送り届けたのは
私よ。ちょっと事情があったのよ』

「フェリーチェ様、自らやったんだ。
いや、たぶん聞かなくても想像出来る
この子何かから逃げて来て、
暴れて、危ないからって
牢に入れられた子だろ?

さっき、人が殴るとか、
魔物と戦うとか言ってたし、
全身傷だらけだったから、
あのままほっといたら死んでたろ?
だから、強制的にこっちへ連れて来た。
って所だろ?」

『そう!まさにその通りよ。
あの子このままこの島に置いて頂戴な。
親も兄弟も、いるんだけどね~。
全員奴隷にさせられちゃってるのよ
本当なら、助けてあげたいのよ?
でも、干渉し過ぎる事は出来ないのよ
今回は特別なの。
その子、秘密があるの。
私からは言えないから、
本人から聞いて頂戴。
それじゃ、
バタバタしちゃってごめんなさいね。
あの子がそろそろ起きそうだわ
早く教会作ってね~。』パッ!

「言うだけ言って終了しちゃったよ。
とりあえずお話ししないとな
起きたか?
眠いならもう少し寝てもいいぞ~。」

「んにゃ。ゴロゴロゴロ…
もう大丈夫だにゃ。話しするにゃ」






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