異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央

文字の大きさ
82 / 114
第4章 現代商品無双!?

ムッカのお世話は〈楽農くん〉

しおりを挟む
「こ、こんにちは。はじめまして、
〈リョウゴ・アスカ〉と申します
えっと、待っていたとは?」

改めて見ても凄い美少女……
森の中で、そこだけキラキラしてる…

は!?
これは1種の幻術なのでは!?
声に惑わしの術が掛かっているのでは!
実は美少女じゃなく、美少年とかじゃ……
いや、なんでも疑うのはダメだ。

『愛し子様。クスクス
わたくしは女ですわよ?
幻術など掛けてもおりません。
ただ、歌う事が好きな精霊ですわ。』

「!?心の声が聞こえるのか!
すみません、余りにも美しくて
変に疑ってしまいました。」

『いいえ、愛し子様。クスクス
心の声など聞こえませんわよ?
普通にお話ししておいででしたよ?
美しいと言って頂けて、嬉しいですわ。

愛し子様、聖域に住まわれて居た時から
あなたの存在は知っておりました。
いつかお会い出来る日が来るのを
待っておりました。』

そ、そうなの?
こんな美少女に
会いたかったなんて言われてみろよ!
ご褒美だよ!
女性は苦手だが、
美人は見てるだけで目の保養なんだよ。

残念なのは、小山程のお胸……
そこだけは残念なんだ……

『コホン。愛し子様?
どこを見ているんですの!?
む、胸は成長途中なのですわ!
風精霊を羨ましい等と思っておりませんわ!』

「す、すみません!不躾にジロジロと。
大丈夫、女は胸じゃないから!な!
グレイグ様は、お美しい!
声も、お姿も凛としていて素晴らしい!

それより、何か用でも?
エルフとオスクリタが来ていない……
俺だけ呼んだ理由でも?」

女は胸じゃないよな!
ただ、俺も男だ。
見てしまうのは仕方ないんだ。

『そうでしょうか…
凛としていて、綺麗なんて…
最高の褒め言葉ですわ。

愛し子様をお呼びしましたのは
お会いして、
お話しをしたかったのですわ。
私はここから動けませんの…
ですから、来て頂ける日まで
待っておりました。
是非、歌を聴いて下さいませ。』

「歌ですか!いいですね。
是非聞かせて下さい!」

『では僭越ですが聴いて下さいませ』

ラ~ラララ~♪ラ~ラ~ラ~ララ~♪
ラララ~ララ~~~♪ララ~ラ~ラ~♪
        
『ペコ。ありがとうございました』

パチパチパチ~!ヒュー♪



『ご清聴ありがとうございます。
どうでしたか?
愛し子様の為に心を込めましたの』

「綺麗な歌声でした!
なんか、心がポカポカしています。
淀みが無くなったと言いますか、
モヤモヤが晴れてスッキリした感じです」

多分、魔法使ってんな。
ルーチェとは違う種類の癒し系の魔法。

うんうん、いい歌だった!
で、この後は?
エルフとオスクリタが待ってるから
早く戻りたいんだが?

『クスクス。
愛し子様、本日はお会い出来て
嬉しかったですわ。
闇精霊とエルフの方が
心配でウロウロしておりますの
さあ、お戻りになって?
またお会い出来るのを楽しみにしています』

「グレイグ様、ありがとうございました。
また、来る事があれば是非、
会いましょう。では!」

----------------------------------------------

「よぉ!オスクリタとエルフくん。
待たせたな!」

「…………グレイグ…居たか…無事…心配…」

「ふん。貴様、どこへ行っていた。
いきなり消えるな人間。」

「オスクリタ悪いな心配掛けて。
それと、エルフくん!
俺は人間だけどさ、
〈リョウゴ・アスカ〉って名があんの!
リョウゴ様と呼べ!アハハハ。」

オスクリタ!どさくさに紛れに
抱きついてくんな!
小さかった時ならいいが、
お前、俺よりデカくなってんの!!

痛!痛い、何何!?折れるって!
キブギブ、離せ!力強っ!

「…………リョウゴ…これは罰…」

「精霊様?何をしているのです?
離してあげないと、
顔青くなっていますよ?」オロオロ

「…………死なない…加減…許す…。
肉…狩る…行くよ…リョウゴ…」

「何が加減してんだって!
思いっきり首締まってたわ!ったく!

んじゃ、狩り再開!行くぜ~!」
        ・
        ・
        ・
        ・
こんなもんだろ。
ちょっと大量に狩りすぎたな!

後、コイツ。牛もどき君。
連れて帰って、牧場で育てるんだ~。
それと、羊君ね!

「オスクリタ、エルフくんも!
俺、そろそろ島に帰るよ~!
今日は、まぁ楽しかった!
狩った獲物は、持って帰るな~。
これで、肉食獣達も肉が食える!」

「…………ブイ…楽しかった…喜ぶ…
また行く…バイバイ…」

「ふん。中々有意義な時間だった。
久々に楽しかった。礼を言う人間。
私はこの森に居る、いつでも来い」

「おう!2人共またな~」《転移!》

----------------------------------------------

ただいま!俺の島!
たまに、体を動かすのは気持ちいいな!

よし、牛と羊を牧場まで連れてくか~

……直接牧場に転移すれば良かった……。
ま、まぁこういう事もあるよな!

《転移!目標地点、牧場!》

「何もな~~い!柵しかな~~~い!
建物は後でネット購入する
予定だったからな(笑)
牛男くん達と、メェメェちゃん達は
もうちょっと寝ててよ~」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

《ネット検索、飼育用品!》
1.家畜を飼うための専用獣舍セット。
2.AI飼育員が、懇切丁寧にお世話します。

※セット内容〈ムッカ〉用
ロータリーパーラー
パイプラインミルカー
自動餌給餌器
お世話AI飼育員

※セット内容〈ペコラ〉用
自動餌給餌器
お世話AI飼育員~バリカン装備~

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ロータリーパーラー??
初めて見る形だな。
デカい円形の牛繋ぎって事か?

これもどれも全部AI!
地球の技術は素晴らしいね!
こりゃ便利だわ!購入~

「まず、このパイプラインミルカー?
を、小屋の真ん中に取り付ける……と」

こりゃ、難しいぞ!説明書……
何何、ミルクタンクと繋げる……
ミルクタンク?
絞ったミルクを溜めるタンクか。
…………買うか。

「OK。タンクを所定の位置に置いたし
パイプラインミルカーを取り付ける…

……AI君がやってくれてるのね」

え?キミ起動させてないよね?
何で動いてんの!?
そしてどっから出した、そのツナギは。
長靴と…麦わら帽子…
酪農家のコスプレっすか?

{主サマ、初メまンしデー。
おイラ飼育インAI〈楽農クん〉す。
機械のセっぢは、オマかせナンだな}

「あ、はい。よろしくな。
〈リョウゴ・アスカ〉だ。
楽農くんね。ここは任せてもいいのかい?
じゃあ、頼むわ……」

{主サマ、ムッカは外に放シデくんサイ}

「放牧しとけばいいんだな?了解。
んじゃ、後はよろしく!」


何あのキャラ(笑)
どっかの田舎のおっさんかって!
それにしても濃いキャラ多いよな……
ペコラ用AIもいるんだよな……
手にバリカン持ってたな……
え!追いかけて来ないよね(汗)
怖過ぎるんですけどーーー!!


{人はソレを“フラグ”とイうんダス……}










しおりを挟む
感想 15

あなたにおすすめの小説

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。 飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい? 自重して目立たないようにする? 無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ! お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は? 主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。 (実践出来るかどうかは別だけど)

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
ファンタジー
 毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 連載時、HOT 1位ありがとうございました! その他、多数投稿しています。 こちらもよろしくお願いします! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

【☆完結☆】転生箱庭師は引き籠り人生を送りたい

寿明結未(旧・うどん五段)
ファンタジー
昔やっていたゲームに、大型アップデートで追加されたソレは、小さな箱庭の様だった。 ビーチがあって、畑があって、釣り堀があって、伐採も出来れば採掘も出来る。 ビーチには人が軽く住めるくらいの広さがあって、畑は枯れず、釣りも伐採も発掘もレベルが上がれば上がる程、レアリティの高いものが取れる仕組みだった。 時折、海から流れつくアイテムは、ハズレだったり当たりだったり、クジを引いてる気分で楽しかった。 だから――。 「リディア・マルシャン様のスキルは――箱庭師です」 異世界転生したわたくし、リディアは――そんな箱庭を目指しますわ! ============ 小説家になろうにも上げています。 一気に更新させて頂きました。 中国でコピーされていたので自衛です。 「天安門事件」

【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~

きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。 前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。

【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。

ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。 剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。 しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。 休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう… そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。 ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。 その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。 それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく…… ※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。 ホットランキング最高位2位でした。 カクヨムにも別シナリオで掲載。

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。

千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。 気付いたら、異世界に転生していた。 なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!? 物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です! ※この話は小説家になろう様へも掲載しています

処理中です...