楽園・ゲーム

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第三章 フベルト?

75 その頃フベルト村は大忙し♪2

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「だから!キヨシ様とフベルト様に神託が下ったのです!!さっさと準備なさい!!!」

まったく…村の娘は私のことを行き遅れだと思って馬鹿にするんだから。
あっ♡わたくし、フィラーネと申します♡今年17歳(+51ヶ月)になったアセルマン種族のピッチピチの村娘です♡
私の事をババァとか言ってきた若さだけしか取り柄の無いしょんべん臭い娘はワンパンでっからな?!言葉遣いに気をつけろよ?!?!

フンス!…おっと♡ちょっとだけ心の闇が漏れちゃったかもぉ~♡

とりあえずこれで、喫緊の問題はクリアできるでしょう。昼頃には10人程度の集団が10日ほど生活するのに必要な物資が集まるはずです。
それと物資の代金に関しては、昨日解体したランフォクスの素材を交換に使っても良いとヴォルトーさんがキヨシ様から了承を得ていましたので問題無いでしょう。
って言うか絶対に素材が大量に余るはずですのでそちらをお金に換えておく必要があるかもしれませんが…そこらはヴォルトーさん達に任せておけば良いですね。

そう言えば…最初にキヨシ様の元に慰安と身の回りの世話係として行かされる事になったのをギャスパル様…こいつにはもう様をつけて呼ぶ必要はありませんね。クソギャスパルに指示された時はチャンスだと思ったのよねぇ~♡

だってこの村の男って女より少ないからさぁ?どうしても女ってあぶれてしまうのよね。
だからこれは村の外に出る事ができる最後のチャンスだって思ったの♡
村から出る事ができたら私にも愛する殿方が現れるはずなんです♡なんならキヨシ様とか召喚者なのですから、もし気に入られでもすれば…そこから豪華な愛人生活が待っている訳ですから?もう勝ち組決定なんです♡

だから私、初日に離れに案内する時に頑張って処女っぽく振舞ってみたんだけど…キヨシ様はあまり気に入ってくれなかったみたいだった。
村の男は処女厨がほとんどなんだけどキヨシ様は違うのかしら?
お風呂に案内する時の演技は男なら襲い掛かってしかるべきクオリティーだったと思ったんだけどなぁ…
『お湯に浸かって君の体を隅々まで楽しみたい♡』って言われた時はもう絶対釣れたって思ったんだけどなぁ…
※キヨシはそんな事は言ってません。この子が勝手にそう言われたと恣意的に受け取っただけです♡
あの後の辛そうな演技がすこしだけ遣り過ぎたのかなぁ…あぁっ…才能が有り過ぎるって凡人には理解できない苦しみが私を襲うぅ~♡

そしてキヨシ様をお風呂まで案内した時に『戻っても良いけどどうする?俺は君の体を全て食べ尽くしたいんだけどこの子供達(ニナ様ソフィー様の事ね)が一緒じゃなければだめって言うから4Pになるけどどう?』って聞かれたときに正直迷ったわ♡
※キヨシはそんな事は言ってません。(以下略

けど…私にも夢見る『初体験とはこうだ♡』ってシチュエーションが有るんです♡求めてもらえるのは嬉しいけど…できれば二人っきりで満天の星空を見上げながら獣の様にお互いを求め合いたいのです♡
だからこの状況での初体験は私的にはありえなかったので…少々演技をしてあの場所では絶対に誘われない様にして自分の部屋まで戻ったのですが…やっぱり遣りすぎたのでしょうね。待機し始めてすぐに1回あのお風呂場の上の部屋から呼ばれたのでもしかしたらそこで楽しまれてしまうのかしらぁ~♡って…コホン。求めて下さるのかと思ってウキウキ♡しながら向かったのですが、マルセルが入れ込んでいたお風呂係りの少女の食事を求められてしまいました。

もしかしたらキヨシ様は…マルセルと同じ様に幼女性愛?小児性愛?と言った性癖をお持ちになっておられる異常性癖所持者なのでしょうか?
村の女の間ではマルセルはもう治療不可能と匙を投げられていますが…まぁでもキヨシ様はほら、あれです。召喚者なのですから?
少しぐらいの年齢の差はフベルト様同様気になさらないのではないかと思うのですけど…?
召喚される方達と言うのは話に聞く限りにおいては200年とか300年って寿命を持っている人達ばかりなので、そんな歳月の流れの中では私とお風呂係りだった…ジェシカちゃんでしたか?彼女との年齢差なんて有って無い様なモノなのです♡
そう、高だか私とジェシカちゃんの年齢差は17年+51ヶ月から10年を引いたら…えーっと…あぁ、そうか、17から10引いたら良いだけでしたね♡7歳と51ヶ月なだけです♡ジェシカちゃんと私の年齢差は倍まで無い(?)のですからまったく問題無いでしょう♪

だから…キヨシ様?わたくし…上半身の裸を初めて殿方にお見せしたんですから…絶対に娶っていただきますからね?

さてととりあえずキヨシ様とニナ様ソフィー様…とりあえずジェシカちゃんの準備までは私とタマーラちゃんで対処しなければならないでしょうね。
…キヨシ様とマルセルはもう候補地の選定に行ってしまわれたのですね…だとすれば…
「ニナ様、ソフィー様、もし良ければですが、今から共に移住する予定のヴォルトーさんとユージアさんの奥さんと顔合わせをしておきませんか?これから長い付き合いになるはずですので、お互い心証を良くする為にもどうでしょう?」
「あっ…その…私良く分からないのでフィラーネさんがした方が良いと思う事をなさって下さい。」
「それってやっぱり私も行っておいた方が良いかな?」
ニナ様は年上の人に対する心構えが出来ている様ですが、ソフィー様は何かこう…唯我独尊って感じでしょうか?
なんとなくですが経験者の上から目線的な態度をほのかに感じます。
これって私が処女だから被害妄想的に感じているって訳では無いですよね?

それにしても昨日の朝お二人の使われた部屋を清掃した時のあの生々しい状況は…思い出すだけで下半身が疼いてしまう様なあり様でした。
それにしても…どうやったらあんなに濃い性臭を充満させられるのでしょうか?
もしかしたら私もキヨシ様に求められたら…あんな部屋になるまでこの無垢な体を食べ尽くされてしまうのでしょうかぁ~♡

やぁ~~~ん♡♡♡



おっと、ジュルッ♡…コホン。

変な感じに見られてませんよね?大丈夫ですよね?
「そうですねぇ…ソフィー様が今後どの様に女社会に関わって行くかに寄るのではないかと思うのですが…」
ちなみに、これから新しく作られる村ではニナ様とソフィー様が中心になって女社会が形成されていく事になります。

…キヨシ様の対応を見る限りでは…ニナ様が正妻かしら?
そしてソフィー様が愛人筆頭?

その為にも女にしか分からない事やしきたり等も色々あるので出来るならば早い内から顔合わせをしておいた方が良いとは思いますが、こればかりはその方の考え次第となりますので押し付ける事は出来ません。
今の所私に出来るのは提案と聞かれた時にどの様な状況が有り得るかを説明する程度でしょう。
「そう…じゃぁニナだけ行かせたら泣いて帰ってきそうだから一緒に行くわ。」
「私は泣いたりしないってば!もうっ!!」
ニナ様がソフィー様に言い寄ってますが本気で怒ってる訳では無さそうですね。
なかなかにほほえましい関係のご様子です。

とりあえず2人のこれからやる事は決まったとして…
「ジェシカちゃんの事はタマーラに任せても良いですか?彼女の事と一緒にキヨシ様達…全員の生活に必要な物もある程度この村から持ち出す事になってますのでその準備もお願いしたいのですが出来ますか?」
「はい、かしこまりました。ジェシカちゃん、一緒に行きましょう。」
「はい。」
タマーラちゃんとジェシカちゃんが一緒に歩いて行きました。
…こうして後姿を見ると姉妹のようですね。さすが同じ先住種族だけあります。

「さてと、マリナさんの家に行く前にユージアさんの所に寄ってサリーナさんを呼びましょう。こちらへどうぞ。」
「「はーい♪」」
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