楽園・ゲーム

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第四章 死んだ原因?

103 時間を繰り返す2/4

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…とりあえず水周りのカメラの位置は完全に記憶できたと思う。
これで明日つかさちゃんとドエロい行為をしても俺の自尊心を完全に守れるはずだ♡

それにしても…霧生きりゅうさんは何をしているのだろうか?
「なぁ霧生さん、これは…もう映像を消せたのか?」
何か色々映像を表示したり消したりを繰り返している様に見えるが、イマイチ何をしようとしているのかが分からない。
「今あなたの映像を探している所なんですけど…これどこに保存されてるのか…ちょっと…」
どうも霧生さんの操作をしているのを見ている感じでは、なんとなくだが、映像データ自体はカメラのナンバー毎にファイリングされてあるらしく、さらにその中に1時間毎にその下階層にフォルダーが作られて収納さている様に見える。
ただ、彼女にはインターホンのカメラ映像がどこに残っているのかが探せない様だ。
「この場所は隣の部屋のカメラの映像が残されている場所の様です。もしかしたらもう少し上の階層に戻って見直さないと見つけられないかもしれませんね。」

たぶんインターフォンの映像はパブリックエリアにあるマンションの管理用映像に分類されるはずなので、個人的に設置したカメラの映像データとは扱う為の権限自体が違う可能性がある。
一応今目の前のモニター画面内にある映像を選ぶフォルダーを表示してある所には、カメラのナンバーは羅列されていて選べるみたいだが、それ以外を選べる様な場所が見当たらない。

「えっ?でも…確か黒田くろださんはここのパソコンで確認していたはずですけど…?」
同じパソコンからであれば誰でも操作できるって話ではないのだが…どうも霧生さんはパソコンのデータサーバなどの扱いに関する部分の知識が無いみたいだな。

でも、この建物のセキュリティーに関係する場所に入り込める黒田って…もしかして本当にこのマンションの管理者なのだろうか?

「今このパソコンを起動する為に使ったIDはどれですか?」
「この付箋に書いてあるのがIDとパスワードです。」
霧生さんがパソコンのモニターの縁に張ってある付箋の一つを指差して教えてくれた。
霧生さん…って言うか黒田もなにしてんだ?

こんなパソコンのモニターにIDとパスワードを書いて残すとかパソコン初心者の重役さんレベルの管理能力なのか??
なんとなく気になって他の付箋にも目をチラッと向けてみたのだが、どこかのサイトらしき名前とID&パスが結構な数貼ってあった。
そして…そんな付箋の中に幾つか俺が知ってる名称が書いてあった。
何かのテレビ番組で見た事のあるデリヘルだとか、有名なソープ系のお店らしき名前とか、他にもヘルスっぽい名称の名前が書いてある付箋も…黒田はいつもここで何をしてるんだ???

とりあえず書いてあるIDとパスワードを見る限りではAdministrator権限でパソコンを使っているので、ここで問題になるのは建物のセキュリティー側に入り込む為に設定してあるIDとパスなんだが…
「霧生さん、このアプリケーションを使う時に黒田から教えられたIDとパスワードは一つだけですか?」
「えぇ、私が使っていいと言われたのはこれを開いて…映像を見る様にって…あぁ、この番号です。」
霧生さんそう言ってパソコンのデスクトップに置いてあるテキストファイルを開いて見せてくれた。

ファイル名が『ID.txt』…こいつらマジで怖いわぁ…パソコンのデスクトップにアプリケーションのIDとパスワード書いて置いとくか?

とりあえず霧生さんの開いてくれたテキストファイルの中には、建物のセキュリティー内を弄る事のできるIDとパスワードと、たぶん霧生さんが隣の部屋のカメラ映像を見るために使えるIDとパスワードが書いてあった。

これたぶん黒田もコレ見ながら打ち込んでたりしてるんだろうなぁ…

ひとまず監視カメラの操作アプリケーションを一度消して立ち上げ直すと最初にIDとパスワードを入力する場所が表示された。
「さっき霧生さんがこれを起動させた時に入力したのはこっちのIDとパスワードだったんですよね?」
「はい、私はこっちを使う様に言われてましたので。」
霧生さんが指で示した上のIDが『kiryuu-user』だったので今度は『supervisor-k』の方を使ってみた。
たぶんだが、『supervisor』には管理者だとか監督みたいな意味があったはずなので、こちらのIDであればたぶんマンションのセキュリティーカメラの操作とか閲覧とかが出来るはず。
それにしても…黒田ってもしかしたらあのマンガの愛読者だったりしたのだろうか?

とりあえず席を替わってもらって書いてあったIDとパスワードを入力するとアプリケーションが起動してさっきまでと同じ様にモニターが個々に4分割されて表示され、つかさちゃんが映っている映像が表示された。
目の前のモニターには1/4になった画面の1ヶ所に階層構造で表示された部分があり、さっきまでは存在しなかった『ビル概観定点監視カメラ映像』と『内部監視カメラ映像』という名称の付いたフォルダーが表示されていた。
「たぶんこれですね。」
俺は霧生さんにモニターに映っているフォルダーを指で指示して『内部監視カメラ映像』を表示してもらった。
アプリケーション自体の操作が俺にはちょっとばかり分かりづらい物だったので、俺が椅子に座ったままの状態で隣に椅子を持って来て座った霧生さんに操作をしてもらっていた。

とりあえず俺がエントランスに到着した頃の時間帯に撮影されたらしき映像を順次開いて確認していたのだが…

「「あっ…」」
今、俺と霧生さんと…あぁ、三園みそのさんも見てたのね。3人の目の前のモニターにはどこかの…非常階段の近くの廊下でなにやら乳繰り合っている霧生さんと三園さんの映像が映っていて…
『あんっ…しのぶっ…可愛いわっ♡』
「ちょっ?!なんでこんなのが?!」
「霧生さんそんな事は今は良いから速く消して!」
『そんな…萌歌もえかさん…あっ…だめっ…ハァハァ♡』
「でもこれ…消えないのよぉ!!どうやったら消せるのよぉ~~!!いつもはコレで消えてたのにぃ~!!!!」
霧生さんが焦って色々マウスとかキーボードを使って操作しているけど止まらない♡

佐藤さとうさんあっち行ってて!早く!!」
『そんな事を言ってもここはこんなに…エッチね忍って♡』
『でもこれはこんなのを着けろって言った萌歌さんのせいで…イヤ~ン♡』
俺は部屋から萌歌さんって名前らしき三園さんに押し出されて部屋のドアを閉められてしまった。

そっと耳をドアに近づけると…
『やぁ~~ん♡忍…ハァハァ♡もれちゃうぅ~♡』だとか『そんな事を言ってもこうされたかったんでしょ?何年こうして遊んであげてると思ってるの?フフフッ♡ほらっ♡』って感じの声だとか、『アヒン♡』『ジョボボボボボボ…』みたいな音が聞こえて来るのだが…

もうさぁ、主従の関係が反対だったって事だけでもそこそこ前かがみ状態になっていたっていうのに、こんなエロ音声を聞かされたりしたらさぁ…♡

今がスーツを着ていても問題の無い季節でホントに助かったよ♡
これがもし夏場だったりしたら俺はもうさぁ♡
トイレかどこかに1回行かないと彼女達の前に姿を出せなかったはずだ♡
…っていうかさっきから同じ音声が何度も繰り返されている様な気がするんだけど…あの2人本当に何してるの?

ドアに聞き耳を立てつつ彼女達が焦りながら映像を止めようとしているライブの声を聞いていた俺なんだが…
10分ほど2人の音声が繰り返されて、そろそろ最高潮な状態発射完了状態♡から何度も同じ音声を聞いてさすがに飽きが来てくれた事で、自身の下半身君がなんとか荒ブリュー形態からノーマル形態に治まってくれそうな感じがなんとか見えそうになってきた頃になり、ドアが開いてさっきまで聞き耳を立てなければクリアに聞こえなかった音声が大音声ではっきりと聞こえてきた。

『やぁ~~ん♡忍…ハァハァ♡もれちゃうぅ~♡』
「その…佐藤さん…実はですねぇ…」
助演女優さんが少しだけ恥ずかしそうな顔で出てきて俺に向かって話しかけてきた。

「あっ、ハイ。」
俺…こんな状況ってまったく想定してなかったので、さすがに面と向かって声をかけられるのは正直困るのだが…
『そんな事を言ってもこうされたかったんでしょ?何年こうして遊んで…』
「とりあえず…この映像を止める方法を探すのを手伝ってもらえません…か?」
三園さんもこんな事を何度もさせてきてるような言い方をしてるのを聞かれてるのだから、相当恥ずかしいんだろうなぁ…♡

『アヒン♡』『ジョボボボボボボ…』
…もしかして出てくるのにタイミングを計ってきたのか?とても良い感じに霧生さんが漏らす音が聞こえてきたぞ?

そうとしか思えないタイミングで霧生さんがけっこうな量のおもらしをしてしまった音が聞こえてきた室内に俺は通された。
そして恥ずかしさで死ねるならとうの昔に死んでそうなぐらいに真っ赤な顔になって顔を上げられなくなっている主演女優さんが席を替わってくれたので、椅子に座りモニターを見るとどこにも影像を止めるアイコンなどが見当たらない。

とりあえず俺が調べるのにもそこそこ大きな音で聞こえてくる音声がいろんな意味で邪魔になりそうだったので、パソコンからスピーカーに延びているオーディオケーブルの端子を物理的に外してミュート状態にして消したら、映像だけが表示されているとても静かな状態になった。
主演と助演の女性2人と一緒の部屋で2人が楽しそうに遊んでいる映像と音声を楽しむとか思った以上に気まずかったです…ハイ♡

「コホン…その…さっきまで普通に映像を次に移動させてましたよね?それはどうやっていたのですか?」
もしかしたらこの状態って何かの拷問だったりするのだろうか?
拷問を受けているのは俺と主演女優さんかな?
一応音だけは消えているが、映像はフォルダーの映っている正面のモニターの4分割された右下にずっとリピート表示されているので、それを視界に入れてしまうとどうしてもその…俺の頭の中ではさっきまで繰り返し聞こえてきていた音声と音がよりリアルな感じに再生されてしまう訳で…♡
しかも三園さんって霧生さんのスカートの中に手を入れてすごい勢いで動かしてるから本来であればマイクが拾えてないはずの卑猥な音まで頭の中で想像できてしまいそうでさぁ~♡

「その…さっきまではそちらのテンキーで消せていましたが…急に消せなくなってしまって…」
霧生さんが蚊の鳴く様な声で答えてくれた。
「マウスでは扱えない…みたいですね。」
とりあえず画面内のUIを確認した感じだと画面表示自体が全画面で設定されているらしくどこにも×マークとかが表示されてない。
そしてフォルダーが表示されている辺りに『1:次の映像に移動』『2:繰り返しOn/Off』『3:前の映像に移動』『4:再生終了』『0:消去』と書いてあるが、キーボードのテンキーを押しても反応が無い。
フォルダー側の日付-時間の付いた名称の所をクリックすると色が反転するのでたぶんクリックした順にエントリーされている様な気がする。
専用のアプリケーションを作らせたりすると説明書を見ないとわからない部分がけっこうあるので出来るならば汎用ソフトを使う方が良いのだが…
専用ソフトのめんどくささを思いつつ問題点を考えていた俺だが、視界の中に小さな違和感を覚えた。

そう言えば…キーボードってランプが点いてるよな?

今パソコンのキーボードを見ていて違和感が感じられた気がしたのだが…なんとなく『Num Lock』ボタンを押してみたのだがまったく反応が無い。
…もしかしたら?

キーボードから伸びている線をゆっくり引っ張ってみたらテーブルのモニターの後ろの辺りからUSB端子が特に何かに引っかかる事無くずるずると出てきた。

「なるほど、これが外れていたからキーボードが反応しなかった訳か。」
とりあえず俺は机の下に入り込んで机の上から下ろしたUSB端子をパソコンに繋げてみたら簡単に映像を止める事が出来た。

たぶん霧生さんが焦って消そうとした時に繰り返しのボタンを押したか最初から繰り返し設定になっていたのだろう。
どの段階でUSB端子が外れていたのかは定かではないが、たぶん自分の方にキーボードを引っ張った時にUSB端子が外れて操作が出来なくなったのだろうな。

その後、とりあえず俺のインターホンに映っていた映像に関しては無事消去できたので、俺としてはこのまま彼女達と別れて帰っても良いはずなのだが、どうもそのまま返してもらえそうに無い空気を感じる。

「そのぉ…佐藤さん?もし良ければですが…というかぜひ、家に来ていただいてお話をさせていただきたいのですけど…どうでしょうか?」
俺に体を密着させてきている霧生さんと三園さんだが…もしかしなくても。今からその様な接待が始まると考えてもいいのかな?
口を封じる為の性的な接待みたいな?

とりあえず彼女達がこの建物に居た事を知られたくない理由も判明した事だし、スッキリとした気分で楽しませてもらうとしようかなっ♡
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