楽園・ゲーム

第五章 追跡？

135 俺って死んでないの？3/6

私がアイヴァーン様に起動させられたのが確か、地球の西暦で言う2078年の7月だそうです。
それと地球で戦争が起きて地上に生物が居なくなったのが、アイヴァーン様が最終的に生活していた場所にあった局所的ネットワークに残っていた情報によると、2022年の東アジアで言う旧正月中の事だそうです。

戦争の経緯に関しては私が起動された場所では確認できなかったのですが、先程の話の物語の中身を信じるのであれば、どうも東アジアに存在する統一国家から打ち込まれたミサイルだったそうです。
一発のミサイルが発射されて連鎖的に大国同士が報復射撃を繰り返した結果、地上と広域ネットワークの全てが完全に破壊されてしまったそうです。

そして…そんな状況下でアイヴァーン様のご両親になるお方を含む男女5名ほどが地下に篭りなんとか生き延びていたそうなのですが、いくら備蓄があったとしても十年以上の時間が経ってしまったおかげで地下での生活が困難になってきたそうです。
そしてそのまま飢えて死ぬぐらいならば、『せめて最後に女と一発してから死にたい！』とあぶれていた男の3人が言い出した事で、シェルター内は一時期とても危険な状態になったそうです。
そして、1人の死者を出した事で揉め事が収束した結果、彼らは地上に出る事になったそうです。
元々食料なども底を尽きはじめていたのとその揉め事の最中にシェルターが一部破損してしまったそうで、出るしかない状態になっていたようですが。

アイヴァーン様のご両親と生き残った者達が篭っていた地下シェルターの中から這い出してみたところ、その地域の地上は特に破壊の後が無かったそうです。さすがに長年放置されていた事で経年劣化の結果崩落していた建物や道に放置されていた車などの有機物に関しては完全に朽ちていたそうですがね。
そして…彼らが外に出て街を隈なく確認してみた結果、その街には人の姿はまったく無かったそうです。
実際には人が見当たらなかったと言うよりも、動物が居なかったと言った方が正解でしょうか。
哺乳類や爬虫類などを除いた、昆虫や水生生物辺りはそこら中で確認できたそうですが。

そして彼らはその街を後にして長い旅を続けたそうです。
陸路を歩いて移動して途中軍事施設などからまだ使える車などを調達しつつ旅は続いたそうです。
その後、海岸沿いまで移動した後、海を渡って違う大陸に移動して旅が7年程度続いた頃にやっと楽園を探し出したそうです。

ただ…ここで言う楽園と言う言葉の意味は人によってはまったく違う意味を持っていたのではないかと思いますがね。

その場所には数人の男性とその男とペアになった獣の特徴を持った生物の様な物体…まぁ…ラブドールが生活していたそうです。
そしてアイヴァーン様のご両親一行はその場所に腰を据えて生活する事になったそうで、その後もう一回生身の女性を巡って諍いが発生したそうですが、何とかアイヴァーン様のご両親は生き延びて、アイヴァーン様を生み育てる事が出来たそうです。

あぁ、そうそう、彼らがたどり着いた頃に活動していたラブドールは今の私ほどのクオリティーは無かったそうですが、そこで生活していた男達の執念と言うか妄執とでも言ったほうが良いほどの熱意が最終的に私を誕生させたそうです。

やっぱり生身の女性が1人居るだけで人とは一気にやる気を出すようですねっ♡

だから最初にお会いした時…あの崩落現場でお会いした時の話ですが…あの時に自己紹介した会社名とシリアルコードは私を作り上げた方達が勝手に設定していた名称でして…実際にはその様な会社はその頃もう存在してなかったのですね。
そうそう、それと私の脳内に存在する言語能力と蒐集された物語に関しては私を作り上げた方達が各自で保存していた情報を全てつぎ込んでくれたそうです。

「これで一応あの時受け取った伝言にあった指令は達成しました。私が清きよし様に再度お会いした時にやらなければならない事はもうありませんが…そう言えば清様も何か私に聞きたい事があったのですよね？」
一応俺があの時話を誘導していた事に気付いていたらしいココちゃんがアイヴァーンの出生秘話と自分の誕生の経緯を語り終わって聞いてきた。

一応俺が聞きたかった事はこの場所で心話が繋がらない理由をココちゃんは知ってるんじゃないかって思ってたので聞きたかっただけなのだが、それ以上にけっこうな情報を放り込まれてしまったのでそっちは今現在そこまで必要と思えなくなっていた。

「そうだなぁ…俺が聞きたかった事はそのうちまた聞くとして、今聞かせてもらった話は…どの程度の信憑性があるのかが気になる所ではあるが…ちなみにココちゃんはその生活していた場所の外には出た事ってあったの？」
チンポがココちゃんのおまんこに根元まで入った状態で俺の上でココちゃんがぐりんぐりん腰を動かしつつ気持ち良さそうな顔で見下ろしていたので、とりあえず先程語られた情報の確度の確認をしてみる事にした。
「一応私が作られた場所は物流倉庫のハブ港の様な場所から少し離れた場所でしたので、週に1回程度は外に出て物資の回収をしていました。ちなみに私が作られる5年程度前にあの汎用作業ツールのマスター君が作られていたので彼に乗って…彼に乗ったアイヴァーン様に乗って♡一緒に食料調達とかしてました♡」
なるほどね…その繰り返していた行為の途中で彼は気持ちよくなった拍子に文字通り逝ったと…
あっそうか、あのコンテナも一緒にこっちの世界に来ていたって事は、ココちゃんを自分に乗せてバギー形態のマスター君に乗ったアイヴァーン君はあのコンテナにそれこそ文字通り発射と同時に突っ込んでしまったって感じで死んだ…のか？

「そう言えばアイヴァーンさんが死んだ時って両親とかはまだ健在だったの？」
さすがに自分の子のそんな死に様を見せられていたとしたら…ご両親の心境は…
「いえ、アイヴァーン様がお亡くなりになった時…まぁ私もその時に一緒に壊れていると思うのですけど、その時にはもう皆死んでいました。」
そう言えば人とか野生生物が死に絶えていたって話だったか…たぶん核爆弾が大量に使われたせいで生物が死滅していた筈だから、長い時間外の世界を旅していた人達もそんなに長生き出来なかったって事か…

「ちなみにアイヴァーン様は確か30歳ぐらいでお亡くなりになりましたが、他の生存者の方達は全員が50歳以上までは生きていたみたいですよ？」
…思ったよりも長生きしてるのか？

「そうか…まぁ大体の話は理解したが…なぁココちゃん。どう思う？」
「どうとは何がでしょうか？」
俺の上でＭ字開脚状態で俺に結合部を見せつける様に腰を持ち上げつつ出し入れを繰り返しながら首をかしげて聞き返してきたココちゃん。
「あぁ、悪い。考えていた事をそのまま聞いてた。あーそうだな、ココちゃんの2番目のご主人様のキヨシの目的の事を聞きたかったんだ。」
「あぁ、それでどう思うって聞かれたのですね…ん～あんっ♡んっ♡んっ♡んっ♡んっ♡ちょっと清様、もう少し加減をお願いしますってば♡ここほら…清様のおちんちんの形が浮き出てしまってるではありませんか♡こんな事生身の女性にしてしまったら子供を生めない体になってしまいますよ？まったくっ♡」
自分のへその少し上の辺り、みぞおちを押し上げる様に体の内側から押し上げられている部分をいとおしそうに撫でつつ小さく声を漏らしながら考えてるココちゃんだが…この辺りに入り込むのに1回こう…ヌコッ♡って何かに押し入った感覚があったので、ココちゃんが撫でている辺りって子宮の上の辺りなんだろうけど…子宮姦…征服感って言うのかな？…たまら～ん♡

俺が小さな体を犯しつくす勢いでココちゃんの腰を両手で掴んで騎乗位で乗ってる体にチンポを突き込んでいたらココちゃんが何かに気付いた感じに俺を見てきた。
「そう言えば…あの3件の伝言ですけど、んっ♡あれがもう1人のキヨシ様の目的に関係しているのではありませんか？あんっ♡」
「んっ？あぁ…メルの事ともう1人の俺があっちの世界から戻ってこれなかったって話か…」
あれっ？でも…そのキヨシはどうやって自分が戻れなくなる事を知ったんだ？そもそもあのメッセージをそのキヨシが残したのは、この世界から元の世界に戻る前だよな…
もしかしたら、ココちゃんの言ってた物語の中にその物語を自分が書いたって確証が持てるほどの何かがあったのか？それ以外に自分がこの楽園エデンゲーム内に戻れない事を知る術は…それこそ未来予知とか超能力的な能力がなければ無理…？
「なぁココちゃん、そのキヨシって奴は何か特殊な能力みたいなのを使える奴だった？」
「いいえ、特にその様な素振りは無かったはずですよ？んっ♡」
って事は…今の俺にはそのキヨシの能力に関する辺りを確認する術が無いか…やっぱり今すぐに確認出来るのは、その物語ぐらいだな。

もし文字が読める様ならアイヴァーンの後でこの場所に来たキヨシの事を確認したら良い…って待て…俺はあの書庫では日本語を1回も見て無い…って事は俺の前にこの世界に来ているキヨシのやった事は無かった事になってる？

この辺りの確認は慎重にやる必要があるな…何にしても、その物語を確認しなければどこまでこの話が信じて良いかの判断が出来ないな…よっし♡

その後もう少しの間俺はココちゃんと子宮姦を楽しんでから村に戻った。