私の娘という少女

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57 夏休みが終わって…

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夜の奉納舞は昼のそれと違い舞台の四隅に置いてある1mぐらいの盆提灯に照らされているだけで周囲の観覧席に明かりが一切無い事から前日見せてもらった練習の時を越える神秘性を感じさせる物だった。

そして私は今回特等席で見させてもらってる。

私の右には県議会議員の人。
私の左には市議会議員の人。
その左右にはこの集落の顔役などを務めるような人々…

いわゆる貴賓席。

真琴まことさんのお父さんと叔父さんにあたる人が、夜の奉納舞を始める前に控え室まで顔を出したんだが、私を囲むように3人の巫女がとても楽しそうに話をしていたのを目撃して、私の事を誰何してきたのだが、真琴さんが説明に困ってひねり出したいい訳が、『今回の奉納舞の成功の裏の立役者』だった。その言葉に勘違いした親族が勝手に席を用意してしまったらしい。

おかげで私だけ特に名札の様な物を置いてないけどすごく丁重に扱われてる人になってしまった。
貴賓席の近くに座る親族や地域の老人達が近くの人と顔を寄せて何やら話をしてるのがとても良く見える。

皆も気になるんだろうな。
だって巫女の3人が何度もチラチラと私の方を見るから。
その度に私も笑顔を返すのだが、それを見てるおっちゃん連中の顔は段々険しくなっていく。

正直とても居心地が悪かった。
出来れば少し離れた所で固まって見てた眞子まこや、秋穂あきほ達と一緒に見たかった。

奉納舞も終わり巫女の姿のまま櫓の様な物に乗って集落の中を回ってやっと3人は開放された。

控え室から各々の私服に着替えて出てくる3人を出迎える。
「お疲れ様。3人共とても綺麗だったよ。」
「ははっ♪こっちから見えてたあきらさんはすごく緊張してたのが判ったよ。」
「確かに緊張してたね~思わず噴きそうになったじゃんか♪」

百恵ももえちゃんは一回私に抱きついてそのまま近くで待ってた日菜華ひなかちゃんと莉華子りかこちゃんの所に走って行って撮ってもらってた写真などを早速見始めた。

「明さんもお疲れ様です。私変じゃなかったかしら?」
明日香あすかは一番年長の巫女役だったはずなんだが、口調などから真琴さんとなんとなく同年代に感じる。
「とても魅力的だったよ。」
そう言って抱きしめるとやっと日常に戻ったのを実感出来たのかいつもの明日香の笑顔が見れた。

「そういえばこの後懇親会みたいなのがあるんけどどうする?あ、一応巫女は参加は確定ね。」
「さすがにこの人数で押しかける訳には行かないだろ。巫女の3人で行っておいで。」
私の答えに3人集まって何やら相談を始めたが…?

ん?眞子と秋穂も呼ばれた??
何だ?高校1年生の3人と京香きょうか夏輝なつきちゃんも??

「なぁクララ君?私と君だけ除け者の様なんだが…」
「ソウデスカ?私ちょっとダケ迷ってるデスからちょうどイイかもですが…」
「もしかして日菜華ちゃんと夏輝ちゃんの事か?」
「ハイ。気持ちは夏輝チャンですガ…ヒナカちゃんも放置は出来ないデスね。」
「クララ君はかなり開放的な性を楽しんでる気がしたがけっこう古風な価値観を持ってるのか?」
「子供出来ないナラ楽しむですガ…」
「あぁ眞子とか秋穂か?」
「マァそんなカンジデスね。でも彼女達すごくコフーデスね。絶対前はしないデス、ワタシとも。」
眞子も秋穂もそこらはしっかりとした価値観を持ってたみたいだな。
問題なのは私の方か…

「まぁクララ君がこっちに来ることもそんなに無いだろう?何かあったら眞子か秋穂から連絡が行くかもしれないがそこはその時に対処するしか無いだろ。」
その後もクララ君ずっと悩んでたみたいだった。
それにしても日菜華ちゃんはクララ君をどうやって襲ったんだろうか…ちょっとだけ気になるな。

クララ君と二人で話をしてたら女性陣の話し合いも終わったらしい。
3人の巫女役だった子達が揃って私に近づいてきた。

「明さん。また来年来てね。気持ちイイ事しようね♡」
百恵ちゃんがそう言って軽いキスをしてくれた。

「私は暇になったら車で遊びに行くけんね~その時またあいてしてーね~♡」
真琴さんもキスしてくれた。

「私はそろそろ赤ちゃん出来てもいい頃だからほどほどにお願いネッ♡」
明日香もキスしてくれた。

たぶん私の運はこの時使い果たしたんじゃないかと思った。
とても魅力的な女性とこうして知り合えたのだから。

その後各々解散して私達はおばあちゃんの家に戻り最後の夜を過ごした。


こうして明日香のおばあちゃんの家に来てからの一連の騒動が終わった。


そして3日ぶりに我が家に戻ってきて盆休みも終わり京香達の学校も再開した頃に小春こはる美春みはるさんが海外から戻ってきた。

「そっちはなかなかすごい休みを楽しんできたみたいね。それで?明さんはその3人も囲う気なの?」
美春さんがいつもの様にTバックの黒い下着だけの姿でシャワーで少し湿った髪をタオルで水気を取りながらビール片手に聞いてきた。

時間はAM0:50

さすがにみんな寝てる。私はさっきまで美春さんの相手をしてたので一緒にシャワーを浴びたので少し付き合ってるのだが…
相変わらずすごい体だよな。海外に行って更に育てて帰って来たんじゃないか?
「囲うとか変な言い方はよしてくれ。彼女達との関係は今回限りのはずだ。わざわざ呼んだりとかしないから。」
「あら、そうなの?でも…」
何かあったのかな?少し考えだした美春さん。

「どうした?何か問題でもあったのか?」
少し迷った風だったが、答えてくれた。
「一応一人目がここに居るかもしれないんだ。生理が半月遅れてる。」
「えっ?…そんな短い期間で判る物なのか?」
「私の体はしっかり管理されてるから生理不順なんて今までほとんど無かったんだ。遅れても1日~2日だから2週間も遅れるって言うのはほぼ間違い無いって考えてるんだけど…」
「まだ医者には行ってないの?」
「あぁ、だから言うかどうかを迷ったんだ。」
「そうか…私の最初のあかちゃんって事か…」
こうやってかもしれないって状態でもそこに居るかもって話になるとすごく保護欲を刺激されるな…
「まぁそんな顔をするだろうと思ったんだ。だから私は一回この家を出ようかと思ってな。」
「ん?それはなぜ?」
「明日香が居づらいだろ?」
そういえばそうか…契約したとは言いつつも、正妻がまだあかちゃん出来ないのに先にって言うのは人間関係に変な影を作る可能性が有るって事だな。

「なるほど…それで?住む所の宛とか有るのか?」
「一応仕事柄使える知り合いは多いのでな。だから小春を一応何かあった時の為に連れて行こうかと思ってたんだ。そうしたら2ヶ所とあの別館の応接室が余るだろ?だから囲えるかと思ってな、ふふっ」
ビールを飲みながらそんな事を言い出した。

二人も急に居なくなると私の心にけっこう大きな隙間風が吹く気がするな…
「判った。何にしても報告を楽しみにしてるよ。」
そう言ってキスをして各々の部屋に戻って休んだ。
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