上 下
44 / 58
第4章 悪魔の勢力

10 大学に行ってみよう♪

しおりを挟む
俺と陽菜さんと美咲さんと祥子と緑は秋の連休の日、一緒に新幹線を使って東京のとあるホテルまで来た。
ちなみに凜はお留守番。

「なぁ緑、ここって本当に合ってるのか?」
俺が今見上げてるのは皇居のすぐそばに建ってるなんかこう…ドスン!って感じの白いビル。
「ナビで見る限りではパルテ〇ンホテル東京って書いてあるので間違いないはずですよ。平田が予約してくれてるホテルです」
緑の持つスマホのナビ画面には目的地のマークが目の前の建物に刺さる感じに表示されているのが見えた。
「なるほど…ここに全員で泊まるのか…」
「一応私は別の部屋のベッドで寝る事になるのですけど、皆さんは好きな部屋で寝てください、確か予約してるのがベッドルームが3部屋あるスイートルームなので一応リビングとかに簡易ベットでも出してもらえば5人別々にも寝れますけど…」
緑が陽菜と美咲を見ながら説明してるが2人はホテルの入り口に走って行って写真を撮りまくってる。
「緑は平田さんとの約束があるんでしょ?」
「そうなの。だから私は博之様とは一緒に寝れないんですけど…」

実は緑、いつまでなのかは分からないけど何か特別な日までは誰ともセックスしないって平田さんと約束してるらしい。
でもお尻は使い放題って話を聞いていて…実は俺、まだアナルセックスってした事がなくってさぁ…どうにも緑がこう…『アナル入れてみないか?』的な顔でたまに見てくるんだけど、その要請に応える事が出来てないんだ。
5月頃から祥子とセックスする様になって緑も祥子と何か色々話をしてるみたいで度々そんな雰囲気にはなるんだけど…

すまん、緑。俺はどっちかと言えば最初は普通にセックスしたい派なんだ。
「冒険心を忘れてしまった俺を許してくれ」
「何の話ですか?」
「博之…また?」
あっ…また独り言が漏れてたらしい。緑と祥子が変な奴を見る様な顔で俺を見てる。

「まぁ気にしないで。たまに発作が出る様なものとでも思っていてくれればいいよ」
「そうなのですか?」
「博之ってけっこう独り言が増えてきてるけど本当に大丈夫?もしあれなら一回病院に行ってみる?」
「病院にはもう一生涯分行ったから行きたくない。それより早くチェックインしてゆっくりしよう」
「えー色々見て回ろうよ~一応お小遣いとお土産リストもあるんだからさぁ」
「それは緑と行っておいでよ。俺はいいから」
ホテルの入り口に向かって歩いて行くと陽菜さんと美咲さんに全員が捕まって記念写真を撮りまくられた。

「そして俺はこんな感じに引っ張りまわされると…」
俺の両手には買い物袋が3個づつぶら下がり美咲さんがもう2個ほど袋を持ってどうやって持たせたらいいか悩んでる。
「脇に挟んだら大丈夫かしら?」
「君らは自分で持つって概念はないのか?」

ちなみにここは浅草。

「なぁ、なんで最初が浅草なの?」
美咲さんは俺に紙袋をなんとか持たせてまた買い物に行ったので、俺の傍でキョロキョロしていた祥子と一緒に食べる間だけ座って良さそうな場所を見つけて、フランクフルトの棒に刺さったコロッケみたいなのを食べながら買い物してる3人を眺めてる。

「なんか緑は知り合いに頼まれたとか言ってたよ。あと美咲さんはおじいちゃんとおばあちゃんに喜んでもらえるものを買って帰るとかって言ってた。陽菜さんは…もしかしたら映画の影響?」
「そう言えば陽菜さん最近男はつらいなぁシリーズの邦画をよく一人で見てたなぁ…何かに目覚めたのかなぁ」
「男はつらいなぁシリーズの何に目覚めるのかよく分からないけど浅草の食べ物は私の好きな感じ♪」

「そう言えば祥子って美咲さんとはけっこう仲いいんだな」
新幹線でもけっこう話してたからちょっと意外だった。
「そんなに意外だった?」
「面と向かって聞き返されたらそこまででも無いか?とか思うけど、でもあの2人って一緒に居たらどっちかというと陽菜さんが表に出る感じだったから祥子とかが話すならなんとなく陽菜さんってイメージがあったんだ」
「あー確かにあの2人はそんな感じだよね。私が美咲さんと仲が良いのはけっこう似た様な事をされて来てたからかな?だから一緒に桐生さんに呼ばれる事とか結構あったから…」
そう言えば美咲さんは最初から両穴OKって感じだったか、祥子と同じ感じってのは確かにそうかもしれないな。

「それに少しだけ美咲さんには相談に乗ってもらったから…ねっ♡」
祥子は俺の腕を抱いて肩に頭を当ててきた。
「何か美咲さんに相談したの?」
「…それはナイショ♡」
そう言えば祥子とセックスする時のオチンチンサイズが最近18cm×φ3.5cmぐらいに落ち着いてアナルも近いサイズまでしか広がってない感じになってる。6月に入るまではギリギリフィストがどっちにも入りそうな感じだったけどそれから夏休みの間で指が4本入るかどうかになって気づいたら今は指が2本が限界って感じまで穴が狭くなってしまった。
そしてオマンコ周りのビラビラとかもけっこうひどく伸びていて『おやじ、今日はやってる?』とかって開いて挨拶とかできそうな感じだったのが、今では引っ張らないとクリトリスが隠れないぐらいになってて…そういえば祥子はクリトリスはそこそこ大きなままだったなぁ…美里先生の半分ぐらいの大きさかなぁ…このクリトリスの大きさの違いって何なんだろ?
凛とかは米粒ぐらいになってるし、陽菜さんは小豆サイズかな?美咲さんは大豆とかか?祥子も大豆サイズで美里先生が小指サイズ。ソフィーさんは少し大きめだったかなぁ…ちょうど…ソフィーさんの乳首サイズぐらいか?
…もしかしたら思い返してみると今まで相手してもらった女の人の中で一番大きかったのかも?

そう言えばそろそろ戻って来れる頃なのかなぁ…アメリカに帰って行ってビデオチャットは週1ぐらいでしてるから別れたがってるとか嫌われてるって感覚は無いんだけど…なんでこっちに戻ってこれないんだろ?
それに戻った最初の頃はおっぱいとか映して見せてくれてたけど最近は見せてくれないんだよなぁ…

はぁ…ソフィーさんのあの顔を殴る様なハリのあるオッパイにそろそろ包まれたいんだけどなぁ…

「博之って独り言がどんどんひどくなっていくね」
祥子がため息交じりに言ってきた。
「あれっ?俺また何か言ってた?」
「『オッパイにそろそろ包まれたいんだけどなぁ…』ってしみじみと言ってたよ」
そこだけ聞くとけっこうな変態だな。
「ちょっとソフィーさんの事を思い出してね」
ごまかしても意味は無い気がしたので正直に答えた。
「そう言えばソフィー先生って何かの手違いで戻って行ったとかって聞いたけど…戻って来る予定とかあるの?」
「そこらがイマイチわかんなくてね。なんとなく最近連絡も取りにくい感じって言うか…」

一応ソフィーさんから連絡が来る場合は話せるんだけどこっちから急にかけたら寝てたり電話に出なかったりって感じで…

「そうなんだね…まぁでも博之が寂しくない様に私も頑張るから♡一緒の大学に行ってもっとエッチな事しようねっ♡」
祥子は最近セックスする事が楽しくなってきてる様に見える。俺はまだ少しだけ申し訳ないって感じがあるんだけど…でもこの感覚って祥子に勝手な事をした奴のせいなので俺がそんな事を思う必要は無いんだけど、でもどうしても思っちゃうんだよなぁ…

身勝手な男のせいで祥子は子供を産めなくなってるって思ったら…
俺が男を代表してるとか言う訳じゃないけどなんとなくさぁ…悪い事したって感じがぬぐいきれないって言うか…

確か祥子がヤリ部屋でセックスした後に毎回少し話をしてた時に、『私の体ってほとんど生理が来なくなってるのね。アスリートとかってけっこう生理が止まっちゃう人とかも居るみたいだし、もしかしたら今生理が来なくなってるのも何か精神的な事が原因かもしれないんだけどねっ』なんて事を言って俺の心のケアみたいな事をしてくれていた。確かに俺も調べてみた限りではそんな事があるって話は見たんだけど、祥子の場合は堕胎が原因って分かってたから精神的な事が原因というより身体的に無茶な事をしたのが原因って気がしてたんだけど…

「ほーら、またそんな顔してる。美咲さんから聞いたよ、私の体の事で悩んでるって。そんな事博之が思わなくていいんだってば。それにさぁ…実はね…最近普通に生理が来るようになったの♡だからもしかしたら美咲さんが言ってたみたいに体が元に戻ってきてるのかもしれないんだよ♡」
祥子は俺の耳元に顔を近づけてきて小さな声で教えてくれた。

「ずっと来ないって言ってたけど本当に生理が来たの?マジ?!」
「あっ…そんな大きな声で…聞かれるのはチョット…その…」
祥子が真っ赤になって下を向いた。

あっ…おじいちゃんおばあちゃんがほほえましい何かを見つけたって感じに俺達を見て通り過ぎて行ってる。
中には「わたしらもあんな頃があったねぇ~♡」とか言いながらじいさんの腕を抱いてウインクして去っていくおばあちゃんとかが居たり、「ナマでするのは結婚してからにしんさいよぉ~♪」とか「アレが来るまでは女もドキドキするんよねぇ~♡良かったねぇ兄ちゃん♡」なんて事を言いながらニヤニヤしながら見て通り過ぎて行く婆さん集団とかもいて、正直いたたまれない。

とりあえず買った物は少し前に食べ終わってたので、俺達はそそくさとその場を後にした。


少し辱められた浅草探索を終えて次の日俺達は目的の大学の見学に来ていた。
その日は団体で見学できる学内ツアーみたいな事をしてる日だったらしく、全部で3ヶ所の大学を見て回ったのだが、正直な所どこもそこまで大きな違いがあるとは思えなかった。

「そう言えば博之君の行きたい大学って今日行く中ではどこがメインになるの?」
今日は美咲さんが俺にずっと付き添う感じになって歩いてる。
「とりあえず学力的には都内にある理系なら東大以外でどこでも行ける感じみたいだよ」
実は最近一気に学力が上がったって言うか、本来の能力に目覚めたって言うか?
けっこう一気に偏差値が上がったんだ♪もしかしたら祥子とか女の子達のおっぱいを育てた事がおっぱいの神様に評価されて『勤勉なお前にはこれをあげよう♡もっと励めよ~♪』なんて感じに力をもらえたんじゃないかって思ってる♡

「ふむ…それなら私らもなんとかなるわね。で?どこが志望校になりそうなの?」
「そうだなぁ…医学部とか少し気になってるけど…でもそこってすごく入学金とか高いんだよねだから少し迷ってる」
「あーそこらかぁ…それって…人の体の構造に興味があるの?」
美咲さんが胸元のファスナーを下ろしながら豹柄っぽい色のブラジャーを見せながら聞いてきた。
「そうじゃないんだけどね。ほら、ソフィーさんとかそっち系の事が原因で俺と一緒に日本に来てくれたからちょっと気になるって言うか…」
「なるほどなぁ…それは…もしあれならソフィーさんに1回聞いた方がイイかもしれないよ?」
俺の手をブラジャーの中に入れようとしながら答えてくれた美咲さんに抵抗しつつ歩いてると正面から歩いてきた女の子が俺を見て少し驚いた様な顔をした。

「ほら美咲さん、そんな事はホテルに帰ってからいくらでも付き合うからちょっとまって!」
「今一回摘まんでくれたら我慢するから一回だけお願い!なんか無性に乳首を摘ままれたくなったの!」
「人の居る所でお前は何言ってんだ?!やめろ!」
出来るだけ小さな声で説得したけど俺の手が美咲さんのブラジャーの中に少しだけ入ってるのは近づいてくる女の子にも見えてたみたいで少し顔を赤くされてしまった。

「もしかして桜井君?」
「へっ?」
メガネっ子の女の子が顔を赤くしながら学校のパンフレットを胸元に抱きつつ聞いてきた。

「えっと…そうなんだけど…君は?」
美咲さんはまだ俺の手を自分のブラジャーに入れようとしてるけどさすがに俺が自分の意志で入れようとしてる訳では無い事はこの女の子にも分かってもらえるはずだ。

「私、来島くるしま美莉愛みりあだけど…さすがに忘れちゃったかな?田中君と佐々木君と君にけっこういろんな所を触られたんだけど…覚えてない?」
「君はいきなり何を言い出すんだ?!って…美莉愛ちゃんって…もしかしたら俺達が用意した佐々木のラブレターを送ったあの小学生の頃から色々育ってた来島さん?」
「俺達が用意したって言うのは…?それと…あの…色々育ってたって言うのは…その…」

あっ…これは両方とも本人には言ったらダメな奴だった。来島さんがすごく恥ずかしそうにしながら俺を見てる。

「ちょっと間違った。テヘッ♡俺達があいつの代わりにラブレターを君の机に入れたって言いたかったんだ。OK?」
「あぁ…うん。ok…?」
首を傾げる美莉愛ちゃん…なんかこう…イイ感じのボディーに育ってるじゃん♡佐々木には女の体の育ち具合に関する先見の明があったんだな♡

親友だった奴の能力に少しだけ賞賛を送りつつしげしげと全身を見回す博之だった。
しおりを挟む

処理中です...