ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

はな

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定期健診の日

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それから少しして、学年末テストも無事に終わり今日は定期健診の日。

午前授業に切り替わった学校終わりに、病院へやって来た。





藤堂「ひなちゃん、こんにちは」


ひな「藤堂先生、こんにちは」





診察室に入れば、安定のキラキラ王子、藤堂先生。





藤堂「なんか、今日のひなちゃんいつもと雰囲気違うね」


ひな「え?そうですか?」


藤堂「うん。一気にお姉さんっぽくなったよ」


ひな「あ、今日リップつけてるからかな?」


藤堂「かわいいね。五条先生センスいいよね」





えぇっ!?





ひな「なな、なんで知ってるんですか……」


藤堂「僕、主治医だから」





いや、絶対そういう問題じゃないでしょ……。





藤堂「好きな人わかったら教えてって言ったのになー。ひなちゃんまた約束守ってくれなかったー」





うぅ……

その言い方は、告白されたことも全部知ってる感じ……



黒柱はもうみんな知ってるんだ。

わたしのことは全部知ってるんだ。





藤堂「それじゃ、五条先生じゃなくて悪いけど、聴診させてくれる?」


ひな「も、もちろんです……むしろ、五条先生の方が恥ずかしいです」


藤堂「ははっ」





と、笑いながら聴診されて、その後はいつもと同じように、血液検査やレントゲン、心電図などをして終了。



結果は特に問題なし。

貧血だけまだ数値が良くないみたいで、いつものお薬が処方された。


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