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本編
フェリクスの想いとマリアンヌの弟(前半★)
「はぁ……はぁ……フェリクス、さま……」
毎晩のようにフェリクスに愛されているマリアンヌは、今夜はいつものように中へ沢山白濁とした熱い子種を注がれていた。
気持ち良すぎる快感に、目の前が真っ白になってしまい、身体がビクビクと痙攣してしまう。
「愛しいマリアンヌ。沢山達したのに、まだ私のものを離すまいと締め付けているよ?」
「ひあっ?!だ、め……動いちゃ……っ♡♡」
「そんなに締め付けるって事は、まだ足りないんだね。いいよ、ほら。もっともっと、沢山達して気持ちよくなるといい」
「あっ、あぁっ!らめぇえっ♡♡♡」
フェリクスが腰を動かす度に、グチュグチュと卑猥な水音が室内に響き渡る。後ろから深く深く最奥を穿たれ、ぷっくりと存在を主張してしまっている花芽をヌルヌル指で挟まれ扱かれて。
マリアンヌはまた、高みへと導かれてしまう。
(気持ちい……こんなの、だめ……♡♡)
気持ち良すぎておかしくなる。
毎晩のように抱かれているのに、身体は慣れるどころか、更にいやらしく、はしたなくなってしまう。
気持ち良くて気持ち良くて堪らない。毎晩求められる事が嬉しくて仕方がない。
「もっと……もっと、めちゃくちゃに、して……っ」
マリアンヌの、掠れるような甘い声音に、フェリクスの欲望が更に質量を増して、限界まで引き抜いたソレを勢い良く最奥まで貫いていく。
催淫効果のある媚薬のようなフェリクスの子種に満たされている中は、擦れ、穿たれる度に耐え難い快感を生み、マリアンヌを溺れさせていく。
「ふぇりくすさまぁ……♡♡」
「……くっ……マリアンヌ……!」
空が白む頃に、漸くフェリクスのソレを引き抜けば、マリアンヌの蜜壺からはコポリコポリと二人の混ざりあった蜜が溢れてくる。
フェリクスはそんな扇情的なマリアンヌを見て再び身体を熱くさせるが、流石にこれ以上は無理をさせられないと、必死に己を律して自重した。
マリアンヌからすれば、既にかなり無理をしているのだが、フェリクスはこれでもかなり我慢していた。
本当なら初夜の時のように、三日三晩抱き潰したい。
マリアンヌの身体への負担や、フェリクスの体力、王太子としての公務の事を考えれば、その欲求を叶える事は当然不可能なわけだが。
この尽きない精力は乙女ゲームのヒーロー仕様なのか。
マリアンヌやフェリクスは知る由もない。
このペースで子種を注がれてしまえば、余程の問題がない限り、マリアンヌは早々に子を授かる事になるだろう。
そうして、それこそがフェリクスの狙いでもあった。
マリアンヌの想いを信じていても、一度魔法により無理矢理捻じ曲げられた事が一種のトラウマとなってしまっているのだ。
「……フェリクス様……?」
少しの仮眠を取ってから、フェリクスが仕事の為に執務室へ向かうべく身仕度を整えていると、マリアンヌが薄っすらと瞳を開けて、愛しい夫の名を呼んだ。
フェリクスは顔を綻ばせてから、マリアンヌの額に優しくキスを落とす。
「仕事に行ってくるよ。マリアンヌは無理せずにゆっくり休んでくれ」
フェリクスは愛おしげにマリアンヌの腹部を撫でる。
早く早く、可愛い子を授かりますように。
愛しいマリアンヌと、私の子。
「愛してるよ、マリアンヌ」
二度とマリアンヌと離れないように。
……………………
…………
「姉上」
昼になり、マリアンヌが王太子妃としての執務の手を止めて立ち上がると、少しだけ戸惑ったような声に呼び掛けれた。
二人は、まだマリアンヌの生家であったヴィラント侯爵領には訪れていない。けれど、フェリクスが自身の部下を領主代行兼補佐官として送り込んだ後、爵位を引き継いだばかりのマリアンヌの実弟が、姉に会いに行きたいと願い出たのだ。
それ故、ヴィラント侯爵領は暫く領主代行に任せる事となり、マリアンヌの実弟は王都へとやって来たのだ。そして、昨日から王太子宮に滞在している。
「アルベール?」
マリアンヌが名前を呼ぶと、実弟アルベールはほんの少し頬を朱に染めた。緊張の為か、身体が強張っている。
「その、昼食をご一緒しませんか?」
昨日、王太子宮へアルベールが到着した際に、互いに挨拶は交わしていたが、数年ぶりだったせいか、二人は緊張してしまって上手く話が出来なかった。
何より、亡くなってしまった彼等の両親であるヴィラント侯爵夫妻は、跡取りであるアルベールばかりを溺愛し、マリアンヌの事は政略結婚の駒としてしか見ておらず、二人への接し方には雲泥の差があった。
それ故、マリアンヌがまだヴィラント侯爵家本邸で過ごしていた幼少期時代も、マリアンヌはアルベールと接する機会が殆ど無く、たまに機会が訪れても何を話せば良いの分からなかった。
そうして、接し方が分からないまま、マリアンヌはフェリクスと同じ全寮制の学院へ入学してしまった。
マリアンヌ16歳。アルベール8歳の時だった。
「いいですよ。一緒に食べましょう」
「!……はいっ!」
今のマリアンヌは20歳、アルベールは12歳だ。
ぎこちなくも柔らかな笑みを浮かべるマリアンヌを見て、アルベールは瞳を輝かせながら共に昼食へ向かうべく、その隣へと一歩踏み出した。
* * *
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