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第4話 自己紹介
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エーベルハルトに部屋を追い出された俺たちは最初にいた広間に戻る。それぞれが自然と元いた配置につく。この館の主人から犯人探しを命じられた俺はとにかく情報が必要だった。まずはそれぞれのプロフィールと現状の把握を行おうと決めた。長く続いている沈黙を打ち破り、全員に問いかけた。
「とりあえず、皆さんのことをもう少し詳しく知りたいのですが、自己紹介をお願いできますか?カールさんが元警官ということと、皆さんの名前くらいしか知らないですし・・・。」
「なんで自己紹介が必要なんだよ。この中にエドを殺した奴がいないのはさっき証明されただろ。」
シンはソファーに深く腰掛け腕を組みながら言った。
「まぁまぁ、身の上話はともかく、それぞれのこの館へ招かれた経緯くらいは教えてあげましょうよ。現状が見えないと犯人探しにも支障が出てしまうかもしれないですしね。」
カールが間に入り話をまとめてくれた。誰も肯定はしなかったが否定もしなかった。この機会を逃すまいと俺は話を続ける。
「カールさんありがとうございます。じゃあまず、レイさんから伺ってもいいですか?」
レイはソファーに座りながら俺の方を向き、この館へ来た背景を答えてくれる。
「私は、レイ・アルメリア。エーベルハルト氏が年に一度、彼が選んだ数名にだけ公開する”特級魔具”を拝見するためについ昨日からこの館に世話になっている。ちなみに私が選出された理由は、”エクスカリバー”を起動できる数少ない剣士だからということだそうだ。」
「エーベルハルトさんは、その”特殊魔具”というのを集めているコレクター的な人なんですか?」
俺がそう問うと、全員は呆気にとられたような顔をする。少し間を置いてレイが答えてくれる。
「あぁ、そうか君は異世界から来たのであったな。エーベルハルト氏は魔具収集においては最も有名な男だ。彼自身の魔力が高く取り扱える魔具が非常に多いことから、必然的に彼の元に多種多様な魔具が集まっていったそうだ。最初は魔具の試験起動者として、あくまで仕事で魔具を取り扱っていたそうだが、色々な魔具に触れているうちに収集家として目覚めたとのことだ。そもそも魔具は使用者との相性が良くないとその効果を発揮しない。例えば私の一族は昔から剣の魔具に特化した血筋だ。古代の”自然魔具”から最新の”人工魔具”まで、剣の形状をしていれば大抵取り扱うことができる。さっき言ったようにエーベルハルト氏は多種多様な魔具を取り扱えうことができるが、”エクスカリバー”を起動することができなかったようだ。それ故に、収集家として起動した”エクスカリバー”を見たいがために私をこの館へ招待してくれたのだろう。」
異世界転移らしくなってきた。こんな立場でなければもっと詳しく魔具について聞き出したいところだが、そんなことをしている暇はない。教えてくれたことに礼を言い、レイの隣に座るヨハンと呼ばれていた金髪の男(20代前半?)に自己紹介を頼む。
「俺はヨハン・アーレンス。俺はレイちゃんとは違って得意な魔具は無いけど、アーレンス家からは何点も魔具をエーベルハルト氏に流してあげているから、こういった催し物に呼ばれるのは別に特別なことでは無いよ。去年も呼ばれているしね。」
「ヨハンさん、ありがとうございます。ちなみに、このエーベルハルトさんの催し物は昨日から始まったようですが、何日間続くんですか?」
ヨハンが答える前に、彼の向かいのソファーに座るカールが答える。
「3日間さ。1日目は顔合わせとディナー。2日目は自由交流。3日目は特級魔具のお披露目と魔具起動。ちなみに、エーベルハルト氏と直接話せるタイミングは1日目のディナーと3日目のお披露目の時だけだ。こうやって人を集める割には、人と交流するのが好きではない不思議な人なんだよ。ちなみに私は招待されたんじゃなくて、お願いして参加させてもらっているんだ。今執筆中の小説に特級魔具を登場させたくてね。結構高い参加費を払っているんだぜ。」
「なるほど。ありがとうございます。あと、もう少し詳しい時間軸を聞いてもいいですか?」
カールはさらに詳細な時間軸を教えてくれた。
・2日目午後13時。天気は雨。大広間でエドとエーベルハルト以外の5人がお茶会。
・2日目午後15時。エドの部屋にてタクトとエドの死体発見。カールの鑑定によると殺人は13時から15時に行われたとのこと。
・2日目午後15時半。タクト目覚め5人と対面。6人でエーベルハルトの部屋へ。
・2日目午後16時半。現在。
なんとなく現状が見えてきた。俺は正面のソファーに座る2人に自己紹介を求める。残りはこの二人だけだ。すると、怯えるように目を伏せたベティーナと呼ばれていた女性から話を始める。
「私は、ベティーナです。エーベルハルトさんが扱えない”豪炎の魔具”を扱えるので、ご招待いただけたんだと思います。そして彼はシン。私の用心棒としてお母様が雇っている傭兵です。」
シンは何も言わない。続けて俺から質問をする。
「ベティーナさんは、いわゆるお姫様的な立場ってことですか?」
俺の発言に驚いているのか皆がキョトンとしている。そしてシンがついに口を開く。
「お前、本当に何も知らないのか?ベティーナは古代魔具研究の第一人者、パスカル・ハインミュラーの娘だぞ?」
「だから、俺は異世界から来たんだって。常識も何も全く知らないんだ。」
シンはため息をつく。どう思われたって知らないものは仕方がない。しばらく沈黙が続いたが、レイが話題を変えてくれた。
「殺されてしまったエドワード殿についても、私が知っている範囲で紹介しよう。他の皆も追加情報があれば言ってくれ。」
「ありがとうございます。よろしくお願いします。」
「殺害されたのは薬剤師のエドワード・ハルマン。彼はエーベルハルト氏から不老不死の薬の研究を始めたいと話を持ちかけかれたそうだ。エドワード殿の知識と、エーベルハルト氏の技術。それらを応用しての研究となる予定だったそうだ。」
俺はそれぞれの紹介を行ってくれたことに礼を言い、最後に自分の紹介を行った。日本という国から来たこと。エド殺害の現場で怪しい影を見たこと。シンとベティーナ以外の皆は納得してくれたような素ぶりは見せてくれたが、どこまで信じてもらえているのだろうか。比較的協力的なレイとカールからそれぞれの紹介以外にも以下の基礎的な情報も教えてもらった。
・この屋敷(エウルール邸)は一階のみの構成で、二階や屋上にあたる空間はない。また、山奥に位置しており麓の村までは馬車で半日。
・全く同じ構成の広間が二つあり、廊下で繋がっている。玄関寄りの広間(広間A)には客室が4つと台所。廊下を進んだ先の広間(広間B)には4つの客室に加え、エーベルハルトの部屋と倉庫部屋がある。
・広間Aにはレイ・シン・ベティーナ・エド、広間Bにはヨハン・カールが滞在。食事は各自で準備。食材は十分にある。
・既に警察には通報済みだが、雨天であることも重なり到着は明日の午後(3日目午後)。
・エド殺害の犯人はまだ捕まっていない。犯人の目的も不明のため、さらに被害者が出る可能性も考えられる。
現在の時刻は17時半。外は相変わらずの雨。明日の午後には警察が到着する。その時に犯人が捕まっていなければ俺は不法侵入の罪で警察に連行されるだろう。一刻も早く犯人を見つけなければならない。とりあえず、頭を整理しようと広間Bに与えられた自分の部屋に向かう。暖炉に向かって左側、ふた部屋ある内の暖炉側の部屋を借りた。隣の部屋にはカールが滞在している。自分の部屋にたどり着き、扉に打ち付けられた金属のプレートを見ると、俺の名前が刻まれていた。
「Takuto・Sasaki。綴りはアルファベットか。」
鍵を回し部屋に入る。一応用心のために鍵を掛け、部屋の内部へ振り向くと、そこには異世界転移をする直前に出会った少女が立っていた。
「タクト。待っていました。」
「とりあえず、皆さんのことをもう少し詳しく知りたいのですが、自己紹介をお願いできますか?カールさんが元警官ということと、皆さんの名前くらいしか知らないですし・・・。」
「なんで自己紹介が必要なんだよ。この中にエドを殺した奴がいないのはさっき証明されただろ。」
シンはソファーに深く腰掛け腕を組みながら言った。
「まぁまぁ、身の上話はともかく、それぞれのこの館へ招かれた経緯くらいは教えてあげましょうよ。現状が見えないと犯人探しにも支障が出てしまうかもしれないですしね。」
カールが間に入り話をまとめてくれた。誰も肯定はしなかったが否定もしなかった。この機会を逃すまいと俺は話を続ける。
「カールさんありがとうございます。じゃあまず、レイさんから伺ってもいいですか?」
レイはソファーに座りながら俺の方を向き、この館へ来た背景を答えてくれる。
「私は、レイ・アルメリア。エーベルハルト氏が年に一度、彼が選んだ数名にだけ公開する”特級魔具”を拝見するためについ昨日からこの館に世話になっている。ちなみに私が選出された理由は、”エクスカリバー”を起動できる数少ない剣士だからということだそうだ。」
「エーベルハルトさんは、その”特殊魔具”というのを集めているコレクター的な人なんですか?」
俺がそう問うと、全員は呆気にとられたような顔をする。少し間を置いてレイが答えてくれる。
「あぁ、そうか君は異世界から来たのであったな。エーベルハルト氏は魔具収集においては最も有名な男だ。彼自身の魔力が高く取り扱える魔具が非常に多いことから、必然的に彼の元に多種多様な魔具が集まっていったそうだ。最初は魔具の試験起動者として、あくまで仕事で魔具を取り扱っていたそうだが、色々な魔具に触れているうちに収集家として目覚めたとのことだ。そもそも魔具は使用者との相性が良くないとその効果を発揮しない。例えば私の一族は昔から剣の魔具に特化した血筋だ。古代の”自然魔具”から最新の”人工魔具”まで、剣の形状をしていれば大抵取り扱うことができる。さっき言ったようにエーベルハルト氏は多種多様な魔具を取り扱えうことができるが、”エクスカリバー”を起動することができなかったようだ。それ故に、収集家として起動した”エクスカリバー”を見たいがために私をこの館へ招待してくれたのだろう。」
異世界転移らしくなってきた。こんな立場でなければもっと詳しく魔具について聞き出したいところだが、そんなことをしている暇はない。教えてくれたことに礼を言い、レイの隣に座るヨハンと呼ばれていた金髪の男(20代前半?)に自己紹介を頼む。
「俺はヨハン・アーレンス。俺はレイちゃんとは違って得意な魔具は無いけど、アーレンス家からは何点も魔具をエーベルハルト氏に流してあげているから、こういった催し物に呼ばれるのは別に特別なことでは無いよ。去年も呼ばれているしね。」
「ヨハンさん、ありがとうございます。ちなみに、このエーベルハルトさんの催し物は昨日から始まったようですが、何日間続くんですか?」
ヨハンが答える前に、彼の向かいのソファーに座るカールが答える。
「3日間さ。1日目は顔合わせとディナー。2日目は自由交流。3日目は特級魔具のお披露目と魔具起動。ちなみに、エーベルハルト氏と直接話せるタイミングは1日目のディナーと3日目のお披露目の時だけだ。こうやって人を集める割には、人と交流するのが好きではない不思議な人なんだよ。ちなみに私は招待されたんじゃなくて、お願いして参加させてもらっているんだ。今執筆中の小説に特級魔具を登場させたくてね。結構高い参加費を払っているんだぜ。」
「なるほど。ありがとうございます。あと、もう少し詳しい時間軸を聞いてもいいですか?」
カールはさらに詳細な時間軸を教えてくれた。
・2日目午後13時。天気は雨。大広間でエドとエーベルハルト以外の5人がお茶会。
・2日目午後15時。エドの部屋にてタクトとエドの死体発見。カールの鑑定によると殺人は13時から15時に行われたとのこと。
・2日目午後15時半。タクト目覚め5人と対面。6人でエーベルハルトの部屋へ。
・2日目午後16時半。現在。
なんとなく現状が見えてきた。俺は正面のソファーに座る2人に自己紹介を求める。残りはこの二人だけだ。すると、怯えるように目を伏せたベティーナと呼ばれていた女性から話を始める。
「私は、ベティーナです。エーベルハルトさんが扱えない”豪炎の魔具”を扱えるので、ご招待いただけたんだと思います。そして彼はシン。私の用心棒としてお母様が雇っている傭兵です。」
シンは何も言わない。続けて俺から質問をする。
「ベティーナさんは、いわゆるお姫様的な立場ってことですか?」
俺の発言に驚いているのか皆がキョトンとしている。そしてシンがついに口を開く。
「お前、本当に何も知らないのか?ベティーナは古代魔具研究の第一人者、パスカル・ハインミュラーの娘だぞ?」
「だから、俺は異世界から来たんだって。常識も何も全く知らないんだ。」
シンはため息をつく。どう思われたって知らないものは仕方がない。しばらく沈黙が続いたが、レイが話題を変えてくれた。
「殺されてしまったエドワード殿についても、私が知っている範囲で紹介しよう。他の皆も追加情報があれば言ってくれ。」
「ありがとうございます。よろしくお願いします。」
「殺害されたのは薬剤師のエドワード・ハルマン。彼はエーベルハルト氏から不老不死の薬の研究を始めたいと話を持ちかけかれたそうだ。エドワード殿の知識と、エーベルハルト氏の技術。それらを応用しての研究となる予定だったそうだ。」
俺はそれぞれの紹介を行ってくれたことに礼を言い、最後に自分の紹介を行った。日本という国から来たこと。エド殺害の現場で怪しい影を見たこと。シンとベティーナ以外の皆は納得してくれたような素ぶりは見せてくれたが、どこまで信じてもらえているのだろうか。比較的協力的なレイとカールからそれぞれの紹介以外にも以下の基礎的な情報も教えてもらった。
・この屋敷(エウルール邸)は一階のみの構成で、二階や屋上にあたる空間はない。また、山奥に位置しており麓の村までは馬車で半日。
・全く同じ構成の広間が二つあり、廊下で繋がっている。玄関寄りの広間(広間A)には客室が4つと台所。廊下を進んだ先の広間(広間B)には4つの客室に加え、エーベルハルトの部屋と倉庫部屋がある。
・広間Aにはレイ・シン・ベティーナ・エド、広間Bにはヨハン・カールが滞在。食事は各自で準備。食材は十分にある。
・既に警察には通報済みだが、雨天であることも重なり到着は明日の午後(3日目午後)。
・エド殺害の犯人はまだ捕まっていない。犯人の目的も不明のため、さらに被害者が出る可能性も考えられる。
現在の時刻は17時半。外は相変わらずの雨。明日の午後には警察が到着する。その時に犯人が捕まっていなければ俺は不法侵入の罪で警察に連行されるだろう。一刻も早く犯人を見つけなければならない。とりあえず、頭を整理しようと広間Bに与えられた自分の部屋に向かう。暖炉に向かって左側、ふた部屋ある内の暖炉側の部屋を借りた。隣の部屋にはカールが滞在している。自分の部屋にたどり着き、扉に打ち付けられた金属のプレートを見ると、俺の名前が刻まれていた。
「Takuto・Sasaki。綴りはアルファベットか。」
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