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第12話 覚醒する無能力者
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「おかえりなさい。タクト。」
マキナはまだ俺の部屋にいた。最初の殺人、すなわちエド殺人事件に関与していたのは”外部の者”でほぼ間違いない。女騎士のレイ、元警官のカール、豪炎のベティーナ、付き人剣士のシン、館の主人エウルール以外の何者かになると思われる。そして俺が唯一知っている”外部の者”は、今ここにいる彼女だけだ。しかし、こんな小さな女の子に成人男性を殺害できるとは到底思えないのだが・・・?
「おかえりなさいタクト。」
返答をしなかったことが不満だったのか、今度は少し早めの口調になっていた。
「あぁ、ただいま。ずっとそこにいるんだな。」
「はい。他に行くところがありませんから。」
この子はこの世界の管理者の”使い”であり、俺をこの世界に連れてきた張本人である。この子の目的は俺にこの世界を救わせることであり、エドとヨハンの殺害の動機が無い。容疑者としてカウントするには無理がある。だとすれば犯人は一体誰なんだ・・・?この館にいる人物が犯人じゃないということ以外手がかりは無かった。
「タクト。お腹が空きました。」
マキナはさらに眠そうな顔をする。朝食は余り物を集めて与えていたが、事情聴取を行なっているうちに昼食を忘れていた。俺も食べていないのだが。時刻は15時を回っており、広間に行けば誰かが昼食を用意してくれているかもしれない。
「広間に行けば何か食べることができると思うけど、急にみんなの前に現れるとややこしいことになる。朝食と同じようにとりあえず俺が先に・・・」
マキナは既にドアノブに手を掛けていた。
「あ、ちょ、待って・・・」
ガチャリと音を立て、ドアが開かれる。ドアの向こうには”爆炎の少女”が立っていた。
「どうして・・・マキナがここに・・・?」
「?あなたは?」
ベティーナの口からマキナの名前が出てきた。マキナは首を傾げている。マキナはベティーナのことを知らないようであった。ベティーナは一瞬の硬直の後、すぐに視線を俺の方に向けた。その表情は怒りに燃えており、彼女の両手からは煙が立ち上っている。
「異世界人・・・。マキナまで誘拐して・・・!殺すッ!!!!」
ベティーナは腰を低くし、右手を後ろに引いている。明らかに戦闘体制に入っている。このままでは俺もマキナも焼き殺されると思い、急いでマキナを抱えてベティーナの正面から逃れようと走る。
「遅い!!!」
ベティーナはすぐに身体の向きをこちらに変える。そして引いていた右手に炎が溜まっていき今にもその爆炎が放たれようとしていた。あんなものが解き放たれればマキナも、館の外にある結界をも破壊し尽くすしかねない。彼女は正気を失っているようである。
「燃え尽きろッ!!」
彼女が後ろに引いていた右手を前に押し出そうとしたその時、駆けつけてきてくれたレイが彼女に体当たりをする。炎は放たれず、二人はその場に倒れこむ。重なるように倒れ込んだ二人であったが、すぐに体勢を立て直しお互いに距離を取っていた。レイは俺の部屋を背後にしており、俺はマキナを抱えて広間Aに繋がる通路の前、ベティーナは俺たちに挟まれる位置でレイの方を向いている。
「ベティーナ嬢、落ち着くのだ。」
レイは鞘に収まっている剣を構えている。
「お前も、敵か・・・!邪魔をするな!!」
ベティーナは再び右手に炎を溜め始め、俺たちに放とうとしたものよりも小さな炎の状態ですぐに放った。レイはギリギリのタイミングでその爆炎を避け、俺の部屋に命中する。威力は抑え気味だったのであろうが俺の部屋は吹き飛び、半壊状態のドアの向こうには外の景色が広がる。3mほど先にはうっすらと青紫色をしている結界が貼られており、かろうじて結界は破壊されていないようであった。レイは体勢を持ち直し、外に走る。ベティーナも彼女を追い、外に出て二発目を放とうと準備を始める。ベティーナは黒い炎を右手に溜めている。
「魔具発動。」
これはやばいと思った俺はレイの元に駆け寄る。俺のせいで彼女を死なせるわけにはいかない。間に合ってくれ。
「まとめて焼け死ね!」
ベティーナはそう叫び禍々しい黒炎を放つ。ぎりぎりレイの前にたどり着いた俺は両手を広げその炎を全身に受ける。
「「タクト!!!!!!!」」
「ははは!!!愚か者め!!!」
マキナとレイとベティーナの叫び声が耳に届く。黒炎は俺を包み込むように燃える。不思議と熱は感じない。そうか、強力な炎は熱すぎて何も感じないのであろう。
・・・いや、本当に熱くない。黒炎はひとしきり燃えた後に何事も無かったかのように消失した。俺は火傷はおろかかすり傷一つ負っていなかった。
「・・・なっ!?貴様、なんで?!」
ベティーナは目を見開き呆然としている。そこにマキナが飛び出してくる。
「マキナ!出てきちゃだめだ!」
俺はそう叫んだが、彼女は止まらない。マキナは手刀を振り、青白い刃をベティーナに向けて飛ばす。その刃はベティーナの指輪型の魔具を目掛けていたが、ギリギリのところで回避される。その回避速度は人間のそれを遥かに越えており、何か魔具を発動していたようであった。ベティーナは頭の整理が着かぬまま無意識にマキナに向けて黒炎を放とうとする。マキナは目をつむり、叫ぶ。
「タクト!異世界特性を!!」
異世界特性?そんなものは知らないはずなのに、その発動方法を身体覚えている。俺は”それ”を使える。
「異世界特性、魔法妨害。」
俺はベティーナの方向に右手の人差し指を向ける。指先から渦を巻いた空気が放たれる。それがベティーナに命中した時、彼女が纏っていたあらゆる魔具が砕け散る。
俺の異世界特性__オリジナル__#は全ての”異世界能力”を否定できる。
そんなことは知らないはずなのに知っていた。
マキナはまだ俺の部屋にいた。最初の殺人、すなわちエド殺人事件に関与していたのは”外部の者”でほぼ間違いない。女騎士のレイ、元警官のカール、豪炎のベティーナ、付き人剣士のシン、館の主人エウルール以外の何者かになると思われる。そして俺が唯一知っている”外部の者”は、今ここにいる彼女だけだ。しかし、こんな小さな女の子に成人男性を殺害できるとは到底思えないのだが・・・?
「おかえりなさいタクト。」
返答をしなかったことが不満だったのか、今度は少し早めの口調になっていた。
「あぁ、ただいま。ずっとそこにいるんだな。」
「はい。他に行くところがありませんから。」
この子はこの世界の管理者の”使い”であり、俺をこの世界に連れてきた張本人である。この子の目的は俺にこの世界を救わせることであり、エドとヨハンの殺害の動機が無い。容疑者としてカウントするには無理がある。だとすれば犯人は一体誰なんだ・・・?この館にいる人物が犯人じゃないということ以外手がかりは無かった。
「タクト。お腹が空きました。」
マキナはさらに眠そうな顔をする。朝食は余り物を集めて与えていたが、事情聴取を行なっているうちに昼食を忘れていた。俺も食べていないのだが。時刻は15時を回っており、広間に行けば誰かが昼食を用意してくれているかもしれない。
「広間に行けば何か食べることができると思うけど、急にみんなの前に現れるとややこしいことになる。朝食と同じようにとりあえず俺が先に・・・」
マキナは既にドアノブに手を掛けていた。
「あ、ちょ、待って・・・」
ガチャリと音を立て、ドアが開かれる。ドアの向こうには”爆炎の少女”が立っていた。
「どうして・・・マキナがここに・・・?」
「?あなたは?」
ベティーナの口からマキナの名前が出てきた。マキナは首を傾げている。マキナはベティーナのことを知らないようであった。ベティーナは一瞬の硬直の後、すぐに視線を俺の方に向けた。その表情は怒りに燃えており、彼女の両手からは煙が立ち上っている。
「異世界人・・・。マキナまで誘拐して・・・!殺すッ!!!!」
ベティーナは腰を低くし、右手を後ろに引いている。明らかに戦闘体制に入っている。このままでは俺もマキナも焼き殺されると思い、急いでマキナを抱えてベティーナの正面から逃れようと走る。
「遅い!!!」
ベティーナはすぐに身体の向きをこちらに変える。そして引いていた右手に炎が溜まっていき今にもその爆炎が放たれようとしていた。あんなものが解き放たれればマキナも、館の外にある結界をも破壊し尽くすしかねない。彼女は正気を失っているようである。
「燃え尽きろッ!!」
彼女が後ろに引いていた右手を前に押し出そうとしたその時、駆けつけてきてくれたレイが彼女に体当たりをする。炎は放たれず、二人はその場に倒れこむ。重なるように倒れ込んだ二人であったが、すぐに体勢を立て直しお互いに距離を取っていた。レイは俺の部屋を背後にしており、俺はマキナを抱えて広間Aに繋がる通路の前、ベティーナは俺たちに挟まれる位置でレイの方を向いている。
「ベティーナ嬢、落ち着くのだ。」
レイは鞘に収まっている剣を構えている。
「お前も、敵か・・・!邪魔をするな!!」
ベティーナは再び右手に炎を溜め始め、俺たちに放とうとしたものよりも小さな炎の状態ですぐに放った。レイはギリギリのタイミングでその爆炎を避け、俺の部屋に命中する。威力は抑え気味だったのであろうが俺の部屋は吹き飛び、半壊状態のドアの向こうには外の景色が広がる。3mほど先にはうっすらと青紫色をしている結界が貼られており、かろうじて結界は破壊されていないようであった。レイは体勢を持ち直し、外に走る。ベティーナも彼女を追い、外に出て二発目を放とうと準備を始める。ベティーナは黒い炎を右手に溜めている。
「魔具発動。」
これはやばいと思った俺はレイの元に駆け寄る。俺のせいで彼女を死なせるわけにはいかない。間に合ってくれ。
「まとめて焼け死ね!」
ベティーナはそう叫び禍々しい黒炎を放つ。ぎりぎりレイの前にたどり着いた俺は両手を広げその炎を全身に受ける。
「「タクト!!!!!!!」」
「ははは!!!愚か者め!!!」
マキナとレイとベティーナの叫び声が耳に届く。黒炎は俺を包み込むように燃える。不思議と熱は感じない。そうか、強力な炎は熱すぎて何も感じないのであろう。
・・・いや、本当に熱くない。黒炎はひとしきり燃えた後に何事も無かったかのように消失した。俺は火傷はおろかかすり傷一つ負っていなかった。
「・・・なっ!?貴様、なんで?!」
ベティーナは目を見開き呆然としている。そこにマキナが飛び出してくる。
「マキナ!出てきちゃだめだ!」
俺はそう叫んだが、彼女は止まらない。マキナは手刀を振り、青白い刃をベティーナに向けて飛ばす。その刃はベティーナの指輪型の魔具を目掛けていたが、ギリギリのところで回避される。その回避速度は人間のそれを遥かに越えており、何か魔具を発動していたようであった。ベティーナは頭の整理が着かぬまま無意識にマキナに向けて黒炎を放とうとする。マキナは目をつむり、叫ぶ。
「タクト!異世界特性を!!」
異世界特性?そんなものは知らないはずなのに、その発動方法を身体覚えている。俺は”それ”を使える。
「異世界特性、魔法妨害。」
俺はベティーナの方向に右手の人差し指を向ける。指先から渦を巻いた空気が放たれる。それがベティーナに命中した時、彼女が纏っていたあらゆる魔具が砕け散る。
俺の異世界特性__オリジナル__#は全ての”異世界能力”を否定できる。
そんなことは知らないはずなのに知っていた。
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※AI活用に関する詳細解説
本作『東京湾 ダンジョン都市クライシス』は、執筆の全工程において生成AI技術を積極的に活用した「AI協業作品」です。
作者が「総監督・編集長」を務め、AIを「優秀なスタッフ・シミュレーター」として壁打ちを繰り返すことで、通常の個人執筆では困難な密度とスピードでの制作を実現しています。
1. 設定・考証における本作の肝である「日本政府の反応」や「法的解釈」のリアリティを追求するため、大規模言語モデルをシミュレーターとして活用しています。
• 危機管理シミュレーション: 「もし東京湾に異世界都市が現れたら?」という問いに対し、実際の法規(関税法、入管法、固定資産税法など)に基づいた官僚機構の動きをAIにシミュレートさせ、プロットに反映しています。
• 経済考証: 異世界都市がもたらす経済効果の試算において、AIの知識ベースを活用し、細部の整合性を高めています。
2. 執筆・推敲プロセス
本文の執筆においても、AIはパートナーとして機能しています。
• ドラフト作成: 作者が詳細なプロットと指示を与え、AIがシーンの草案を作成。それを人間が読み込み、感情の機微や文体を大幅に加筆・修正して完成させています。
• 校正・ブラッシュアップ: 誤字脱字のチェックだけでなく、読みやすさの向上や、キャラクターの口調統一などの編集作業にAIツールを用いています。
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