教会の中の人の腹 完

Nick Robertson

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ここはとある国のとある町のとある昔である。
1人のとある男がとある都にいたそうだ。
男は貧乏で瀕死だったそうだ。

「おいお前さんしっかりしなたれ」
目の前には牧師さんがいる。
ああ、優しい人かもしれないと思いながら前のめりに倒れました。
が、さすがにこの牧師さんは優しい人と見えて受け止められました。
私は教会の横の掘っ建て小屋の物置のようなところで看病された。
飢えていた上に、何やらヘンテコな病気になっていて、ヘンテコな咳が出ていたのだ。
私はお礼さえ言わずに、差し出された汁を飲んでいた。
掘っ建て小屋の中には私以外にも牧師さんが助けたであろう人が多くいた。
そうして元気になっても誰も出ていかない。
牧師さんは全員に食事を出す。
ちょっと太っ腹すぎやしないか。
私は牧師さんに「金はどこから入るんだい?」と聞くと「両親の残したものと昔自分がまだ牧師でなかった時分に貯めたものと合わせると結構な量になったのせ」と言いました。
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