木の実と少年

B.Branch

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第1章

スーパー○○○人。

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俺の名前はウィル。
トムじゃないよ!!
あれ?どうしてこんなこと主張したくなったのかな?
不思議だ。

この間、村のはずれで死にかけのスライムを拾った。
母さんに見つかると叱られるから、物置の奥でこっそり面倒をみることにした。

チビって呼んで世話をしたけど、どんどん弱っていく。
困った俺はいいことを思いついた。

「黄金の実」を取りに行こう!

「黄金の実」っていうのは迷いの森の奥にあるって言われてる伝説の木の実だ。

でも、迷いの森の方へ行くのは大人に禁止されてる。
迷いの森に向かおうとすると、途端に迷いだすからだ。
森に意思があるみたいだ。

俺は一生懸命考えた。
迷わないようにするにはどうすればいいか?
そう!目印をつければいい!

木に紐を結びながら、森の奥に進んでみる。

「さっきと同じか・・・やっぱり迷いの森の奥には行けないのかな」

また同じ場所に出た。もう10回目だ。

「リク、やっぱり無理なのかな?」
足元でうずくまる冒険の相棒に、思わず弱音を吐いてしまう。

「ワウッ!!」
リクが突然吠えた。

リクが吠えた方を見ると、
「うお、お、黄金の実???」

びっくりした。
なんと目の前の木に黄金の実が生ってる。
普通の木だよな?
どう見ても周りと同じに思えるけど・・・

いや、そんなこと考えてる場合じゃない!
採らなくちゃ!

急いで木に登り、黄金の実に手をのばす。
「はぁ、採れた!」

すっごく簡単に採れた!!

でも、なんかこの実浮いてなかった?
伝説の木の実だからか?

いろいろ不思議なことだらけだけど、俺は取り敢えず早く家に帰るためにリクと走った。

「おう、ウィル、薬草採れなかったのか?」

村に付くと、見張りの村人2じゃなくてダンさんが、俺の手元の萎んだ袋を見て聞いてきた。

「う、うん、もっと奥に行かないとダメみたい。でも、母さんが奥には行くなっていうから」

「そうだな、お前にはまだ早い。森の奥は危険な動物も魔物もいるからな」

「気をつけるよ」

「あと、迷いの森の方には行くなよ」

「うっ、分かってるよ!じゃあ、俺急ぐから行くね!」

これ以上話してるとばれそうなので、俺は走り出した。

バタンッ!!
「チビ!!」

物置に駆け込むと、奥からチビが出てきた。
弱りすぎて、もう形も保てていない。

「チビ!!これを食べて!!」

俺はチビに黄金の実を差し出した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
食べない?
チビがじっと黄金の実を見つめて動かない。

どうして食べないのかな?

リクの方を見ると、リクも黄金の実をじっと見ている。

食べたいの?ダメだよ?

チビが食べようとしないから、急かしてみる。

「チビ早く食べなよ!!」

チビがなんだか困ってるように見える。

え?この黄金の実、腐ってたりするのかな?
もしかして、黄金の実じゃなかったとか?
そういえば、簡単に採れすぎだよね。

俺が悩んでいると、チビがやっと動き出した。

すっごく嫌そうに食べ始める。
大丈夫?
毒なの?

「ウ、ウ、ウ」

チビが苦しそうに呻き出した。

え?やっぱり毒!?

「チビ!!うわ!!」 

チビが光りだした。
どんどん光って・・・眩しい!!








「え?」

光がおさまってチビを見ると、

「お、黄金?」

そこには黄金に輝くチビがいた。

黄金の実を食べると黄金色になるの?
え~~~~~
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