どこで何を間違えたのだろう

寿山 千穂

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中学校

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中学入学の直前嬉しい話を親から聞いた。

親の転勤とともに東京へ引っ越していた幼なじみがまた地元に帰ってくるとの事だった。

小学生の間、ずっと年賀状や親を介しての近況報告など少しばかりのやり取りをしていた。

入学式の日、クラス発表を見に行くと幼なじみの姿があった。

「達也!」

数年ぶりにあった幼なじみは身長も伸び、かっこよくなっていた。

クラスは隣同士だったが、部活も柔道部と剣道部で活動場所が柔剣道場だったため、交流も増えて途中まで一緒に帰ったりしていた。

小学一年生で引っ越していた達也はあまり知り合いもいなかったからか、「未央、教科書貸して~」、「未央!今日部活終わりに近所の文具屋寄ろう」と顔を出していた。

私もテスト期間には「達也!勉強教えて!」「宿題やってないの!助けて!」と頼っていた。

久しぶりの幼なじみとの学校生活、小学生から仲の良かった友達もいて、部活も楽しかった。

ただ純粋に楽しんで学校に通っていた。

ある日の放課後、部活もなかったので、達也に勉強を教えてもらうために教室に残っていた。

1度も話したことの無い同級生の女の子たちが私以外誰もいない教室に入ってきて「ねぇ」と急に話しかけられた。

「達也くんとどういう関係?」

恋愛にもさほど興味がなく、当時全く達也を異性として見ていなかった私は質問の意味が分からなかった。

「小さい頃から知ってる幼なじみだけど、、、」

「ふーん。達也くんのこと呼び捨てで呼んだり、一緒に帰るのやめてよ、ムカつくから。」

「なんで?昔から達也って呼んでるから今更変えるのも、、、」

「とにかく、やめてよね!じゃないと知らないから!」そう言い捨てて去っていった直後、達也がきた。

「未央、顔暗いけどなんかあった?体調悪い?」

「なんでもないよ!達也、今日はここ教えて!」

達也には心配かけたくなくて、何も無かったように過ごした。

達也への対応を変えることもしなかった。

それがどうなるのか分かっていなかった。
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