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ハードモードすぎて辛い。
もう6年たったんですが。
その日から俺は、カーナに頼みこの世界の色々な本を読んだ。
どうやら魔法や剣など、いかにも異世界な物があるようだった。
7歳の秋から貴族は全寮制の学園の初等部に通えるらしいが任意だそうだ。
まぁほとんどの貴族が通うらしい。
俺の場合は不良品な息子を外部に晒すのは、アルマディカ家の恥だからと行かずにすんだ。
しかし初等部が3年半、中等部が3年、
高等部が4年で、高等部だけは貴族は強制で通わなければならないらしい。まぁ、高等部入る前に勘当されてる可能性だってある。そんなに深く考えなくてもなる様になる。そう当時の小さな俺は考えていた。
引きこもり初めて早6年経ってしまった…
この6年本を読んだり自室で密かに魔法の練習をしていた。
魔法は奥深くそれなりの物が使えるようになった気がする。
人と会わないので魔法の基準があまりよく分からないが…
カーナとも食事を運んできてもらう時だけだが、スムーズに言葉を交わせるようになった。
3年ほど前からはもっと食べて欲しいと言われる様になったのだが無理だ。
この世界の食事、と言うか貴族の食事は胃に来るものばかりで沢山食べられない。幼少期のリンシャは、よくこんなものを暴飲暴食したものだと感心までしてしまう。
カーナが運んでくる本はどれも古びているが面白い。
どこから運んでいるのかと聞くと、この屋敷の使われていない書庫かららしい。
古めかしい本しかないため誰も使っていないそうだ。
と、まぁこんな流暢にしているが、正直焦っている。
あと半年で高等部が始まるというのに勘当されていない。
ジスは俺をどうする気でいるのだろうか。
正直なところ引きこもり始めたら遅かれ早かれ追い出されてそこら辺で野垂れ死にするのかなとか思っていた。
あの日以来の6年間、俺はカーナ以外とは顔を合わせたことがない。
義弟のロディに関しては遠目で見た事しかないのでどんな人物が全く知らない。
「なぁカーナ、俺これからどうなるんだろ。」
いつも通り食事と本を運んできてくれたカーナに問いかける。
「どうなる、ですか?それはもう立派に社交界デビューですよ!6年も遅めですけれどね!きっとリンシャ様を見た人達はみな、美しさを前に息を飲みますよ!」
そんなことを平然と言い始めるカーナ。
美しさではなく醜さの間違えでは無いかと返すとカーナは
「まだそんな事をおっしゃるんですか?いい加減鏡を見てください。」
と返される。俺は鏡を見るのが怖いのだ。6年前、鏡にかけた布がめくられたことは1度もない。
「まぁリンシャ様に何を言っても無駄なのは分かってますとも。自己肯定感が皆無ですからね。」
そう言いながらクスクスと笑う。
「そうだ!面白い本を見つけたんですよ!恋愛モノなんですけどね…」
楽しそうにカーナは一冊の本を手渡してきた。表紙には2人のイケメンが並んでいる。この世界は同性愛も普通らしい。らしいのだが俺は前世の感覚が残っていて違和感だ。無理だ。
「まぁとりあえず面白いので見てください!感想待ってますから!」
あまりにもカーナが楽しそうに部屋を出ていったので、渋々だが小説を読んでみることにした。
どうやら魔法や剣など、いかにも異世界な物があるようだった。
7歳の秋から貴族は全寮制の学園の初等部に通えるらしいが任意だそうだ。
まぁほとんどの貴族が通うらしい。
俺の場合は不良品な息子を外部に晒すのは、アルマディカ家の恥だからと行かずにすんだ。
しかし初等部が3年半、中等部が3年、
高等部が4年で、高等部だけは貴族は強制で通わなければならないらしい。まぁ、高等部入る前に勘当されてる可能性だってある。そんなに深く考えなくてもなる様になる。そう当時の小さな俺は考えていた。
引きこもり初めて早6年経ってしまった…
この6年本を読んだり自室で密かに魔法の練習をしていた。
魔法は奥深くそれなりの物が使えるようになった気がする。
人と会わないので魔法の基準があまりよく分からないが…
カーナとも食事を運んできてもらう時だけだが、スムーズに言葉を交わせるようになった。
3年ほど前からはもっと食べて欲しいと言われる様になったのだが無理だ。
この世界の食事、と言うか貴族の食事は胃に来るものばかりで沢山食べられない。幼少期のリンシャは、よくこんなものを暴飲暴食したものだと感心までしてしまう。
カーナが運んでくる本はどれも古びているが面白い。
どこから運んでいるのかと聞くと、この屋敷の使われていない書庫かららしい。
古めかしい本しかないため誰も使っていないそうだ。
と、まぁこんな流暢にしているが、正直焦っている。
あと半年で高等部が始まるというのに勘当されていない。
ジスは俺をどうする気でいるのだろうか。
正直なところ引きこもり始めたら遅かれ早かれ追い出されてそこら辺で野垂れ死にするのかなとか思っていた。
あの日以来の6年間、俺はカーナ以外とは顔を合わせたことがない。
義弟のロディに関しては遠目で見た事しかないのでどんな人物が全く知らない。
「なぁカーナ、俺これからどうなるんだろ。」
いつも通り食事と本を運んできてくれたカーナに問いかける。
「どうなる、ですか?それはもう立派に社交界デビューですよ!6年も遅めですけれどね!きっとリンシャ様を見た人達はみな、美しさを前に息を飲みますよ!」
そんなことを平然と言い始めるカーナ。
美しさではなく醜さの間違えでは無いかと返すとカーナは
「まだそんな事をおっしゃるんですか?いい加減鏡を見てください。」
と返される。俺は鏡を見るのが怖いのだ。6年前、鏡にかけた布がめくられたことは1度もない。
「まぁリンシャ様に何を言っても無駄なのは分かってますとも。自己肯定感が皆無ですからね。」
そう言いながらクスクスと笑う。
「そうだ!面白い本を見つけたんですよ!恋愛モノなんですけどね…」
楽しそうにカーナは一冊の本を手渡してきた。表紙には2人のイケメンが並んでいる。この世界は同性愛も普通らしい。らしいのだが俺は前世の感覚が残っていて違和感だ。無理だ。
「まぁとりあえず面白いので見てください!感想待ってますから!」
あまりにもカーナが楽しそうに部屋を出ていったので、渋々だが小説を読んでみることにした。
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