『転生勇者の俺、家族に正体を隠さず話した結果、家族も最強になった件』

アルさんのシッポ

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第1部 第6章「絆の深化」

第24話「エルフの知恵と新たな魔法」

第24話「エルフの知恵と新たな魔法」


 エルヴィンが町に来て、一週間が経った。
 エルフの長老の存在は、町民たちに驚きと敬意をもって受け入れられた。
 最初は恐る恐る接していた町民たちも、エルヴィンの優しい人柄に触れて、次第に打ち解けていった。
 特に、子供たちはエルヴィンが大好きだ。
 レオとリナは、毎日エルヴィンの部屋に遊びに行っている。
 ある朝、僕はエルヴィンと一緒に朝食を取っていた。
「エルヴィン様、この町の暮らしはいかがですか?」
「とても良いよ、アレン。静かで、平和で…人族の町も、悪くないな。それに、お前や家族と一緒にいられる。これ以上の幸せはない」
 僕も嬉しくなった。
「僕も、エルヴィン様と一緒にいられて嬉しいです」
 その時、ソフィア姉さんが話題を切り出した。
「そういえば、私たちも身体強化魔法は使えるけど…アレンにかけてもらった方が、圧倒的に強いよね」
 マルク兄さんも頷く。
「うん。自分でかけると、30分くらいで切れちゃうけど、アレンにかけてもらうと、3時間以上持つ」
 ノエルも言う。
「それに、強化の度合いも全然違う。自分でかけると、少し速くなる程度だけど、アレンにかけてもらうと、信じられないくらい速くなる」
 母さんが付け加える。
「それに、アレンにかけてもらえば、私たちの魔力を使わなくて済むから、その分、攻撃魔法や治癒魔法に魔力を使えるのよね」
 エルヴィンが興味深そうに聞いている。
「なるほど。それは、魔力量の差だな」
「魔力量の差…ですか?」
 エルヴィンが説明してくれる。
「身体強化魔法というのは、術者の魔力量によって効果が大きく変わる。魔力量が多いほど、強化の倍率も、持続時間も増す」
 エルヴィンが続ける。
「アレンはレベル99だ。一般的な魔法使いの十倍以上の魔力量がある。だから、アレンの身体強化魔法は、他の者がかけるより遥かに強力なんだ」
 家族が納得した表情を浮かべる。
「そういうことだったんだ…」
「だから、冒険の時は、アレンにかけてもらった方が効率的なんだよ。みんなの魔力を温存できるし、強化も強力だから」
 父が言う。
「確かに。アレンにかけてもらうと、戦闘が格段に楽になる」
 エルヴィンが微笑む。
「良いチームワークだな」
 朝食の後、エルヴィンが僕を呼んだ。
「アレン、少し時間があるか? 新しい魔法を教えようと思う」
 僕の目が輝く。
「新しい魔法…!」
 僕たちは屋敷の裏庭に移動した。
 広い空間で、訓練に適している。
「アレン、お前は既に様々な魔法を使えるな」
「はい。攻撃魔法、回復魔法、身体強化魔法…」
「では、『魔力感知』の魔法は知っているか?」
 僕は首を傾げる。
「魔力感知…? サーチ魔法とは違うんですか?」
 エルヴィンが説明する。
「ああ、違う。サーチ魔法は、周囲の魔力反応を探知する。範囲は広いが、精度は低い。魔力感知は、特定の対象の魔力を詳細に分析できる。その者の魔力量、魔力の質、魔力の流れ…全てがわかる」
 僕は驚く。
「それは…すごいですね」
「教えよう」
 エルヴィンが手を差し出す。
「まず、わしの魔力を感じてみろ」
 僕はエルヴィンの手に触れる。
 そして、集中する。
「魔力の流れを感じるんだ。川の流れのように、魔力は常に動いている」
 エルヴィンが優しく導いてくれる。
 僕は目を閉じて、集中する。
 すると――
 見えた。
 エルヴィンの体内を流れる、魔力の流れ。
 青白い光の川が、全身を巡っている。
 複雑で、でも美しい。
「見えました…!」
「良いぞ。それが、魔力感知だ。この魔法を使えば、相手の魔力量や、魔力回路の状態がわかる。治癒魔法を使う時にも役立つし、魔法を教える時にも使える」
 僕は興奮した。
「これ、すごく便利ですね!」
「そうだ。ぜひ習得してほしい」
 その後、数時間かけて、魔力感知の訓練を続けた。
 家族全員の魔力を感知してみる。
 母さんの魔力は、優しく穏やかな流れ。
 ソフィア姉さんの魔力は、炎のように激しく情熱的。
 マルク兄さんの魔力は、風のように軽やかで自由。
 ノエルの魔力は、大地のように安定して温かい。
 双子の魔力は、まだ小さいけど、とても純粋で輝いている。
「面白い…みんな、魔力の質が違うんですね」
「そうだ。魔力は、その者の性質を反映する。だから、魔力を感じれば、その者の本質も少しわかる」
 午後、僕は町の市場を歩いていた。
 すると――
 見覚えのある商人がいた。
 ハインリヒだ。
 一週間前、ミスリルの取引を断った商人。
 今日も、屋台を出して商売をしている。
「いらっしゃいませ! 珍しい香辛料、いかがですか!」
 ハインリヒが元気よく呼びかけている。
 町民たちが、興味深そうに見ている。
「これは…何という香辛料?」
「サフランと申します。王都でも高級な香辛料ですよ」
 ハインリヒが丁寧に説明している。
 僕は少し驚いた。
 ミスリルの取引を断られたのに、また町に来たのか。
 しかも、嫌な顔一つせず、商売をしている。
 僕はハインリヒに近づいた。
「こんにちは、ハインリヒさん」
「あ、アレン男爵様! また来てくださったんですね」
「はい。この町、とても良いところですから。それに、私も商人です。色々な町で商売をするのが仕事ですから」
 僕は神眼でハインリヒを見る。
 悪意は感じない。
 誠実な、良い人だ。
「今日は、何を売っているんですか?」
「今日は、王都から仕入れた香辛料と、珍しい食材です。サフラン、シナモン、ナツメグ…それと、干し肉やドライフルーツも」
 確かに、珍しい品々が並んでいる。
「良いものを扱っていますね」
「ありがとうございます」
 ハインリヒが嬉しそうに微笑む。
 それから、ハインリヒは定期的に町を訪れるようになった。
 二週間に一度くらいのペースで。
 毎回、珍しい食材や香辛料を持ってくる。
 そして、屋台で販売して帰る。
 ミスリルの話は、もう一切しない。
 ただ、誠実に商売をしている。
 僕は、その姿勢に好感を持ち始めていた。
 ある日、ハインリヒが特別な食材を持ってきた。
「アレン男爵様、これ、よろしければ…」
 ハインリヒが小さな袋を差し出す。
「これは…?」
「南の国から取り寄せた、特別な紅茶です。とても良い香りで、貴族の間でも人気なんです。少しですが、お受け取りください」
 僕は驚く。
「でも、これは商品では…?」
「いえいえ、これはお礼です。この町で、いつも良くしていただいているお礼に」
 僕は神眼で確認する。
 やはり、悪意はない。
 純粋な好意だ。
「ありがとうございます」
 僕は紅茶を受け取った。
 その夜、僕は家族とエルヴィンを集めて、会議を開いた。
「みんな、商人のハインリヒさんのこと、覚えてる?」
 全員が頷く。
「ミスリルの取引を断った人ね」
 母さんが言う。
「そう。でも、彼は諦めずに、何度も町に来てくれている。毎回、珍しい食材や香辛料を持ってきて、誠実に商売をしている。嫌な顔一つせず、町民たちとも良好な関係を築いている」
 父が言う。
「信用できる人物だと思うのか?」
「はい。神眼で何度も確認しました。悪意は一切ありません。それで…少量だけど、インゴットを売ってもいいかなと思うんだ」
 家族が少し驚く。
「インゴット…?」
 僕は説明する。
「うん。ミスリルは少量だけ。それと、金、銀、銅のインゴット。鉱脈から採掘した鉱石を精製したインゴット。これなら、加工は相手に任せられる」
 エルヴィンが言う。
「なるほど。武器をそのまま売るより、安全だな」
「はい。それに、信頼関係を築くという意味でも、良いかなと」
 ソフィア姉さんが言う。
「確かに。あの人、誠実そうだもんね」
 マルク兄さんも頷く。
「何度も町に来てくれてるし」
 ノエルも言う。
「私も、良い人だと思う」
 母さんが言う。
「じゃあ、少量から始めてみましょうか」
 父も賛成してくれる。
「そうだな。信頼できる取引相手を持つのは、大切だ」
 エルヴィンも微笑む。
「良い判断だ、アレン」
 翌日、ハインリヒが町を訪れた時、僕は彼を呼び止めた。
「ハインリヒさん、少しお時間いいですか?」
「はい、もちろんです」
 僕たちは、人気のない場所に移動した。
「実は…お話があるんです。インゴットを、少量ですが、お売りできます」
 ハインリヒの目が大きく見開かれる。
「本当ですか…!」
「はい。ただし、条件があります。まず、取引は秘密にしてください。大々的に宣伝しないでください。それと、最初は少量だけです。信頼関係を築きながら、少しずつ増やしていきます」
「もちろんです。承知しました」
 ハインリヒが深々と頭を下げる。
「ありがとうございます、アレン男爵様」
「こちらこそ。ハインリヒさんの誠実な態度を、信頼させていただきました」
 僕は空間収納から、インゴットを取り出す。
 ミスリルのインゴット二つ。
 金のインゴット五つ。
 銀のインゴット十。
 銅のインゴット二十。
 ハインリヒが、インゴットを見て驚愕する。
「これは…本物の…素晴らしい…こんなに純度の高いインゴット、見たことがありません…」
「クラフト魔法で精製したインゴットです」
 ミスリルのインゴットが、青白く輝いている。
 金、銀、銅のインゴットも、不純物が完全に取り除かれた、美しい輝きを放っている。
「価格は…ミスリルは一つ、金貨百枚。金は一つ、金貨十枚。銀は一つ、金貨五枚。銅は一つ、金貨一枚」
 ハインリヒが計算する。
「合計…金貨三百七十枚ですね。お支払いします」
 ハインリヒが空間収納から、金貨を取り出す。
 きちんと数えて、僕に渡す。
「確かに。ありがとうございます。これから、よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
 二人で握手する。
 こうして、信頼できる取引相手ができた。
 その夜、僕は家族とエルヴィンに報告した。
「ハインリヒさんと、取引が成立しました」
 全員が拍手してくれる。
「良かったね」
「これで、安定した収入源ができたわね」
 母さんが嬉しそうだ。
 父が言う。
「信頼できる商人との繋がりは、大切だ」
 エルヴィンも微笑む。
「良い判断だった、アレン」
 僕は家族を見回した。
「これからも、慎重に、でも前向きに進んでいこう」
 全員が頷く。
 双子が、エルヴィンの膝に座っている。
「エルヴィンおじいちゃん、すごいね」
「ねぇ、エルヴィンおじいちゃんは何歳なの?」
 レオが質問する。
「七百五十歳だよ」
 双子が驚愕する。
「なななな…!」
「ななひゃく…!」
 リナが首を傾げる。
「でも、なんで若い時から『長老』って呼ばれてたの? お兄ちゃんが言ってた」
 エルヴィンが微笑む。
「良い質問だね、リナ。エルフ族には『五大老』という制度があるんだ。年齢ではなく、能力で選ばれた最も優秀な五人が『長老』の称号を持つ。わしは二百五十歳の時、その一人に選ばれた」
 家族全員が驚く。
「能力で…?」
 ソフィア姉さんが言う。
「そうだ。エルフの中でも、魔法の才能、知識、リーダーシップ…様々な面で評価される。わしは、魔法理論の研究で評価された」
 エルヴィンが続ける。
「今のエルフの長老は、わし以外に四人いる。アルヴィンは、わしの弟子だから、まだ長老ではない。いずれ、わしが引退すれば、彼が五大老の一人になるだろう」
「すごい…!」
 双子が目を輝かせる。
「エルヴィンおじいちゃん、かっこいい!」
 エルヴィンが優しく双子の頭を撫でる。
「ありがとう、レオ、リナ」
 その夜、窓の外を見上げると、満天の星空が広がっていた。
「セレスティア様、ありがとうございます。エルヴィン様と共に過ごし、新しい魔法を学び、信頼できる仲間も増えました。これからも、見守っていてください」
 心の中で呟く。
 星が、優しく瞬いている。
 明日も、新しい一日が始まる。
 エルヴィンから学び、家族と共に成長し、町を発展させていく。
 僕の二度目の人生は、まだまだ続いていく。

次回:第25話「迫る陰謀と王都の動き」

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