『転生勇者の俺、家族に正体を隠さず話した結果、家族も最強になった件』

アルさんのシッポ

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第2部 第2章「改革の波」

第38話「双子の活躍と土地改革」

第38話「双子の活躍と土地改革」


 ベルンハルトを追放してから、二週間が経った。
 フェルゼン領の改革は、順調に進んでいる。
 学校も完成し、子供たちが通い始めた。
 税制改革の効果も現れ、領民たちの生活が豊かになってきている。
 でも、アダルベルトの影が、まだある。
 彼は、表面上は協力的だが、裏で何かを企んでいる。
 神眼で見える。
 その日、僕はノイブルクの新領地に戻っていた。
 父の領地(元々僕の領地)で、家族と過ごす時間を作るためだ。
 夕食の時間。
 家族全員が集まっている。
 双子のレオとリナが、元気に話している。
「お兄ちゃん、フェルゼン領、どうだった?」
「うん、順調だよ。学校もできたし、みんな喜んでくれてる」
 リナが、目を輝かせる。
「すごい! 私たちも、手伝いたい!」
 レオも頷く。
「僕たちも、新しい領地の手伝いがしたい!」
 母が、心配そうに見る。
「でも、レオ、リナ…まだ六歳なのに…」
 父も言う。
「危険かもしれないぞ。フェルゼン領には、まだ不穏な動きがある」
 ソフィア姉さんが微笑む。
「でも、二人なら大丈夫かも。戦争の時も、ちゃんと領地を守ったし」
 マルク兄さんも言う。
「守ってくれる人がいれば、良い経験になるかもしれない」
 双子が、期待の眼差しで僕を見る。
「お兄ちゃん…」
 僕は少し考える。
 確かに、危険はある。
 でも、双子は強い。
 A+ランクの実力がある。
 そして、人を助ける優しい心を持っている。
 その時、エルヴィンが口を開いた。
「わしが同行する。双子を守りつつ、経験を積ませよう」
「エルヴィン様…」
「コンラートの騎士団五十名も護衛につければ、安全だろう」
 コンラートが頷く。
「はい。私の部隊で、しっかり守ります」
 僕は、双子を見る。
「レオ、リナ。行きたいか?」
「うん!」
「行きたい!」
 二人の目は、真剣だ。
「わかった。でも、条件がある」
「何?」
「エルヴィン様とコンラートさんの言うことを、ちゃんと聞くこと。危険な時は、すぐに逃げること」
「わかった!」
「約束する!」
 母が、少し寂しそうだ。
「気をつけてね…」
 父が、双子の頭を撫でる。
「お前たちなら、きっと大丈夫だ。でも、無理はするな」
 ノエルが言う。
「レオ、リナ、頑張ってね」
 翌日、双子はエルヴィン、コンラート騎士団五十名と共に、フェルゼン領に向かった。
 馬車での三日間の旅。
 双子は、初めての長距離旅行にワクワクしている。
「お兄ちゃん、見て! あの山、大きい!」
「川もきれい!」
 エルヴィンが微笑む。
「お前たちは、本当に元気だな」
 コンラートも言う。
「この元気を、フェルゼン領の人々にも分けてあげてください」
 三日後、フェルゼン領に到着した。
 マティアスが出迎える。
「アレン様、そして…これが、双子様ですか?」
「はい。レオとリナです」
 双子が、丁寧にお辞儀する。
「よろしくお願いします!」
 マティアスが、驚いている。
「まだ六歳なのに…こんなに礼儀正しい…」
「二人には、学校で魔法を教えてもらおうと思っています」
「魔法…ですか?」
「はい。双子は、魔法の天才なんです」
 翌日から、双子は学校で魔法を教え始めた。
 子供たちが、教室に集まっている。
 双子より年上の子供たちもいる。
 でも、双子は堂々としている。
「みんな、こんにちは! 僕はレオです」
「私はリナです。今日から、魔法を教えます」
 子供たちが、少し戸惑っている。
「こんなに小さいのに…先生…?」
 レオが、にっこり笑う。
「小さくても、魔法はできるよ。見せてあげる」
 レオが手を上げる。
 雷魔法を発動する。
 でも、危険のない小さな雷。
 手のひらに、バチバチと雷が走る。
 子供たちが、驚く。
「すごい…!」
「本当に魔法だ…!」
 リナも、光魔法を見せる。
 手のひらから、優しい光が溢れる。
 教室全体が、温かい光に包まれる。
「わあ…きれい…」
 子供たちが、感動している。
「魔法は、こうやって使うんだよ。まず、自分の中の魔力を感じてみて」
 双子が、丁寧に教え始める。
 魔力の感知。
 基礎的な魔力コントロール。
 子供たちは、真剣に聞いている。
 そして、少しずつできるようになっていく。
「できた! 魔力を感じた!」
「僕も!」
 双子が、嬉しそうに微笑む。
「みんな、すごいよ!」
「その調子!」
 授業の後、双子は村を歩いた。
 コンラートの騎士たちが、少し離れて護衛している。
 村人たちが、双子を見て驚く。
「あれが、双子様…?」
「王国の双星…」
「本当に、小さいのに強いのか…」
 双子が、村人たちに挨拶する。
「こんにちは!」
 村人たちも、笑顔で応える。
「こんにちは、双子様」
 その時、一人の老婆が近づいてきた。
「双子様…お願いがあるんですが…」
「どうしたの?」
「実は、私、足が痛くて…もう何年も…」
 老婆が、杖をついている。
 足を引きずっている。
 リナが、優しく言う。
「見せてください」
 リナが、老婆の足に手を当てる。
 光魔法を発動する。
 治癒魔法だ。
 優しい光が、老婆の足を包む。
 数分後――
 老婆が、驚いた表情になる。
「痛みが…消えた…!」
 老婆が、杖なしで歩く。
 スムーズに、痛みなく。
「何年ぶりだろう…こんなに楽に歩けるのは…」
 老婆が、涙を流す。
「ありがとうございます…双子様…」
 他の村人たちも、集まってくる。
「私も、腰が痛いんです…」
「僕も、古傷が…」
 双子は、次々と村人たちを治療する。
 レオが簡単な怪我を治し、リナが重い症状を治す。
 村人たちが、感動している。
「双子様は、天使だ…」
「こんなに優しい…」
 その日の午後、事件が起きた。
 双子が村を歩いていると、子供の悲鳴が聞こえた。
「助けて!」
 井戸の方から聞こえる。
 急いで駆けつけると――
 七歳くらいの男の子が、井戸に落ちていた。
 深い井戸だ。
 底には水があるが、子供は必死に縁にしがみついている。
「落ちた…!」
「誰か、助けて…!」
 村人たちが慌てている。
 でも、井戸は深い。
 ロープを下ろしても、子供が掴めるかどうか。
 レオが、前に出る。
「僕が行く」
 レオが、飛空魔法を発動する。
 ふわりと浮き上がる。
 そして、井戸の中に飛び込む。
「レオ様!」
 村人たちが、驚く。
 井戸の中――
 レオが、子供のもとに降りる。
「大丈夫だよ。掴まって」
 子供が、レオにしがみつく。
 レオが、飛空魔法で上昇する。
 二人を乗せて、ゆっくりと。
 井戸から出る。
 村人たちが、拍手する。
「すごい…!」
「飛べるのか…!」
 子供は、怯えている。
 少し擦り傷もある。
 リナが、治癒魔法をかける。
「もう大丈夫だよ」
 傷が治る。
 子供の母親が、駆けつける。
「うちの子…!」
 母親が、子供を抱きしめる。
 そして、双子に深々と頭を下げる。
「ありがとうございます…双子様…本当に…」
 他の村人たちも、感謝する。
「双子様、ありがとうございます」
「うちの子を、助けてくれて…」
 双子は、照れくさそうに微笑む。
「当然のことだよ」
「困っている人を、助けるのは」
 その夜、アダルベルトの屋敷。
 アダルベルトが、暗い表情で座っている。
「双子…厄介だな…」
 双子の活躍を聞いて、焦っている。
 領民たちが、どんどんアレンの家族を慕うようになっている。
 このままでは、自分の立場が危うい。
 そして――
 ふと、思いついた。
「そうだ…双子を誘拐すれば…」
 双子を人質にすれば、アレンを脅せる。
 土地改革を止めさせることができる。
 アダルベルトは、闇ギルドに連絡を取った。
 密書を送る。
「双子を誘拐せよ。報酬、金貨百枚」
 三日後の夜。
 双子は、宿で休んでいた。
 エルヴィンとコンラートの騎士たちも、近くにいる。
 深夜――
 エルヴィンが、目を覚ました。
 気配を感じた。
 殺気だ。
「来たか…」
 エルヴィンが、静かに立ち上がる。
 双子の部屋の前に立つ。
 コンラートも、気配に気づいて起きた。
「エルヴィン様…」
「ああ。敵だ」
 宿の窓から、黒い影が五つ、侵入してくる。
 闇ギルドの暗殺者だ。
 全員、熟練の殺し屋。
 でも――
 エルヴィンとコンラートの騎士団が、待ち構えていた。
「動くな」
 エルヴィンの声が、低く響く。
 暗殺者たちが、驚く。
「バレている…!?」
 でも、逃げる暇はなかった。
 エルヴィンが魔法を発動する。
 風の魔法。
 暗殺者たちが、一瞬で拘束される。
 動けない。
 コンラートの騎士たちが、すぐに取り押さえる。
「全員、捕獲しました」
 双子は、物音で目を覚ました。
「何…?」
「エルヴィン様…?」
 エルヴィンが、優しく言う。
「大丈夫だ。悪い奴らを捕まえただけだ」
 双子が、少し怖がっている。
「僕たちを…襲おうとしたの…?」
「ああ。でも、もう大丈夫だ」
 レオが、リナの手を握る。
「大丈夫だよ、リナ。エルヴィン様とコンラートさんが守ってくれたから」
 リナが頷く。
「うん…」
 翌朝、暗殺者たちを尋問した。
 僕も、フェルゼン領に急いで戻ってきた。
 双子が襲われたと聞いて、慌てて駆けつけたのだ。
「レオ、リナ、大丈夫か?」
「うん、お兄ちゃん。大丈夫だよ」
「エルヴィン様とコンラートさんが、守ってくれたから」
 僕は、二人を抱きしめる。
「よかった…本当に…」
 そして、暗殺者たちの尋問を始める。
 最初は、誰も喋らなかった。
 でも、一人が口を割った。
「…アダルベルトだ。アダルベルトの依頼だ」
「アダルベルト…」
 やはりか。
 僕は神眼で確認する。
 真実を言っている。
 そして、証拠の在り処も見える。
 アダルベルトの屋敷、書斎の隠し引き出し。
 そこに、闇ギルドとの契約書がある。
「ディートリヒさん、アダルベルト邸を包囲してください」
「わかりました」
 一時間後。
 僕は、ディートリヒ騎士団五十名を率いて、アダルベルト邸に到着した。
 大きな屋敷だ。
 広大な土地を持つ地主らしい。
「アダルベルト、出てきなさい」
 僕が声をかけると、アダルベルトが出てくる。
「何の用ですか、アレン伯爵」
 まだ、しらを切るつもりだ。
「あなたを、双子の誘拐未遂と殺人未遂の罪で逮捕します」
 アダルベルトが、驚いた表情を作る。
「な、何を言っているんですか! 私が、そんなことを!」
「暗殺者たちが、自白しました。あなたの依頼だと」
「それは…その者たちが嘘を…」
「では、屋敷を捜索させていただきます」
「な、何を!」
 ディートリヒと騎士たちが、屋敷に入る。
 僕も一緒に入る。
 書斎に向かう。
 豪華な書斎だ。
 大きな机、本棚、そして壁には高価な絵画。
 僕は、神眼で確認した場所に向かう。
 机の引き出し。
 一見、普通の引き出しだ。
 でも――
「この引き出し、底板を外してください」
 ディートリヒが、引き出しを調べる。
 底板を外すと――
 隠し引き出しが現れた。
 中には、書類が数枚。
 取り出して読む。
「闇ギルドとの契約書。双子の誘拐。報酬、金貨百枚」
 アダルベルトの筆跡だ。
 日付も、三日前。
 完璧な証拠だ。
「これは…どういうことですか?」
 僕が、アダルベルトに突きつける。
 アダルベルトの顔が、真っ青になる。
「そ、それは…誰かが…」
「あなたの筆跡です。そして、あなたの机の隠し引き出しから見つかりました」
 さらに、騎士たちが他の部屋からも証拠を見つけてくる。
 小作農からの搾取の記録。
 不正な土地取引の契約書。
 前の代官との癒着の証拠。
 全て、アダルベルトの悪事の証拠だ。
「あなたは、双子を誘拐しようとしました。なぜですか?」
 アダルベルトが、観念したように言う。
「…土地改革を止めるためだ。小作農たちに土地を渡したら、私の財産が…」
「あなたの財産は、小作農たちから搾取したものですね」
 アダルベルトが、黙る。
「あなたを、誘拐未遂、殺人未遂、そして小作農からの不正な搾取の罪で告発します」
 ディートリヒが、アダルベルトを拘束する。
「裁判で、罪を問われることになります。おそらく…全財産没収と奴隷落ちでしょう」
 アダルベルトが、叫ぶ。
「やめろ! 奴隷になんて…!」
「あなたが搾取した小作農たちの苦しみは、考えなかったんですか?」
 一週間後。
 裁判が行われた。
 証拠は明白だった。
 アダルベルトは、全ての罪で有罪。
 判決:全財産没収、奴隷落ち。
 領民たちは、喜んだ。
「アダルベルトが、奴隷に…!」
「ざまあみろ!」
 そして、土地改革が始まった。
 アダルベルトの広大な土地を、小作農たちに分配する。
 マティアスと共に、公平に分ける。
「これは、あなたの土地です」
 一人の農民に、土地の権利書を渡す。
 農民が、震える手で受け取る。
「私の…土地…?」
「はい。あなたのものです」
 農民が、涙を流す。
「生まれて初めて…自分の土地を…」
 他の小作農たちも、次々と土地を受け取る。
 みんな、涙を流している。
「ありがとうございます…アレン様…」
「これで、子供たちに、土地を残せる…」
 土地改革は、大成功だった。
 農民たちの生活が、劇的に改善する。
 自分の土地を持てば、もっと頑張れる。
 収穫も増える。
 経済も成長する。
 フェルゼン領での改革は、わずか二ヶ月で大きな成果を上げた。
 税制改革。
 学校建設。
 土地改革。
 商業の健全化。
 領民たちの表情が、明るくなった。
 子供たちが、笑顔で学校に通っている。
 農民たちが、自分の土地で誇りを持って働いている。
 商人たちが、活気ある商売をしている。
「これが、僕が目指す領地だ」
 双子も、大活躍した。
 学校で魔法を教え、村人たちを治療し、子供を救った。
 領民たちは、双子を心から慕うようになった。
「双子様は、天使だ」
「あんなに優しい…」
 双子自身も、成長した。
 人を助ける喜びを知った。
 そして、危機にも対応できることを学んだ。
 ある日、双子が僕に言った。
「お兄ちゃん、また来たい」
「フェルゼン領、好きになった」
「みんな、優しいし、楽しかった」
 僕は、双子の頭を撫でる。
「そうか。また来よう」
「本当!?」
「うん。他の領地にも、一緒に行こうか」
「やった!」
 双子が、嬉しそうに抱きついてくる。
 エルヴィンが、微笑んでいる。
「お前たちは、本当に良い家族だな」
 フェルゼン領を出発する日。
 領民たち全員が、見送りに来てくれた。
「アレン様、ありがとうございました!」
「双子様、また来てください!」
 子供たちが、手を振っている。
「レオ先生、リナ先生、またね!」
 双子も、手を振る。
「またね!」
「必ず、また来るよ!」
 マティアスが、深々と頭を下げる。
「アレン様、この領地を任せていただき、ありがとうございます。必ず、良い領地にしてみせます」
「マティアスさんなら、できます。信じています」
 馬車で帰路につく。
 窓の外、フェルゼン領が遠ざかっていく。
 僕は、満足していた。
 一つの領地が、生まれ変わった。
 これを、他の八つの領地でも実現する。
 それが、僕の目標だ。
 双子が、眠そうにしている。
 リナが、僕の膝で眠り始める。
 レオも、コンラートの膝で。
 エルヴィンが言う。
「双子は、よく頑張ったな」
「はい。本当に」
「これから、他の領地でも、同じように改革していくのか?」
「はい。でも、全部同時には無理です。人材を育てながら、少しずつ」
 エルヴィンが頷く。
「焦らず、確実にだな」
「はい」
 窓の外、夕日が沈んでいく。
 美しい景色だ。
 フェルゼン領は、成功した。
 次は、他の領地だ。
 長い戦いが、始まろうとしていた。

次回:第39話「醸造品の完成と商機」

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