『転生勇者の俺、家族に正体を隠さず話した結果、家族も最強になった件』

アルさんのシッポ

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第2部 第5章「闇ギルドとの戦い」

第57話「国王の返答」

第57話「国王の返答」


 闇ギルドノイブルク支部を壊滅させてから、二週間が経った。
 領地は、平和を取り戻していた。
 リトヴァル族の人々は、安心して暮らしている。
 子供たちは、街で元気に遊んでいる。
 大人たちは、蒸留酒工房や日本食レストランで働いている。
 穏やかな日々だ。
 僕は、領地の巡回を続けていた。
 エレボスと一緒に、街を見て回る。
「アレン様、この領地は本当に平和になりましたね」
 エレボスが、微笑む。
「うん。でも、油断はできない」
「はい」
 闇ギルドの本部は、まだ王都にある。
 ヴォルフガング・フォン・シュヴァルツ。
 魔族ゲルハルト。
 そして、魔王軍の残党。
 全てが、まだ野放しだ。
 ある日の午後。
 屋敷の執務室で、父と書類を確認していた時。
 使者が来た。
 王都からの使者だ。
「グレン・フォン・ヴァルトハイム伯爵、アレン・フォン・ノイシュテルン伯爵、国王陛下からの親書をお届けします」
 使者が、封印された手紙を差し出す。
 父が、受け取る。
 封を開ける。
 そして――
 読み始める。
 父の表情が、変わる。
 緊張と、期待と、決意が、入り混じった顔。
「アレン、国王陛下からだ」
 父が、手紙を僕に見せる。
 僕は、読む。
 国王陛下からの親書
「グレン・フォン・ヴァルトハイム伯爵、アレン・フォン・ノイシュテルン伯爵へ
 まず、闇ギルドノイブルク支部の壊滅、心より賞賛する。五十三名全員の捕獲は、見事な手腕である。貴殿らの功績は、王国の歴史に刻まれるであろう。
 そして、報告書に記された内容に、私は驚愕した。
 開戦前夜に暗殺された六名の国王派貴族の事件。私は、反乱貴族たちの仕業と考え、彼らを処刑することで解決したと思っていた。
 だが、真実は違った。
 本当の黒幕は、闇ギルドのヴォルフガング・フォン・シュヴァルツ。そして、魔王軍の残党、魔族ゲルハルト。
 反乱貴族たちも、利用されただけだった。
 この事実に、私は深く怒りを覚える。
 フランツ・フォン・ハルトマンは、私の信頼厚き臣下であった。他の五名の国王派貴族も、王国の柱となる者たちであった。
 その者たちを暗殺した真犯人が、まだ野放しであったとは。
 さらに、魔王軍の残党が関与していることに、私は深く警戒する。
 魔王復活まで、あと十年。その準備が、水面下で進んでいるのだ。
 これは、王国だけの問題ではない。世界全体の危機である。
 よって、私は決断する。
 闇ギルド本部を、討伐する。
 だが、慎重に進めなければならない。
 ヴォルフガング・フォン・シュヴァルツは、元子爵であり、王都に人脈がある。証拠なく動けば、政治問題になる。
 そのため、貴殿らの協力が必要だ。
 グレン・フォン・ヴァルトハイム伯爵、アレン・フォン・ノイシュテルン伯爵。
 王都に来られたし。
 私は、貴殿らと共に、闇ギルド本部討伐について協議したい。
 一ヶ月以内に、王都に参られることを期待する。
 エルデンハイム王国国王 エドヴァルト三世」
 手紙を読み終えて、僕は父を見る。
 父は、拳を握っている。
 震えている。
「ついに…」
 父が、低く呟く。
「ついに、闇ギルド本部を討伐できる」
「父さん」
「アレン、行くぞ。王都に」
 父の目が、燃えている。
「フランツの仇を討つ。六名の国王派貴族の仇を討つ」
「そして、闇ギルド本部を、完全に壊滅させる」
「はい」
 僕も、頷く。
「一緒に戦いましょう」
 その日の夕方。
 屋敷で会議を開いた。
 父グレン、母エレナ、僕、エルヴィン、ディートリヒ、コンラート、ヴォルフ、リトア、そしてエレボス。
 全員が集まる。
「国王陛下から、召喚状が届いた」
 父が、全員に報告する。
「グレンとアレンに、王都に来るようにとのことだ」
「闇ギルド本部討伐について、協議したいそうだ」
 全員が、緊張する。
 母エレナが、心配そうに言う。
「いつ出発するの?」
「明日だ」
 父が、答える。
「国王陛下は一ヶ月以内と仰っているが、一刻も早い方がいい」
「どのくらい、王都にいるの?」
「わからない」
 父が、首を振る。
「協議の内容次第だ。最短で一ヶ月、長ければ数ヶ月になるかもしれない」
 母が、顔色を変える。
「数ヶ月…そんなに…」
「すまない、エレナ。でも、これは必要なことだ」
 父が、母の手を握る。
「フランツのために。王国のために」
「…わかったわ」
 母が、頷く。
「二人とも、気をつけてね」
 エルヴィンが、言う。
「グレンとアレンが王都に行く間、領地はどうする?」
「頼みたい」
 父が、エルヴィンを見る。
「エルヴィン、領地の統治を任せたい」
「わかった」
 エルヴィンが、頷く。
「任せろ」
「ディートリヒ、軍事面を頼む」
「了解しました」
 ディートリヒが、敬礼する。
「騎士団を率いて、領地を守ります」
「コンラート、行政を頼む」
「はい」
 コンラートが、頷く。
「税収、人口管理、全て滞りなく進めます」
 父が、三人を見る。
「頼んだぞ。この領地を、守ってくれ」
「はい!」
 三人が、声を揃える。
 僕は、リトアとヴォルフを見る。
「リトアさん、ヴォルフさん」
「はい」
「僕たちが王都に行く間、領地のことをお願いします」
「わかりました」
 リトアが、頷く。
「我々リトヴァル族も、全力で協力します」
「何かあれば、エルヴィン様たちに相談してください」
「はい」
 ヴォルフが、続ける。
「アレン様、闇ギルド本部を必ず壊滅させてください」
「約束します」
 僕は、強く頷く。
「必ず、全てを終わらせます」
 会議が終わった後、エレボスと話した。
「エレボス、王都に一緒に来てくれるかい?」
「もちろんです、アレン様」
 エレボスが、即答する。
「私は、アレン様の守護者です。どこまでもお供します」
「ありがとう」
「それに、闇ギルド本部には、まだ魔族がいるかもしれません」
 エレボスが、続ける。
「ゲルハルトのような魔族が。私の悪意察知が、役に立つはずです」
「そうだね」
 僕は、頷く。
「一緒に戦おう」
「はい」
 その夜、モーモーと念話で話した。
「モーモー、明日、王都に行くんだ」
「はい、存じております」
 モーモーが、優しく答える。
「一緒に来てくれるかい?」
「もちろんです、主様」
 モーモーが、嬉しそうに言う。
「どこまでもお供します」
「でも、王都では小さくなってもらうことになるけど」
「問題ありません」
 モーモーが、続ける。
「私は小さくなっても、空を歩けます。主様の目線の高さで、ずっと一緒にいられます」
「ありがとう、モーモー」
「それと、他の聖牛も連れて行きますか?」
「父さんとエレボスの分も、お願いできるかな」
「わかりました。ペスカとマトリが良いでしょう」
「ペスカとマトリ?」
「はい。ペスカは力強く、マトリは賢い。父上とエレボス様にぴったりです」
「そうなんだ。じゃあ、その二頭をお願いするよ」
「かしこまりました」
 翌朝。
 出発の日が来た。
 屋敷の前に、家族とリトヴァル族の人々が集まっている。
 父グレンと僕、そしてエレボス。
 護衛として、騎士二十名。
 そして――
 三頭の聖牛。
 モーモー、ペスカ、マトリ。
 三頭とも、すでに小さくなっている。
 人形サイズだ。
 でも、地面には降りていない。
 空中を歩いて、それぞれの主の目線の高さに浮かんでいる。
 モーモーは、僕の目線の高さ。
 ペスカは、父の目線の高さ。
 マトリは、エレボスの目線の高さ。
 可愛らしい光景だ。
 家族が、見送りに来ている。
 母エレナが、僕を抱きしめる。
「アレン、気をつけてね」
「うん、母さん」
「無理しないで。危ないと思ったら、逃げるのよ」
「大丈夫だよ」
 僕は、母を安心させる。
「転移魔法ですぐに帰ってこられるから」
 双子のレオとリナが、泣きそうな顔をしている。
「お兄ちゃん、行っちゃうの…?」
「すぐ帰ってくるよ」
 僕は、二人の頭を撫でる。
「良い子にしてるんだよ」
「うん…」
 ノエルが、言う。
「アレン、気をつけてね」
「ありがとう、ノエル」
 マルクスとソフィアも、見送りに来ている。
「アレン、頑張れよ」
 マルクスが、拳を突き出す。
「闇ギルドを、やっつけてこい」
「うん」
 僕は、マルクスと拳を合わせる。
「アレン様、ご無事で」
 ソフィアが、優しく微笑む。
「はい」
 リトヴァル族の人々も、見送りに来ている。
 リトア、ヴォルフ、そして多くのリトヴァル族。
 子供たちも、手を振っている。
「アレン様、行ってらっしゃい!」
「必ず、帰ってきてください!」
「闇ギルドを、やっつけてください!」
 僕は、手を振る。
「みんな、ありがとう。必ず帰ってくるよ」
 リトアが、深々と頭を下げる。
「アレン様、グレン様、どうか、ご無事で」
「我々は、ここで領地を守ります」
「お願いします」
 父が、頷く。
「この領地を、頼んだぞ」
 エルヴィンが、僕のところに来る。
「アレン、気をつけろ」
「はい」
「王都は、ノイブルクとは違う。貴族の駆け引き、政治的な思惑。様々なものが渦巻いている」
 エルヴィンが、真剣に言う。
「闇ギルド本部を討伐するにも、慎重に進めなければならない」
「わかっています」
「それと…」
 エルヴィンが、声を潜める。
「ヴォルフガング・フォン・シュヴァルツは、元子爵だ。王都に味方がいるかもしれない」
「油断するな」
「はい」
 僕は、頷く。
「気をつけます」
 ディートリヒとコンラートも、見送りに来ている。
「アレン様、グレン様、行ってらっしゃいませ」
 ディートリヒが、敬礼する。
「領地の軍事面は、私が責任を持って守ります」
「頼む」
 父が、頷く。
「コンラート、行政を頼んだぞ」
「はい」
 コンラートが、頷く。
「滞りなく進めます」
 全ての準備が整った。
 僕と父、エレボス、そして護衛騎士二十名。
 合計二十三名。
 そして、小さくなった三頭の聖牛。
 モーモー、ペスカ、マトリ。
 僕は、深呼吸する。
「それでは、転移します」
 僕は、魔力を集中する。
 転移魔法の魔法陣が、足元に浮かび上がる。
 家族や、リトヴァル族の人々が、驚いている。
「転移魔法…」
「すごい…」
 光が、僕たちを包む。
 そして――
 一瞬で、景色が変わる。
 王都。
 アレンの屋敷。
 立派な石造りの邸宅。
 貴族街の一角にある。
 前に叙爵された時に、父から譲渡された屋敷だ。
 転移魔法で、屋敷の中庭に到着した。
 護衛騎士たちが、驚いている。
「本当に…一瞬で…」
「王都に着いた…」
 父も、少し驚いている。
「転移魔法…これほど便利だとは…」
 エレボスが、周囲を確認する。
「間違いなく、転移しましたね」
 すると立派な屋敷の扉が開く。
 そこから一人の男性が、出てくる。
 三十代後半。
 整った身なり。
 執事のような雰囲気だ。
「アレン様、お帰りなさいませ」
 男性が、深々と頭を下げる。
「ベンツさん」
 僕は、微笑む。
 ベンツ。
 この屋敷の管理人だ。
 元は貴族の三男で、家督を継げずに平民になった。
 今は、屋敷管理を生業にしている。
 信用できる人物で、複数の貴族の屋敷を管理している。
 僕の屋敷も、父の屋敷も、彼が管理してくれている。
「ご連絡をいただいておりましたので、準備を整えておきました」
 ベンツが、続ける。
「お部屋も、お食事も、全て整っております」
「ありがとうございます」
 父も、ベンツに頭を下げる。
「ベンツ殿、いつもご苦労様です」
「いえ、これが私の仕事でございます」
 ベンツが、微笑む。
「それでは、中へどうぞ」
 屋敷の中に入る。
 広い玄関ホール。
 美しい調度品。
 整った家具。
 全てが、完璧に管理されている。
「さすが、ベンツさん」
 僕は、感心する。
「いつ来ても、完璧に整っている」
「お褒めにあずかり、光栄です」
 ベンツが、頭を下げる。
「護衛の方々のお部屋も、用意してあります。こちらへどうぞ」
 使用人たちが、護衛騎士たちを案内する。
 僕と父、エレボスは、応接室に案内される。
 広い部屋。
 立派なソファ。
 窓からは、王都の街並みが見える。
「お茶をお持ちします」
 ベンツが、退室する。
 僕たちは、ソファに座る。
 小さくなった三頭の聖牛は、それぞれの主の隣の空中に浮かんでいる。
 モーモーは、僕の目線の高さで、ふわふわと浮かんでいる。
 可愛い。
「主様、無事に到着しましたね」
 モーモーが、念話で言う。
「うん。ありがとう、モーモー」
 ペスカも、父の隣で浮かんでいる。
「グレン様、お疲れではありませんか?」
 ペスカの声が、父に届く。
 父が、少し驚く。
「いや、大丈夫だ。ありがとう、ペスカ」
 マトリも、エレボスの隣で浮かんでいる。
「エレボス様、王都は初めてですか?」
「はい初めてです。どうも人の感情が、激しい街の様ですね」
 エレボスが、答える。
 しばらくすると、ベンツがお茶を持ってくる。
「どうぞ」
 僕たちは、お茶を飲む。
 美味しい。
 ベンツが、報告する。
「国王陛下からの使者が、明日の午後に王宮で謁見されるとのことです」
「わかりました」
 父が、頷く。
「それまで、この屋敷で休ませていただきます」
「かしこまりました」
 ベンツが、続ける。
「夕食は、何時になさいますか?」
「六時で」
「承知しました」
 ベンツが、退室する。
 僕は、窓の外を見る。
 王都の街並み。
 高い建物、賑やかな通り。
 平和な光景だ。
 でも――
 この街の地下には、違法奴隷市場がある。
 闇ギルドの本部がある。
 ヴォルフガング・フォン・シュヴァルツが、いる。
 僕は、拳を握る。
 必ず、全てを終わらせる。
 フランツ叔父さんのために。
 六名の国王派貴族のために。
 リトヴァル族のために。
 そして、世界のために。
 父が、僕の肩に手を置く。
「アレン、焦るな」
「はい」
「慎重に、確実に。一つずつ、進めていこう」
「わかりました」
 エレボスも、言う。
「アレン様、私たちがついています」
「ありがとう」
 モーモーも、念話で励ます。
「主様、必ず勝てます」
「うん」
 僕は、微笑む。
 大丈夫。
 僕には、仲間がいる。
 家族がいる。
 そして、守るべきものがある。
 だから、負けない。
 絶対に。
 その夜、夕食を終えた後。
 僕は、自分の部屋で休んでいた。
 広い部屋。
 立派なベッド。
 モーモーは、小さいまま、枕の隣に座っている。
「主様、王都は如何ですか?」
「久しぶりだよ。前に来たのは、叙爵式の時だけだから」
「そうでしたね」
「でも、今回は違う」
 僕は、窓の外を見る。
「戦いに来たんだ」
「はい」
 モーモーが、優しく言う。
「でも、主様なら大丈夫です」
「ありがとう、モーモー」
 僕は、ベッドに横になる。
 明日から、新しい戦いが始まる。
 国王との会議。
 闇ギルドの調査。
 そして、討伐。
 でも――
 一つずつ、確実に。
 焦らず、慎重に。
 その決意を、胸に刻む。
 モーモーから、念話が来る。
「おやすみなさい、主様」
「おやすみ、モーモー」
 温かい声に包まれて、眠りに落ちる。
 明日も、やることがたくさんある。
 でも、今は――
 しっかり休もう。
 そう思いながら、深い眠りに落ちていく。

次回:第58話「王宮での会議」

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