『転生勇者の俺、家族に正体を隠さず話した結果、家族も最強になった件』

アルさんのシッポ

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第2部 第5章「闇ギルドとの戦い」

第58話「王宮での会議」

第58話「王宮での会議」


 翌日の午後。
 僕たちは王宮に向かった。
 父グレン、僕、そしてエレボス。
 護衛騎士は屋敷に残し、三人だけで。
 そして――
 小さくなった聖牛たちも、一緒だ。
 モーモーは、僕の目線の高さで浮かんでいる。
 ペスカは、父の隣。
 マトリは、エレボスの隣。
 王宮の門前で、衛兵が僕たちを確認する。
「グレン・フォン・ヴァルトハイム伯爵、アレン・フォン・ノイシュテルン伯爵、お待ちしておりました」
 衛兵が、敬礼する。
「どうぞ、中へ」
 僕たちは、王宮の中に入る。
 高い天井、美しい装飾、立派な柱。
 前に来た時――叙爵式の時を思い出す。
 でも、今回は違う。
 案内役の侍従が、謁見の間ではなく、別の方向へ歩き始める。
「今回は、客間にご案内いたします」
 侍従が、説明する。
「機密事項でございますので」
 なるほど。
 謁見の間では、他の貴族や側近も多くいる。
 情報が漏れる可能性がある。
 だから、客間での会議なんだ。
 廊下を歩きながら、モーモーが念話で言う。
「主様、緊張していますか?」
「少しだけ」
 僕は、正直に答える。
「でも、大丈夫。やるべきことをやるだけだから」
「はい。私もついています」
 温かい声に、勇気づけられる。
 客間に到着した。
 広い部屋。
 立派な調度品。
 大きなテーブルと椅子。
 そして――
 すでに国王エドヴァルト三世と、宰相レオンハルトが待っていた。
 僕たちは、入室する。
 そして、跪く。
「グレン・フォン・ヴァルトハイム伯爵」
「アレン・フォン・ノイシュテルン伯爵です」
 父と僕が、頭を下げる。
 国王が、優しく言う。
「面を上げてくれ。ここは客間だ。形式は不要だ」
 僕たちが顔を上げると、国王が微笑んでいる。
「グレン伯爵、アレン伯爵。よくぞ参られた」
 国王の目が、小さくなった聖牛に向く。
 少し驚いたような表情。
「これは…聖牛か? 小さくなっているが…」
「はい、陛下」
 僕が、説明する。
「小さくなる能力を持っています。モーモー、ペスカ、マトリと申します」
 三頭が、それぞれ丁寧にお辞儀する。
「国王陛下、お初にお目にかかります」
 モーモーが、礼儀正しく挨拶する。
 国王が、興味深そうに見る。
「なるほど…半神級の聖牛。小さくても、神々しい雰囲気があるな」
 レオンハルト宰相も、感心している。
「素晴らしい。便利な能力ですね」
「さて…」
 国王が、テーブルの椅子を示す。
「座ってくれ。今日は、じっくり話そう」
 僕たちは、テーブルに着く。
 国王、レオンハルト宰相、父、僕、エレボス。
 小さくなった聖牛たちは、それぞれの主の隣の空中に浮かんでいる。
 国王が、真剣な表情になる。
「グレン伯爵、アレン伯爵。まず、報告書をしっかりと読ませてもらった」
「ありがたき幸せです」
 父が、頭を下げる。
「闇ギルドノイブルク支部の壊滅、見事だった」
 国王が、続ける。
「そして…六名の国王派貴族暗殺の真相」
 国王の声が、怒りに震える。
「本当の黒幕が、闇ギルドのヴォルフガング・フォン・シュヴァルツ。そして、魔王軍の残党、魔族ゲルハルト」
「報告書を読んで、私は深く怒りを覚えた」
 レオンハルトも、厳しい表情だ。
「我々は、反乱貴族たちを処刑して、事件は解決したと思っていました」
「だが、真実は違った」
「はい」
 父が、頷く。
「報告書には、概要を書いたが…今日は、もう少し詳しく聞かせてほしい」
 国王が、言う。
「特に、魔族ゲルハルトについて。どのような経緯で遭遇したのか」
 僕は、詳しく説明し始めた。
「闇ギルドを追っていた時、エレボスが強い悪意を察知しました」
「森の北の方角から、非常に強い悪意が」
「そこで、父と共に向かいました」
「そして、魔族と遭遇しました」
「魔族の実力は?」
 レオンハルトが、聞く。
「B+ランクでした」
 僕が、答える。
「でも、光属性の魔法が有効でした。拘束して、捕らえることができました」
「そして、神眼で記憶を読みました」
「名前はゲルハルト。魔王軍の残党で、四天王グリードの配下でした」
 国王が、真剣に聞いている。
「ゲルハルトの役目は、人間国での工作活動。闇ギルドとの連絡役でした」
「魔王軍から闇ギルドに資金を提供し、大局的な指示を出していました」
「そして…」
 僕は、最も重要なことを伝える。
「開戦前夜の六名の国王派貴族暗殺。これも、ゲルハルトが指示を出していました」
「ゲルハルトは、闇ギルドのボス、ヴォルフガングに『国王派貴族を弱体化させろ』と指示しました」
「ヴォルフガングは、反乱貴族たちに接触し、暗殺を持ちかけました」
「反乱貴族たちは、金を払って闇ギルドに依頼しました」
「表面上は、反乱貴族たちの依頼という形になりましたが…」
「本当の黒幕は、ゲルハルトでした」
 レオンハルトが、唸る。
「つまり、反乱貴族たちも、魔王軍に利用されただけだったのか…」
「はい」
 父が、補足する。
「魔王軍は、我が国の内戦を利用して、国王派を弱体化させようとしました」
「そして、成功しました」
 国王が、深く息を吐く。
「そうだったのか…」
 しばらく、沈黙が続く。
 そして――
 父が、強い決意を込めて言う。
「陛下、私には個人的な理由もあります」
「フランツ・フォン・ハルトマンのことだな」
 国王が、優しく言う。
「はい」
 父が、拳を握る。
「フランツは、私の親友でした」
「彼は、あの六名の一人でした。国王派貴族として、陛下の改革を支持していました」
「私は、反乱貴族たちが処刑された時、フランツの仇は討ったと思っていました」
 父の声が、震える。
「だが、違った。本当の敵は、まだ野放しだった」
「グレン伯爵…」
「私は、ずっと闇ギルドへの復讐を考えていました」
 父が、国王を見る。
「必ず全て潰すと、決めていました」
「でも、今回のリトヴァル族誘拐事件で、もう待てないと判断しました」
「そして、本当の黒幕が魔王軍だと知りました」
 父が、深く頭を下げる。
「陛下、どうか闇ギルド討伐の許可をください」
「フランツの仇を討たせてください」
「六名の国王派貴族の仇を討たせてください」
「そして、リトヴァル族を守らせてください」
 国王が、立ち上がる。
「顔を上げてくれ、グレン伯爵」
 父が、顔を上げる。
 国王が、優しく微笑む。
「私も、六名の仇を討ちたかった」
「フランツは、私の信頼厚き臣下だった。他の五名も、王国の柱となる者たちだった」
「だが、犯人は反乱貴族たちだと思っていた」
 国王が、拳を握る。
「今、真実を知った」
「本当の敵は、闇ギルド。そして、魔王軍の残党」
 国王が、力強く言う。
「だからこそ、貴殿らを王都に召喚したのだ」
 国王の声が、客間に響く。
「闇ギルド本部を、討伐する」
「フランツと六名の国王派貴族の仇を討つ」
「リトヴァル族を守る」
「違法奴隷市場を壊滅させる」
「そして、魔王軍の野望を阻止する」
 国王が、僕たちを見る。
「グレン伯爵、アレン伯爵。力を貸してほしい」
「はい!」
 僕と父が、同時に答える。
 そこから、作戦会議が始まった。
 大きなテーブルに、王都の地図が広げられる。
 レオンハルトが、説明する。
「闇ギルド本部は、王都の北東エリア、貴族街の外れにあると推測されます」
「ヴォルフガング・フォン・シュヴァルツの旧邸宅がそこにあります」
「違法奴隷市場は、報告書にあった通り、王都の地下、旧市街の廃墟エリアです」
 レオンハルトが、地図上の二つの場所に印をつける。
「問題は…」
 レオンハルトが、真剣な表情で言う。
「ヴォルフガングは、元子爵です。王都に人脈があります」
「貴族の中にも、彼と繋がっている者がいる可能性があります」
「証拠なく動けば、政治問題になります」
 国王が、頷く。
「その通りだ。慎重に進めなければならない」
「まずは、確実な証拠を集める必要がある」
 僕が、提案する。
「陛下、私に潜入調査をさせてください」
「潜入調査か」
 国王が、少し心配そうな表情になる。
「どのような方法で?」
「私には、隠密魔法が使えます」
 僕は、説明する。
「姿と気配を消す魔法です。誰にも気づかれずに、闇ギルドに潜入できます」
 国王が、少し驚く。
「隠密魔法…そんな魔法が使えるのか」
「はい。前に一度、使ったことがあります。母と姉と兄を盗賊から救出した時に」
 父が、頷く。
「確かに、アレンは隠密魔法を使えます。あの時、盗賊たちは誰もアレンに気づきませんでした」
「そして…」
 僕は、続ける。
「神眼で、闇ギルドの構成員の記憶を読みます」
「そこから、証拠の場所を特定します」
「取引記録、帳簿、契約書…全ての証拠がどこにあるか、記憶を読めばわかります」
「そして、実際にその証拠を入手します」
 レオンハルトが、感心する。
「なるほど…記憶から証拠の場所を知り、実物を入手する」
「それなら、法的にも有効な証拠が手に入る」
「はい」
 僕が、頷く。
「それに、神眼で読めば、闇ギルドの全容がわかります」
「組織構造、取引相手、他国との繋がり…全てが」
「誰がいつ何人の奴隷を買ったか。どこに売ったか。全て記録されているはずです」
 国王が、感心する。
「素晴らしい。その能力があれば…」
「ただし…」
 レオンハルトが、心配そうに言う。
「万が一、見つかれば…闇ギルドは容赦しません」
「大丈夫です」
 エレボスが、言う。
「私の悪意察知があります。危険を事前に察知できます」
「それに、隠密魔法は仲間にもかけられます」
 僕が、補足する。
「エレボスと一緒に潜入します。二人なら、さらに安全です」
 モーモーが、言う。
「私たちもいます。小さくても、いざという時は戦えます」
 国王が、微笑む。
「頼もしいな」
「では、潜入調査を許可する」
「ただし、無理はするな。命を最優先してくれ」
「はい」
 レオンハルトが、軍事面を説明する。
「潜入調査で証拠を集めた後、討伐を実行します」
「王国騎士団から、精鋭百名を選抜します」
「討伐の際には、二手に分かれます」
「一つは、違法奴隷市場の急襲部隊」
「もう一つは、闇ギルド本部の急襲部隊」
「同時に動くことで、逃げられる可能性を減らします」
「素晴らしい作戦です」
 父が、頷く。
「それで、指揮は?」
「私が執ります」
 レオンハルトが、答える。
「王国騎士団総司令官として、全軍を指揮します」
「グレン伯爵、アレン伯爵にも、ご協力いただきたい」
「もちろんです」
 僕と父が、同時に答える。
 国王が、言う。
「それと…もう一つ重要なことがある」
「闇ギルドから違法奴隷を買った者たちについてだ」
 レオンハルトが、厳しい表情で言う。
「諜報部の報告によれば、王都の貴族や商家の中にも、違法奴隷を買った者がいるようです」
「彼らも、断罪しなければなりません」
 国王が、強い決意を込めて言う。
「違法奴隷を買うことは、重罪だ」
「貴族であろうと、商人であろうと、容赦しない」
「全員を法の裁きにかける」
 僕が、言う。
「潜入調査で、取引記録を入手します」
「誰が、いつ、何人の奴隷を買ったか。全て記録されているはずです」
「その証拠があれば、確実に断罪できます」
「頼む」
 国王が、頷く。
 会議が終わった。
 国王が、最後に言う。
「グレン伯爵、アレン伯爵。貴殿らの協力に感謝する」
「いえ、これは私たちの戦いでもあります」
 父が、答える。
「フランツの仇を討つ。六名の国王派貴族の仇を討つ。そして、リトヴァル族を守る」
「そして…」
 僕が、続ける。
「魔王軍の野望を阻止する。この国から、闇ギルドを完全に排除する」
「ありがとう」
 国王が、微笑む。
「共に、正義を実現しよう」
 王宮を出た後、屋敷に戻る途中。
 父が、安堵したように言った。
「国王陛下が、許可してくださった」
「はい」
「これで、堂々と闇ギルドを討伐できる」
 父の目が、燃えている。
「フランツ…必ず仇を討つ」
 エレボスも、言う。
「アレン様、明後日ですね」
「うん。明日は準備の日。明後日、潜入する」
 モーモーが、念話で言う。
「主様、気をつけてください」
「大丈夫。みんながいるから」
 僕は、微笑む。
 そして、心の中で思う。
 必ず、成功させる。
 証拠を集める。
 闇ギルドを壊滅させる。
 そして――
 全ての犠牲者を救う。
 その決意を、胸に刻む。
 屋敷に戻ると、ベンツが出迎える。
「お帰りなさいませ」
「ただいま、ベンツさん」
「会議は、如何でしたか?」
「順調です。明後日から、潜入調査を始めます」
「わかりました。必要なものがあれば、お申し付けください」
「ありがとうございます」
 その夜、応接室でお茶を飲みながら。
 父と、明日の準備について話していた。
 小さくなった聖牛たちも、それぞれの主の隣に浮かんでいる。
 マトリが、エレボスに聞く。
「エレボス様、王都は初めてですか?」
「はい初めてです。どうも人の感情が激しい街の様ですね」
 エレボスが、答える。
「前は封印されていましたから、こうして自由に街を歩くのは初めてです」
「そうでしたか」
 マトリが、優しく言う。
「王都は、確かに人が多く、感情も激しいです。でも、慣れますよ」
「ありがとうございます」
 しばらくすると、ベンツがお茶を持ってくる。
「どうぞ」
 僕たちは、お茶を飲む。
 美味しい。
 父が、言う。
「アレン、明日は何を準備する?」
「装備の確認です。隠密魔法は問題ないですが、万が一見つかった時の備えも必要です」
「そうだな」
「それと、闇ギルドの構造を頭に入れておきます」
 僕は、続ける。
「どこに何があるか。どんな部屋があるか。ゲルハルトの記憶から、ある程度わかっています」
「慎重に行こう」
 父が、僕の肩に手を置く。
「無理はするな」
「はい」
 その夜、自分の部屋で。
 僕は、窓の外を見ていた。
 王都の夜景。
 街の明かりが、美しい。
 でも、その地下には、闇がある。
 違法奴隷市場。
 誘拐された人々。
 苦しんでいる人々。
 僕は、拳を握る。
 必ず、救い出す。
 必ず、闇ギルドを壊滅させる。
 そして、正義を実現する。
 モーモーが、枕の隣に座っている。
「主様、明後日ですね」
「うん」
「大丈夫です。きっと、うまくいきます」
「ありがとう、モーモー」
 僕は、ベッドに横になる。
 明日は、準備の日。
 装備を整え、作戦を確認する。
 明後日、潜入調査。
 そして――
 全てが、始まる。
 その決意を、胸に刻む。
 モーモーから、念話が来る。
「おやすみなさい、主様」
「おやすみ、モーモー」
 温かい声に包まれて、眠りに落ちる。
 明日も、やることがたくさんある。
 でも、今は――
 しっかり休もう。
 そう思いながら、深い眠りに落ちていく。

次回:第59話「王都の闇」

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