15 / 62
僕の座る場所はそこ?
しおりを挟む
明日から、リースさんとダンさんに魔法を教えてもらうことになった僕は、ただいまリースさんの膝の上に座っている。
どうしてこうなったかと言うと……。
「とりあえず、俺は昼飯まで書類仕事をしなきゃならねぇから、悪いがマオ、待っていてくれるか?」
「わかりました。この部屋で待ってたらいいですか?」
「あぁ。この部屋で俺の膝の上でな」
え?っと思う暇もなく、ニヤリと笑ったリースさんは僕を抱っこし、執務机まで行くとそのまま椅子に腰かけた。向かい合って座るような形になり、突然のことで、戸惑っていると
「今日の朝は、マオの服がなくて仕方なくマオを1人残して俺だけ出掛けたが、本当はマオとは一秒たりとも離れたくないんだ。もっと言うとマオを家から出したくねぇ。だが、マオを1人にするのは不安で俺が仕事にならねぇ。だから俺のためだと思って、ここに座っていてくれ。」
そこまで言われちゃうと、降りられないよ。常識がない僕を1人にしたら何をやらかすか分からないから心配なんだろうけど、そんな言い方されたら勘違いしちゃうよ。リースさんはイケメンだし、きっと女の人にモテモテだろうから、こういう言い回しには慣れてるんだろうな。
大丈夫!僕はリースさんが言いたいことちゃんと理解してますからね。
「わかりました。僕が膝の上に座ってることでリースさんに安心してもらえるなら、僕ここにいます」
見上げながら言った僕の言葉に満足した様子のリースさんは、書類仕事を始めた。僕は仕事の邪魔をしないように静かにしてよう。ちなみにダンさんはリースさんの隣に立って書類仕事の仕分けをするみたい。
しばらく、ペンで文字を書く音と、書類を捲る音を聞いていると段々眠たくなってきた。それに加えて、リースさんの温もりと一定の鼓動を聞いてるともうダメだ。必死に起きてようと頑張ってたんだけど、眠そうな僕に気づいたリースさんが、僕の背中をリズムよくポンポンしてくれる。そんなことされたら本当に寝ちゃうよー。……スピスピ(´ω` )zzZ
「…オ、マオ、起きれるか?」
耳元で囁かれる声に、僕はゆっくり目を開ける。
パチパチ……。
「あっ!ごめんなさい寝ちゃいました。」
リースさんは真面目に仕事してるのに、なにもしてない僕が寝ちゃうなんて。
「いや、暇だっただろ?付き合わせて悪かったな。そろそろ昼飯食うか?」
気づけば正午を少し過ぎている。僕、リースさんの膝の上で熟睡しちゃったんだ。
「はい!食堂のご飯楽しみです」
「よし、じゃあ適当に食堂から飯もってきて貰おう。」
そう言うと、そそくさとダンさんが食堂までご飯を取りに行ってくれた。うぅ、僕なんの役にも立ってない。申し訳ないな。
15分程して、ダンさんがワゴンに乗せて食事を運んでくれた。うん、量が多すぎる。
「さぁ、たくさん食べるんだぞ?」
「は、はい。頑張ります…」
執務机から抱っこされてソファー移動した僕は食べるときも膝に乗せようとするリースさんに丁寧に断った。
目の前の肉の塊(僕の頭くらいの大きさ)に早くも胸焼けがしそうだ。とは言えせっかく準備してもらったのだから残すのは申し訳ない。
ちなみにリースさんと、ダンさんは僕の1.5倍の大きさの肉だ。加えてパンとスープもある。今朝の食事は普通の量だったのに。
「リースさんは朝ごはんはいつも少なめなのですか?」
「あぁ、今朝は材料があまりなくてな。そろそろ買い出しに行こうと思ってたんだ。」
「そうなんですね」
なるほど、リースさんは朝食からガッツリタイプなのですね。
「冷めねぇうちに食っちまおう」
「はい、いただきます」
結果から申しますと、僕は肉の塊を4分の1しか食べれなかった。気合いでスープを流し込み、パンを1齧りして、限界だった。
そんな僕をみて、具合が悪いのか?遠慮せずにもっと食べろとリースさんに言われたがお腹がはち切れそうです。
「僕は、身体も小さいしそんなに食べれません。せっかく用意してもらったのにごめんなさい」
好意を無駄にしてしまったようで申し訳ない。
「そうか、具合が悪いわけではないんだな。しかし、驚くほど少食だな。」
「いつもはもっと少なめです。こんなにたくさん食べたのは初めてですよ」
僕がそう言うと、リースさんとダンさんは顔をしかめて、僕を可愛そうな目で見てくる。
そんな風に見られても、これ以上は食べれませんよぉ。
どうしてこうなったかと言うと……。
「とりあえず、俺は昼飯まで書類仕事をしなきゃならねぇから、悪いがマオ、待っていてくれるか?」
「わかりました。この部屋で待ってたらいいですか?」
「あぁ。この部屋で俺の膝の上でな」
え?っと思う暇もなく、ニヤリと笑ったリースさんは僕を抱っこし、執務机まで行くとそのまま椅子に腰かけた。向かい合って座るような形になり、突然のことで、戸惑っていると
「今日の朝は、マオの服がなくて仕方なくマオを1人残して俺だけ出掛けたが、本当はマオとは一秒たりとも離れたくないんだ。もっと言うとマオを家から出したくねぇ。だが、マオを1人にするのは不安で俺が仕事にならねぇ。だから俺のためだと思って、ここに座っていてくれ。」
そこまで言われちゃうと、降りられないよ。常識がない僕を1人にしたら何をやらかすか分からないから心配なんだろうけど、そんな言い方されたら勘違いしちゃうよ。リースさんはイケメンだし、きっと女の人にモテモテだろうから、こういう言い回しには慣れてるんだろうな。
大丈夫!僕はリースさんが言いたいことちゃんと理解してますからね。
「わかりました。僕が膝の上に座ってることでリースさんに安心してもらえるなら、僕ここにいます」
見上げながら言った僕の言葉に満足した様子のリースさんは、書類仕事を始めた。僕は仕事の邪魔をしないように静かにしてよう。ちなみにダンさんはリースさんの隣に立って書類仕事の仕分けをするみたい。
しばらく、ペンで文字を書く音と、書類を捲る音を聞いていると段々眠たくなってきた。それに加えて、リースさんの温もりと一定の鼓動を聞いてるともうダメだ。必死に起きてようと頑張ってたんだけど、眠そうな僕に気づいたリースさんが、僕の背中をリズムよくポンポンしてくれる。そんなことされたら本当に寝ちゃうよー。……スピスピ(´ω` )zzZ
「…オ、マオ、起きれるか?」
耳元で囁かれる声に、僕はゆっくり目を開ける。
パチパチ……。
「あっ!ごめんなさい寝ちゃいました。」
リースさんは真面目に仕事してるのに、なにもしてない僕が寝ちゃうなんて。
「いや、暇だっただろ?付き合わせて悪かったな。そろそろ昼飯食うか?」
気づけば正午を少し過ぎている。僕、リースさんの膝の上で熟睡しちゃったんだ。
「はい!食堂のご飯楽しみです」
「よし、じゃあ適当に食堂から飯もってきて貰おう。」
そう言うと、そそくさとダンさんが食堂までご飯を取りに行ってくれた。うぅ、僕なんの役にも立ってない。申し訳ないな。
15分程して、ダンさんがワゴンに乗せて食事を運んでくれた。うん、量が多すぎる。
「さぁ、たくさん食べるんだぞ?」
「は、はい。頑張ります…」
執務机から抱っこされてソファー移動した僕は食べるときも膝に乗せようとするリースさんに丁寧に断った。
目の前の肉の塊(僕の頭くらいの大きさ)に早くも胸焼けがしそうだ。とは言えせっかく準備してもらったのだから残すのは申し訳ない。
ちなみにリースさんと、ダンさんは僕の1.5倍の大きさの肉だ。加えてパンとスープもある。今朝の食事は普通の量だったのに。
「リースさんは朝ごはんはいつも少なめなのですか?」
「あぁ、今朝は材料があまりなくてな。そろそろ買い出しに行こうと思ってたんだ。」
「そうなんですね」
なるほど、リースさんは朝食からガッツリタイプなのですね。
「冷めねぇうちに食っちまおう」
「はい、いただきます」
結果から申しますと、僕は肉の塊を4分の1しか食べれなかった。気合いでスープを流し込み、パンを1齧りして、限界だった。
そんな僕をみて、具合が悪いのか?遠慮せずにもっと食べろとリースさんに言われたがお腹がはち切れそうです。
「僕は、身体も小さいしそんなに食べれません。せっかく用意してもらったのにごめんなさい」
好意を無駄にしてしまったようで申し訳ない。
「そうか、具合が悪いわけではないんだな。しかし、驚くほど少食だな。」
「いつもはもっと少なめです。こんなにたくさん食べたのは初めてですよ」
僕がそう言うと、リースさんとダンさんは顔をしかめて、僕を可愛そうな目で見てくる。
そんな風に見られても、これ以上は食べれませんよぉ。
127
あなたにおすすめの小説
転移したらなぜかコワモテ騎士団長に俺だけ子供扱いされてる
塩チーズ
BL
平々凡々が似合うちょっと中性的で童顔なだけの成人男性。転移して拾ってもらった家の息子がコワモテ騎士団長だった!
特に何も無く平凡な日常を過ごすが、騎士団長の妙な噂を耳にしてある悩みが出来てしまう。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる