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魔法覚えたよ
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リースさんとご飯を食べたあと、昨日と同じようにリースさんと一緒に眠った。
今日は色々あって、結局僕の部屋の掃除ができてなかったし、昼間のことを思い出すと1人で寝るのが怖かった。
リースさんに一緒に寝てもいいかと聞いたら、
「別々で寝るわけないだろ?今日怖い目に会ったお前を1人にさせると思っているのか?」
と、少し説教されちゃった。
そして、迎えた朝。
リースさんに作って貰った朝ごはんを食べて、リースさんとギルドへ向かった。ちなみに抱っこでね。
歩いて行こうとしたけど、有無を言わさぬ感じで抱き上げられて、ろくに抵抗もできなかったんだ。
本当は僕を家から出したくないって言ってたんだけど、1人にするのはもっと心配だからってさ。それに僕も今日からリースさんとダンさんに魔法を教わる予定だし。
ギルドの執務室のに入ると深く被っていたフードをはずし、ダンさんに挨拶をした。
「ダンさん、おはようございます。昨日はご迷惑をお掛けしました。それと、傷も治してくださりありがとうございました。」
「マオ君!昨日は本当に心配しました。治療のことは気にしないでください。体調は大丈夫ですか?今日から、魔法の練習をする予定でしたが急がなくていいのですよ?」
「体調は大丈夫です。それに僕も早く治癒魔法を覚えたいので、よろしくお願いします」
「わかりました。ギルマス、私はしばらくマオ君に魔法を教えるので、机に積んでいる書類の処理をお願いしますね?」
「はぁ?マオには俺が魔法を教える!」
リースさんがそんなことを言っていると、ダンさんがギロりと睨みながら
「ギルマス?一昨日も昨日もギルマスがろくに仕事ができない間だれがその尻拭いをしたと思ってるんです?まさか、今日も仕事を投げ出すおつもりではありませんよね?ギルマスはそんな方だとは思っておりませんが私の勘違いでしたか?」
ニッコリと笑いながら言うダンさんを見て、この人は怒らせてはいけない人だと僕は思った。
ダンさんの圧に負けたリースさんは、ものすごいスーピードで書類仕事を始めた。
「さぁ、マオ君私たちは裏庭で練習しましょう」
ダンさんに連れられて、ギルドの裏にある庭に来た。庭と言っても花や木がある訳ではなく、運動場のような感じで、たまに魔法の訓練をしたい人が使う場所らしい。
「まずは魔力の練り方から教えますね。目を閉じて、自分の身体の中を巡っている魔力を感じて見てください。お臍の辺りから全身に向かって魔力が流れているのがわかりますか?」
僕は目を閉じて、お臍の辺りに意識を集中させた。すると、なんだが暖かいものがあるような気がする。その暖かいものはお臍から全身に向かって流れている。
「なんだか暖かいものが流れているような気がします。これが魔力ですか?」
「そうです!それが魔力です。では、目を開けて。指先から、炎を出すイメージで魔力を集めてみてください」
指先から炎か、マッチみたいな感じかな?
炎…炎………ボンッ
「わぁ、指から火がでた!!!」
「さすが、マオ君飲み込みが早いですね。」
自分の指から火が出てるのに全く熱くないのが不思議だけど、自分の魔力が元になってるから自分には効かないそうだ。
それから、手の平から水を出したり、風を出したりと生活魔法を言われるものを一通り習得した。
この世界には、火、水、風 、光属性があり、それぞれの属性に特化してるらしい。
例えば、水属性の人は出せる水が桁違いに多くて、水の勢いも違うらしい。
そんなわけで、次に聖属性の魔法を試してみることにした。ダンさんは光属性で同じ治癒魔法が使えるけど、聖属性を見たことがないから、教えられるかわからないって言ってた。
だから、色々やり方を試してみるしかないかなって思った。と言っても、実際に怪我をしてる人じゃないと効果が発揮されないから、ダンさんが針で指先をプツッて指した。
うぅ、痛い思いをさせてごめんなさい。
と謝りながら、僕は手の平に魔力を込めて
この人の指を治してくださいって祈ってみた。
治りましたし。
もう一度いいます。跡形もなくキレイに治りましたし。
しかも、治療を受けた側のダンさんに何も苦痛が生じていない。え?他人の魔力を与えられるときって痛いんじゃないの?
そういえば、聖属性は副作用がないって前に聞いたような。
「まぁ、聖属性ですから」
っていうダンさんの一言で片付けられちゃったけど。そういうダンさんもかなりビックリしてたのにね。
そうして、僕の魔法の訓練は30分で終わりました。
あんなに意気込んでたのに、ちょっと拍子抜け。
ダンさんと一緒に執務室に戻ると必死に仕事をこなしていたリースさんが不思議そうに
「どうしたんだ?ずいぶんと早かったな。疲れちまったか?まぁ、初日からそんなうまいこと行かねぇよ。気を落とすことはないぜ!」
と、僕の頭を撫でながら励ましてくれた。
すいません、魔法習得しちゃいました。
しばらくリースさんは、固まったまま動かなかった。
リースさん、書類仕事再開してくださーい。
それから、最近僕の定位置になりつつある、リースさんの膝の上で過ごしましたとさ!チャンチャン♪
今日は色々あって、結局僕の部屋の掃除ができてなかったし、昼間のことを思い出すと1人で寝るのが怖かった。
リースさんに一緒に寝てもいいかと聞いたら、
「別々で寝るわけないだろ?今日怖い目に会ったお前を1人にさせると思っているのか?」
と、少し説教されちゃった。
そして、迎えた朝。
リースさんに作って貰った朝ごはんを食べて、リースさんとギルドへ向かった。ちなみに抱っこでね。
歩いて行こうとしたけど、有無を言わさぬ感じで抱き上げられて、ろくに抵抗もできなかったんだ。
本当は僕を家から出したくないって言ってたんだけど、1人にするのはもっと心配だからってさ。それに僕も今日からリースさんとダンさんに魔法を教わる予定だし。
ギルドの執務室のに入ると深く被っていたフードをはずし、ダンさんに挨拶をした。
「ダンさん、おはようございます。昨日はご迷惑をお掛けしました。それと、傷も治してくださりありがとうございました。」
「マオ君!昨日は本当に心配しました。治療のことは気にしないでください。体調は大丈夫ですか?今日から、魔法の練習をする予定でしたが急がなくていいのですよ?」
「体調は大丈夫です。それに僕も早く治癒魔法を覚えたいので、よろしくお願いします」
「わかりました。ギルマス、私はしばらくマオ君に魔法を教えるので、机に積んでいる書類の処理をお願いしますね?」
「はぁ?マオには俺が魔法を教える!」
リースさんがそんなことを言っていると、ダンさんがギロりと睨みながら
「ギルマス?一昨日も昨日もギルマスがろくに仕事ができない間だれがその尻拭いをしたと思ってるんです?まさか、今日も仕事を投げ出すおつもりではありませんよね?ギルマスはそんな方だとは思っておりませんが私の勘違いでしたか?」
ニッコリと笑いながら言うダンさんを見て、この人は怒らせてはいけない人だと僕は思った。
ダンさんの圧に負けたリースさんは、ものすごいスーピードで書類仕事を始めた。
「さぁ、マオ君私たちは裏庭で練習しましょう」
ダンさんに連れられて、ギルドの裏にある庭に来た。庭と言っても花や木がある訳ではなく、運動場のような感じで、たまに魔法の訓練をしたい人が使う場所らしい。
「まずは魔力の練り方から教えますね。目を閉じて、自分の身体の中を巡っている魔力を感じて見てください。お臍の辺りから全身に向かって魔力が流れているのがわかりますか?」
僕は目を閉じて、お臍の辺りに意識を集中させた。すると、なんだが暖かいものがあるような気がする。その暖かいものはお臍から全身に向かって流れている。
「なんだか暖かいものが流れているような気がします。これが魔力ですか?」
「そうです!それが魔力です。では、目を開けて。指先から、炎を出すイメージで魔力を集めてみてください」
指先から炎か、マッチみたいな感じかな?
炎…炎………ボンッ
「わぁ、指から火がでた!!!」
「さすが、マオ君飲み込みが早いですね。」
自分の指から火が出てるのに全く熱くないのが不思議だけど、自分の魔力が元になってるから自分には効かないそうだ。
それから、手の平から水を出したり、風を出したりと生活魔法を言われるものを一通り習得した。
この世界には、火、水、風 、光属性があり、それぞれの属性に特化してるらしい。
例えば、水属性の人は出せる水が桁違いに多くて、水の勢いも違うらしい。
そんなわけで、次に聖属性の魔法を試してみることにした。ダンさんは光属性で同じ治癒魔法が使えるけど、聖属性を見たことがないから、教えられるかわからないって言ってた。
だから、色々やり方を試してみるしかないかなって思った。と言っても、実際に怪我をしてる人じゃないと効果が発揮されないから、ダンさんが針で指先をプツッて指した。
うぅ、痛い思いをさせてごめんなさい。
と謝りながら、僕は手の平に魔力を込めて
この人の指を治してくださいって祈ってみた。
治りましたし。
もう一度いいます。跡形もなくキレイに治りましたし。
しかも、治療を受けた側のダンさんに何も苦痛が生じていない。え?他人の魔力を与えられるときって痛いんじゃないの?
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「まぁ、聖属性ですから」
っていうダンさんの一言で片付けられちゃったけど。そういうダンさんもかなりビックリしてたのにね。
そうして、僕の魔法の訓練は30分で終わりました。
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「どうしたんだ?ずいぶんと早かったな。疲れちまったか?まぁ、初日からそんなうまいこと行かねぇよ。気を落とすことはないぜ!」
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