美少年は異世界でヤンデレに囲われます

mmm

文字の大きさ
18 / 62

魔法覚えたよ

しおりを挟む
リースさんとご飯を食べたあと、昨日と同じようにリースさんと一緒に眠った。
今日は色々あって、結局僕の部屋の掃除ができてなかったし、昼間のことを思い出すと1人で寝るのが怖かった。

リースさんに一緒に寝てもいいかと聞いたら、
「別々で寝るわけないだろ?今日怖い目に会ったお前を1人にさせると思っているのか?」
と、少し説教されちゃった。




そして、迎えた朝。
リースさんに作って貰った朝ごはんを食べて、リースさんとギルドへ向かった。ちなみに抱っこでね。
歩いて行こうとしたけど、有無を言わさぬ感じで抱き上げられて、ろくに抵抗もできなかったんだ。
本当は僕を家から出したくないって言ってたんだけど、1人にするのはもっと心配だからってさ。それに僕も今日からリースさんとダンさんに魔法を教わる予定だし。


ギルドの執務室のに入ると深く被っていたフードをはずし、ダンさんに挨拶をした。
「ダンさん、おはようございます。昨日はご迷惑をお掛けしました。それと、傷も治してくださりありがとうございました。」

「マオ君!昨日は本当に心配しました。治療のことは気にしないでください。体調は大丈夫ですか?今日から、魔法の練習をする予定でしたが急がなくていいのですよ?」

「体調は大丈夫です。それに僕も早く治癒魔法を覚えたいので、よろしくお願いします」

「わかりました。ギルマス、私はしばらくマオ君に魔法を教えるので、机に積んでいる書類の処理をお願いしますね?」

「はぁ?マオには俺が魔法を教える!」

リースさんがそんなことを言っていると、ダンさんがギロりと睨みながら
「ギルマス?一昨日も昨日もギルマスがろくに仕事ができない間だれがその尻拭いをしたと思ってるんです?まさか、今日も仕事を投げ出すおつもりではありませんよね?ギルマスはそんな方だとは思っておりませんが私の勘違いでしたか?」
ニッコリと笑いながら言うダンさんを見て、この人は怒らせてはいけない人だと僕は思った。

ダンさんの圧に負けたリースさんは、ものすごいスーピードで書類仕事を始めた。

「さぁ、マオ君私たちは裏庭で練習しましょう」

ダンさんに連れられて、ギルドの裏にある庭に来た。庭と言っても花や木がある訳ではなく、運動場のような感じで、たまに魔法の訓練をしたい人が使う場所らしい。

「まずは魔力の練り方から教えますね。目を閉じて、自分の身体の中を巡っている魔力を感じて見てください。お臍の辺りから全身に向かって魔力が流れているのがわかりますか?」

僕は目を閉じて、お臍の辺りに意識を集中させた。すると、なんだが暖かいものがあるような気がする。その暖かいものはお臍から全身に向かって流れている。

「なんだか暖かいものが流れているような気がします。これが魔力ですか?」

「そうです!それが魔力です。では、目を開けて。指先から、炎を出すイメージで魔力を集めてみてください」

指先から炎か、マッチみたいな感じかな?
炎…炎………ボンッ
「わぁ、指から火がでた!!!」

「さすが、マオ君飲み込みが早いですね。」

自分の指から火が出てるのに全く熱くないのが不思議だけど、自分の魔力が元になってるから自分には効かないそうだ。

それから、手の平から水を出したり、風を出したりと生活魔法を言われるものを一通り習得した。

この世界には、火、水、風 、光属性があり、それぞれの属性に特化してるらしい。
例えば、水属性の人は出せる水が桁違いに多くて、水の勢いも違うらしい。

そんなわけで、次に聖属性の魔法を試してみることにした。ダンさんは光属性で同じ治癒魔法が使えるけど、聖属性を見たことがないから、教えられるかわからないって言ってた。

だから、色々やり方を試してみるしかないかなって思った。と言っても、実際に怪我をしてる人じゃないと効果が発揮されないから、ダンさんが針で指先をプツッて指した。
うぅ、痛い思いをさせてごめんなさい。
と謝りながら、僕は手の平に魔力を込めて

この人の指を治してくださいって祈ってみた。









治りましたし。
もう一度いいます。跡形もなくキレイに治りましたし。
しかも、治療を受けた側のダンさんに何も苦痛が生じていない。え?他人の魔力を与えられるときって痛いんじゃないの?
そういえば、聖属性は副作用がないって前に聞いたような。

「まぁ、聖属性ですから」

っていうダンさんの一言で片付けられちゃったけど。そういうダンさんもかなりビックリしてたのにね。

そうして、僕の魔法の訓練は30分で終わりました。
あんなに意気込んでたのに、ちょっと拍子抜け。




ダンさんと一緒に執務室に戻ると必死に仕事をこなしていたリースさんが不思議そうに
「どうしたんだ?ずいぶんと早かったな。疲れちまったか?まぁ、初日からそんなうまいこと行かねぇよ。気を落とすことはないぜ!」
と、僕の頭を撫でながら励ましてくれた。


すいません、魔法習得しちゃいました。


しばらくリースさんは、固まったまま動かなかった。
リースさん、書類仕事再開してくださーい。


それから、最近僕の定位置になりつつある、リースさんの膝の上で過ごしましたとさ!チャンチャン♪







しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜

上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。 体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。 両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。 せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない? しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……? どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに? 偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも? ……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない?? ――― 病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。 ※別名義で連載していた作品になります。 (名義を統合しこちらに移動することになりました)

【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】

古森きり
BL
【書籍化決定しました!】 詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります! たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました! アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。 政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。 男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。 自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。 行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。 冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。 カクヨムに書き溜め。 小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新! Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新! プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました

あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」 完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け 可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…? 攻め:ヴィクター・ローレンツ 受け:リアム・グレイソン 弟:リチャード・グレイソン  pixivにも投稿しています。 ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。

批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。

【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺

福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。 目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。 でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい… ……あれ…? …やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ… 前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。 1万2000字前後です。 攻めのキャラがブレるし若干変態です。 無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形) おまけ完結済み

希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう

水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」 辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。 ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。 「お前のその特異な力を、帝国のために使え」 強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。 しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。 運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。 偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!

処理中です...