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第7話 読書
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「帰ってきたぞー」
「「「おかえりなさーーい!」」」
「おかえりー」
夕方、お父さんが帰ってきた。うちは誰かが帰ってくるたび屋内にいる家族全員で出迎えることになっている。誰かが強制したわけじゃなく、自然にそうなった。
「どうだギアル、魔法の様子は」
「それがねパパ! 聞いてよ、私が練習付き合ってあげたんだけどさー」
「おお、マーハが手伝ったのか。それは確実だな」
「ギィくんったら普通の速度魔法と範囲魔法を二段階目まで使えるようになったんだよ?」
「たった数時間で?」
「いや、もっと早く。やっぱりギィくんは天才なんだよ!」
「おにーちゃん天才ー!」
いきなり『ビー・スピアプワイド』と『ビー・スピダウワイド』も取得してしまってからさらに計5時間、流石にぶっ通しではないけれどお姉ちゃんはずっと僕の特訓に付き合ってくれた。
でも魔法を2つ修得しさらに一段階進化する以上の収穫はその5時間ではできなかった。
今日はこれ以上の成長を見込めないと感じたため、途中で練習内容を変え、本来は生き物に対してだけかけるはずの補助魔法をモノに放ってみるなど、応用方法を試し始めた。
理論上は補助魔法を生き物以外にかけることができる。
でも、できるだけでそれを実際に使ってる人はほとんどいない。
使い勝手がよくない上に、生き物相手より魔法をかけて効果を出させる難易度が高めだからだ。
とはいえ僕にとっては速度魔法の運用方を増やす手の一つ。絶対に上手くできるようにならなきゃダメだ。
しかし普通より難易度が高いだけあって、流石に今日初めて魔法が使えるようになった人間が数時間挑戦して成功するようなものではなかった。
「ギアル、いいものを持ってきたぞ」
「なに、お父さん」
「これだ」
お父さんが鞄から本を何冊も取り出した。
実際の見た目よりかなり多くの物が入るよう『空間』の魔法が使える職人が魔力を込めて作ったもの。そこそこの高級品だ。
お父さんの仕事上、本をたくさん運ばなければならないので重宝しているらしい。
お父さんが仕事場から借りてきたものは「魔法使い能力大全」「能力習得のススメ」「魔導師はどう生きるべきか」「補助魔法の基本」「補助魔法の応用」「補助魔法の可能性」等、今の僕に確実に役に立つであろう本ばかり。
実はお父さん、対象にした人にとって今どんな本が必要か即座にわかる能力をもっている。その能力を使って選んできてくれたんだろう。
「ありがとう」
「私が選んだんだ、それらは確実にギアルの糧になる。頑張れよ」
「うん!」
夕飯を食べたり、お風呂に入ったり、いつでも眠れる準備が整ってからさっそくお父さんが借りてきてくれた本を読んでみることにした。最初に「魔法使い能力大全」を手に取る。
どうせだから本を開く前に自分の速度魔法で読むスピードを速くしてみる。
『ビー・スピアップ』をかけ、本の表紙を開くと頭の中がまたモヤモヤとしてきた。
<【特技強化・極】の効果が発動。
能力追加:【速読】>
<【特技強化・極】の効果が発動。
能力進化:【速読・改】>
<【特技強化・極】の効果が発動。
能力追加:【高質読書】>
本を開いただけで能力が二つ増えて、一つが即座に進化した……!?
僕はお父さんの影響で日頃から同年代では一番だと自負できるほど多く本を読んでいる。
なるほど、そんな僕の本に対する姿勢に【特技強化・極】は反応したんだろう。
【速読】もとい【速読・改】は、単純に文章を読むのが早くなるだけのようだ。しかしわざわざ能力になってるんだ、きっとかなり早いんだろう。
一方で【高質読書】は
・文章の理解が安易になる。
・早く文章を読んでも理解が追いつくようになる。
・文章の内容を記憶しやすくなる。
という、【速読】の能力を補助するような内容だった。
……ただ、僕は本を読むのが得意だから【特技強化】による把握や理解の強化も反映されているはず。つまり本を理解することにおいては【高質読書】と被る。
あ、でも心配はいらないか。近い能力は重複し合うと前に本で知ったことを今思い出した。
能力二つ分の理解力……一体どうなるんだろう。
僕はもう一つ、手に取っている本のページを開いた。
◆◆◆
「今日もおねぇちゃんは必要かなー?」
「申し出はありがたいけど今日は一人でやるよ。もしお姉ちゃんが必要になったら今後は前の日に伝えておくことにする。仕事もあるだろうし」
「むむ、残念。わかった、いつでも呼んでね」
昨日は……いつもよりかなり寝るのが遅くなったものの、お父さんの持ってきてくれた合計十五冊の本を全て読破し、理解することができた。
速度魔法と三つの能力の掛け合わせは凄まじい。一冊につき図鑑サイズで二十分、並みのサイズで五分から十分の間で読みきることができてしまった。
おかげで自分の修得すべき能力などをリストアップすることもできた。今後はそれに従って六日後まで特訓を重ねていけばいい。
まず補助魔法。
僕は本に『アップ』『ダウン』『アプワイド』『ダウワイド』及びその進化系以外の魔法がないかを求めた。
……結論、なかった。
本に載っていたのはどれもこれも「進化させやすい特訓方法」だとか、「単体と広範囲の効果の違い」「複数人から一度に同じ補助魔法を受けてみた結果」などの研究成果だった。
一部で「個人で新しく補助魔法の派生を編み出した人が居る可能性はある」とは書かれていたけれど、それ以上の情報はない。
どうやら補助魔法は強化・弱体化以外で使うことを現在も、過去も、誰も想定していないみたいだ。
そりゃそうだ。普通は他のまともな魔法を覚えられたはずだもの。わざわざ補助魔法に補助以上のことを求める必要がない。
だから補助魔法そのものを攻撃に転用できる方法も今のところない。
これは僕からしてみればラッキーだ。とてもとてもラッキーだ。
新しい魔法やそれに追従した新しい能力を編み出せれば【個人求道】をフルに活かせる。
要するに結局というか、やっぱりというか、僕の頭の働かせ方次第なのは変わらないってことだ。
また、覚えられる魔法そのものはなかったけれど有用な情報だってもちろん沢山あった。
例えば、生物以外の物に補助魔法をかけるコツ。
この項目は防御力魔法が使える人に対して壁や建物の強化を行うために書かれたものだったけど僕にも十分応用できそうだった。
しかも、おそらくそのコツを覚えれば他人が放った魔法に僕の魔法をかけてしまうことだってできると思われる。
できるようになったところで、それをどう使うかも僕自身で考えるんだ。
……まあ、こうして知識は得られたとはいえ。流石に来週の試合ではなにか武器を持ち込んだほうがいいかもしれない。今のところは。
そして能力。
魔法とは逆で、めぼしいものがありすぎて選ぶのが大変だった。
複数の本を読んだことで習得に必要な特訓方法までわかったものや、存在や効果だけしかわからなかったものもある。
もちろん修得方法が判明しているものでも最低なら三日、最高で三十年以上、基本的には数ヶ月から五年はかかるものが多かった。
選んだ能力は特訓方法の有無、特訓にかかる年月を一切無視してる。正直、本番当日までに一つでも修得できるかわからない。
でも、なんだかいける気がする。
昨日試してわかった。僕は期待されていた通りには魔法に関することは得意みたいだから。得意だったら、いけるはず。
それじゃあ、取り掛かるしとしよう。
まず最初は_____。
==========
(あとがき)
(非常に励みになりますので、もし良ければ感想やお気に入り登録などの方、よろしくお願いします!)
「「「おかえりなさーーい!」」」
「おかえりー」
夕方、お父さんが帰ってきた。うちは誰かが帰ってくるたび屋内にいる家族全員で出迎えることになっている。誰かが強制したわけじゃなく、自然にそうなった。
「どうだギアル、魔法の様子は」
「それがねパパ! 聞いてよ、私が練習付き合ってあげたんだけどさー」
「おお、マーハが手伝ったのか。それは確実だな」
「ギィくんったら普通の速度魔法と範囲魔法を二段階目まで使えるようになったんだよ?」
「たった数時間で?」
「いや、もっと早く。やっぱりギィくんは天才なんだよ!」
「おにーちゃん天才ー!」
いきなり『ビー・スピアプワイド』と『ビー・スピダウワイド』も取得してしまってからさらに計5時間、流石にぶっ通しではないけれどお姉ちゃんはずっと僕の特訓に付き合ってくれた。
でも魔法を2つ修得しさらに一段階進化する以上の収穫はその5時間ではできなかった。
今日はこれ以上の成長を見込めないと感じたため、途中で練習内容を変え、本来は生き物に対してだけかけるはずの補助魔法をモノに放ってみるなど、応用方法を試し始めた。
理論上は補助魔法を生き物以外にかけることができる。
でも、できるだけでそれを実際に使ってる人はほとんどいない。
使い勝手がよくない上に、生き物相手より魔法をかけて効果を出させる難易度が高めだからだ。
とはいえ僕にとっては速度魔法の運用方を増やす手の一つ。絶対に上手くできるようにならなきゃダメだ。
しかし普通より難易度が高いだけあって、流石に今日初めて魔法が使えるようになった人間が数時間挑戦して成功するようなものではなかった。
「ギアル、いいものを持ってきたぞ」
「なに、お父さん」
「これだ」
お父さんが鞄から本を何冊も取り出した。
実際の見た目よりかなり多くの物が入るよう『空間』の魔法が使える職人が魔力を込めて作ったもの。そこそこの高級品だ。
お父さんの仕事上、本をたくさん運ばなければならないので重宝しているらしい。
お父さんが仕事場から借りてきたものは「魔法使い能力大全」「能力習得のススメ」「魔導師はどう生きるべきか」「補助魔法の基本」「補助魔法の応用」「補助魔法の可能性」等、今の僕に確実に役に立つであろう本ばかり。
実はお父さん、対象にした人にとって今どんな本が必要か即座にわかる能力をもっている。その能力を使って選んできてくれたんだろう。
「ありがとう」
「私が選んだんだ、それらは確実にギアルの糧になる。頑張れよ」
「うん!」
夕飯を食べたり、お風呂に入ったり、いつでも眠れる準備が整ってからさっそくお父さんが借りてきてくれた本を読んでみることにした。最初に「魔法使い能力大全」を手に取る。
どうせだから本を開く前に自分の速度魔法で読むスピードを速くしてみる。
『ビー・スピアップ』をかけ、本の表紙を開くと頭の中がまたモヤモヤとしてきた。
<【特技強化・極】の効果が発動。
能力追加:【速読】>
<【特技強化・極】の効果が発動。
能力進化:【速読・改】>
<【特技強化・極】の効果が発動。
能力追加:【高質読書】>
本を開いただけで能力が二つ増えて、一つが即座に進化した……!?
僕はお父さんの影響で日頃から同年代では一番だと自負できるほど多く本を読んでいる。
なるほど、そんな僕の本に対する姿勢に【特技強化・極】は反応したんだろう。
【速読】もとい【速読・改】は、単純に文章を読むのが早くなるだけのようだ。しかしわざわざ能力になってるんだ、きっとかなり早いんだろう。
一方で【高質読書】は
・文章の理解が安易になる。
・早く文章を読んでも理解が追いつくようになる。
・文章の内容を記憶しやすくなる。
という、【速読】の能力を補助するような内容だった。
……ただ、僕は本を読むのが得意だから【特技強化】による把握や理解の強化も反映されているはず。つまり本を理解することにおいては【高質読書】と被る。
あ、でも心配はいらないか。近い能力は重複し合うと前に本で知ったことを今思い出した。
能力二つ分の理解力……一体どうなるんだろう。
僕はもう一つ、手に取っている本のページを開いた。
◆◆◆
「今日もおねぇちゃんは必要かなー?」
「申し出はありがたいけど今日は一人でやるよ。もしお姉ちゃんが必要になったら今後は前の日に伝えておくことにする。仕事もあるだろうし」
「むむ、残念。わかった、いつでも呼んでね」
昨日は……いつもよりかなり寝るのが遅くなったものの、お父さんの持ってきてくれた合計十五冊の本を全て読破し、理解することができた。
速度魔法と三つの能力の掛け合わせは凄まじい。一冊につき図鑑サイズで二十分、並みのサイズで五分から十分の間で読みきることができてしまった。
おかげで自分の修得すべき能力などをリストアップすることもできた。今後はそれに従って六日後まで特訓を重ねていけばいい。
まず補助魔法。
僕は本に『アップ』『ダウン』『アプワイド』『ダウワイド』及びその進化系以外の魔法がないかを求めた。
……結論、なかった。
本に載っていたのはどれもこれも「進化させやすい特訓方法」だとか、「単体と広範囲の効果の違い」「複数人から一度に同じ補助魔法を受けてみた結果」などの研究成果だった。
一部で「個人で新しく補助魔法の派生を編み出した人が居る可能性はある」とは書かれていたけれど、それ以上の情報はない。
どうやら補助魔法は強化・弱体化以外で使うことを現在も、過去も、誰も想定していないみたいだ。
そりゃそうだ。普通は他のまともな魔法を覚えられたはずだもの。わざわざ補助魔法に補助以上のことを求める必要がない。
だから補助魔法そのものを攻撃に転用できる方法も今のところない。
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要するに結局というか、やっぱりというか、僕の頭の働かせ方次第なのは変わらないってことだ。
また、覚えられる魔法そのものはなかったけれど有用な情報だってもちろん沢山あった。
例えば、生物以外の物に補助魔法をかけるコツ。
この項目は防御力魔法が使える人に対して壁や建物の強化を行うために書かれたものだったけど僕にも十分応用できそうだった。
しかも、おそらくそのコツを覚えれば他人が放った魔法に僕の魔法をかけてしまうことだってできると思われる。
できるようになったところで、それをどう使うかも僕自身で考えるんだ。
……まあ、こうして知識は得られたとはいえ。流石に来週の試合ではなにか武器を持ち込んだほうがいいかもしれない。今のところは。
そして能力。
魔法とは逆で、めぼしいものがありすぎて選ぶのが大変だった。
複数の本を読んだことで習得に必要な特訓方法までわかったものや、存在や効果だけしかわからなかったものもある。
もちろん修得方法が判明しているものでも最低なら三日、最高で三十年以上、基本的には数ヶ月から五年はかかるものが多かった。
選んだ能力は特訓方法の有無、特訓にかかる年月を一切無視してる。正直、本番当日までに一つでも修得できるかわからない。
でも、なんだかいける気がする。
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