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48話 大病…でございますか?
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48
【……ゴーレム…おめぇさん、あの娘達の仲魔だったんだな】
夜10時40分、ギルドに入ってすぐにギルドマスターが私に念話で話しかけてきた。
念話なのは、私がこの夜の行動のことを隠しているからだろう。気を使ってくれてるんだ。
【ハイ、そうなんです。お願いです、あの娘達にはこのことは秘密に…】
【ん、まぁそりゃなんかワケがあるんだろうから秘密にはしてやるけどよ】
【まぁ、サプライズプレゼントを買ってあげたいってだけなんですけど】
【なんだ…そうなのか。なにか深刻な問題かと思ってたぜ】
ギルドマスターは大口を開けて、拍子抜けしたように笑った。
なにか色々と私のことについて考えてたこともあるんだろうね。
【それにしても、お前さん。強いだろ?】
【おや、なぜそうお考えで? 見ての通り、私はまだトゥーンゴーレムが進化したにすぎない、ゴーレム属の2段階目ですが】
【最近毎日お使いで子供が、レディバ属の素材を売りに来るって冒険の店の店員から聞いたんだよ。子供をお使いに出してるなんて、ここ最近じゃお前さんぐらいしかいねぇからよ】
そうか、そういえば冒険の店ってギルドが経営してるんだっけ。
そしてこの人はギルドマスター。
情報がいくのは当たり前か。
しくじった……。
今日は私、すこしぬけてるなぁ。
【中にはBランクのハードネスレディバもあるって話じゃねぇか。……お前さん、ランクは?】
【Dです】
【普通、DじゃBには絶対に勝てねぇ。……なぁ、もしかして、種類は極至種か? 正直、超越種なんかじゃ説明ができないんだよ、Dランクの魔物がBランクの魔物を倒すなんてよ】
ギルドマスターは手に持っていたヌガーをぐいっと口に流し込み、真剣な表情になった。
【ええ、その通り。極至種です】
【はは、そうか。じゃあ近いうち、あのロモンって娘をAランクにあげなきゃな……】
な、なんだって。
それは困る、大会に参加できなくなっちゃうじゃんか。
【えっ…その…困ります。リンネちゃんを置いていけないですし……それに大会も……】
【ふははは悪りぃ悪りぃ。言ってみただけだ。ただ、数年のうちには、お前さんのご主人のパーティはAランク以上になるぜ。きっとだ】
なんだ、言ってみただけか。
妙に真剣味があったから、間に受けちゃった。
まぁ、でも実際あの娘達が近いうちにAランクパーティになれる素質があるのは確かだ。
なんせ、私が特訓をつけてるのだから。
【あ、そうだ。明日あたり、お前さんのパーティ、Eランクに上がるからな。活動が認められたんだ】
【おや、そうなんですか。ありがとうございます】
いいこと聞いた。
明日はあの娘達が一番好きなハンバーグにしよう。
【ま、ギルドマスターの仕事だしよ。しっかし…ホントすげーな。あの歳の娘がどうやってお前さんみたいな高知能な魔物を育てあげれるんだよ】
【……それに関しては実は私、あの娘に会う前からこんな感じでして】
【あぁ…もう最初から『極至種』候補だったわけか。だとしたら、どうしてあの娘を選んだんだ?】
【理由はたくさんあるんですがね、一つは可愛いからですね】
【可愛い……あぁ、確かにそうかもな。将来、男どもがすり寄ってきて、困りそうだよな。お前さんのパーティの二人の嬢ちゃん】
【私が変な男が寄ってこないように見張ってるので心配は要りません】
【ははははは、そりゃ安心だな!】
うーん、少しこの人に自分のこと喋りすぎちゃったかもしれない。
でも、この人ならなんか大丈夫な気がするんだ。
しばらく、こうした雑談をギルドマスターとしていた。
だいたい、11時30分くらいだろうか。
中々ネフラ君が来ないので、心配し始めた頃である。
突然、ギルドの戸が勢いよく開かれた。
その開いたドアの先には、顔面をびしょびしょに濡らし、まるでこの世の終わりかのように泣きじゃくっているネフラ君が居た。
私とギルドマスターそしてネフラ君と面識のあるその場にいた数人の冒険者が、慌ててネフラの元へと駆け寄る。
【どうしました? ネフラ君】
私が念話を送った。
口をパクパクと動かして、私達に何かを訴えようとする。
「おっ…えっ…ちゃ…がっ……じんじゃ…ぶっ……」
泣きながら喋っているから、よく聞き取れない。
ギルドマスターがネフラ君の後ろに回って、背中をさすり、なだめようとし始めた。
「いったん…落ち着いて、な?」
「ひいいっうっ……グスッ……えぐぅぁ…」
ギルドマスターが、背中をさすっているうちに、少しずつ少しずつ、涙は引いていったネフラ君だったが、未だにかなり慌てているようだ。
尋常じゃない慌てっぷりだ。
「どうした、ネフラ。何があったんだ?」
「…お姉ちゃんが……今にも…もう死んじゃいそうなんで…す…」
「っ……そうか……」
それを聞いていたみんな、すごく暗い顔をした。
みんなはわかっているようだけど、私には何が何だか、さっぱりわからない。
とりあえず、ギルドマスターに訊いてみないと。
【あの…お姉ちゃんが死んじゃいそうとは、一体……?】
その問いに念話で答えてくれた。
【話した方がいいか……この子はな……7つほど年が離れた姉が居てな…。その娘はここで冒険者として働いてたんだ。しかし、ある日、依頼から帰ってきた時に蛇の魔物に噛まれた…とか言って、噛まれたし箇所が痛いって言っていたんだ。それが、普通の毒なら値ははるが、薬で治しゃ良かったんだが……。何故か薬が効かなくてな、さらには痛みが日に日に酷くなり、ついには身体中に不思議な紋様が浮かび上がって……。いまじゃあ寝たきりで痛みに苦しんでいる】
なんだろ…その症状、ウォルクおじいさんの持っていた図鑑に、噛んだ相手にそんな効果をもたらす蛇の魔物が……えっと確か…サナトスフィビドだったか。
Sランクの上の魔物で、そいつの毒は普通の毒とは違う。薬や並の魔法じゃあ治せない。さらに、ジワジワと嬲り殺すタイプの最悪の毒。
だけど、この魔物の情報があったのは大量にある魔物の図鑑の中の一冊だけで…過去に発見されたのも2匹。
それに、その内1匹は……魔王に仕えていた。
そういう、ヤバイやつなの。
【それっておそらく、サナトスフィビドというSランクの魔物ですね……過去に2度しか発見されていないので、知名度は低いですが……】
【Sランクの魔物だと…!?】
【はい。同じような案件は他にはないのですが? よもや、そんな魔物をほっとくわけにはいかないでしょう。早く見つけ出さないと】
【わからない…その後、見かけた奴は誰もいねぇからよ。しかし……その魔物を知ってるんなら、この子の姉を助ける方法はしらねぇか? ネフラが…ずっとここで働いてたのは……姉の代わりに収入を得るためだったんだよ。なんとかして、俺達も助けてやりてぇ】
それは……私がたぶん、治せると思う。
決算部位を治せるくらいの治癒力がある私の魔法なら、その毒も浄化できる。やってみなくちゃわからないけど、多分。
【私……多分、治せますよ?】
【なっ……それは本当が?】
驚いた顔で、こちらをギルドマスターが見てくる。
私は頷いた。
【ただ、周囲には内密に】
【あ、あぁ…わかった。やるだけやってみてくれ】
ギルドマスターは、ネフラ君の肩を優しく叩く。
「なぁ、ネフラ。俺はギルドマスターとして見舞いに行きたい。良いか? 何かしてやれることがあるかもしれねぇ」
「あっ…はいっ……」
【私もついて行って良いですか? 何か、生かせる知識があるかもしれません】
「あっ………ゴーレムさん……わかりましたっ…」
「じゃあ…冒険者諸君、留守番たのんだぜ」
こうして、私とギルドマスターとネフラ君は、心配そうに冒険者達に見送られながら、ネフラ君の家へと行った。
【……ゴーレム…おめぇさん、あの娘達の仲魔だったんだな】
夜10時40分、ギルドに入ってすぐにギルドマスターが私に念話で話しかけてきた。
念話なのは、私がこの夜の行動のことを隠しているからだろう。気を使ってくれてるんだ。
【ハイ、そうなんです。お願いです、あの娘達にはこのことは秘密に…】
【ん、まぁそりゃなんかワケがあるんだろうから秘密にはしてやるけどよ】
【まぁ、サプライズプレゼントを買ってあげたいってだけなんですけど】
【なんだ…そうなのか。なにか深刻な問題かと思ってたぜ】
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なにか色々と私のことについて考えてたこともあるんだろうね。
【それにしても、お前さん。強いだろ?】
【おや、なぜそうお考えで? 見ての通り、私はまだトゥーンゴーレムが進化したにすぎない、ゴーレム属の2段階目ですが】
【最近毎日お使いで子供が、レディバ属の素材を売りに来るって冒険の店の店員から聞いたんだよ。子供をお使いに出してるなんて、ここ最近じゃお前さんぐらいしかいねぇからよ】
そうか、そういえば冒険の店ってギルドが経営してるんだっけ。
そしてこの人はギルドマスター。
情報がいくのは当たり前か。
しくじった……。
今日は私、すこしぬけてるなぁ。
【中にはBランクのハードネスレディバもあるって話じゃねぇか。……お前さん、ランクは?】
【Dです】
【普通、DじゃBには絶対に勝てねぇ。……なぁ、もしかして、種類は極至種か? 正直、超越種なんかじゃ説明ができないんだよ、Dランクの魔物がBランクの魔物を倒すなんてよ】
ギルドマスターは手に持っていたヌガーをぐいっと口に流し込み、真剣な表情になった。
【ええ、その通り。極至種です】
【はは、そうか。じゃあ近いうち、あのロモンって娘をAランクにあげなきゃな……】
な、なんだって。
それは困る、大会に参加できなくなっちゃうじゃんか。
【えっ…その…困ります。リンネちゃんを置いていけないですし……それに大会も……】
【ふははは悪りぃ悪りぃ。言ってみただけだ。ただ、数年のうちには、お前さんのご主人のパーティはAランク以上になるぜ。きっとだ】
なんだ、言ってみただけか。
妙に真剣味があったから、間に受けちゃった。
まぁ、でも実際あの娘達が近いうちにAランクパーティになれる素質があるのは確かだ。
なんせ、私が特訓をつけてるのだから。
【あ、そうだ。明日あたり、お前さんのパーティ、Eランクに上がるからな。活動が認められたんだ】
【おや、そうなんですか。ありがとうございます】
いいこと聞いた。
明日はあの娘達が一番好きなハンバーグにしよう。
【ま、ギルドマスターの仕事だしよ。しっかし…ホントすげーな。あの歳の娘がどうやってお前さんみたいな高知能な魔物を育てあげれるんだよ】
【……それに関しては実は私、あの娘に会う前からこんな感じでして】
【あぁ…もう最初から『極至種』候補だったわけか。だとしたら、どうしてあの娘を選んだんだ?】
【理由はたくさんあるんですがね、一つは可愛いからですね】
【可愛い……あぁ、確かにそうかもな。将来、男どもがすり寄ってきて、困りそうだよな。お前さんのパーティの二人の嬢ちゃん】
【私が変な男が寄ってこないように見張ってるので心配は要りません】
【ははははは、そりゃ安心だな!】
うーん、少しこの人に自分のこと喋りすぎちゃったかもしれない。
でも、この人ならなんか大丈夫な気がするんだ。
しばらく、こうした雑談をギルドマスターとしていた。
だいたい、11時30分くらいだろうか。
中々ネフラ君が来ないので、心配し始めた頃である。
突然、ギルドの戸が勢いよく開かれた。
その開いたドアの先には、顔面をびしょびしょに濡らし、まるでこの世の終わりかのように泣きじゃくっているネフラ君が居た。
私とギルドマスターそしてネフラ君と面識のあるその場にいた数人の冒険者が、慌ててネフラの元へと駆け寄る。
【どうしました? ネフラ君】
私が念話を送った。
口をパクパクと動かして、私達に何かを訴えようとする。
「おっ…えっ…ちゃ…がっ……じんじゃ…ぶっ……」
泣きながら喋っているから、よく聞き取れない。
ギルドマスターがネフラ君の後ろに回って、背中をさすり、なだめようとし始めた。
「いったん…落ち着いて、な?」
「ひいいっうっ……グスッ……えぐぅぁ…」
ギルドマスターが、背中をさすっているうちに、少しずつ少しずつ、涙は引いていったネフラ君だったが、未だにかなり慌てているようだ。
尋常じゃない慌てっぷりだ。
「どうした、ネフラ。何があったんだ?」
「…お姉ちゃんが……今にも…もう死んじゃいそうなんで…す…」
「っ……そうか……」
それを聞いていたみんな、すごく暗い顔をした。
みんなはわかっているようだけど、私には何が何だか、さっぱりわからない。
とりあえず、ギルドマスターに訊いてみないと。
【あの…お姉ちゃんが死んじゃいそうとは、一体……?】
その問いに念話で答えてくれた。
【話した方がいいか……この子はな……7つほど年が離れた姉が居てな…。その娘はここで冒険者として働いてたんだ。しかし、ある日、依頼から帰ってきた時に蛇の魔物に噛まれた…とか言って、噛まれたし箇所が痛いって言っていたんだ。それが、普通の毒なら値ははるが、薬で治しゃ良かったんだが……。何故か薬が効かなくてな、さらには痛みが日に日に酷くなり、ついには身体中に不思議な紋様が浮かび上がって……。いまじゃあ寝たきりで痛みに苦しんでいる】
なんだろ…その症状、ウォルクおじいさんの持っていた図鑑に、噛んだ相手にそんな効果をもたらす蛇の魔物が……えっと確か…サナトスフィビドだったか。
Sランクの上の魔物で、そいつの毒は普通の毒とは違う。薬や並の魔法じゃあ治せない。さらに、ジワジワと嬲り殺すタイプの最悪の毒。
だけど、この魔物の情報があったのは大量にある魔物の図鑑の中の一冊だけで…過去に発見されたのも2匹。
それに、その内1匹は……魔王に仕えていた。
そういう、ヤバイやつなの。
【それっておそらく、サナトスフィビドというSランクの魔物ですね……過去に2度しか発見されていないので、知名度は低いですが……】
【Sランクの魔物だと…!?】
【はい。同じような案件は他にはないのですが? よもや、そんな魔物をほっとくわけにはいかないでしょう。早く見つけ出さないと】
【わからない…その後、見かけた奴は誰もいねぇからよ。しかし……その魔物を知ってるんなら、この子の姉を助ける方法はしらねぇか? ネフラが…ずっとここで働いてたのは……姉の代わりに収入を得るためだったんだよ。なんとかして、俺達も助けてやりてぇ】
それは……私がたぶん、治せると思う。
決算部位を治せるくらいの治癒力がある私の魔法なら、その毒も浄化できる。やってみなくちゃわからないけど、多分。
【私……多分、治せますよ?】
【なっ……それは本当が?】
驚いた顔で、こちらをギルドマスターが見てくる。
私は頷いた。
【ただ、周囲には内密に】
【あ、あぁ…わかった。やるだけやってみてくれ】
ギルドマスターは、ネフラ君の肩を優しく叩く。
「なぁ、ネフラ。俺はギルドマスターとして見舞いに行きたい。良いか? 何かしてやれることがあるかもしれねぇ」
「あっ…はいっ……」
【私もついて行って良いですか? 何か、生かせる知識があるかもしれません】
「あっ………ゴーレムさん……わかりましたっ…」
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