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74話 Cランクの依頼でございます!
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「さて、今日からどうするかなんだけど」
リンネちゃんがお姉ちゃんらしくそう言った。
今、私達は今後について朝ご飯を食べながら話し始めたところ。
と言っても、ロモンちゃんもリンネちゃんも朝ご飯はほとんど食べ終えてるけれど。
「とりあえずは依頼をこなして、早くCランクの冒険者になった方が良いと思う」
「そうだね。それが当分のぼく達の目標かな」
【では、今日は早速Cランクの依頼を受けてみますか?】
「「うんっ」」
そういうわけで早々に私達はギルドへと行った。
Cランクの依頼は討伐と採取がほとんどで、最低でも移動時間含めて3日はかかる仕事が多い。
私達はその中でも、仕事が早く済めば計2日で帰れる範囲にある、『モンゾ二村』という村の仕事を引き受けた。
なんでも、最近やたらとF~Dランクの魔物が増えているため、できる限り討伐して欲しいとのこと。
ついでにそのやたらと魔物が増えている原因もわかればでいいから報告して欲しいらしい。
私はは高ランクの魔物が山に住み着いて、その山から魔物が逃げてきているのだと予想してる。
仮にそいつと遭遇してもAランク程なら三人で協力すれば倒せそうだし、大きな問題は無いと思う。
無いといいんだけど…Sランクならヤバイよね。
まあ、こんなのは私の予想に過ぎないのであって、勘のいいロモンちゃんも同意見だとか言ってたけれど、気にしないことにする。
ロモンちゃんもリンネちゃんも然程気にしてないみたいだからね。山に行って遭遇しなきゃ良いんだし。
報酬も良いし…まあ、億万長者一歩手前の私としては、もう働かなくても良いんだけど。
◆◆◆
「はぁ…ついたねぇ…」
「ね、やっとだよ」
朝の10時に出発して夕方の4時に着いたよ。
これじゃあ仕事する前に疲れちゃうよね。でもこれからたくさん依頼を受けていくとして、この程度で疲れちゃダメなんだよ。
まあ…私としてはアイテムやらなんやらの効果で割と快適な空間が作られている馬車の中で、二人に遊んでもらったりお昼寝したりするのは中々良かったけれどね。
馬車を降りてすぐに、私達に数人の人達が寄ってくる。おじいちゃんを先頭にしてね。
なんか私達を見た途端、顔が怪訝になったけど。
そしてその先頭のおじいちゃんが頭を下げると、周りの中年から若者の男女も頭を軽く下げる。
「ようこそおいで下さいました。私、モンゾニ村の村長のハンガー・モンゾです」
再度、その村長さんは私達に向かって深々と頭を下げた。相当、来てくれたことが嬉しいんだろうか?
ロモンちゃんとリンネちゃんもそれにつられて、頭を下げながら自己紹介する。
「えっと…ぼくはリンネ・ターコイズです」
「私はロモン・ターコイズです。そしてこの子が私の、私達の仲魔のアイリスです」
そう言うと、村の人達は皆、互いに顔を見合わせる。
「というと…あなた方は大会を二人で優勝した双子の姉妹という…」
「あ…はい、そうです!」
「そうですか、そうですか」
村長含む皆んなの顔は怪訝な感じでは無くなっていた。
あれだ、冒険者はそっちで選べないからね。
若い女の子二人が来てガッカリしてたところ、実はその二人が、話題になってる姉妹だった……と、いうところでしょう。
「では…依頼の詳しい内容はこちらで話しますので…ついてきてください」
私はその村の衆の集団の後ろをついていき、そのうち、一つの大きめの家に着いた。
村役場兼村長さんこ自宅らしい。
中に入り、応接室に入れられてその部屋の椅子に座らせてもらう。ちなみに私はリトルリペアゴーレムの姿で突っ立ってる。
こっちの方が見た目は強そうだからね。
村長とその付き添いの人が、二人にお茶を出しながら席に着いた。
「仕事の依頼内容としては主に魔物の討伐…いえ、殲滅と言った方がよろしいでしょうか。急に魔物が増えたのです。ですので…魔物20匹以上で依頼達成とさせて頂きます」
「そうなんですか……今のところの村の被害は?」
「作物が荒らされたのと…幸い未だ死者はいないものの重傷者が6名…軽傷者が17名ほどです」
これは…もしかしたら報酬金を釣り上げるチャンスかもしれない。私はロモンちゃんとリンネちゃんだけに念話をする。
【その方々の治療はどうなっているか訊いて下さい】
【あ…うん、わかった】
私の念話した通りに、ロモンちゃんは村長に尋ねる。
「その…怪我をした方々の治療ってどうなってますか?」
「それはこの村にも回復魔法使いが2人居ますので、その者が行っております。しかし…やはり治療は遅いですね」
リンネちゃんは私に念話をしてくる。
【だってアイリスちゃん、どうする?】
【報酬を増してもらえるのなら、治療を手伝いましょう。本当はタダでも良いのですが、そうすると本職の方々の仕事を慈悲だけで奪ってしまう事になるので】
【ん…わかった】
リンネちゃんは私との念話をきって、村長さん達にこう提案した。
「なら…報酬金を上げて貰えるのなら、治療を手伝いますよ? 無償で行うわけにはいかないのが申し訳ないのですが…」
「よろしいのですか? なら、その治療費に見合った報酬金を上乗せしましょう」
その後、特に魔物が多く出る場所や、魔物の出現理由の考察などをした上で、依頼が正式に始まった。
まず、私達はその村の治療室みたいなところに行き、被害を受けた人達を治療した。
何かに噛み付かれたように酷い怪我をしている人や、足や手が折れてる人、魔物の毒におかされてる人まで居る。
私達は回復魔法をかけて治療をしたんだ。
村長さんも一緒にその治療の様子を見てたんだけど、ロモンちゃんと私がリペアムをかけるだけで全員治ってしまったので、かなり驚いていた。
それにしてもこの村は年頃の娘が少ないような…?
ま、いいか。とにかく報酬金は弾むそうな。
治療が終わってからすぐに、私達は準備をしてから村の入り口まで行き、そこで村長さん達に見送ってもらう。
「それじゃあ討伐の方に」
「ええ…お気をつけて」
私達は村の周囲の森の中へ、魔物が多く居そうだと指定された場所に探知を張り巡らせながら入っていく。
徒歩30分。素早さに補助魔法をかけて全力で走って…あれ、何分だっけ? まあいいや。
「あ、いた!」
その場に着くなり、まずはロモンちゃんが4匹の魔物の集団を発見、リンネちゃんが魔流斬で遠距離から斬り捨てた。
「こんどはこっちだね!」
その後すぐにリンネちゃんが5匹の集団を発見し、私が魔法で片付ける。
そんな感じでおおよそ1時間半、計52匹の魔物を倒した。探知と隠密ってやっぱり優秀だね。
それが私達全員ができるとなると尚更。
「ふぅ…ひとまずはこんなもんかな?」
「そだね! とりあえず村に戻っ_________!?」
リンネちゃんはなぜか全身に一瞬で魔流の気をめぐらせ、その場からすごい速さで地面を蹴り飛び、逃れる。
何事だと、ロモンちゃんと私がリンネちゃんが居た場所をみると、そこには1匹の大きな蛇……。
サナトスファビドが、チロチロと長い舌を出し入れしながら立っていた。
#######
次の投稿は8/20です。
リンネちゃんがお姉ちゃんらしくそう言った。
今、私達は今後について朝ご飯を食べながら話し始めたところ。
と言っても、ロモンちゃんもリンネちゃんも朝ご飯はほとんど食べ終えてるけれど。
「とりあえずは依頼をこなして、早くCランクの冒険者になった方が良いと思う」
「そうだね。それが当分のぼく達の目標かな」
【では、今日は早速Cランクの依頼を受けてみますか?】
「「うんっ」」
そういうわけで早々に私達はギルドへと行った。
Cランクの依頼は討伐と採取がほとんどで、最低でも移動時間含めて3日はかかる仕事が多い。
私達はその中でも、仕事が早く済めば計2日で帰れる範囲にある、『モンゾ二村』という村の仕事を引き受けた。
なんでも、最近やたらとF~Dランクの魔物が増えているため、できる限り討伐して欲しいとのこと。
ついでにそのやたらと魔物が増えている原因もわかればでいいから報告して欲しいらしい。
私はは高ランクの魔物が山に住み着いて、その山から魔物が逃げてきているのだと予想してる。
仮にそいつと遭遇してもAランク程なら三人で協力すれば倒せそうだし、大きな問題は無いと思う。
無いといいんだけど…Sランクならヤバイよね。
まあ、こんなのは私の予想に過ぎないのであって、勘のいいロモンちゃんも同意見だとか言ってたけれど、気にしないことにする。
ロモンちゃんもリンネちゃんも然程気にしてないみたいだからね。山に行って遭遇しなきゃ良いんだし。
報酬も良いし…まあ、億万長者一歩手前の私としては、もう働かなくても良いんだけど。
◆◆◆
「はぁ…ついたねぇ…」
「ね、やっとだよ」
朝の10時に出発して夕方の4時に着いたよ。
これじゃあ仕事する前に疲れちゃうよね。でもこれからたくさん依頼を受けていくとして、この程度で疲れちゃダメなんだよ。
まあ…私としてはアイテムやらなんやらの効果で割と快適な空間が作られている馬車の中で、二人に遊んでもらったりお昼寝したりするのは中々良かったけれどね。
馬車を降りてすぐに、私達に数人の人達が寄ってくる。おじいちゃんを先頭にしてね。
なんか私達を見た途端、顔が怪訝になったけど。
そしてその先頭のおじいちゃんが頭を下げると、周りの中年から若者の男女も頭を軽く下げる。
「ようこそおいで下さいました。私、モンゾニ村の村長のハンガー・モンゾです」
再度、その村長さんは私達に向かって深々と頭を下げた。相当、来てくれたことが嬉しいんだろうか?
ロモンちゃんとリンネちゃんもそれにつられて、頭を下げながら自己紹介する。
「えっと…ぼくはリンネ・ターコイズです」
「私はロモン・ターコイズです。そしてこの子が私の、私達の仲魔のアイリスです」
そう言うと、村の人達は皆、互いに顔を見合わせる。
「というと…あなた方は大会を二人で優勝した双子の姉妹という…」
「あ…はい、そうです!」
「そうですか、そうですか」
村長含む皆んなの顔は怪訝な感じでは無くなっていた。
あれだ、冒険者はそっちで選べないからね。
若い女の子二人が来てガッカリしてたところ、実はその二人が、話題になってる姉妹だった……と、いうところでしょう。
「では…依頼の詳しい内容はこちらで話しますので…ついてきてください」
私はその村の衆の集団の後ろをついていき、そのうち、一つの大きめの家に着いた。
村役場兼村長さんこ自宅らしい。
中に入り、応接室に入れられてその部屋の椅子に座らせてもらう。ちなみに私はリトルリペアゴーレムの姿で突っ立ってる。
こっちの方が見た目は強そうだからね。
村長とその付き添いの人が、二人にお茶を出しながら席に着いた。
「仕事の依頼内容としては主に魔物の討伐…いえ、殲滅と言った方がよろしいでしょうか。急に魔物が増えたのです。ですので…魔物20匹以上で依頼達成とさせて頂きます」
「そうなんですか……今のところの村の被害は?」
「作物が荒らされたのと…幸い未だ死者はいないものの重傷者が6名…軽傷者が17名ほどです」
これは…もしかしたら報酬金を釣り上げるチャンスかもしれない。私はロモンちゃんとリンネちゃんだけに念話をする。
【その方々の治療はどうなっているか訊いて下さい】
【あ…うん、わかった】
私の念話した通りに、ロモンちゃんは村長に尋ねる。
「その…怪我をした方々の治療ってどうなってますか?」
「それはこの村にも回復魔法使いが2人居ますので、その者が行っております。しかし…やはり治療は遅いですね」
リンネちゃんは私に念話をしてくる。
【だってアイリスちゃん、どうする?】
【報酬を増してもらえるのなら、治療を手伝いましょう。本当はタダでも良いのですが、そうすると本職の方々の仕事を慈悲だけで奪ってしまう事になるので】
【ん…わかった】
リンネちゃんは私との念話をきって、村長さん達にこう提案した。
「なら…報酬金を上げて貰えるのなら、治療を手伝いますよ? 無償で行うわけにはいかないのが申し訳ないのですが…」
「よろしいのですか? なら、その治療費に見合った報酬金を上乗せしましょう」
その後、特に魔物が多く出る場所や、魔物の出現理由の考察などをした上で、依頼が正式に始まった。
まず、私達はその村の治療室みたいなところに行き、被害を受けた人達を治療した。
何かに噛み付かれたように酷い怪我をしている人や、足や手が折れてる人、魔物の毒におかされてる人まで居る。
私達は回復魔法をかけて治療をしたんだ。
村長さんも一緒にその治療の様子を見てたんだけど、ロモンちゃんと私がリペアムをかけるだけで全員治ってしまったので、かなり驚いていた。
それにしてもこの村は年頃の娘が少ないような…?
ま、いいか。とにかく報酬金は弾むそうな。
治療が終わってからすぐに、私達は準備をしてから村の入り口まで行き、そこで村長さん達に見送ってもらう。
「それじゃあ討伐の方に」
「ええ…お気をつけて」
私達は村の周囲の森の中へ、魔物が多く居そうだと指定された場所に探知を張り巡らせながら入っていく。
徒歩30分。素早さに補助魔法をかけて全力で走って…あれ、何分だっけ? まあいいや。
「あ、いた!」
その場に着くなり、まずはロモンちゃんが4匹の魔物の集団を発見、リンネちゃんが魔流斬で遠距離から斬り捨てた。
「こんどはこっちだね!」
その後すぐにリンネちゃんが5匹の集団を発見し、私が魔法で片付ける。
そんな感じでおおよそ1時間半、計52匹の魔物を倒した。探知と隠密ってやっぱり優秀だね。
それが私達全員ができるとなると尚更。
「ふぅ…ひとまずはこんなもんかな?」
「そだね! とりあえず村に戻っ_________!?」
リンネちゃんはなぜか全身に一瞬で魔流の気をめぐらせ、その場からすごい速さで地面を蹴り飛び、逃れる。
何事だと、ロモンちゃんと私がリンネちゃんが居た場所をみると、そこには1匹の大きな蛇……。
サナトスファビドが、チロチロと長い舌を出し入れしながら立っていた。
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