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286話 カタナvs.双剣でございます!
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「はぁ……」
「今朝からあんな感じだけど」
「きっとガーベラさんと何かあったんだね」
「ねー、あれは多分聞いたら惚気話が飛んでくるよきっと」
「ね、今回はそんな感じだよね」
耳元でああ囁いたのはいいけど、やっぱりすぐに恥ずかしくなってあのあとすぐに逃げ帰ってきてしまった。自分で言ってしまったことだけど、おかげでいつもより二時間も寝付けなかったわ。朝からロモンちゃんとリンネちゃんに家事任せちゃったりしたし。
「それでどうする? 一応訊く?」
「やっぱり何したかは気になるよ」
「だよね」
【……アイリス】
「はい、何ですかケルくん」
「あ、ケル」
ケルくんが私の膝の上に滑り込みながら、質問をしようとしている。ただ何かしらこの顔は、やけに何かを悟ったような顔をしているわ。
【昨日ガーベラと何あったゾ?】
「ききたいですか」
【どうせガーベラ関連のことはわかってるゾ、その上でずっとボーッとしてたら気になるんだゾ】
「なるほど」
「先越されちゃった」
「ねー」
どうやら二人にもかなり心配させてしまっているみたい。いいでしょう、ここは弄られる覚悟で昨日何があったか報告しましょう。でもやっぱり恥ずかしいな……。ぼかしたりして伝えてもロモンちゃんかケルくんが勘付くだろうし、正直に言うしかないわよね。
「昨日、ガーベラさんに私、あの二つの武器のことについて訊いたのです」
「あのアイリスちゃんが得意な武器二つだよね?」
「どうだった?」
「剣のようなものの方がカタナ、槍のようなものの方がナギナタというらしいです」
【ま、ガーベラなら知ってるだろうと思ってたゾ】
「そうなんですか?」
ケルくんってたまに私でも知らないようなこと知ってる感じだから怖いわ。でも今は話を続けましょう。
「それでまあ、私とガーベラさんは同郷の記憶を持っているとわかったわけです」
「ふんふん、それで?」
「そしてガーベラさんは前世の勘からか、ステータスと特技を除いた状態ならばカタナをもった私の方が自分より実力が上だと思ったらしいのです」
「ほうほう」
でも、槍と剣じゃ戦う場所にもよるでしょうけどリーチの差でどちらが強いかなんてはっきりわかるものだと思うけど。それでもガーベラさんは私の方が強いと判断したのね。……リンネちゃんもカタナをもった瞬間の私に過剰の反応してたし、もしかして本当に強いのかしら?
「それで、実はガーベラさん、私が条件付きで付き合う提案をしたことをどこか後悔と心配していたらしく、もし自分と付き合うのが本意でなかったならばカタナをもった状態で再戦してもいいと。それで私が勝ったならば……」
「なるほどねー……」
【いくらなんでもネガティブすぎるゾ。ガーベラってそんなに卑屈だったかゾ?】
「いえ、言うのはなんですが私が見初めた男性ですし。今考えればその日、何か嫌なことでもあったのかもしれませんね」
「それでアイリスちゃんはなんで返したの?」
「み、耳元で」
「ふんふん」
「だ、大好きだと、結婚まで考えてると囁きました」
「「わぁ……!」」
双子が嬉しそうな顔をした。ケルくんも今まで見たことないくらいやけにニヒルに微笑んでいる。この件についておちょくってきそうな雰囲気はないけど、三人とも内心どう思ってることやら。
「だからずっとボーッとしてたんだね」
「ええ、御心配おかけしました」
「だよね、アイリスちゃんあんなにガーベラさんのこと好きだもんね」
「そ、そんなわかりやすいですか?」
【まあまあわかりやすいゾ。気がついてないのは当人達くらいだゾ】
「そうでしたか」
「じゃあキスした?」
「それはまだです」
【……アイリスらしいゾ】
でも確かに今思えばあれはキスする絶好のタイミングだったわね。まあ恥ずかしくて速攻で帰ったから無理なのだけれど。周りの人達は私が囁いたあの様子を見ていただろうし、ギルド行ったらなんて言われるか。
この浮ついた気持ちを吹き飛ばすためにはとりあえず運動するのが一番かしら。話をそらす目的も兼ねて、リンネちゃんとの約束の件、ここで切り出そうかな。
「お話ししたら少しスッキリしました。リンネちゃん、気晴らしがてら昨日言っていた私との試合の件、今からいつもの練習場所で行いませんか?」
「え、いいの? やるやる!」
【オイラも重複魔法陣の試し打ちしたかったし、付き合うゾ】
「じゃあ私もついてくね!」
話をそらすことはうまくいった。私たちは森の中のいつもの練習場所へ。私とリンネちゃんの戦いが激しくなることを考慮して、ケルくん達が練習場所の三分の一を、私達が三分の二を使う。
「じゃあぼくはいつも通りの練習用の剣を使うね。とは言っても当てるの無しにしよう。アイリスちゃんくらいの実力者だったら寸止めでも勝敗わかるよね?」
「ええ、大丈夫です。私もカタナの刃は限界まで丸くします。万が一にでも大事なリンネちゃんを真っ二つにしてしまったら困りますから」
「そうだよ、ぼくはアイリスちゃんみたいに勝手に体がくっつく特技があるわけじゃないからね! じゃあ早速構えよう」
リンネちゃんは双剣をいつもと同じように構える。私はカタナの形状にしたメタモルアームを鞘ごと腰に当てた。これで構えは終わりだって身体が言っているような気がする。
「あれ? 剣を鞘から抜かなくていいの?」
「どうやらこれで良いらしくて」
「んー、そっか! まあ剣にも流派があるよね」
「すいませんロモンちゃん、はじめの合図を任せてもよろしいですか?」
「いいよ!」
ロモンちゃんは片手を上げた。これは私の実力を図るためのリンネちゃんとの真剣勝負。負けても別にいいんだけど、できれば勝ちたい。……今までリンネちゃんに剣術で勝とうなんて全く考えたことなかったんだけどなぁ。
数十秒の静寂の後、ロモンが思い切り上げていた片手を振り下げた。
「…っ!」
目の前からリンネちゃんが消える。確かに私たちはリンネちゃんとの特訓である程度はあの子の速さが見えるようになった。でも本人曰く、本気で試合をする場合は超スピードで死角に入るようにするらしく……その宣言通り今、私はリンネちゃんを完全に見失ってしまった。もうどこにいるかはわからない。
私は目を瞑り、鞘に空いてる手をかけた。いくら少女とはいえ人間一人が猛スピードで移動してたらかなりの風圧を感じるもの。それを身体と感覚で読み取る。
……きた。一瞬が。私はカタナを鞘から抜き、正面から右斜め横上空に剣を当てた。同時に開いた目に見えたのは、驚いた顔で私のことを見ながら、片方の剣でカタナをガードし、もう片方の剣で私の頭を狙っている空中に浮いたリンネちゃんだった。リンネちゃんは地面に着地する。剣をしまう。私もカタナを鞘に収める。……もう、勝負は終わり。
「……ふーっ……」
「はーっ……はーっ……」
「……見えた、ケル?」
【いや、オイラもほとんど見えなかったゾ】
あー、変な汗かいた。本気のリンネちゃんと彼女の土俵で戦うことにここまで緊張感があるとは。これから立派な剣士になっていったとして、未来で対峙する相手がかわいそう。こんな美少女があんなプレッシャーを放つなんて、身内でも体感してみないとわからないものね。確実にお父さんレベル……いや、下手したらそれ以上に強くなるわ。今、そう確信した。
「いー、ぼく変な汗で全身びっしょりだよ……真っ二つになったかと思った。お腹ちゃんとくっついてるよね?」
「う、うん。お姉ちゃん大丈夫だよ」
【それでどっちが勝ったのかゾ?】
「たぶん……引き分け」
「でもお姉ちゃん、私が一瞬見た限りだとアイリスちゃんの攻撃を片手でガードして、もう片手で頭狙ってなかった?」
「あんなガードじゃ足りないよ。もしお互い真剣なら剣ごとぼくが斬られてて、いや、ガードしても返されて腕斬られてたかな。アイリスちゃんは頭にぼくの剣が……。でも再生すること考えたらアイリスちゃんの勝ちかも?」
「とりあえず技量対決は引き分けってこと?」
「……うんっ」
私もリンネちゃんと同意見。まさかお父さんと比べたら劣るとはいえ、普通に考えたらすでに剣の達人であるリンネちゃんと引き分けになるとは。『一番得意な武器』っていうのは伊達じゃないのね……。
……私も今の一瞬でたくさん汗かいちゃったし、あとであの汗びっしょりかいて色気があるリンネちゃんと一緒にお風呂入ろっと。ふふふ。
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「きっとガーベラさんと何かあったんだね」
「ねー、あれは多分聞いたら惚気話が飛んでくるよきっと」
「ね、今回はそんな感じだよね」
耳元でああ囁いたのはいいけど、やっぱりすぐに恥ずかしくなってあのあとすぐに逃げ帰ってきてしまった。自分で言ってしまったことだけど、おかげでいつもより二時間も寝付けなかったわ。朝からロモンちゃんとリンネちゃんに家事任せちゃったりしたし。
「それでどうする? 一応訊く?」
「やっぱり何したかは気になるよ」
「だよね」
【……アイリス】
「はい、何ですかケルくん」
「あ、ケル」
ケルくんが私の膝の上に滑り込みながら、質問をしようとしている。ただ何かしらこの顔は、やけに何かを悟ったような顔をしているわ。
【昨日ガーベラと何あったゾ?】
「ききたいですか」
【どうせガーベラ関連のことはわかってるゾ、その上でずっとボーッとしてたら気になるんだゾ】
「なるほど」
「先越されちゃった」
「ねー」
どうやら二人にもかなり心配させてしまっているみたい。いいでしょう、ここは弄られる覚悟で昨日何があったか報告しましょう。でもやっぱり恥ずかしいな……。ぼかしたりして伝えてもロモンちゃんかケルくんが勘付くだろうし、正直に言うしかないわよね。
「昨日、ガーベラさんに私、あの二つの武器のことについて訊いたのです」
「あのアイリスちゃんが得意な武器二つだよね?」
「どうだった?」
「剣のようなものの方がカタナ、槍のようなものの方がナギナタというらしいです」
【ま、ガーベラなら知ってるだろうと思ってたゾ】
「そうなんですか?」
ケルくんってたまに私でも知らないようなこと知ってる感じだから怖いわ。でも今は話を続けましょう。
「それでまあ、私とガーベラさんは同郷の記憶を持っているとわかったわけです」
「ふんふん、それで?」
「そしてガーベラさんは前世の勘からか、ステータスと特技を除いた状態ならばカタナをもった私の方が自分より実力が上だと思ったらしいのです」
「ほうほう」
でも、槍と剣じゃ戦う場所にもよるでしょうけどリーチの差でどちらが強いかなんてはっきりわかるものだと思うけど。それでもガーベラさんは私の方が強いと判断したのね。……リンネちゃんもカタナをもった瞬間の私に過剰の反応してたし、もしかして本当に強いのかしら?
「それで、実はガーベラさん、私が条件付きで付き合う提案をしたことをどこか後悔と心配していたらしく、もし自分と付き合うのが本意でなかったならばカタナをもった状態で再戦してもいいと。それで私が勝ったならば……」
「なるほどねー……」
【いくらなんでもネガティブすぎるゾ。ガーベラってそんなに卑屈だったかゾ?】
「いえ、言うのはなんですが私が見初めた男性ですし。今考えればその日、何か嫌なことでもあったのかもしれませんね」
「それでアイリスちゃんはなんで返したの?」
「み、耳元で」
「ふんふん」
「だ、大好きだと、結婚まで考えてると囁きました」
「「わぁ……!」」
双子が嬉しそうな顔をした。ケルくんも今まで見たことないくらいやけにニヒルに微笑んでいる。この件についておちょくってきそうな雰囲気はないけど、三人とも内心どう思ってることやら。
「だからずっとボーッとしてたんだね」
「ええ、御心配おかけしました」
「だよね、アイリスちゃんあんなにガーベラさんのこと好きだもんね」
「そ、そんなわかりやすいですか?」
【まあまあわかりやすいゾ。気がついてないのは当人達くらいだゾ】
「そうでしたか」
「じゃあキスした?」
「それはまだです」
【……アイリスらしいゾ】
でも確かに今思えばあれはキスする絶好のタイミングだったわね。まあ恥ずかしくて速攻で帰ったから無理なのだけれど。周りの人達は私が囁いたあの様子を見ていただろうし、ギルド行ったらなんて言われるか。
この浮ついた気持ちを吹き飛ばすためにはとりあえず運動するのが一番かしら。話をそらす目的も兼ねて、リンネちゃんとの約束の件、ここで切り出そうかな。
「お話ししたら少しスッキリしました。リンネちゃん、気晴らしがてら昨日言っていた私との試合の件、今からいつもの練習場所で行いませんか?」
「え、いいの? やるやる!」
【オイラも重複魔法陣の試し打ちしたかったし、付き合うゾ】
「じゃあ私もついてくね!」
話をそらすことはうまくいった。私たちは森の中のいつもの練習場所へ。私とリンネちゃんの戦いが激しくなることを考慮して、ケルくん達が練習場所の三分の一を、私達が三分の二を使う。
「じゃあぼくはいつも通りの練習用の剣を使うね。とは言っても当てるの無しにしよう。アイリスちゃんくらいの実力者だったら寸止めでも勝敗わかるよね?」
「ええ、大丈夫です。私もカタナの刃は限界まで丸くします。万が一にでも大事なリンネちゃんを真っ二つにしてしまったら困りますから」
「そうだよ、ぼくはアイリスちゃんみたいに勝手に体がくっつく特技があるわけじゃないからね! じゃあ早速構えよう」
リンネちゃんは双剣をいつもと同じように構える。私はカタナの形状にしたメタモルアームを鞘ごと腰に当てた。これで構えは終わりだって身体が言っているような気がする。
「あれ? 剣を鞘から抜かなくていいの?」
「どうやらこれで良いらしくて」
「んー、そっか! まあ剣にも流派があるよね」
「すいませんロモンちゃん、はじめの合図を任せてもよろしいですか?」
「いいよ!」
ロモンちゃんは片手を上げた。これは私の実力を図るためのリンネちゃんとの真剣勝負。負けても別にいいんだけど、できれば勝ちたい。……今までリンネちゃんに剣術で勝とうなんて全く考えたことなかったんだけどなぁ。
数十秒の静寂の後、ロモンが思い切り上げていた片手を振り下げた。
「…っ!」
目の前からリンネちゃんが消える。確かに私たちはリンネちゃんとの特訓である程度はあの子の速さが見えるようになった。でも本人曰く、本気で試合をする場合は超スピードで死角に入るようにするらしく……その宣言通り今、私はリンネちゃんを完全に見失ってしまった。もうどこにいるかはわからない。
私は目を瞑り、鞘に空いてる手をかけた。いくら少女とはいえ人間一人が猛スピードで移動してたらかなりの風圧を感じるもの。それを身体と感覚で読み取る。
……きた。一瞬が。私はカタナを鞘から抜き、正面から右斜め横上空に剣を当てた。同時に開いた目に見えたのは、驚いた顔で私のことを見ながら、片方の剣でカタナをガードし、もう片方の剣で私の頭を狙っている空中に浮いたリンネちゃんだった。リンネちゃんは地面に着地する。剣をしまう。私もカタナを鞘に収める。……もう、勝負は終わり。
「……ふーっ……」
「はーっ……はーっ……」
「……見えた、ケル?」
【いや、オイラもほとんど見えなかったゾ】
あー、変な汗かいた。本気のリンネちゃんと彼女の土俵で戦うことにここまで緊張感があるとは。これから立派な剣士になっていったとして、未来で対峙する相手がかわいそう。こんな美少女があんなプレッシャーを放つなんて、身内でも体感してみないとわからないものね。確実にお父さんレベル……いや、下手したらそれ以上に強くなるわ。今、そう確信した。
「いー、ぼく変な汗で全身びっしょりだよ……真っ二つになったかと思った。お腹ちゃんとくっついてるよね?」
「う、うん。お姉ちゃん大丈夫だよ」
【それでどっちが勝ったのかゾ?】
「たぶん……引き分け」
「でもお姉ちゃん、私が一瞬見た限りだとアイリスちゃんの攻撃を片手でガードして、もう片手で頭狙ってなかった?」
「あんなガードじゃ足りないよ。もしお互い真剣なら剣ごとぼくが斬られてて、いや、ガードしても返されて腕斬られてたかな。アイリスちゃんは頭にぼくの剣が……。でも再生すること考えたらアイリスちゃんの勝ちかも?」
「とりあえず技量対決は引き分けってこと?」
「……うんっ」
私もリンネちゃんと同意見。まさかお父さんと比べたら劣るとはいえ、普通に考えたらすでに剣の達人であるリンネちゃんと引き分けになるとは。『一番得意な武器』っていうのは伊達じゃないのね……。
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