349 / 378
342話 爆発魔法の連鎖でございます!
しおりを挟む
【今のを防いだのはいいけど、すぐに魔王の居場所を突き止めないと同じ攻撃を何度もやられてジリ貧になるゾ】
ケル君が真面目な顔してそういった。たしかに、魔王が今の攻撃を何度も何度も繰り返して放って来たら流石のおじいさん達でも防ぎ切るのは難しい。かと言って、私の探知じゃどこにも魔王らしき反応は映らない。
「ケル君の言う通りよ~。でもそれっぽいのが見当たらないのよね~」
「ペリドットさんもですか」
「オレもだ。ったく、魔物の王のくせにこそこそ隠れやがって。ま、さすがにタイガーアイならわかんだろ?」
「……いや、正確な場所が不明だ……。この地下にいる。そんな、ぼんやりとした事しかわからない。相当奥深くにいるんだろう」
タイガーアイさんほどの探知の達人がはっきりとはわからないほどの地下に潜んでるなんて、ランスロットさんの言う通りこそこそしてるわね。
それに入り口らしきものもどこにもないし、となると、地下まで直接掘って行くしかないのかしら。
「そういえばオーニキスや魔王軍幹部の輩はどうやら幹部間だけで使える特殊な転移魔法陣で魔王の元に移動していたようじゃよ。おそらくタイガーアイのいう通りなのじゃろうな」
「前より慎重になってるなぁ」
「当然じゃろうて。普通復活したばかりなのにやられたくないじゃろ」
ナイトさんの言う前っていつなのかしら。まあいいわ。
とりあえず現状としては、私達が直接苦労せず魔王の元に行く方法はなく、おそらくかなりの距離、物理的に地面を掘り進めなければならない。
「誰かかなりの距離の穴を掘れる人っていないの?」
「ぼくたちじゃ無理だよね」
「スコップやツルハシも持ってきていないし……」
穴を掘る手段といえば、スコップやツルハシで手動でやるか、ドリルで掘り進めるかだと思う。でも今までこの世界で過ごしてきてドリルなんて見かけたことがない。
ドリルみたいに旋回して攻撃をする技なら槍使い系であったはずだけど、あれでタイガーアイさんの探知すらぼやけさせるほどの距離を掘り進められるとは思えない。
「んー、仕方ない。僕がやるかな。ちょっとみんな、隣の部屋の入り口あたりまで下がっていて欲しい」
ナイトさんがそう言ってこの初期地点の真ん中あたりまで出てきた。勇者軍の部隊全員は言われな通り引っ込む。
彼一人がポツンと真ん中に立っている状況になると、そのまま手を地面につけた。
「爆発って実は掘削に向いてるんだ。……これは僕が生み出し、世間に広めた魔法だ。エクスプロージョン」
よく見知った赤黄色の巨大な魔法陣が地面に描かれる。そして、ナイトさんを中心に爆発。強大な破裂音、巻き上がる砂埃。
魔法陣の真ん中にいたナイトさんは、なにか耐性があるのか探知で見てみても無事な様子。
視界が明瞭になったその後に残っていたのは、本人とそこそこ抉れた地面。
「……と、まあ、これを繰り返せばそのうち地下にたどり着くと思うよ」
「たしかにそれは良い手だと思うわ~。でもナイトさん、それだとあまりに時間がかかりますわ~。私達が協力するにしても、貴方のように爆発に耐性があるわけじゃないし~」
たしかにペリドットさんのいう通りナイトさんだけなら時間がかかりすぎるし、他の人は爆心地に立って自分が放った地面をえぐるほどの魔法に耐え切るなんてことは難しい。
でも私ならどうだろう。魔力は無尽蔵、腕そのものを分離させたり、魔力の塊で腕を生やしたりして魔法を連発できる。そして、自分自身の魔法程度じゃ傷一つ付かないゴーレム態の身体。
やってみるしかないわね。
「ロモンちゃん、魔人融体を」
「だよね! アイリスちゃんならできるよ!」
私の中にロモンちゃんが入り込んだのがわかる。まだ人状態なんだけど、やはり問題ないみたい。これなら確実に行ける。
私は窪んだ地面を降り、ナイトさんのもとに向かった。
「ナイトさん、私がやります」
「アイリスちゃんが? たしかに魔力的には君の方がいいかもね。わかった、やってみせてよ」
「はい」
私はナイトさんの入れ代わりにクレーターの真ん中に立ち、ゴーレムに体を変化させた。ロモンちゃんの魔人融体は問題なく残っている。
まずこのゴーレムの体の機能によって腕を4つに分離させる。次に背中から魔流創気で魔力の腕を生やす。……つい数ヶ月前までの私達とは違う。ロモンちゃんと私が修行を重ねた結果、この魔力の腕の本数は65本も生やせるようになった。
特にロモンちゃんがおじいさんに近い力を手にしたことがここまでの飛躍を産んだんだとおもう。
分離させた腕4つ、体から離れなかった腕の残骸、頭、そして魔力の腕65本。私とロモンちゃんが全力を使うことでこの体から出現させられる魔法陣の数は計72枚。
側から見たから私の背中から出てる腕で私の本体が見えていないと思う。
【よし、じゃあアイリスちゃん、やっちゃおう!】
【ええ、いきますよ!】
これだけの量、魔法を一気に放てば普通の生き物ならおそらく一度だけで死んでしまう。
しかし、私はもともと魔力が膨大な上、ロモンちゃんが入り込むことで魔物としての性能が強化され、魔力回復の速度も速くなっておりより魔力無限に近づいている。そのため魔王の元に着くまでノンストップで爆破作業ができる。
そして魔法陣から魔法が放たれるタイミングは数秒のズレがあり、さらに今回は素早く穴を掘りたいため、72つの魔法陣を3回、24ずつに分散して連続発動しその時間差を無くそうと思う。
多分これが効率がいいし、万が一、魔法の一斉発動でロモンに反動があったとしても三分の一ずつなら何とかなる。
【【エクスプロージョン!!】】
24つの魔法陣が出現した。その直後にまた次の24つの魔法陣が生み出される。そして最初の組が爆発する瞬間に三組目の魔法陣を生成する。
まずは第一組が地面をえぐった。次に第二組、その直後に三組。
地面に着いてる私の体が、数メートルずつ下降していっているのがわかる。
24つの魔法陣が爆発した直後に24つの魔法陣が爆発するその様は、まるで地獄。鳴り止まない爆音と砂埃を常に生み出し続けている。私はゴーレムだからいいけど、生身だったら確実に視覚と聴覚がイカれていたと思う。
【アイリスちゃん、大丈夫?】
【ええ、問題ありません】
私達は猛スピードで地面を爆破して掘り進んでいく。容量をうまく掴み、一度軌道に乗ってしまったら止まることはない。
……それにしても深い。もう既に爆発作業を始めて3分、毎秒数メートル掘り進んでるから1キロは超えてるはずなんだけれど。
【アイリスちゃん! 私の探知に引っ掛かった。もうすぐだと思うよ!】
【おや、そうでしたか】
私が爆破している間にロモンちゃんが調べていてくれたみたいだ。となると、そろそろ魔王の元にこの身を投げ出すのは時間の問題。しっかりと気を引き締めなければ。
【……魔王の元にたどり着いたら、私達だけでみんながこの穴を降りてくるまで時間稼ぎしなきゃなんだよね】
【ええ、その通りです。不安ですか?】
【ううん。私とアイリスちゃんならやれるよ、絶対。魔王にだって負けないはず!】
ロモンちゃんが私にそう言ったその時、私の手が地面につかなかったことに気がついた。つまり、下がない。広い空間に出たということだ。
私は下ではなく、前を向く。
爆発の発光により霞んでいた視界が晴れていく。
先にいたのは、超巨大で禍々しい魔力を放つドラゴン。魔王。私達が倒すべき最終目標。
#####
次の投稿は6/22です!
ケル君が真面目な顔してそういった。たしかに、魔王が今の攻撃を何度も何度も繰り返して放って来たら流石のおじいさん達でも防ぎ切るのは難しい。かと言って、私の探知じゃどこにも魔王らしき反応は映らない。
「ケル君の言う通りよ~。でもそれっぽいのが見当たらないのよね~」
「ペリドットさんもですか」
「オレもだ。ったく、魔物の王のくせにこそこそ隠れやがって。ま、さすがにタイガーアイならわかんだろ?」
「……いや、正確な場所が不明だ……。この地下にいる。そんな、ぼんやりとした事しかわからない。相当奥深くにいるんだろう」
タイガーアイさんほどの探知の達人がはっきりとはわからないほどの地下に潜んでるなんて、ランスロットさんの言う通りこそこそしてるわね。
それに入り口らしきものもどこにもないし、となると、地下まで直接掘って行くしかないのかしら。
「そういえばオーニキスや魔王軍幹部の輩はどうやら幹部間だけで使える特殊な転移魔法陣で魔王の元に移動していたようじゃよ。おそらくタイガーアイのいう通りなのじゃろうな」
「前より慎重になってるなぁ」
「当然じゃろうて。普通復活したばかりなのにやられたくないじゃろ」
ナイトさんの言う前っていつなのかしら。まあいいわ。
とりあえず現状としては、私達が直接苦労せず魔王の元に行く方法はなく、おそらくかなりの距離、物理的に地面を掘り進めなければならない。
「誰かかなりの距離の穴を掘れる人っていないの?」
「ぼくたちじゃ無理だよね」
「スコップやツルハシも持ってきていないし……」
穴を掘る手段といえば、スコップやツルハシで手動でやるか、ドリルで掘り進めるかだと思う。でも今までこの世界で過ごしてきてドリルなんて見かけたことがない。
ドリルみたいに旋回して攻撃をする技なら槍使い系であったはずだけど、あれでタイガーアイさんの探知すらぼやけさせるほどの距離を掘り進められるとは思えない。
「んー、仕方ない。僕がやるかな。ちょっとみんな、隣の部屋の入り口あたりまで下がっていて欲しい」
ナイトさんがそう言ってこの初期地点の真ん中あたりまで出てきた。勇者軍の部隊全員は言われな通り引っ込む。
彼一人がポツンと真ん中に立っている状況になると、そのまま手を地面につけた。
「爆発って実は掘削に向いてるんだ。……これは僕が生み出し、世間に広めた魔法だ。エクスプロージョン」
よく見知った赤黄色の巨大な魔法陣が地面に描かれる。そして、ナイトさんを中心に爆発。強大な破裂音、巻き上がる砂埃。
魔法陣の真ん中にいたナイトさんは、なにか耐性があるのか探知で見てみても無事な様子。
視界が明瞭になったその後に残っていたのは、本人とそこそこ抉れた地面。
「……と、まあ、これを繰り返せばそのうち地下にたどり着くと思うよ」
「たしかにそれは良い手だと思うわ~。でもナイトさん、それだとあまりに時間がかかりますわ~。私達が協力するにしても、貴方のように爆発に耐性があるわけじゃないし~」
たしかにペリドットさんのいう通りナイトさんだけなら時間がかかりすぎるし、他の人は爆心地に立って自分が放った地面をえぐるほどの魔法に耐え切るなんてことは難しい。
でも私ならどうだろう。魔力は無尽蔵、腕そのものを分離させたり、魔力の塊で腕を生やしたりして魔法を連発できる。そして、自分自身の魔法程度じゃ傷一つ付かないゴーレム態の身体。
やってみるしかないわね。
「ロモンちゃん、魔人融体を」
「だよね! アイリスちゃんならできるよ!」
私の中にロモンちゃんが入り込んだのがわかる。まだ人状態なんだけど、やはり問題ないみたい。これなら確実に行ける。
私は窪んだ地面を降り、ナイトさんのもとに向かった。
「ナイトさん、私がやります」
「アイリスちゃんが? たしかに魔力的には君の方がいいかもね。わかった、やってみせてよ」
「はい」
私はナイトさんの入れ代わりにクレーターの真ん中に立ち、ゴーレムに体を変化させた。ロモンちゃんの魔人融体は問題なく残っている。
まずこのゴーレムの体の機能によって腕を4つに分離させる。次に背中から魔流創気で魔力の腕を生やす。……つい数ヶ月前までの私達とは違う。ロモンちゃんと私が修行を重ねた結果、この魔力の腕の本数は65本も生やせるようになった。
特にロモンちゃんがおじいさんに近い力を手にしたことがここまでの飛躍を産んだんだとおもう。
分離させた腕4つ、体から離れなかった腕の残骸、頭、そして魔力の腕65本。私とロモンちゃんが全力を使うことでこの体から出現させられる魔法陣の数は計72枚。
側から見たから私の背中から出てる腕で私の本体が見えていないと思う。
【よし、じゃあアイリスちゃん、やっちゃおう!】
【ええ、いきますよ!】
これだけの量、魔法を一気に放てば普通の生き物ならおそらく一度だけで死んでしまう。
しかし、私はもともと魔力が膨大な上、ロモンちゃんが入り込むことで魔物としての性能が強化され、魔力回復の速度も速くなっておりより魔力無限に近づいている。そのため魔王の元に着くまでノンストップで爆破作業ができる。
そして魔法陣から魔法が放たれるタイミングは数秒のズレがあり、さらに今回は素早く穴を掘りたいため、72つの魔法陣を3回、24ずつに分散して連続発動しその時間差を無くそうと思う。
多分これが効率がいいし、万が一、魔法の一斉発動でロモンに反動があったとしても三分の一ずつなら何とかなる。
【【エクスプロージョン!!】】
24つの魔法陣が出現した。その直後にまた次の24つの魔法陣が生み出される。そして最初の組が爆発する瞬間に三組目の魔法陣を生成する。
まずは第一組が地面をえぐった。次に第二組、その直後に三組。
地面に着いてる私の体が、数メートルずつ下降していっているのがわかる。
24つの魔法陣が爆発した直後に24つの魔法陣が爆発するその様は、まるで地獄。鳴り止まない爆音と砂埃を常に生み出し続けている。私はゴーレムだからいいけど、生身だったら確実に視覚と聴覚がイカれていたと思う。
【アイリスちゃん、大丈夫?】
【ええ、問題ありません】
私達は猛スピードで地面を爆破して掘り進んでいく。容量をうまく掴み、一度軌道に乗ってしまったら止まることはない。
……それにしても深い。もう既に爆発作業を始めて3分、毎秒数メートル掘り進んでるから1キロは超えてるはずなんだけれど。
【アイリスちゃん! 私の探知に引っ掛かった。もうすぐだと思うよ!】
【おや、そうでしたか】
私が爆破している間にロモンちゃんが調べていてくれたみたいだ。となると、そろそろ魔王の元にこの身を投げ出すのは時間の問題。しっかりと気を引き締めなければ。
【……魔王の元にたどり着いたら、私達だけでみんながこの穴を降りてくるまで時間稼ぎしなきゃなんだよね】
【ええ、その通りです。不安ですか?】
【ううん。私とアイリスちゃんならやれるよ、絶対。魔王にだって負けないはず!】
ロモンちゃんが私にそう言ったその時、私の手が地面につかなかったことに気がついた。つまり、下がない。広い空間に出たということだ。
私は下ではなく、前を向く。
爆発の発光により霞んでいた視界が晴れていく。
先にいたのは、超巨大で禍々しい魔力を放つドラゴン。魔王。私達が倒すべき最終目標。
#####
次の投稿は6/22です!
0
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡
サクラ近衛将監
ファンタジー
女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。
シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。
シルヴィの将来や如何に?
毎週木曜日午後10時に投稿予定です。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる