128 / 378
127話 まだまだ働くのでございます! 3
しおりを挟む
それからほどなくして、メタルリゴロゴマンティスが現れたという場所にまでゆく馬車がギルド側から出され、私達3人とガーベラさんはそこに乗り込んだ。
メタルスゴロゴマンティスが出現したという場所は、街と街を繋ぐための道路の途中だという。
それなりに距離のある場所らしく、1泊2日の小旅行しなければならないの。
にもかかわらず私達の乗った馬車は広めの部屋の1部屋構成(トイレやシャワーはついてる)。そりゃあ4人しかいないから仕方ないかもしれないけれど個人的に2部屋は欲しかったかな。でも贅沢は言えないよね。
ちなみに馬車の御者さんの寝床はこの馬車内に別にあるらしい。
「私達3人の敷布団はガーベラさんから離したところに置くことになりますが、よろしいですよね?」
とりあえずそうきいてみる。
「あ、うん。もちろん」
まぁ、普通の神経の持ち主なら今日初対面の女の子(私も女の子って言っていいのかしら)の近くにわざわざ布団を敷いて寝ようなんて思わないわよね。
「ね、アイリスちゃん。移動中ってやっぱり暇になるよね」
「暇だからなんかしようよー」
出発してから1時間ほど経ったころ、うちの可愛い双子姉妹がそう言いだす。
確かに馬車の中では、標的が現れるのを待つか、急な敵の襲撃を撃退しなければならないこと以外はすることがない。
またチェスでもしようかしらね。
今回はちょうど4人居るし、時間つぶしはそれでいいかもしれない。
「では、チェスでもしましょうか。ガーベラさんもご一緒にどうです?」
こんなこともあろうかと事前に作っておいたチェス盤2つをこの馬車内備え付けの机に置いてから、ガーベラさんを呼んだ。
「えっ……。あ、やらせてもらうよ」
何故かはよくわからないけれど、なんか微妙な顔をしたぞ?
私はともかく、こんな美人姉妹と遊べるなんてそうそうないんだからもっと乗り気でもいいと思うんだけどなぁ。
◆◆◆
「……参りました」
正座をし、こうべを垂れながらガーベラさんは悲しげにそう呟いた。
私とガーベラさんとで初戦をしたんだけれど…はっきり言ってしまうとあっけない。
「え、二人とももう終わったの!?」
「ぼく達まだだから、終わるまで待ってて下さい!」
一方、ロモンちゃんとリンネちゃんのボードはまだ序盤だった。序盤であるのに、かなり高度な戦いを繰り広げていることが目に見えてわかる。
「俺、チェス苦手なんだ」
申し訳なさそうにしゅんとしたガーベラさん。なるほど、さっき乗り気じゃなかったのはチェスが苦手だったからか。
悪いことしたかな。
うーん、それにしてもまず対戦相手として私を指名するなんて、それも変わってるかも。
だとしたら大方、ロモンちゃんとリンネちゃんが美人すぎるが故にとっつきにくく、普通顔の私でまずは肩慣らししたという感じだね。
しっかし、これじゃあこのチェスが強い二人の相手になりそうにない。
「この2人がやってる間に、私達はもう一戦しましょうか」
「わるいね」
私とガーベラさんはすぐにまた1選を始める。結果は前と同じ、私の圧勝。
なるほど一見イケメンで有能で強くて完璧そうにみえるこの人だけれど、こんな弱点があったのか。
「もう一回…お願いします」
「…まだあの2人は終わりそうにありませんし、いいですよ」
結局それもまた私が勝ち、その後、ロモンちゃんと当たったガーベラさんは秒殺(というに等しい倒され方)をされ、さらにその後リンネちゃんにもコテンパンにされてたよ。
結果的にこの人は全敗していたの。
◆◆◆
「冒険者さん方、着きましたぜ。ここら辺だ」
この馬車を運転していた御者さんが、私達に声をかけてきた。
馬車の窓から外を覗いてみると、どうやら本当に道の途中で停車したみたい。
あたりはそれなりに暗くなっており、今回の標的のマンティス以外の魔物もわんさか出現しちゃいそうだ。
「どうします? 明日の朝まで待つという選択肢もありますし、私達3人ともが大探知と大隠密を使えるのでピンポイントで探し出し、倒してさっさと帰るという手もありますが」
ロモンちゃんとリンネちゃんももう既に大探知と大隠密は覚えてるからね。
ほんとは大隠密なんて、それを使っている周囲数名にも効果があるから私1人で十分なんだけど。
「そうだな。俺も大探知はあるから、後者の方でいいかな。あとはロモンちゃんとリンネちゃんが良ければそれでいいんだけど」
ガーベラさんが2人をみた。
ロモンちゃんとリンネちゃんは互いに頷く。
「ぼくと」
「私は」
「「それでいいです!」」
とまぁ、そういうわけで私達はこの夕飯前どきである時間帯に、目的であるメタルスゴロゴマンティスをさっさと見つけ出してさっさと帰るという選択をしたの。
朝飯前ならず、夕飯前ってとこね。
「俺が一番重装備だし前衛をさせてもらおう。異常事態などがあったら構わず逃げてくれよ」
キリッとした表情。
おそらくカッコつけて言ったんだろうな。このぐらいの歳の男の人ってカッコつけたかったりするから。
なんだかわからないけど、なんとなくわかるの。身近にそんな人が居たような気がして。
でもそうはいかない。
「まあ、そうは言っても私はゴーレムなので、やはり私が先鋒を務めますよ。Aランクの魔物の攻撃程度じゃ傷をつけるのも困難なので安心してください」
そう言いながら、ちょっとカッコつけた表情をしていたようにみえるガーベラさんより前にでる。
私の方に手が置かれた。
「なんです?」
「いや…なんというか、ここはやっぱり俺に任せてくれないか? たとえ元がゴーレムだったとしても、今は女の子であるのとには変わりないから。男である俺が女の子に守られるというのは少し…ね」
「にゃっ……!?」
おおおおお、女の子!?
この人今、私のこと女の子って言った!?
しかも、元ゴーレムだろうが関係ないってぇ、ええええ!? いや、ほんとは私は元小石なんだけれども、ううん、そんなこと今は関係なくて……!!
「ど、どうした!?」
「や、ややや、わわわ、わわわわ」
おおお、女の子なんて言葉、魔物でありそれなりに歳も行ってる私なんかに普通言わないでしょ!?
ロモンちゃんやリンネちゃんみたいに可愛かったらわかるけれど!
私の中では、
女の子=可愛い
という方程式ができてるから、えっとぉ…。
「この子、どうしたの?」
「実はアイリスちゃんって男の人、あまり得意じゃないみたいなんですよね」
「ねー」
ロモンちゃんとリンネちゃんが勝手にガーベラさんに私の説明をしてる。
ち、違うもん!
苦手なわけじゃないもん!
あんまり若い男の人を信用してないだけだもん!
「あー、そうなんだ。なにかそれに触れるような変なこと俺がいっちゃったんだな。……ごめん。でも先鋭は俺がやるよ。いいかな?」
くっ…ま、まあ、確かに実力はあるだろうしなにかあったら私の回復魔法でなんとかなるよね。
「そ、そそ、そこまで言うならい、いいでしょう!」
「ありがと」
こうして私達の一行は進みだしたの。
探知をできる限りに広げながら、Bランクの魔物の反応を探し続ける。
【ところでアイリスちゃん、なんで取り乱したのかな?】
その最中にリンネちゃんがロモンちゃんへ念話。私にも聞こえるようにしてるということはどういうことだろう。
【ほら、『元ゴーレムでも今は女の子~』ってところじゃない?】
【ああ…なるほどー】
ニヤニヤしながら2人は私の方を振り返る。え、なに期待してんのこの2人。
どういうことなの?
######
次の投稿は3/17です!
メタルスゴロゴマンティスが出現したという場所は、街と街を繋ぐための道路の途中だという。
それなりに距離のある場所らしく、1泊2日の小旅行しなければならないの。
にもかかわらず私達の乗った馬車は広めの部屋の1部屋構成(トイレやシャワーはついてる)。そりゃあ4人しかいないから仕方ないかもしれないけれど個人的に2部屋は欲しかったかな。でも贅沢は言えないよね。
ちなみに馬車の御者さんの寝床はこの馬車内に別にあるらしい。
「私達3人の敷布団はガーベラさんから離したところに置くことになりますが、よろしいですよね?」
とりあえずそうきいてみる。
「あ、うん。もちろん」
まぁ、普通の神経の持ち主なら今日初対面の女の子(私も女の子って言っていいのかしら)の近くにわざわざ布団を敷いて寝ようなんて思わないわよね。
「ね、アイリスちゃん。移動中ってやっぱり暇になるよね」
「暇だからなんかしようよー」
出発してから1時間ほど経ったころ、うちの可愛い双子姉妹がそう言いだす。
確かに馬車の中では、標的が現れるのを待つか、急な敵の襲撃を撃退しなければならないこと以外はすることがない。
またチェスでもしようかしらね。
今回はちょうど4人居るし、時間つぶしはそれでいいかもしれない。
「では、チェスでもしましょうか。ガーベラさんもご一緒にどうです?」
こんなこともあろうかと事前に作っておいたチェス盤2つをこの馬車内備え付けの机に置いてから、ガーベラさんを呼んだ。
「えっ……。あ、やらせてもらうよ」
何故かはよくわからないけれど、なんか微妙な顔をしたぞ?
私はともかく、こんな美人姉妹と遊べるなんてそうそうないんだからもっと乗り気でもいいと思うんだけどなぁ。
◆◆◆
「……参りました」
正座をし、こうべを垂れながらガーベラさんは悲しげにそう呟いた。
私とガーベラさんとで初戦をしたんだけれど…はっきり言ってしまうとあっけない。
「え、二人とももう終わったの!?」
「ぼく達まだだから、終わるまで待ってて下さい!」
一方、ロモンちゃんとリンネちゃんのボードはまだ序盤だった。序盤であるのに、かなり高度な戦いを繰り広げていることが目に見えてわかる。
「俺、チェス苦手なんだ」
申し訳なさそうにしゅんとしたガーベラさん。なるほど、さっき乗り気じゃなかったのはチェスが苦手だったからか。
悪いことしたかな。
うーん、それにしてもまず対戦相手として私を指名するなんて、それも変わってるかも。
だとしたら大方、ロモンちゃんとリンネちゃんが美人すぎるが故にとっつきにくく、普通顔の私でまずは肩慣らししたという感じだね。
しっかし、これじゃあこのチェスが強い二人の相手になりそうにない。
「この2人がやってる間に、私達はもう一戦しましょうか」
「わるいね」
私とガーベラさんはすぐにまた1選を始める。結果は前と同じ、私の圧勝。
なるほど一見イケメンで有能で強くて完璧そうにみえるこの人だけれど、こんな弱点があったのか。
「もう一回…お願いします」
「…まだあの2人は終わりそうにありませんし、いいですよ」
結局それもまた私が勝ち、その後、ロモンちゃんと当たったガーベラさんは秒殺(というに等しい倒され方)をされ、さらにその後リンネちゃんにもコテンパンにされてたよ。
結果的にこの人は全敗していたの。
◆◆◆
「冒険者さん方、着きましたぜ。ここら辺だ」
この馬車を運転していた御者さんが、私達に声をかけてきた。
馬車の窓から外を覗いてみると、どうやら本当に道の途中で停車したみたい。
あたりはそれなりに暗くなっており、今回の標的のマンティス以外の魔物もわんさか出現しちゃいそうだ。
「どうします? 明日の朝まで待つという選択肢もありますし、私達3人ともが大探知と大隠密を使えるのでピンポイントで探し出し、倒してさっさと帰るという手もありますが」
ロモンちゃんとリンネちゃんももう既に大探知と大隠密は覚えてるからね。
ほんとは大隠密なんて、それを使っている周囲数名にも効果があるから私1人で十分なんだけど。
「そうだな。俺も大探知はあるから、後者の方でいいかな。あとはロモンちゃんとリンネちゃんが良ければそれでいいんだけど」
ガーベラさんが2人をみた。
ロモンちゃんとリンネちゃんは互いに頷く。
「ぼくと」
「私は」
「「それでいいです!」」
とまぁ、そういうわけで私達はこの夕飯前どきである時間帯に、目的であるメタルスゴロゴマンティスをさっさと見つけ出してさっさと帰るという選択をしたの。
朝飯前ならず、夕飯前ってとこね。
「俺が一番重装備だし前衛をさせてもらおう。異常事態などがあったら構わず逃げてくれよ」
キリッとした表情。
おそらくカッコつけて言ったんだろうな。このぐらいの歳の男の人ってカッコつけたかったりするから。
なんだかわからないけど、なんとなくわかるの。身近にそんな人が居たような気がして。
でもそうはいかない。
「まあ、そうは言っても私はゴーレムなので、やはり私が先鋒を務めますよ。Aランクの魔物の攻撃程度じゃ傷をつけるのも困難なので安心してください」
そう言いながら、ちょっとカッコつけた表情をしていたようにみえるガーベラさんより前にでる。
私の方に手が置かれた。
「なんです?」
「いや…なんというか、ここはやっぱり俺に任せてくれないか? たとえ元がゴーレムだったとしても、今は女の子であるのとには変わりないから。男である俺が女の子に守られるというのは少し…ね」
「にゃっ……!?」
おおおおお、女の子!?
この人今、私のこと女の子って言った!?
しかも、元ゴーレムだろうが関係ないってぇ、ええええ!? いや、ほんとは私は元小石なんだけれども、ううん、そんなこと今は関係なくて……!!
「ど、どうした!?」
「や、ややや、わわわ、わわわわ」
おおお、女の子なんて言葉、魔物でありそれなりに歳も行ってる私なんかに普通言わないでしょ!?
ロモンちゃんやリンネちゃんみたいに可愛かったらわかるけれど!
私の中では、
女の子=可愛い
という方程式ができてるから、えっとぉ…。
「この子、どうしたの?」
「実はアイリスちゃんって男の人、あまり得意じゃないみたいなんですよね」
「ねー」
ロモンちゃんとリンネちゃんが勝手にガーベラさんに私の説明をしてる。
ち、違うもん!
苦手なわけじゃないもん!
あんまり若い男の人を信用してないだけだもん!
「あー、そうなんだ。なにかそれに触れるような変なこと俺がいっちゃったんだな。……ごめん。でも先鋭は俺がやるよ。いいかな?」
くっ…ま、まあ、確かに実力はあるだろうしなにかあったら私の回復魔法でなんとかなるよね。
「そ、そそ、そこまで言うならい、いいでしょう!」
「ありがと」
こうして私達の一行は進みだしたの。
探知をできる限りに広げながら、Bランクの魔物の反応を探し続ける。
【ところでアイリスちゃん、なんで取り乱したのかな?】
その最中にリンネちゃんがロモンちゃんへ念話。私にも聞こえるようにしてるということはどういうことだろう。
【ほら、『元ゴーレムでも今は女の子~』ってところじゃない?】
【ああ…なるほどー】
ニヤニヤしながら2人は私の方を振り返る。え、なに期待してんのこの2人。
どういうことなの?
######
次の投稿は3/17です!
0
あなたにおすすめの小説
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由
瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。
神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。
魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡
サクラ近衛将監
ファンタジー
女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。
シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。
シルヴィの将来や如何に?
毎週木曜日午後10時に投稿予定です。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる