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138話 新たな仲魔でございますか…?
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「ああ、そうだ。ねぇロモン?」
「ん? なぁにお母さん」
まだ私のことを抱きついたり撫で回したりしてくれてるお母さんは唐突にロモンちゃんになにか提案をし出したの。
「まだ魔物二匹目は育ててみるつもりはないんだっけ」
「うん。仲魔にしたい子が見つかるまではいいかなって」
今まで私たちは冒険者になってからかなりの数の魔物を倒して来たけれど、ロモンちゃんがときめいたのは一匹もいなかった。
私が会話とかしてみる前に問答無用で倒してたのも一つの原因かもしれないけどね。
「そう…。たしかにアイリスちゃんを仲魔にしてからまだ1年経ってないものね。順当かもしれないんだけど…すこし仲魔関連で頼みたいことがあるのよ」
「え、なに?」
ロモンちゃんは首を傾げた。
お母さんからロモンちゃんに頼みたいことってなんだろう。私も気になる。
「ロモンに仲魔にしてほしい……引き取ってほしい子がいるのよ」
「いいよ! でもどんな子?」
憧れのお母さんからの頼みとあり、即答しちゃったよ…。内容も聞かずに大丈夫かな?
お母さんに限って触手つきの変なのとかを押し付けるなんてことないと思うけど。
「そ、そんなに即決して大丈夫なの? そこママすこし心配だけど…。と、とにかく引き取って欲しいって子、みんな知ってる子よ?」
みんな知ってる魔物?
と言ったらもしかして…。
「もしかしてケル君?」
「そうケル君! よくわかったわね!」
やっぱりケル君かぁ。
ケル君なら是非喜んで! ウェルカムだよ!
「ケル君か、いいよ!」
「ありがとう! …理由話した方がいいかしら?」
「じゃあ一応ね」
お母さんは私を離し、ベッドの端に移動した。
あー柔らかいのがぁ…。これから結構重要な話をするから仕方ないかもしれないけどね。
「ケルはベスの子なのはもちろん知ってるわよね?」
「うん!」
「本当は私が育てるべきなんだけど、王都に就職した今、私が忙しくて今いる子たちで手一杯っていうのもあるし…色々と勉強させるためにお父さん…つまりおじいちゃんと貴女達のところに預けたのよ。他にも2人に魔物に慣れさせるっていう目的もあったんだけど」
私もロモンちゃんたちと一緒になって勉強したからわかるけれど、実はベス君のランクと幼さで犬の魔物があそこまで念話できるのはすごいの。
変な口癖は付いちゃってるけど、それも可愛いからいい。
さすがはおじいちゃんに預けられてただけはあるかしら。
「それはロモンもリンネも知ってるわよね?」
「「うん!」」
「それで言葉や基礎教養に必要なのはお父さんが全部教えちゃったから…そろそろ頃合いだと思ってね。こうやって娘もプロデビューしたわけだし、元々預けるつもりでいたケルをロモンの仲魔にしようかなって」
「ん? それってどういうこと?」
おかあさんの謎の言い回しに姉妹は同時に首を傾げた。
その様子を見てお母さんは少し満足そうに笑ってから説明を始めたの。
「もし、ロモンに仲魔が見つからなかったらケルをロモンの仲魔にするつもりだったのよ。誕生日の時にね」
なるほど、最初からそのつもりで…。
「でもロモンはアイリスちゃんっていう素晴らしい子を自分で見つけた。そしてどんどん成長していったわ! …たとえそれがアイリスちゃんの特技の一つを使っていたとしても……。魔物の効果の恩恵を受けられるのは魔物使いとして全然アリだしね」
そうなんだ!
確かに今まで私の能力を使って勉強や鍛錬を繰り返して私達は強くなってきた。でもそれは本当にロモンちゃんとリンネちゃんのためになるのか少し気になってたのよね。
2人はそれで満足してるみたいだったから負い目は感じてなかったけど。
冒険者的にも有りならもうガンガンこの私の能力を使っても問題なさそうね。
「それで2人が冒険者になってから大会に出たり、魔王幹部が偶然復活してリンネが酷い目にあったりだとか色々あったけれど…貴方達はそれらを全部乗り越えて、今はだいぶ余裕があると思う……の?」
お母さんがロモンちゃんを見て固まった。
その原因はすぐにわかったわ。ロモンちゃんったら、コロナの盾を取り出して構えてるんだもん。
「え、なにそれ」
「アーティファクトだよ!」
「ああ、そういえば報告してなかったね。ぼく達ダンジョンを一つクリアして、アーティファクトを手に入れたんだよ! さらにもう一個、アイリスちゃんが自立して貯めてたお金で……これ!」
リンネちゃんも続けてイダテンの腕輪をお母さんに見せつける。可愛いドヤ顔。
「あ、アイリスちゃんがアーティファクト買ったの!?」
「そうそう。なんかずっと貯めてたんだって!」
お母さんのこんな呆けた顔は、リンネちゃんが無事だってわかった時以外知らない。それほど衝撃的だったのかしらね。
「ど、どうやって……」
「魔物大会の時に賭け事できますよね? あれで私が稼いでたヘソクリ全額を投資したんですよ、自分に」
「あー…なるほどね」
やっと納得したような表情をしてくれたよ。
これをメモ魔のお母さんがメモしないということは、人間の方の行動だって思われてるのかも。
「でもまさかその年で貴女達だけでダンジョンをクリアするなんて…やるわね」
「えっへん!」
「えっへーん!」
さらにまた2人はドヤ顔をする。
2人のドヤ顔は本当に可愛いから見ていて飽きない。
「とにかく、本当に今はかなり余裕があるのね」
「うん、そうなんだ! さっきも今日の仕事をどうするか、ずっと悩んでたところなんだよ!」
今日に限らず、きっとこれからも仕事で悩むでしょうね。武器は私の身体を使ってすでに最高峰のものだし、強さもAランクの上位を倒すくらい…だからAランク冒険者の後半くらいの実力はある。3人合わせてだけどね。
いくら実力があっても相当なことがない限りランクはひょいひょい上がるわけじゃないから、しばらくこのCランクのままだろうし。
「それで…もう一度きくけれどケルを仲魔にしてくれる?」
「うん! もちろん!」
「よかった。ならあとはケル次第なんだけど、多分ケルもいい返事をしてくれるでしょう。引き渡す前に最終的な仕込みをするから1週間…長くて1ヶ月は待ってくれないかしら?」
「いつでもいいよ!」
そっかぁ…私達のところにケル君が正式に仲魔になりに来るのか。今の状態のケル君は純粋に仔犬みたいで可愛いからたくさん遊ぼう。
進化しても幼体化できるし。
そして私達のパーティの中で最初の男手か。犬だけど。
そういえばケル君って今はケルベロス系の魔物の初期段階…『トゥーンヘルドッグ』という魔物だったはず。
私がケル君と初めてあってから一切進化せずにいて、何も変わってないわけだけど…ケル君って生後何ヶ月なのかしら?
「ちょっと気になったんですけどいいですか?」
「なぁに? アイリスちゃん」
「ケル君って生後何ヶ月なんです?」
「ああ、そういえばアイリスちゃんは知らなかったわね」
ふふ、と微笑みながらお母さんは答えてくれた。
「ケルはそろそろ生まれて1年よ」
「1年ですか!」
「ええ、人間でいえばまだまだ子供ね」
私の前世の記憶だったら犬の1歳は人間の20歳に等しいはずだったんだけど、例によってこの世界では違う。
やっぱり子供を撫で回すのと20歳撫で回すのじゃ、姿は一緒でもなんか違うわよね。
「それじゃあ、そういうことだから。私また近いうちに来るからね! じゃあね!」
時計をちらりと見たお母さんは立ち上がった。
「「うん、お母さん! またね」」
2人のお見送り…いや、私も含めて3人のお見送りを受けたお母さんは嬉しそうにこの部屋を去っていったの。
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「ん? なぁにお母さん」
まだ私のことを抱きついたり撫で回したりしてくれてるお母さんは唐突にロモンちゃんになにか提案をし出したの。
「まだ魔物二匹目は育ててみるつもりはないんだっけ」
「うん。仲魔にしたい子が見つかるまではいいかなって」
今まで私たちは冒険者になってからかなりの数の魔物を倒して来たけれど、ロモンちゃんがときめいたのは一匹もいなかった。
私が会話とかしてみる前に問答無用で倒してたのも一つの原因かもしれないけどね。
「そう…。たしかにアイリスちゃんを仲魔にしてからまだ1年経ってないものね。順当かもしれないんだけど…すこし仲魔関連で頼みたいことがあるのよ」
「え、なに?」
ロモンちゃんは首を傾げた。
お母さんからロモンちゃんに頼みたいことってなんだろう。私も気になる。
「ロモンに仲魔にしてほしい……引き取ってほしい子がいるのよ」
「いいよ! でもどんな子?」
憧れのお母さんからの頼みとあり、即答しちゃったよ…。内容も聞かずに大丈夫かな?
お母さんに限って触手つきの変なのとかを押し付けるなんてことないと思うけど。
「そ、そんなに即決して大丈夫なの? そこママすこし心配だけど…。と、とにかく引き取って欲しいって子、みんな知ってる子よ?」
みんな知ってる魔物?
と言ったらもしかして…。
「もしかしてケル君?」
「そうケル君! よくわかったわね!」
やっぱりケル君かぁ。
ケル君なら是非喜んで! ウェルカムだよ!
「ケル君か、いいよ!」
「ありがとう! …理由話した方がいいかしら?」
「じゃあ一応ね」
お母さんは私を離し、ベッドの端に移動した。
あー柔らかいのがぁ…。これから結構重要な話をするから仕方ないかもしれないけどね。
「ケルはベスの子なのはもちろん知ってるわよね?」
「うん!」
「本当は私が育てるべきなんだけど、王都に就職した今、私が忙しくて今いる子たちで手一杯っていうのもあるし…色々と勉強させるためにお父さん…つまりおじいちゃんと貴女達のところに預けたのよ。他にも2人に魔物に慣れさせるっていう目的もあったんだけど」
私もロモンちゃんたちと一緒になって勉強したからわかるけれど、実はベス君のランクと幼さで犬の魔物があそこまで念話できるのはすごいの。
変な口癖は付いちゃってるけど、それも可愛いからいい。
さすがはおじいちゃんに預けられてただけはあるかしら。
「それはロモンもリンネも知ってるわよね?」
「「うん!」」
「それで言葉や基礎教養に必要なのはお父さんが全部教えちゃったから…そろそろ頃合いだと思ってね。こうやって娘もプロデビューしたわけだし、元々預けるつもりでいたケルをロモンの仲魔にしようかなって」
「ん? それってどういうこと?」
おかあさんの謎の言い回しに姉妹は同時に首を傾げた。
その様子を見てお母さんは少し満足そうに笑ってから説明を始めたの。
「もし、ロモンに仲魔が見つからなかったらケルをロモンの仲魔にするつもりだったのよ。誕生日の時にね」
なるほど、最初からそのつもりで…。
「でもロモンはアイリスちゃんっていう素晴らしい子を自分で見つけた。そしてどんどん成長していったわ! …たとえそれがアイリスちゃんの特技の一つを使っていたとしても……。魔物の効果の恩恵を受けられるのは魔物使いとして全然アリだしね」
そうなんだ!
確かに今まで私の能力を使って勉強や鍛錬を繰り返して私達は強くなってきた。でもそれは本当にロモンちゃんとリンネちゃんのためになるのか少し気になってたのよね。
2人はそれで満足してるみたいだったから負い目は感じてなかったけど。
冒険者的にも有りならもうガンガンこの私の能力を使っても問題なさそうね。
「それで2人が冒険者になってから大会に出たり、魔王幹部が偶然復活してリンネが酷い目にあったりだとか色々あったけれど…貴方達はそれらを全部乗り越えて、今はだいぶ余裕があると思う……の?」
お母さんがロモンちゃんを見て固まった。
その原因はすぐにわかったわ。ロモンちゃんったら、コロナの盾を取り出して構えてるんだもん。
「え、なにそれ」
「アーティファクトだよ!」
「ああ、そういえば報告してなかったね。ぼく達ダンジョンを一つクリアして、アーティファクトを手に入れたんだよ! さらにもう一個、アイリスちゃんが自立して貯めてたお金で……これ!」
リンネちゃんも続けてイダテンの腕輪をお母さんに見せつける。可愛いドヤ顔。
「あ、アイリスちゃんがアーティファクト買ったの!?」
「そうそう。なんかずっと貯めてたんだって!」
お母さんのこんな呆けた顔は、リンネちゃんが無事だってわかった時以外知らない。それほど衝撃的だったのかしらね。
「ど、どうやって……」
「魔物大会の時に賭け事できますよね? あれで私が稼いでたヘソクリ全額を投資したんですよ、自分に」
「あー…なるほどね」
やっと納得したような表情をしてくれたよ。
これをメモ魔のお母さんがメモしないということは、人間の方の行動だって思われてるのかも。
「でもまさかその年で貴女達だけでダンジョンをクリアするなんて…やるわね」
「えっへん!」
「えっへーん!」
さらにまた2人はドヤ顔をする。
2人のドヤ顔は本当に可愛いから見ていて飽きない。
「とにかく、本当に今はかなり余裕があるのね」
「うん、そうなんだ! さっきも今日の仕事をどうするか、ずっと悩んでたところなんだよ!」
今日に限らず、きっとこれからも仕事で悩むでしょうね。武器は私の身体を使ってすでに最高峰のものだし、強さもAランクの上位を倒すくらい…だからAランク冒険者の後半くらいの実力はある。3人合わせてだけどね。
いくら実力があっても相当なことがない限りランクはひょいひょい上がるわけじゃないから、しばらくこのCランクのままだろうし。
「それで…もう一度きくけれどケルを仲魔にしてくれる?」
「うん! もちろん!」
「よかった。ならあとはケル次第なんだけど、多分ケルもいい返事をしてくれるでしょう。引き渡す前に最終的な仕込みをするから1週間…長くて1ヶ月は待ってくれないかしら?」
「いつでもいいよ!」
そっかぁ…私達のところにケル君が正式に仲魔になりに来るのか。今の状態のケル君は純粋に仔犬みたいで可愛いからたくさん遊ぼう。
進化しても幼体化できるし。
そして私達のパーティの中で最初の男手か。犬だけど。
そういえばケル君って今はケルベロス系の魔物の初期段階…『トゥーンヘルドッグ』という魔物だったはず。
私がケル君と初めてあってから一切進化せずにいて、何も変わってないわけだけど…ケル君って生後何ヶ月なのかしら?
「ちょっと気になったんですけどいいですか?」
「なぁに? アイリスちゃん」
「ケル君って生後何ヶ月なんです?」
「ああ、そういえばアイリスちゃんは知らなかったわね」
ふふ、と微笑みながらお母さんは答えてくれた。
「ケルはそろそろ生まれて1年よ」
「1年ですか!」
「ええ、人間でいえばまだまだ子供ね」
私の前世の記憶だったら犬の1歳は人間の20歳に等しいはずだったんだけど、例によってこの世界では違う。
やっぱり子供を撫で回すのと20歳撫で回すのじゃ、姿は一緒でもなんか違うわよね。
「それじゃあ、そういうことだから。私また近いうちに来るからね! じゃあね!」
時計をちらりと見たお母さんは立ち上がった。
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