題名のない魔王

Ss侍

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魔王の世界 と 記録の世界

4話

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 部屋の戸をノックする音が聞こえた。時計を見ると朝の八時だ。おそらく赤ずきんが朝食を運んできてくれたのだろう。

 この四時間半で『初心者のための初級魔法 第18版』は二度も読み終わり、三週目も著者のあとがきを眺めるだけとなった。一週目で内容はだいたい把握したが、あまりにはやく読み終え暇だったのでそのまま繰り返すことにしたのだ。……まだ一度も実践していないためこれだけで魔法を扱えるようになったかどうかは不明だ。

 ふむ、この際ついでだ、朝食を食べ終えたらどこか広い場所まで連れていくよう赤ずきんに頼んでみるか。


「入ってくれ」
「……お邪魔します、ネームレス様」
「なんと、ドーハ姫か」


 現れたのは赤ずきんではなく姫だった。俺の朝食も運んできてくれている。王族がこんなことをするなど、一体どうしたというのだ。


「まさか姫が朝食を運んでくるとは思わなかった。なにか用事があるのか?」
「赤ずきんからネームレス様の容態が良くなったと聞いたので、直接様子を見たくて。……気になってたんです、治療、私も手伝ったんですけど、治りきらなかったようだったから……」
「そうか。だがまあ、その治療と食事と睡眠のおかげで俺はこの通りピンピンしているぞ。もうすぐにでも鍛錬を始められる」
「でも腹部の傷痕がまだ……」
「このくらい気にしていたらなにもできん。確かにまだ疼くし、傷跡は残り続けるだろうが、そんなのは些細なことだ」


 俺は姫の前まで立って歩き、ノビをするなどして元気であることを行動で示した。しかし彼女は不安そうな表情を変えようとしない。やはり傷跡が生々しすぎるか?


「なーに、魔王は治癒力も優れている。心配する必要はない」
「そう……ですか」
「それより俺は早く鍛錬を始めたいのだが。その朝食を食べたらすぐにでもな。俺を指導してくれるという者の準備は整っているのか?」


 質問に対し姫は首を少し強めに横に振った。朝食のスープが揺れ、こぼれそうになる。


「ネームレス様がこんなに早く動けるようになるとは思わなかったから……まだ人選をしただけ。内容も決まっていません」
「ん、昨日頼んだばかりだからな、仕方ないか。身体を動かしたくて堪らないのだがな」
「それならこの城を見学してみますか?」
「いいのか?」
「かなり暇そうだし。どっちみち必要なことなので」
「そう、暇なのだ」


 姫が少しはにかんだように見えた。しかし言い方にやんわりとトゲがある。実は姫、他の誰よりも俺に慣れ始めているのでないだろうか。俺を魔王と知った時に一番怖がっていたのは姫だったと記憶しているのだがな。


「ではそうしてもらおうか。赤ずきんに案内を頼むか」
「いえ、私がしましょう」
「姫が俺を案内してくれるのか? 王族って忙しいものなのではないか」
「たしかに。でも今の時間、お爺様は多忙だけれど、私はネームレス様と一緒で暇なんです」
「そういうものなのか」


 一国の姫直々に城の中を見せてくれるとは。やはりこのドーハ城というのは基本的に皆、懐が広いのかもしれない。別に断る理由もないからその提案を受けようではないか。もちろん朝食を食べてから、だが。


「じゃあその朝食を食べたら開始でいいだろうか」
「わかりました、ではここらへんで待ってます」
「ああ」


 姫から盆を受け取り、机の上に置いて食べ始める。あまり姫を待たせるのも悪いので食べるペースをあげようとしたところ、彼女が俺の方に近づき声をかけてきた。


「美味しいですか?」
「まあな、美味いぞ」
「昨日の食事で好物は見つかった?」
「ああ、どうやら俺は野菜と果実全般が好きなようだ」
「見た目に反して、お肉じゃないんだ」
「肉や魚は並程度だな」


 会話をしながら食事というのはあまり行儀が良いものではないのかもしれないが、気分的には悪くはない。姫は俺が食べる様子をじーっとみている。なにが楽しいのだろうか。
 とりあえず食べ終わった。昨日はこの程度の量じゃ足りなかったが、今回は朝食にちょうどいいくらいだったと思える。やはりあの暴食は身体が栄養を求めていた証だったのだろう。


「ご馳走になった。では案内を頼もうか、姫よ」
「私の後をついてきてください」


 姫の後ろにつき、進んでいく。この部屋から外に出るのも初めてか。隣の部屋は赤ずきんがいるらしいが……今は不在のようだ。いくつかの客室を通過し、途中にあった階段で一階まで降る。どうやら玄関から紹介を始めたいらしい。この城の入り口までたどり着いた。


「ここが出入り口。普通は皆、ここから入ってきます」
「ふむ、俺の魔王城に比べて全体的に色合いが明るいな」
「魔王城があるんだ……どんな感じなんですか?」
「あー、かなり黒っぽい。タイルから壁まで全部黒か石そのものの色。といっても城全体を見る前に勇者に倒されてしまったから、出入り口だけがそうだったのかもしれないが。俺はこっちの方が好きだ」


 そう感想を述べると姫は少し嬉しそうな顔をした。自分の城を褒められたら嬉しい気持ちはなんとなくわかる。勇者はなにも感想を言ってくれなかったからな……。

 玄関の次は中央にある階段を少し登り、2階の玉座の間へ。その近くにはドーハ王と姫の部屋。会議室や作戦室、宮廷、王族の食事や会食のための部屋、王族用の風呂場などもこの階層にあるようだった。

 そこから別の階段を下り再び1階へ。玄関から少し逸れた場所に調理室や城で働いている者達のための食堂があった。城を訪れた一般人でも普段は使用可能らしいが、今は人族との戦闘を控えており、また、俺という特別な客人がいるため解放していないようだ。国民に城の一部を解放する……うん、そういうの悪くないな。賑やかそうだ。

 そこからしばらく歩いて兵士達の屋内訓練場や城内用の小さめの武器庫などを紹介された。もし鍛錬内容が決まったら俺はここで指導を受けることになるようだ。剣や槍の練習場所と魔法の練習場所は分かれている。まあ普段は外での訓練の方が多いそうだが。

 そして3階まで戻る。ここは魔法やマナを研究するための施設や、俺が寝泊まりしている部屋、つまり重要な客人のための部屋がある。渡り廊下からは兵士やメイド達の住む別棟に繋がっているようだ。しかし3階に登ってこの渡り廊下を使うより城から外に出て別棟に直接入ったほうが早いためあまり使われていないらしい。

 さらに上に行くと屋内件見張り場所であった。見張り役の兵士達が俺を連れてる姫のことを心配そうに見ている。姫はそのことに気がついてないようだ。ともかくここから庭などの城の外側全体を一望できる。主に薔薇が咲いており、手入れも完璧に行き届いている良い庭だ。


「どう? 結構庭には自信があるんですよ」
「ああ……いいな。俺も自分の城にこんな庭が欲しいものだ」
「この裏側は大半が先程述べた兵士達の訓練場です。今はちょうど剣士の部隊が使っているようですね」
「どれ」


 多くの人間がその訓練場に居た。練習用とみられる剣と盾を持ち、互いに打ち合っている。まだ剣術の心得が全くない俺にとってはどの兵士の実力も似たり寄ったりに見えるが、そのうちちゃんと誰が優秀かなどを目利きできるようになるのだろうか。


「実は庭が三番目に見せたい場所だったんですよ」
「つまりまだ二番目と一番目があるのか」
「ええ、書庫と宝物庫です」
「宝物庫なんて見せて大丈夫なのか?」
「一部だけですけどね。先祖代々、他の世界から魔人様方をお呼びした時に見せているの。まずは書庫に行きましょう。どちらも地下にありますよ」
「上り下りが激しいな」
「ごめんなさい。私が見せたい場所の順番に巡っているから……」
「全くもって構わんがな」


 俺たちはその書庫と宝物庫があるという地下へ向かった。書庫も一般で購入可能な本を扱っている場所までは国民達に開放しているらしい。まずはその書庫からだ。開放しているだけあってわかりやすい場所にあった。中に入る。


「魔族の間で出版されているものは全部集めるようにしているんです。比較的少ないですが人族から出版されたものもあります」
「ふむ、素晴らしい貯蔵量だな」


 この地下室はなんらかの魔法がかけられているのだろう、実際の大きさよりも広くなっていると思われる。
 かなりの広さを誇る場所にびっしりと並べられた本棚と本。自慢したかっただけのことはある。ふーむ……一週間も引きこもって文字を読んできた俺はやはり本が好きなのだな。胸の奥が高鳴っている。


「滞在中、好きなだけここの本を読んでもいいんですよ?」
「いいのか?」
「それはもちろん。国民に開放してるのだから、貴方も例外じゃありません」
「なるほど、そうかもな」


 この世界の勇者が出現するまでの一ヶ月間、訓練ばかりに力を注ぐつもりであるからあまり多くは読めないだろうが、これは嬉しい。もう初級魔法の本は読み飽きていたからな。


「書庫で見せたいのはここだけじゃないの。ついてきてください」


 そう姫が言うので再び後ろをついていく。壁際まで天井に届く高さの本棚がびっしり引き詰められているこの場所で、一部だけそうではない箇所があった。そこには両開きの扉があり重厚な錠前がかけられている。姫は鍵を取り出し、その錠を開ける。


「この先です」
「この先は何があるんだ?」
「一般には公開できないか価値のある書物です」
「……それも俺に見せていいものなのか?」
「見せたいものが、その中にあるんです」
「そうか」


 第二の書庫はさらに地下にあるようだ。薄暗い階段を下っていき、石レンガのみで色味がない部屋にたどり着いた。ここにも本がびっしりだ。なるほど、たしかに重要な本ばかりが置いてあるという重厚な雰囲気がひしひしと伝わってくる。
 姫が足を止めたところで、俺も歩くのをやめた。


「ここです。この本棚の列に置かれている本を、毎回、召喚した魔人様方にお見せしているんです」
「これはまさか、歴代の勇者や英雄……そちらでいう魔人達のことを記した本か」
「その通り」


 何という数だろう。これが、これが歴史を残してきた者達……俺にはまだない道を歩んできた者達の……! 
 よく見れば一人につき最低でも分厚い本三冊分はあるようだ。だいたい召喚元の世界についての説明と、元の世界での本人の活躍、召喚後この世界での活躍といった感じで一冊ごとに内容の趣旨が違うようだった。


「私達一族は召喚した魔人様方のことについて記すために、文字や言葉を操る魔法を必ず極めることになっています」
「俺が目覚めた時にやったあれか」
「うん。それ以外にも話してくれた内容を文字にし紙に写す魔法、文字を文章に自動で正す魔法など」
「……つまり俺のことについても姫が記すのだな」
「はい。記録にも協力してほしいとお願いするためにこの場所を見せることになっているんですよ」


 俺のことを記す……。見た限りではあるが、ほぼ全員、元の世界での活躍が一番内容が多いようだ。一人でそこだけ十冊分ある者もいる。だが俺はどうなる? おそらく本一冊にも満たないものが書き上がるだろう。下手をすれば一枚の紙にすら空白が出来上がる。


「情けないな。俺は始めに言った通り、生まれてすぐ勇者に襲われここまでやってきたため過去がない。ここでもそうだ、俺のことは記せない……」
「ここでも……?」
「ああ、実は俺達魔王の間にも少し似たような決まりがあるのだ」


 俺は姫に魔王の間だけで決めれている一つのルールについて教えることにした。

 魔王は代々、必ず自分について本を残さなければならないことになっている。初代魔王が趣味で始め、二代目がその残された情報のおかげで助かったことがあったため以降代々続けていくように定めたらしい。
 内容はこの目の前にある魔人たちの記録同様に、武勇や、得た有用な情報など。わざわざ書記用の魔物を用意し、自身が滅びた後もそいつに最期の最後まで書き上げてもらうのだ。故に日記とは少しかってが違う。

 魔王は一人につき普通は百年以上生きるため、その本もこちらの本のようにかなり分厚いかひどく冊数が多い。いや、自分を誇張したい者が多い分こちらより上かもしれない。さらに魔王はいままで二十代続いているため、総じて冊数は凄いことになっている。


「なるほどね、たしかに似てる……。世界はたくさんあるようだから、どこか似たような文化があってもおかしくないけど……」
「そして俺はその魔王達の歴史を全て読み込んだ。……そう、それに一週間を要したのだ。そしてそのあとすぐこうなったわけだな。書記用の魔物すら作っていない」
「……そういうことでしたか」
「本を読んだだけで、その後はただ死にかけただけの魔王だ。歴史なんかあるはずがない。各々の本には必ず厳かで格好がいい、それらしい題名をつけることになっているが……その題名すら俺は決められないのだ。内容も、題名も、ない」


 自分で言って自分で悲しくなってきた。こっちでもあっちでも先の偉人達は数多の歴史を刻み、本に立派な題名までつけてもらっているというのに。情けない。


「だから自分の城の全貌を見取り図でしか知らないと言ったり、戦闘経験や食事の経験がなかったり、私の提案した仮の名前をすんなり受け入れたというわけですね」
「そうだ。内容がない存在など酷く惨めだろ?」
「わ、私、そんなことないと思う! 内容がないなんてことはないよ、少なくともネームレス様は」
「なんだと?」


 俺を励ますために言ってくれたのだろうか。どこがどう惨めではないか聞いてみたいものだ。なに、励ますためなのだろうし仮にうまく答えられなくても責めたりはしないが。


「俺のどこに内容があると?」
「そ、そもそもここにいる経緯です。ネームレス様は私達が歴史上始めて召喚した他の世界の魔王で、そして初めて一から指導しなければならない魔人。それだけでも既に他の魔人達とは明らかに違う。それに、いままでネームレス様の世界の魔王で、他の世界に行ったことがある人は居たの?」


 たしかにそう言われればそうだ。すでに他の者が経験したことがないような事を、この短い魔王人生の中で体験してしまっている。全て偶然の出来事だが魔王の歴史の1ページとしてはたしかに十分なのかもしれないな。


「そして貴方はちゃんと生きてる。慌てなくても、題名も内容も、これから作っていけばいいんじゃないかな? 今は何もなかったとしても、これからどんどん、ね?」
「……ああ、言う通りだ」
「ここに居てくれる間はできる限り協力する。実は私も過去の誰より変わってるネームレス様を本にするの、少し楽しみだったりするし」


 姫はそう言ってニッコリと笑った。俺を本にするのが楽しみ、か。ふむ、彼女ならば俺のことをうまく記録してくれそうだ。根拠はないがそんな気がする。


「ふ、ふはははは! ならば俺のことを存分に記すが良い、姫よ」
「うんっ!」
「おかげで少し気持ちが落ち着いた。礼を言おう。そろそろ次のところに案内してくれるか、姫」
「……わかりました。あ、ここの本は私が同伴しているなら自由に読んで下さっても構いませんからね」
「了解した」


 俺と姫は地下書庫から出た。一般開放している方も含め、やはり、この場所には暇があるときなら頻繁に足を運びそうだ。
 そのまま一階の廊下を渡り宝物庫へと向かった。入り口は当然警備が厳重であり、武装した兵士も二人いたが、姫が声をかけるなり道を開けてくれた。
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