泳いでたら世界またいじゃったんですけども

ふじまるのすけ

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(て、転生ファンタジーモノはすきだよ…うん。読む分には、ね。でもさ、海とかならまだしもね…何故っ?!)

(ねっ?!プールだよ?!ありえないでしょ…あれかな、もう直ぐ誕生日だし?サプライ…ズな訳ないよね…)

「…もうっ…ここどこ…」

目の前には滅多にお目に書かれないような、素敵な別荘がそびえ立ち…

後ろには輝かんばかりに真っ白な砂浜とコントラストが美しい海。

彼女の足ものに打ち付ける、波が癒しの音を奏でている

「どうしよう…」



沙羅は近所のプールに来ていた

このプール夏休みで想像する様なウォータースライダーや流れるプールなどがあるプールではなく

コースロープに仕切られた50mプールが横に並んでいる泳ぎ専用のプールだ

夏休みの休日であるにも関わらず、貸切状態でがらんとしている

(ここはいいなぁ、この過疎っぷりが最高なんだよね)

「さ、泳ごーっと」

いまはスクールを辞めてしまったが、泳ぐ事を何よりも愛する彼女は度々このプールを訪れる

(はぁーーー、また逃げて来ちゃったなぁ)

沙羅の両親は小さな頃に他界

死因は、事故死

お年のおばあさんがブレーキとアクセルを踏み間違えて衝突

泣きながら謝るおばあさんを責めることはできなった

それからは、父方の叔母家族にお世話になっている

叔母の家には沙羅と同じ歳の女の子と今年小学生になった男の子がいる、その子達と沙羅は反りが合わず、必要な時以外は基本無視、目さえ沙羅に合わせない

(小さい頃はそこまでじゃなかったんだけど、どうしてこうなったのかなぁ、心当たりは…無いとはいいきれないんだよねぇこれが…)

私と子供達が仲良くなるようにか、叔母さんの勧めで
同じスイミングスクールに通っていた

(私があの子達より早く進級したからか、はたまた別の理由か…多分そこら辺なんだろうなぁ)

小さい頃からよく、無視に耐えきれず叔母にばれないように、泣きながらこのプールに逃げ込んでいた

幸いあの子達は、このプールが古くて寂れているからと言う理由で嫌いだったので、利用する事はまず無く私のオアシスだった

プールの監視員のおじさんやおばさん達も泣いてると、いつもジュースをくれたり、福引で当たったといってお菓子をくれたりと皆優しく、ここが大好きだった

(帰りたくないなぁ…今日は閉館までいよっかなぁ…)

「心がしずむぅ…ブクブクブクブクップハァ…よし、こんな時は潜って潜って泳ぎまくろっと」

そう叫ぶと沙羅はプールの底に沈み潜水しながら泳ぎ出した

水の中は好きだ、プールの中から天井を見ると照明が反射してキラキラと光が波と共に揺れる

(心が落ち着くな…)

何度もプールを往復して

(よし最後ダッシュしよっと…くっっ苦しいっやっぱりブランクあるなっ)

呼吸しようとして顔を水面に出しかけた時プールの横の縦長のガラス窓が夕日に照らされて

余りの眩しさに思わず目を瞑ったんだよね…そしてプールの端がある当たりをてで探っていたら…

(ううん?もう端触れるはずだよね…あれ?)

そっと目をあけた、すると

そこには…
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