117 / 127
117 慶明の死
しおりを挟む
息子の陸貴晶が無事、試験に合格し薬師見習いとなる。ふっと安心した陸慶明は目の前が真っ暗になり、気づいたときには寝台で横たわっていた。
「おや? 医局にいたはずが……」
身体を起こそうとすると「あなた。まだ横になっていて」と妻の絹枝がそっと身体を支え、横たわらせる。
「あなたは倒れたのですよ」
「あ、そういえば、急に意識が遠のいて」
「まったく薬師の不養生ですわ」
「そうかもしれぬな」
笑って胡麻化したが、慶明自身もう先は長くないと分かっている。そもそも激務だった医局での仕事に加え、母のための新薬作り、孫の徳樹を太子につかせるための暗躍、そして長男、明樹の死が慶明の命を縮めていた。
一度倒れると、もう慶明は起き上がることが無理になった。食欲も失せ、何かをなしたいという気力も無くなった。見舞いに来た星羅が、彼女の母、胡晶鈴に見えてしまい、ついついその名を呼んでしまうところだった。
「仕事も生活もうまくいっているようだね。無理はしていないかい?」
「お義父上さまこそ。ご無理ばかりなさっていたのですね」
自分の状態をさておき、星羅の身体を心配する慶明に思わず苦笑する。
「やることをすべてやったからね。そろそろ私は退場する身だ」
「そんな! まだお若いですのに」
年齢的にはまだまだ働き盛りの慶明だが、もう誰の目から見ても回復を望めないことはわかる。背が高くがっしりした彼は、やせ細り、目はくぼみ、色つやも無くなり枯れた老木のようになっている。もう幾何の時間もないことが明らかだった。
涙を見せないように、笑顔で去った星羅の後ろ姿を見送って慶明はまたほっとする。
「星羅が幸せそうで良かった」
息子の明樹の死によって、星羅のダメージは計り知れないが、なんとか立ち直りしっかり生きている様子に慶明は安堵する。
外が賑やかだなと顔を上げると、絹枝が珍しく慌てて「陛下がお越しです」と部屋に駆け込んできた。
「陛下が?」
絹枝に支えてもらい身体を起こすと「よい。そのままで」と厳かな声がかかる。お忍びで陸家に見舞いに来た、王の曹隆明だった。見目麗しい隆明は、威厳を伴い堂々と立派な佇まいで静かに寝台のそばに腰かける。
「二人にしてもらえるか?」
「あ、はい。外で控えております」
絹枝と共の者数名は部屋から出てそっと扉を閉じた。
「わざわざ、お越しくださるなんて。もったいない」
「よいのだ。そなたは朕に、いや、国家にも尽力してくれたな」
「とんでもない。やるべきことをやったまでです」
「いや、手を汚させてしまったな……」
「……。お気づきでしたか」
慶明の暗躍を、隆明は知っていたようだ。
「おかげで傾国させることなく国難に立ち向かえたのだ。今更だが何か望みはあるか?」
「いいえ。星羅も軍師として立派になりましたし、徳樹も王太子となりこれ以上なにがありましょう」
「そうか。では、安心するがよい」
二人は胡晶鈴の思い出話をすることはもうなかった。それでも同じ女を愛し、国を支えてきた彼らは身分を超えた同志だった。
誰かしらが見舞いに来るので、陸家はいつもより賑やかで絹枝も忙しくしている。彼女にとって忙しいほうが、慶明が死んでいくことに集中しなくてすんでいた。
「やっと客が引きましたわ。こんなに人が見舞いにきたのでは余計に具合が悪くなってしまいますわね」
「いや、私のほうはもう疲れなど感じないのだ」
「そうなんですか?」
「ああ、君はもう休みなさい。疲れたでしょう」
「ええ、でも」
「もうじき私は逝くだろう。葬儀に体力を使うからちゃんと休んだほうがいい」
「まあ! あなたったら……」
「すまない。ああ、言っておかねば。今までありがとう。君と夫婦となって本当に良かったと思う」
泣いてしまっている絹枝は、慶明の言葉にうまく返答することが出来なかった。教師だった絹枝は、ほかの女人にくらべ理性的で、感情の起伏が平坦だった。恋愛感情があるのかないのか分からないまま、慶明と結婚したが、長い夫婦生活の中で情は深まっている。
「では、隣で休んでいますから」
「うん。良く休むがいい」
慶明が倒れてから、絹枝は寝台を運ばせて一緒の部屋で休んでいる。客の相手で疲れ切っているのか、絹枝は寝台に入るとすぐに寝息を立て始めた。
蝋燭だけがぼんやりと灯る薄暗い部屋で、慶明は静かに天井を眺める。自身で脈をとると、もう弱々しくとぎれとぎれで、いつ止まってもおかしくない。息も深く吸うことが面倒になってきたが、不思議と苦しくはなかった。
慶明が目を閉じようとした瞬間、ふっと空気が動くのを感じ目を開いた。
「慶明」
「晶鈴!」
寝台の隣に胡晶鈴が立っている。
「会いに来たわ」
「嬉しいよ。それにしてもあの頃と全く変わらないのだな。私はすっかり老いてしまったよ」
都から出るころと、寸分たがわぬ若々しさで胡晶鈴は愛くるしい目を向ける。
「ふふっ。慶明がそう思っているだけよ。ほら、庭を散歩しましょうよ」
「え、それは、さすがに無理だ」
「ううん、平気平気」
晶鈴が、慶明の手をとり引っ張り上げる。
「あっ」
もう起き上がることも立ち上がることも無理だと思っていた慶明は、ふわっと身体の軽さを感じ寝台から起き上がる。
「外へ行きましょう」
手を繋いで、庭に出る。空は満天の星空で美しく輝いている。庭を散歩する慶明は、足が窮屈だということを感じた。
「俺、履物苦手なんだよなあ」
「脱いじゃいなさいよ」
「そうだな」
いつの間にか、青年のころに戻った若々しい慶明は裸足になって庭を走り回った。足の裏に感じる草や砂利、土が心地よい。
「やあ、気持ちよかった。晶鈴、ありがとう」
「ううん。こちらこそ。星羅のことありがとう。ごめんなさいね、面倒かけっぱなしで」
「いいんだ。色々楽しかったし」
「もうこれ以上望むことはないの?」
「そうだなあ。隆明さまにも聞かれたけど、特にないかなあ。最後に晶鈴に会えたしさ」
「そう、じゃあまたわたしは旅に出るわ」
「気をつけてな。さよなら」
二人は遊んだ後、自分の家に帰るように別れた。
早朝、隙間風の冷たさに目が覚めた絹枝は、慶明が息絶えていることに気付く。
「あなた!」
もうどんなに呼んでも反応はなかった。慶明は穏やかにほほ笑んでいて、いい夢を見ながら眠っているようだった。
「穏やかに、逝かれたのね……」
安らいだ表情のおかげで、心痛することは少なかった。それよりも慶明がいつの間にか裸足になっていて、土で汚れていることが不思議だった。
「おや? 医局にいたはずが……」
身体を起こそうとすると「あなた。まだ横になっていて」と妻の絹枝がそっと身体を支え、横たわらせる。
「あなたは倒れたのですよ」
「あ、そういえば、急に意識が遠のいて」
「まったく薬師の不養生ですわ」
「そうかもしれぬな」
笑って胡麻化したが、慶明自身もう先は長くないと分かっている。そもそも激務だった医局での仕事に加え、母のための新薬作り、孫の徳樹を太子につかせるための暗躍、そして長男、明樹の死が慶明の命を縮めていた。
一度倒れると、もう慶明は起き上がることが無理になった。食欲も失せ、何かをなしたいという気力も無くなった。見舞いに来た星羅が、彼女の母、胡晶鈴に見えてしまい、ついついその名を呼んでしまうところだった。
「仕事も生活もうまくいっているようだね。無理はしていないかい?」
「お義父上さまこそ。ご無理ばかりなさっていたのですね」
自分の状態をさておき、星羅の身体を心配する慶明に思わず苦笑する。
「やることをすべてやったからね。そろそろ私は退場する身だ」
「そんな! まだお若いですのに」
年齢的にはまだまだ働き盛りの慶明だが、もう誰の目から見ても回復を望めないことはわかる。背が高くがっしりした彼は、やせ細り、目はくぼみ、色つやも無くなり枯れた老木のようになっている。もう幾何の時間もないことが明らかだった。
涙を見せないように、笑顔で去った星羅の後ろ姿を見送って慶明はまたほっとする。
「星羅が幸せそうで良かった」
息子の明樹の死によって、星羅のダメージは計り知れないが、なんとか立ち直りしっかり生きている様子に慶明は安堵する。
外が賑やかだなと顔を上げると、絹枝が珍しく慌てて「陛下がお越しです」と部屋に駆け込んできた。
「陛下が?」
絹枝に支えてもらい身体を起こすと「よい。そのままで」と厳かな声がかかる。お忍びで陸家に見舞いに来た、王の曹隆明だった。見目麗しい隆明は、威厳を伴い堂々と立派な佇まいで静かに寝台のそばに腰かける。
「二人にしてもらえるか?」
「あ、はい。外で控えております」
絹枝と共の者数名は部屋から出てそっと扉を閉じた。
「わざわざ、お越しくださるなんて。もったいない」
「よいのだ。そなたは朕に、いや、国家にも尽力してくれたな」
「とんでもない。やるべきことをやったまでです」
「いや、手を汚させてしまったな……」
「……。お気づきでしたか」
慶明の暗躍を、隆明は知っていたようだ。
「おかげで傾国させることなく国難に立ち向かえたのだ。今更だが何か望みはあるか?」
「いいえ。星羅も軍師として立派になりましたし、徳樹も王太子となりこれ以上なにがありましょう」
「そうか。では、安心するがよい」
二人は胡晶鈴の思い出話をすることはもうなかった。それでも同じ女を愛し、国を支えてきた彼らは身分を超えた同志だった。
誰かしらが見舞いに来るので、陸家はいつもより賑やかで絹枝も忙しくしている。彼女にとって忙しいほうが、慶明が死んでいくことに集中しなくてすんでいた。
「やっと客が引きましたわ。こんなに人が見舞いにきたのでは余計に具合が悪くなってしまいますわね」
「いや、私のほうはもう疲れなど感じないのだ」
「そうなんですか?」
「ああ、君はもう休みなさい。疲れたでしょう」
「ええ、でも」
「もうじき私は逝くだろう。葬儀に体力を使うからちゃんと休んだほうがいい」
「まあ! あなたったら……」
「すまない。ああ、言っておかねば。今までありがとう。君と夫婦となって本当に良かったと思う」
泣いてしまっている絹枝は、慶明の言葉にうまく返答することが出来なかった。教師だった絹枝は、ほかの女人にくらべ理性的で、感情の起伏が平坦だった。恋愛感情があるのかないのか分からないまま、慶明と結婚したが、長い夫婦生活の中で情は深まっている。
「では、隣で休んでいますから」
「うん。良く休むがいい」
慶明が倒れてから、絹枝は寝台を運ばせて一緒の部屋で休んでいる。客の相手で疲れ切っているのか、絹枝は寝台に入るとすぐに寝息を立て始めた。
蝋燭だけがぼんやりと灯る薄暗い部屋で、慶明は静かに天井を眺める。自身で脈をとると、もう弱々しくとぎれとぎれで、いつ止まってもおかしくない。息も深く吸うことが面倒になってきたが、不思議と苦しくはなかった。
慶明が目を閉じようとした瞬間、ふっと空気が動くのを感じ目を開いた。
「慶明」
「晶鈴!」
寝台の隣に胡晶鈴が立っている。
「会いに来たわ」
「嬉しいよ。それにしてもあの頃と全く変わらないのだな。私はすっかり老いてしまったよ」
都から出るころと、寸分たがわぬ若々しさで胡晶鈴は愛くるしい目を向ける。
「ふふっ。慶明がそう思っているだけよ。ほら、庭を散歩しましょうよ」
「え、それは、さすがに無理だ」
「ううん、平気平気」
晶鈴が、慶明の手をとり引っ張り上げる。
「あっ」
もう起き上がることも立ち上がることも無理だと思っていた慶明は、ふわっと身体の軽さを感じ寝台から起き上がる。
「外へ行きましょう」
手を繋いで、庭に出る。空は満天の星空で美しく輝いている。庭を散歩する慶明は、足が窮屈だということを感じた。
「俺、履物苦手なんだよなあ」
「脱いじゃいなさいよ」
「そうだな」
いつの間にか、青年のころに戻った若々しい慶明は裸足になって庭を走り回った。足の裏に感じる草や砂利、土が心地よい。
「やあ、気持ちよかった。晶鈴、ありがとう」
「ううん。こちらこそ。星羅のことありがとう。ごめんなさいね、面倒かけっぱなしで」
「いいんだ。色々楽しかったし」
「もうこれ以上望むことはないの?」
「そうだなあ。隆明さまにも聞かれたけど、特にないかなあ。最後に晶鈴に会えたしさ」
「そう、じゃあまたわたしは旅に出るわ」
「気をつけてな。さよなら」
二人は遊んだ後、自分の家に帰るように別れた。
早朝、隙間風の冷たさに目が覚めた絹枝は、慶明が息絶えていることに気付く。
「あなた!」
もうどんなに呼んでも反応はなかった。慶明は穏やかにほほ笑んでいて、いい夢を見ながら眠っているようだった。
「穏やかに、逝かれたのね……」
安らいだ表情のおかげで、心痛することは少なかった。それよりも慶明がいつの間にか裸足になっていて、土で汚れていることが不思議だった。
5
あなたにおすすめの小説
黒騎士団の娼婦
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。
異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。
頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。
煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。
誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。
「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」
※本作はAIとの共同制作作品です。
※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
王宮メイドは今日も夫を「観察」する
kujinoji
恋愛
「はぁぁ〜!今日も働くヴィクター様が尊すぎる……!」
王宮メイドのミネリは、今日も愛しの夫ヴィクターを「観察」していた。
ヴィクターが好きすぎるあまり、あますところなく彼を見つめていたいミネリ。内緒で王宮メイドになり、文官である夫のもとに通うことに。
だけどある日、ヴィクターとある女性の、とんでもない場面を目撃してしまって……?
※同じものを他サイトにて、別名義で公開しています。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる