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共通点が多い転校生。
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僕は笹原小菊(ささはらこぎく)。どこにでもいるような高校1年生だ。
ある日、僕のクラスに転校生が来た。
名前は成河幸芽(なるかわこうめ)。
肌が白く、グレーの猫目。第一印象はそんな感じ。あ、自分と似てるかも、何てのも感じた。
話してみたい気持ちもあったが、転校生ということで彼女の回りには野次が沢山。人が多いところは苦手だったし諦めた。
その日の帰り道。
幼稚園からの親友である牧場咲(まきばさく)と帰っていた。なんとなく転校生の話になった。
「なぁ、今日来た転校生、小菊に超似てね?」
「え?あぁ、確かにね。」
「なんか小菊が女装したみたいな。」
「そんなに似てたか?」
「うん。俺の友達皆言ってたぜ?」
「ふーん、、、。」
もう一度、転校生の顔を思い出す。うーん、確かに自分とそっくりだ。あの猫目、白い肌、おまけに目がグレー。日本人で蒼寄りのグレーという目は自分以外に見たことがなかった。
「じゃ、また明日な。」
「じゃあね。」
咲と別れてからもあの顔が頭から離れなかった。
次の日。僕が朝早く登校すると転校生ーー成河幸芽がいた。
「あ、えっと、確か,,笹原君だっけ?ごめんね、まだ全員は覚えられてなくて、、、」
「昨日転校してきたばかりだもん、しょうがないよ。」
「ところで、何でこんな朝早くに?私は色んな書類出しに来てたんだけど、、、」
「ああ、花に水やりとかウサギにご飯あげたりとか。皆やろうとしないからね。」
「へー、優しいんだね、笹原君。」
それから他の生徒が登校するまで喋っていた。彼女を見ると、やはり僕と似ているんだろうか。所々出る癖や性格も似ていると感じることが多々あった。ドッペルゲンガーの類いに思えてきた自分に思わず吹き出す。
「よく見ると笹原くん、目の色が私と一緒だね。珍しい色だからちょっと嬉しいな。」
「確か、、ダークブルー。本に載ってた。日本では珍しい色だよね。」
そうだ。僕たちの目の色は珍しい。と、いってもハーフやクォーターの人なんかには時々いるらしい。
「あ、じゃあ友達呼んでるから。」
昨日の今日でもう友達ができたのか、という関心と共にまだ頭の中では共通点やらドッペルゲンガーやらが渦巻いている。沢山の考えを掻き消すように頭を振り、教室で咲を探し始めた。
帰り、僕はいつものように咲と帰っていた。
「お前今朝転校生と話してたよな、双子かと思ったわ。」
「ドッペルゲンガー、、、」
「あ?ドッペル、、、?なんだそれ。ま、ともかく、お前ら二人が似てるってことを伝えたいんだ!こんだけ似てるやつ見たの初めてだ」
「あぁ、そうですか、」
「ちゃんと聞いてんのか?ったく。人の話はきっちり聞く、って母ちゃんに習わなかったんか?」
つらつらと隣で真剣に『母ちゃんとの掟』的なことを説明されるが、生憎こっちは先程の“双子”という言葉が頭から離れない。
自分のクラスに転校してきた女子が自分にあまりにもそっくりで双子でした、なんてアニメのような話が有ってたまるか、という考えと双子なのではという考えが何故か交差する。一先ず咲といつもの角で別れ、一人考える。当たり前だが考えても一向に答えが解らない。食事中、入浴中、、何故かあの言葉が頭にこびりついて離れない。モヤモヤする気持ちと共に僕は床に入った。
ある日、僕のクラスに転校生が来た。
名前は成河幸芽(なるかわこうめ)。
肌が白く、グレーの猫目。第一印象はそんな感じ。あ、自分と似てるかも、何てのも感じた。
話してみたい気持ちもあったが、転校生ということで彼女の回りには野次が沢山。人が多いところは苦手だったし諦めた。
その日の帰り道。
幼稚園からの親友である牧場咲(まきばさく)と帰っていた。なんとなく転校生の話になった。
「なぁ、今日来た転校生、小菊に超似てね?」
「え?あぁ、確かにね。」
「なんか小菊が女装したみたいな。」
「そんなに似てたか?」
「うん。俺の友達皆言ってたぜ?」
「ふーん、、、。」
もう一度、転校生の顔を思い出す。うーん、確かに自分とそっくりだ。あの猫目、白い肌、おまけに目がグレー。日本人で蒼寄りのグレーという目は自分以外に見たことがなかった。
「じゃ、また明日な。」
「じゃあね。」
咲と別れてからもあの顔が頭から離れなかった。
次の日。僕が朝早く登校すると転校生ーー成河幸芽がいた。
「あ、えっと、確か,,笹原君だっけ?ごめんね、まだ全員は覚えられてなくて、、、」
「昨日転校してきたばかりだもん、しょうがないよ。」
「ところで、何でこんな朝早くに?私は色んな書類出しに来てたんだけど、、、」
「ああ、花に水やりとかウサギにご飯あげたりとか。皆やろうとしないからね。」
「へー、優しいんだね、笹原君。」
それから他の生徒が登校するまで喋っていた。彼女を見ると、やはり僕と似ているんだろうか。所々出る癖や性格も似ていると感じることが多々あった。ドッペルゲンガーの類いに思えてきた自分に思わず吹き出す。
「よく見ると笹原くん、目の色が私と一緒だね。珍しい色だからちょっと嬉しいな。」
「確か、、ダークブルー。本に載ってた。日本では珍しい色だよね。」
そうだ。僕たちの目の色は珍しい。と、いってもハーフやクォーターの人なんかには時々いるらしい。
「あ、じゃあ友達呼んでるから。」
昨日の今日でもう友達ができたのか、という関心と共にまだ頭の中では共通点やらドッペルゲンガーやらが渦巻いている。沢山の考えを掻き消すように頭を振り、教室で咲を探し始めた。
帰り、僕はいつものように咲と帰っていた。
「お前今朝転校生と話してたよな、双子かと思ったわ。」
「ドッペルゲンガー、、、」
「あ?ドッペル、、、?なんだそれ。ま、ともかく、お前ら二人が似てるってことを伝えたいんだ!こんだけ似てるやつ見たの初めてだ」
「あぁ、そうですか、」
「ちゃんと聞いてんのか?ったく。人の話はきっちり聞く、って母ちゃんに習わなかったんか?」
つらつらと隣で真剣に『母ちゃんとの掟』的なことを説明されるが、生憎こっちは先程の“双子”という言葉が頭から離れない。
自分のクラスに転校してきた女子が自分にあまりにもそっくりで双子でした、なんてアニメのような話が有ってたまるか、という考えと双子なのではという考えが何故か交差する。一先ず咲といつもの角で別れ、一人考える。当たり前だが考えても一向に答えが解らない。食事中、入浴中、、何故かあの言葉が頭にこびりついて離れない。モヤモヤする気持ちと共に僕は床に入った。
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