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田舎の銭湯というもの
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微笑むかのように見下す私の故郷は、赤く紅葉し彼らの名を暗く墓標に刻むのだろう。踊り直すには少しばかり時計が回り過ぎた夜、そんな事を思い出しながら震え、私は君をもう一度抱き暖まろうとしたのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
簡潔な文章で進行を進めたいのならば、きっと数行でこと足りる。然し乍ら速さとは強さだ。幾ら赤児の放るボールを拾うことが出来る貴方で有れど、プロ野球選手の豪速球に打ちのめされては、その場に蔕から毟られた花のように枯れ落ちて行くだろう。
だから長々と、其れこそ倫理の教師がよく使う催眠術宛らに進めさせてもらおう。その方がきっとよく伝わるだろうから。
スキー場に行った人なら一度は目にした山に点在する昭和に取り残された家々、私はそんなところに生を受けてしまった。廃校寸前の小学校に行かされたがいかんせん同級生は居らず、いつも一つ年上の少女のおさげ髪を追いかけては一日を凌いでいた。
そんな私が小学校三年に進級した時、余りにも普遍すぎた日常に変化が訪れた。一人っ子の私を随分と可愛がってくれた母が、ある日家に帰ると台所から消えていたのである。
いつも居る筈の存在がそこに居ないことの訳が分からず、私は飛んでおさげ髪を頼りに行った。彼女は大人まで半分になったのを祝って買ってもらったスマートフォンを手にしていたが、血気迫る一回り下の涙ながらの叫びを聞いて、一つ目の携帯履歴を119番にしてくれた。
話を聞くや否や、直ぐに私はマジックテープを震える手で強く縛った。比べれたことも無いが速い方であると信じ、桜一つ舞わない夕焼けの山道を、途中太陽すら振り切りながらも必死に蹴り続けた。
途中でおさげ髪が追いついてくれた。自転車を取りに戻っていたのだ。二人乗りなど慣れたもの、途中途中交代しながら私たちはペダルを漕いでは前の服に掴まる事を繰り返した。
一時間近く前の夕焼けを顔に残した私達は、あちこちから翠の光が漏れるそこへたどり着いた。閉まりかけの受け付けを支離滅裂な聞こえぬ声で怒鳴って場所を聞き、駆け回った。
[バンッ]
そうも大きな音を出す力を、何故もっと足に回せなかったのか後悔しながらゆっくりと右奥のベットへと近づく。見たことも無い医師の老爺が、来たかと言わんばかりの哀しみを滲ませた顔で、私達の努力を惨殺した。
母は死んだのだなーー
白い布を被るという意味を知っていた自分を、心の中で殴りつけると、現実と板挟みにされた肺が情けなく喉を通る。鉤括弧を付ける価値すらない呻きを零しながら、私は乱れたおさげ髪に突っ伏した。
イジメという物を受けたことが無かった
父からの叱りなど受けたことが無かった
独りにさせられる事など知らなかった
こけた痛みも、打った痛みも、我慢して来た
私は何と弱いのだろうか
崩れ落ちた均衡はおさげ髪の汗が付いた服をぐしゃぐしゃに濡らし続けた。後頭部をゆっくりと、背中を強く押さえられる。酷く鮮明に旋毛に落ちる同情と哀愁が、より一層私を粉々に暖めてくれた。
それから数日の母については殆ど覚えていない。上に書いたようにおさげ髪が迎えてくれた胸が酷く暖かったことのみ、私の記憶にへばり付いていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「行ってきます」
単純な挨拶を、私はもうおさげ髪にしなくなった。嫌だからではない。必要がなくなったのだ。同じ扉を開けるのだから当然といえば当然である。
おさげ髪の母親は私を泣きながら抱き締めてくれた。嬉しかったし救われた。然し乍らあの暖かさに比べれば、どうしても直接的表現で済んでしまうのだ。
謝罪をする気になれず、私は少しの間暗くなっていた。そんな私を当然ながら見ているおさげ髪は、やれOOしよう。やれXXしようと誘ってくれた。初めのうちこそ壁で跳ね返してしまった私だが、十二発目くらいのお墓参りに行こう?という誘いが来てからは吹っ切れたようにまた明るくなっていった。
軈て眠るようになり食べるようになった私は、日常に色を取り戻すとともに、おさげ髪を追うようになっていった。
そんな難しい時間だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おかしい
あの時触れたにも関わらず、何故もう一度今になって熱を求めるのだろうか。あの時濡らしたにも関わらず、何故もう一度今になって汗を求めるのだろうか。
夏の暑さにやられたかのように、私の思考は次から次へと理解できないものへと変貌していった。そしてあくる日の夕方、二人きりの公園にて遂に行動を伴い、私の表面を破り違って飛び出た。
けんけんぱ、地面に丸を描きただ飛ぶだけのこの遊びを知らない人も、今の時代にはいるのかもしれない。実際にだけというようにつまらない。そのままやれば二人なら三日で飽きる。しかし工夫を凝らしてみるとどうだ。途端にこのゲームは戦略性を増していく。
細長く一直線のコースに、制限時間一分間で丸を書きまくる。この間もう一人は目を瞑らなければいけない。次に30秒間、完成したコースを記憶する時間を設ける。その後飛ぶ方に目隠しをしてゲームスタート、これを繰り返し最後にミスが少なかった方が負けにするのだ。
意気揚々と続けて九回目、夕方になり山の風は少し強く吹きだした。そんな事では帰らない私、もう一人のおさげ髪は目隠しをして三つ目の丸を跳んでいる。
そんな何気ない日常の一ページだった。
ゴールで座り込み待ち構える私に、おさげ髪のスカートがはためいたのは。
指摘しようかと思ったが、喉が仕事を一ミリもしたがらないのだ。そうやってもたもたして居ると、最初は目を掠っただけだった白い水玉が、連続した映像として刻まれだしたのだ。
こうなっては止まらなかった。
二人きりを良いことに、私はそれを一枚一枚克明に記し出したのだ。
四つめ、五つ目、六つ目…
止まらず強く吹く風は、私の目を一層強く強く刺激していた。
生まれて初めて、おさげ髪が自分とは違うのだという事を知った私は、堪らなくむず痒くなってくる。その痒さに押されて私は、無意識の内に口を開き、足を出し、手を付け、目を開き、隠す気が一ミリもない体制になっていった。
勝敗などもう知ったこっちゃ無い。おさげ髪との関係を壊したくて堪らなかった。今触れればどうなるのだろうか、今掴めばどうなるのだろうか、そんなことばかりが頭に浮かんでしまっていた。
溶けかけの理性の最後の一粒を溶かすため、濃度一億倍の硫酸が下着の下から、生まれて初めて、無意識の内に、
滲み出た。
その1秒前だった。
彼女がゴールをしたのは。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もう浮かばなかった。
何一つとして纏まらない思考と粒一つしか残らなかった理性をぐちゃぐちゃに踏み潰し、その足で私は何処にでも行った。おさげ髪をいつのまにか追いかけなくなっていた。下へ下へと視線がどんどん下がっていった。
いつのまにか二人きりになってしまったプールの時、お互い気にしないからと一緒に使っていた更衣室に喜んだ。
使用人数が二人から動いたことがないジャングルジムが、途方もなく好きになった。
風呂に後に入る事で、入り捨てられたお湯と脱ぎ捨てられた下着に狂った。
梅雨の日は寒いと言い訳をし、同じ布団で絡まりしがみ付いた腕と太ももに全身を擦り付けていた。
残り一粒の理性に火を灯し、バレないようにバレないようにと、最悪の風向きで仰ぎ続けた。
軈てある日、待ち望んだ日がやってきた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「銭湯に行ってらっしゃい」
母の声が私達を急かした。前々から古く思っていた風呂場が遂に壊れたのだ。
夏の日の夜、遊び疲れた私たちは夕飯を済ませて真夜中の山道を二人歩いている。最寄りといっても二キロ近くある銭湯へ行くのを、億劫に思っていたのは彼女だけだった。
予期していた事が単純に、こうも簡単に起きてくれる。二人占めだ。年齢という名の暴力を振るい、何食わぬ顔で赤色の暖簾をくぐった。その事について彼女も気に留めない。
恥ずかしげもなくシャツを脱ぐ。恥ずかしげもなくスカートを落とす。そんな単純過ぎる二つの工程で現れた汗ばんだ白い上下を、もう二度と私は涙で濡らすことは無いだろう。私は脱ぎにくくなった己の下着に手をやりずり落とすと、待つと言い訳し見続けた。
くびれのない、まだあどけなさが残る腹が露わになると、細腕のクレーンに引かれ、最後のカーテンは少し膨らんだそれを続けざまに見せてくれた。桃色の小さなそれは、ほんのすこし自分のと違うだけで色めき、私をゆすり続ける。
脱ぎ忘れた靴下に手をやると、少しばかり肉が動く。そのほんの少しの動きが、どうしようもなく私の思春期を告げる溶けかけの理性に灯した火を甚振るのだ。
最後に少し照れたように、彼女は腰のそれに手をやった。水着が作った日焼けあとに浸る間も無く、直ぐにそれはやって来た。今までと違う、正面から覗く。
堪らない…なんと堪らないのか…我慢など一ミリもしないが、疎い無教養の彼女はそり立つそれの意味に気付かない。それを良いことにまじまじと続けた。
足で止まった白布を、片足で少し大きめに跨いだ。その時ほんの一瞬、ほんの一瞬だけそうなった。
そう、目の前で開花したのだ。
「お待たせ」
「うん」
先に歩かせ後ろから覗くような私の、澱み切った純粋を、この湯はきっと流してはくれないだろう。熱のみが襲いかかり、きっと私をさらなる狂いへと導いてくれるだろう。
シャワーで躰を流す彼女に、私は遂に声をかけた。
「………あ、洗いっこしよう」
「…いいよ」
ほんの少し躊躇というよりは戸惑いを見せて遅れた肯定に、心の底から震え上がった。もう止まる気は無かった。徹底的にやろうと……
決心を決めた。
理性の最後の一粒を、丁寧に丁寧に、全力で叩き潰した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
背中を擦るただそれだけの行為すらも、もうガソリンにしかならない。途中彼女のお尻にぐりぐりとぶつけてみたが、彼女は気にも止めなかった。
求めていたわけではないブレーキが壊れて居ることを知り、そのまま擦り付けた。不思議な顔をされたが、幸せそうな顔をしていたらしく、これも彼女を止めさせるには至らなかった。
自分のも洗わせて、向かい合う。できる限りのポーカーフェイスを貫きながら、前を洗って良いか問う。相変わらず遅い彼女は、首をコテンとさせるだけで肯定を示したので、甘えたまま私は手を伸ばした。
こそばしさに可笑しくなったのか、笑いながら彼女も手を伸ばしてきた。
腋に、
首に、
胸に、
臍に、
足に、
顔に、
耳に、
股に、
最後に彼女が私の私に触れた瞬間を狙い、花に手を伸ばした。顔を紅潮させ聴いたこともない声を上げた彼女の反応に喜び、一本だけ指を入れる。
「ーーんっ!」
その一言にすぐさま狂った私は、弾け切ったままの理性を燃料に手の動きを増やした。すぐ切れるシャワーの先端で思いっきり濡れた花に水やりをしてやる。
「ーーっん、、ふっ、うっ、んっっっっ!!んっ!!」
此方の腕と肩に強くしがみついて彼女は痙攣を起こす。思い切り伸ばした脚を、私の胴を切るハサミのように伸ばして飛び跳ね、限界まで近づけていた私に擦り付け絶頂した。
シャァァァ……じっ、ちょっびっ……じょろろろろろろ………
シャワーが止まっても鳴り続ける水音の正体となる黄金に、突っ込んだままの指を再稼働させる。
「ん!?っ、ん!ふっ!、ん!っ、うっ!!」
ジョ、ジョッ、プシッ、びっ、びっ、
やがて失禁が終わりを迎えると共に、指を引き抜く。今すぐ声を上げ泣きそうな彼女の涙を拭いた。
「………うっ、、うっちゅむぅう!!っ、!?」
止めきれなかった羞恥を唇で吸い潰し、舌を強引に相手の中に滑り込ませる。最初こそ手足をばたつかせていた彼女だったが、熱気と酸欠と混乱が混ぜ込まれたことにより、軈てハイライトを消しトロンとしてしまった。その事を見破ると、離したばかりの口で数ヶ月練り続けてきた計画の最終段階の第一シグナルを発した。
「……………」
聴くと途端に、あっけに取られたような顔をしたが、少し戸惑いを魅せて泣きながら笑ってくれた彼女に何度も感謝を本心から告げながら、私は彼女に抱きついた。
再びジタバタするも知った事じゃない。今が、これが最後のチャンスなんだ。床に押し付け覆い被さって、動き回るびちゃびちゃの花めがけて思い切り突き刺した。
ぶちっ…ぐちゅ…にゅち、にゅちみちゃ……
「ーーーーっ!!!!ー!!!」
腰を思い切り突き上げられたかと思うと、多少の血を滲ませながら再び大量の尿が飛び出してきた。臆する事なく突き進んで抱きつくと、軈て腰に暖かい水が当たり続けるようになった。
ぱちゅ、ぷちゅ、ぱん、ぱちゅ、ぺちゅっ、ぱんっ……
彼女の二度目の粗相の終了を合図に精一杯の力で思い切り僕は振り始めた。最初こそ羞恥と痛みに脚を閉じ続けていた彼女だが、降りてきた赤飯済みの器官とぶつかった衝撃で思い切り開脚し、三度目の絶頂の衝撃を私に委ねた。
加算された彼女の快感に、痙攣し狭くなる道を切り拓く為にどんどんと早めていく。突く度に深淵へ衝突するようになった時、彼女の口から更なる熱が形を持って漏れ出した。
「っ、、あっ、、んっ、、ふぁ、なっ、は!、」
もうダメだ。この声を聴いてしまうと、もう私のエンジンはオーバーヒートのみを目指して進み出してしまった。
肉が残る腹に指を立て思い切り振り潰す。奥にあるその宮を破壊する様な勢いで何度も何度も振り潰す。速度を速め、呼吸を早め、最後に思い切りしがみ付いた。
バチンッ!!
「んっ、はぁ、はっ、はっ!、っ!、うっ、、」
思考に未来など一つもない。欲望の赴くままに私は自分の数ヶ月を吐き出した。
ビチッ、、ビチビチビチッ………
「ん!!、ふっ、ふっ、ん、、」
とくんとくんと、震えながら彼女の腰は少しずつ、僕からの汚れた遺伝子を飲み干していった。
先端にキスをされながら、一滴たりとも溢すまいと躍起になり吸い付くその本能が動かしたのだろうか。目を瞑りながら涙を垂らしながら私たちの口づけは二カ所ともくい込んだ。
質問はしない、確認もしない、否定されるのが分かっているのだから……
「……ふっ、ん、ふぅ……ンぎゅぅ!!」
パチンッ、ぴゅ、バチッ、じょぉ、びちゃあ、グチュッ……
終えた射精からバトンを受け取った長い長い放尿が彼女の花から始まる。安堵から来たであろうその緩みにつけ込むかのように、私は再び腰を叩きつけ始めたのだった。
胸に吸い付きながら腰を振る私は、少し上から頭を押さえつけてくる彼女にはどう見えたのだろうか……
渦は始まりに過ぎないのだろう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
簡潔な文章で進行を進めたいのならば、きっと数行でこと足りる。然し乍ら速さとは強さだ。幾ら赤児の放るボールを拾うことが出来る貴方で有れど、プロ野球選手の豪速球に打ちのめされては、その場に蔕から毟られた花のように枯れ落ちて行くだろう。
だから長々と、其れこそ倫理の教師がよく使う催眠術宛らに進めさせてもらおう。その方がきっとよく伝わるだろうから。
スキー場に行った人なら一度は目にした山に点在する昭和に取り残された家々、私はそんなところに生を受けてしまった。廃校寸前の小学校に行かされたがいかんせん同級生は居らず、いつも一つ年上の少女のおさげ髪を追いかけては一日を凌いでいた。
そんな私が小学校三年に進級した時、余りにも普遍すぎた日常に変化が訪れた。一人っ子の私を随分と可愛がってくれた母が、ある日家に帰ると台所から消えていたのである。
いつも居る筈の存在がそこに居ないことの訳が分からず、私は飛んでおさげ髪を頼りに行った。彼女は大人まで半分になったのを祝って買ってもらったスマートフォンを手にしていたが、血気迫る一回り下の涙ながらの叫びを聞いて、一つ目の携帯履歴を119番にしてくれた。
話を聞くや否や、直ぐに私はマジックテープを震える手で強く縛った。比べれたことも無いが速い方であると信じ、桜一つ舞わない夕焼けの山道を、途中太陽すら振り切りながらも必死に蹴り続けた。
途中でおさげ髪が追いついてくれた。自転車を取りに戻っていたのだ。二人乗りなど慣れたもの、途中途中交代しながら私たちはペダルを漕いでは前の服に掴まる事を繰り返した。
一時間近く前の夕焼けを顔に残した私達は、あちこちから翠の光が漏れるそこへたどり着いた。閉まりかけの受け付けを支離滅裂な聞こえぬ声で怒鳴って場所を聞き、駆け回った。
[バンッ]
そうも大きな音を出す力を、何故もっと足に回せなかったのか後悔しながらゆっくりと右奥のベットへと近づく。見たことも無い医師の老爺が、来たかと言わんばかりの哀しみを滲ませた顔で、私達の努力を惨殺した。
母は死んだのだなーー
白い布を被るという意味を知っていた自分を、心の中で殴りつけると、現実と板挟みにされた肺が情けなく喉を通る。鉤括弧を付ける価値すらない呻きを零しながら、私は乱れたおさげ髪に突っ伏した。
イジメという物を受けたことが無かった
父からの叱りなど受けたことが無かった
独りにさせられる事など知らなかった
こけた痛みも、打った痛みも、我慢して来た
私は何と弱いのだろうか
崩れ落ちた均衡はおさげ髪の汗が付いた服をぐしゃぐしゃに濡らし続けた。後頭部をゆっくりと、背中を強く押さえられる。酷く鮮明に旋毛に落ちる同情と哀愁が、より一層私を粉々に暖めてくれた。
それから数日の母については殆ど覚えていない。上に書いたようにおさげ髪が迎えてくれた胸が酷く暖かったことのみ、私の記憶にへばり付いていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「行ってきます」
単純な挨拶を、私はもうおさげ髪にしなくなった。嫌だからではない。必要がなくなったのだ。同じ扉を開けるのだから当然といえば当然である。
おさげ髪の母親は私を泣きながら抱き締めてくれた。嬉しかったし救われた。然し乍らあの暖かさに比べれば、どうしても直接的表現で済んでしまうのだ。
謝罪をする気になれず、私は少しの間暗くなっていた。そんな私を当然ながら見ているおさげ髪は、やれOOしよう。やれXXしようと誘ってくれた。初めのうちこそ壁で跳ね返してしまった私だが、十二発目くらいのお墓参りに行こう?という誘いが来てからは吹っ切れたようにまた明るくなっていった。
軈て眠るようになり食べるようになった私は、日常に色を取り戻すとともに、おさげ髪を追うようになっていった。
そんな難しい時間だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おかしい
あの時触れたにも関わらず、何故もう一度今になって熱を求めるのだろうか。あの時濡らしたにも関わらず、何故もう一度今になって汗を求めるのだろうか。
夏の暑さにやられたかのように、私の思考は次から次へと理解できないものへと変貌していった。そしてあくる日の夕方、二人きりの公園にて遂に行動を伴い、私の表面を破り違って飛び出た。
けんけんぱ、地面に丸を描きただ飛ぶだけのこの遊びを知らない人も、今の時代にはいるのかもしれない。実際にだけというようにつまらない。そのままやれば二人なら三日で飽きる。しかし工夫を凝らしてみるとどうだ。途端にこのゲームは戦略性を増していく。
細長く一直線のコースに、制限時間一分間で丸を書きまくる。この間もう一人は目を瞑らなければいけない。次に30秒間、完成したコースを記憶する時間を設ける。その後飛ぶ方に目隠しをしてゲームスタート、これを繰り返し最後にミスが少なかった方が負けにするのだ。
意気揚々と続けて九回目、夕方になり山の風は少し強く吹きだした。そんな事では帰らない私、もう一人のおさげ髪は目隠しをして三つ目の丸を跳んでいる。
そんな何気ない日常の一ページだった。
ゴールで座り込み待ち構える私に、おさげ髪のスカートがはためいたのは。
指摘しようかと思ったが、喉が仕事を一ミリもしたがらないのだ。そうやってもたもたして居ると、最初は目を掠っただけだった白い水玉が、連続した映像として刻まれだしたのだ。
こうなっては止まらなかった。
二人きりを良いことに、私はそれを一枚一枚克明に記し出したのだ。
四つめ、五つ目、六つ目…
止まらず強く吹く風は、私の目を一層強く強く刺激していた。
生まれて初めて、おさげ髪が自分とは違うのだという事を知った私は、堪らなくむず痒くなってくる。その痒さに押されて私は、無意識の内に口を開き、足を出し、手を付け、目を開き、隠す気が一ミリもない体制になっていった。
勝敗などもう知ったこっちゃ無い。おさげ髪との関係を壊したくて堪らなかった。今触れればどうなるのだろうか、今掴めばどうなるのだろうか、そんなことばかりが頭に浮かんでしまっていた。
溶けかけの理性の最後の一粒を溶かすため、濃度一億倍の硫酸が下着の下から、生まれて初めて、無意識の内に、
滲み出た。
その1秒前だった。
彼女がゴールをしたのは。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もう浮かばなかった。
何一つとして纏まらない思考と粒一つしか残らなかった理性をぐちゃぐちゃに踏み潰し、その足で私は何処にでも行った。おさげ髪をいつのまにか追いかけなくなっていた。下へ下へと視線がどんどん下がっていった。
いつのまにか二人きりになってしまったプールの時、お互い気にしないからと一緒に使っていた更衣室に喜んだ。
使用人数が二人から動いたことがないジャングルジムが、途方もなく好きになった。
風呂に後に入る事で、入り捨てられたお湯と脱ぎ捨てられた下着に狂った。
梅雨の日は寒いと言い訳をし、同じ布団で絡まりしがみ付いた腕と太ももに全身を擦り付けていた。
残り一粒の理性に火を灯し、バレないようにバレないようにと、最悪の風向きで仰ぎ続けた。
軈てある日、待ち望んだ日がやってきた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「銭湯に行ってらっしゃい」
母の声が私達を急かした。前々から古く思っていた風呂場が遂に壊れたのだ。
夏の日の夜、遊び疲れた私たちは夕飯を済ませて真夜中の山道を二人歩いている。最寄りといっても二キロ近くある銭湯へ行くのを、億劫に思っていたのは彼女だけだった。
予期していた事が単純に、こうも簡単に起きてくれる。二人占めだ。年齢という名の暴力を振るい、何食わぬ顔で赤色の暖簾をくぐった。その事について彼女も気に留めない。
恥ずかしげもなくシャツを脱ぐ。恥ずかしげもなくスカートを落とす。そんな単純過ぎる二つの工程で現れた汗ばんだ白い上下を、もう二度と私は涙で濡らすことは無いだろう。私は脱ぎにくくなった己の下着に手をやりずり落とすと、待つと言い訳し見続けた。
くびれのない、まだあどけなさが残る腹が露わになると、細腕のクレーンに引かれ、最後のカーテンは少し膨らんだそれを続けざまに見せてくれた。桃色の小さなそれは、ほんのすこし自分のと違うだけで色めき、私をゆすり続ける。
脱ぎ忘れた靴下に手をやると、少しばかり肉が動く。そのほんの少しの動きが、どうしようもなく私の思春期を告げる溶けかけの理性に灯した火を甚振るのだ。
最後に少し照れたように、彼女は腰のそれに手をやった。水着が作った日焼けあとに浸る間も無く、直ぐにそれはやって来た。今までと違う、正面から覗く。
堪らない…なんと堪らないのか…我慢など一ミリもしないが、疎い無教養の彼女はそり立つそれの意味に気付かない。それを良いことにまじまじと続けた。
足で止まった白布を、片足で少し大きめに跨いだ。その時ほんの一瞬、ほんの一瞬だけそうなった。
そう、目の前で開花したのだ。
「お待たせ」
「うん」
先に歩かせ後ろから覗くような私の、澱み切った純粋を、この湯はきっと流してはくれないだろう。熱のみが襲いかかり、きっと私をさらなる狂いへと導いてくれるだろう。
シャワーで躰を流す彼女に、私は遂に声をかけた。
「………あ、洗いっこしよう」
「…いいよ」
ほんの少し躊躇というよりは戸惑いを見せて遅れた肯定に、心の底から震え上がった。もう止まる気は無かった。徹底的にやろうと……
決心を決めた。
理性の最後の一粒を、丁寧に丁寧に、全力で叩き潰した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
背中を擦るただそれだけの行為すらも、もうガソリンにしかならない。途中彼女のお尻にぐりぐりとぶつけてみたが、彼女は気にも止めなかった。
求めていたわけではないブレーキが壊れて居ることを知り、そのまま擦り付けた。不思議な顔をされたが、幸せそうな顔をしていたらしく、これも彼女を止めさせるには至らなかった。
自分のも洗わせて、向かい合う。できる限りのポーカーフェイスを貫きながら、前を洗って良いか問う。相変わらず遅い彼女は、首をコテンとさせるだけで肯定を示したので、甘えたまま私は手を伸ばした。
こそばしさに可笑しくなったのか、笑いながら彼女も手を伸ばしてきた。
腋に、
首に、
胸に、
臍に、
足に、
顔に、
耳に、
股に、
最後に彼女が私の私に触れた瞬間を狙い、花に手を伸ばした。顔を紅潮させ聴いたこともない声を上げた彼女の反応に喜び、一本だけ指を入れる。
「ーーんっ!」
その一言にすぐさま狂った私は、弾け切ったままの理性を燃料に手の動きを増やした。すぐ切れるシャワーの先端で思いっきり濡れた花に水やりをしてやる。
「ーーっん、、ふっ、うっ、んっっっっ!!んっ!!」
此方の腕と肩に強くしがみついて彼女は痙攣を起こす。思い切り伸ばした脚を、私の胴を切るハサミのように伸ばして飛び跳ね、限界まで近づけていた私に擦り付け絶頂した。
シャァァァ……じっ、ちょっびっ……じょろろろろろろ………
シャワーが止まっても鳴り続ける水音の正体となる黄金に、突っ込んだままの指を再稼働させる。
「ん!?っ、ん!ふっ!、ん!っ、うっ!!」
ジョ、ジョッ、プシッ、びっ、びっ、
やがて失禁が終わりを迎えると共に、指を引き抜く。今すぐ声を上げ泣きそうな彼女の涙を拭いた。
「………うっ、、うっちゅむぅう!!っ、!?」
止めきれなかった羞恥を唇で吸い潰し、舌を強引に相手の中に滑り込ませる。最初こそ手足をばたつかせていた彼女だったが、熱気と酸欠と混乱が混ぜ込まれたことにより、軈てハイライトを消しトロンとしてしまった。その事を見破ると、離したばかりの口で数ヶ月練り続けてきた計画の最終段階の第一シグナルを発した。
「……………」
聴くと途端に、あっけに取られたような顔をしたが、少し戸惑いを魅せて泣きながら笑ってくれた彼女に何度も感謝を本心から告げながら、私は彼女に抱きついた。
再びジタバタするも知った事じゃない。今が、これが最後のチャンスなんだ。床に押し付け覆い被さって、動き回るびちゃびちゃの花めがけて思い切り突き刺した。
ぶちっ…ぐちゅ…にゅち、にゅちみちゃ……
「ーーーーっ!!!!ー!!!」
腰を思い切り突き上げられたかと思うと、多少の血を滲ませながら再び大量の尿が飛び出してきた。臆する事なく突き進んで抱きつくと、軈て腰に暖かい水が当たり続けるようになった。
ぱちゅ、ぷちゅ、ぱん、ぱちゅ、ぺちゅっ、ぱんっ……
彼女の二度目の粗相の終了を合図に精一杯の力で思い切り僕は振り始めた。最初こそ羞恥と痛みに脚を閉じ続けていた彼女だが、降りてきた赤飯済みの器官とぶつかった衝撃で思い切り開脚し、三度目の絶頂の衝撃を私に委ねた。
加算された彼女の快感に、痙攣し狭くなる道を切り拓く為にどんどんと早めていく。突く度に深淵へ衝突するようになった時、彼女の口から更なる熱が形を持って漏れ出した。
「っ、、あっ、、んっ、、ふぁ、なっ、は!、」
もうダメだ。この声を聴いてしまうと、もう私のエンジンはオーバーヒートのみを目指して進み出してしまった。
肉が残る腹に指を立て思い切り振り潰す。奥にあるその宮を破壊する様な勢いで何度も何度も振り潰す。速度を速め、呼吸を早め、最後に思い切りしがみ付いた。
バチンッ!!
「んっ、はぁ、はっ、はっ!、っ!、うっ、、」
思考に未来など一つもない。欲望の赴くままに私は自分の数ヶ月を吐き出した。
ビチッ、、ビチビチビチッ………
「ん!!、ふっ、ふっ、ん、、」
とくんとくんと、震えながら彼女の腰は少しずつ、僕からの汚れた遺伝子を飲み干していった。
先端にキスをされながら、一滴たりとも溢すまいと躍起になり吸い付くその本能が動かしたのだろうか。目を瞑りながら涙を垂らしながら私たちの口づけは二カ所ともくい込んだ。
質問はしない、確認もしない、否定されるのが分かっているのだから……
「……ふっ、ん、ふぅ……ンぎゅぅ!!」
パチンッ、ぴゅ、バチッ、じょぉ、びちゃあ、グチュッ……
終えた射精からバトンを受け取った長い長い放尿が彼女の花から始まる。安堵から来たであろうその緩みにつけ込むかのように、私は再び腰を叩きつけ始めたのだった。
胸に吸い付きながら腰を振る私は、少し上から頭を押さえつけてくる彼女にはどう見えたのだろうか……
渦は始まりに過ぎないのだろう。
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そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
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