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B面でフラれても、C面でまた恋をする
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I「女の方がしつこいぞ、どないすんねん?」
モード学園に行ってたIはとてもおしゃれな男だ。
B「どないするもこないするも、おわり、おしまい、それだけよ。あとは次の女探すだけだ。」
Bは大雑把、がさつ、物事を引きずらない。
I「だって、愛し合ってたんだろ?」
B「だから、(笑)お前が今言ったようにしつこい女だろうがなかろうが、
合わないんだから。無理する方がおかしいし、危ない。」
I「ほら、そろそろ月子が来るぞ。」彼はそわそわしてるが、Bは全然気にしてない。
月「(Bに)あんた、私と別れたいって本気?」
B「もちろんさ」
月「あとからしまったと思っても知らんよ。」
B「じゃあその時にしまった、と思えばいい。」
月子は段々、鼻息荒くなってきた。
月「あんた、私の事絵にして載せてるやろ?」
B「知らんで、俺が描いたら俺の絵、それですべてだ。」
月「じゃあこの絵は如何なのよ?」
B「何もくそも俺が描いた女の子の絵だ。」
月「(睨みつけて)この人物わたしやん。」
B「ちがう、おまえはここに存在して睨みながら喋ってるお前ただ一人だ。
この絵は俺が描いた別の偶像だ。つまり、イスラム原理主義が掲げるところの『偶像崇拝』よ。」
月「イスラム教の事なんかわからへんわ!」
B「それはお前の勝手だろ?」
I「まあまあ御両人、この辺でけりをつけて、お互いシャンシャンと手を打っておしまいにしよう。」
月子はずっとBを睨んだままだ。
月「おぼえときやあんた。」
B「ああ、忘れまっさー!別れた女の事覚えてられるか。」
彼は後ろ向いて、向こうに歩いて行った。
月子もその後ろ姿を睨みながら、歩いて去っていった。
I「あーあ(ため息)、別れ際って後味悪いな。。。
でもな、他の恋人を見つけるチャンスだと思えば、それでいいのよ。」
彼はそう呟いて、ニコニコ顔でBの後を追った。
B「なあ、長く付き合ってるってきっしょく悪うない??」
I「でも、夫婦で何年も一緒にいるひとおるし、子供もできるねんから、気色悪ないで。
むしろ、何年もつきあってて一向に結婚せえへん方が気色悪いで。」
B「そうか、それって、俺かい???」
I「まだまだいけるやんけ、28やろおまえ?」
B[だれかええ子紹介してくれへんか?」
I「自分で探せや~(笑)、おまえなんか口下手でもないし、声かけるのも気軽やし、
この指とまれ!って言ったら女寄って来るやろ?」
B「そーよ、確かに寄って来るわな。。。でも去っていくのも早い(笑)」
I「短気やからちゃうん?」
B「そう云えば、あっちの方も早いな、俺、、(笑)」
I「そういう時はやな、おめこする1時間前にせんずりこいとくねん。それで、女と抱き合って、
さっき射精したとこやから、再射精するには時間がかかる、そうやって時間をもたすねん。」
B「フフフフ、ほんまかいや。お前実践したんか?」
I「まあね。。おっ、向こうから来るのん杉谷さんやん。」
B「あ、ホンマや。めっちゃ可愛い。天使のようだ!」
I「おいおいおいおいおい!お前気変わんの早いな(笑)」
B「お、こっち見てるぞ。俺たちの事覚えてるんだぜ。握手でもしよう。」
そう言って彼は杉谷さんの方に歩み寄った。
B「こんにちは杉谷さん。」
杉「あ、B君。こんにちは。」
B「僕のこと覚えていてくれたんですね。」
杉「もちろん!卒業式で大声出してみんなの笑いを取った、あのB君でしょ?」
B「ハハハ、そんな事まで覚えててくれてるんですね。」
杉「もちろんよ。有名人だったから。(笑)」
すするとIが歩み出て、
I「僕のこと覚えてますか?」
杉谷さんはゆっくり首を傾げた。
杉「う~ん、、、ごめんなさい、思い出せないです。」
I「んーー残念!」
B「そういう時はな、K子ちゃんとこでも行って来いよ。あそこの芯まで慰めてくれるぜ。」
I「じゃあ、杉谷さんも、ハーーーしゃいなら~~~~!」
彼は走ってその場を去った。
B「あーこれで邪魔者はいなくなった。」
杉「えっ?あそこの芯って何ですか?」
B「いやああ、暗号ですよ。(笑)」
2人は肩を並べて北夙川へと進んだ。
杉「ねえ、北夙川って知ってる?」
B「うーん、かなり上まで行った事あるよ。」
杉「どの辺?」
B「なんかね、外人さんが降りてくるんだ。阪急甲陽線、自動車が行きかうような橋、
その上にまた車1台通るような橋、そのもうちょっと上あたりまで行ったよ。」
杉「そのあたりにホテル北夙川ってあるの知ってる?」
おーーーっと、こんなに可愛い女の子から、そんな言葉が出るとは!!
B「いや、俺ホテル南夙川やったらしってんねん。北は知らんなあ。」
杉「ね、ホテル北夙川とホテル南夙川は対立してるのよ。」
B「へえー、なんでなん?」
杉「なんか内装のことで対立してるらしいわ。回転ベッドやウォーターベッド、ミラールーム
そういった装飾に関してどっちが進んでるか競ってるのよ。」
しかしー、杉谷さんみたいな超美人が、まさか自分から進んでラブホの内装について語るとは・・・
B「僕あんな装置とか興味ないねん。普通のベッドで十分やわ。」
杉「あれも使いようよ。あれを使い尽くしてこそ、本当のオーガズムに達するのよ。」
しかし、この杉谷さんが「オーガズム」の言葉を喋るとは、、。
ひょっとすると、おさせ女ちゃうか?顔が別嬪やから、セックスに至ることが多かったんじゃないか??
B「僕、ホテル北夙川って知らんねん。行ったことないわ。」
杉「ホント?じゃあ二人で行かない?」
B「うー超嬉しい!」
杉谷さんはBの手を引いて、川を北に上って行った。
モード学園に行ってたIはとてもおしゃれな男だ。
B「どないするもこないするも、おわり、おしまい、それだけよ。あとは次の女探すだけだ。」
Bは大雑把、がさつ、物事を引きずらない。
I「だって、愛し合ってたんだろ?」
B「だから、(笑)お前が今言ったようにしつこい女だろうがなかろうが、
合わないんだから。無理する方がおかしいし、危ない。」
I「ほら、そろそろ月子が来るぞ。」彼はそわそわしてるが、Bは全然気にしてない。
月「(Bに)あんた、私と別れたいって本気?」
B「もちろんさ」
月「あとからしまったと思っても知らんよ。」
B「じゃあその時にしまった、と思えばいい。」
月子は段々、鼻息荒くなってきた。
月「あんた、私の事絵にして載せてるやろ?」
B「知らんで、俺が描いたら俺の絵、それですべてだ。」
月「じゃあこの絵は如何なのよ?」
B「何もくそも俺が描いた女の子の絵だ。」
月「(睨みつけて)この人物わたしやん。」
B「ちがう、おまえはここに存在して睨みながら喋ってるお前ただ一人だ。
この絵は俺が描いた別の偶像だ。つまり、イスラム原理主義が掲げるところの『偶像崇拝』よ。」
月「イスラム教の事なんかわからへんわ!」
B「それはお前の勝手だろ?」
I「まあまあ御両人、この辺でけりをつけて、お互いシャンシャンと手を打っておしまいにしよう。」
月子はずっとBを睨んだままだ。
月「おぼえときやあんた。」
B「ああ、忘れまっさー!別れた女の事覚えてられるか。」
彼は後ろ向いて、向こうに歩いて行った。
月子もその後ろ姿を睨みながら、歩いて去っていった。
I「あーあ(ため息)、別れ際って後味悪いな。。。
でもな、他の恋人を見つけるチャンスだと思えば、それでいいのよ。」
彼はそう呟いて、ニコニコ顔でBの後を追った。
B「なあ、長く付き合ってるってきっしょく悪うない??」
I「でも、夫婦で何年も一緒にいるひとおるし、子供もできるねんから、気色悪ないで。
むしろ、何年もつきあってて一向に結婚せえへん方が気色悪いで。」
B「そうか、それって、俺かい???」
I「まだまだいけるやんけ、28やろおまえ?」
B[だれかええ子紹介してくれへんか?」
I「自分で探せや~(笑)、おまえなんか口下手でもないし、声かけるのも気軽やし、
この指とまれ!って言ったら女寄って来るやろ?」
B「そーよ、確かに寄って来るわな。。。でも去っていくのも早い(笑)」
I「短気やからちゃうん?」
B「そう云えば、あっちの方も早いな、俺、、(笑)」
I「そういう時はやな、おめこする1時間前にせんずりこいとくねん。それで、女と抱き合って、
さっき射精したとこやから、再射精するには時間がかかる、そうやって時間をもたすねん。」
B「フフフフ、ほんまかいや。お前実践したんか?」
I「まあね。。おっ、向こうから来るのん杉谷さんやん。」
B「あ、ホンマや。めっちゃ可愛い。天使のようだ!」
I「おいおいおいおいおい!お前気変わんの早いな(笑)」
B「お、こっち見てるぞ。俺たちの事覚えてるんだぜ。握手でもしよう。」
そう言って彼は杉谷さんの方に歩み寄った。
B「こんにちは杉谷さん。」
杉「あ、B君。こんにちは。」
B「僕のこと覚えていてくれたんですね。」
杉「もちろん!卒業式で大声出してみんなの笑いを取った、あのB君でしょ?」
B「ハハハ、そんな事まで覚えててくれてるんですね。」
杉「もちろんよ。有名人だったから。(笑)」
すするとIが歩み出て、
I「僕のこと覚えてますか?」
杉谷さんはゆっくり首を傾げた。
杉「う~ん、、、ごめんなさい、思い出せないです。」
I「んーー残念!」
B「そういう時はな、K子ちゃんとこでも行って来いよ。あそこの芯まで慰めてくれるぜ。」
I「じゃあ、杉谷さんも、ハーーーしゃいなら~~~~!」
彼は走ってその場を去った。
B「あーこれで邪魔者はいなくなった。」
杉「えっ?あそこの芯って何ですか?」
B「いやああ、暗号ですよ。(笑)」
2人は肩を並べて北夙川へと進んだ。
杉「ねえ、北夙川って知ってる?」
B「うーん、かなり上まで行った事あるよ。」
杉「どの辺?」
B「なんかね、外人さんが降りてくるんだ。阪急甲陽線、自動車が行きかうような橋、
その上にまた車1台通るような橋、そのもうちょっと上あたりまで行ったよ。」
杉「そのあたりにホテル北夙川ってあるの知ってる?」
おーーーっと、こんなに可愛い女の子から、そんな言葉が出るとは!!
B「いや、俺ホテル南夙川やったらしってんねん。北は知らんなあ。」
杉「ね、ホテル北夙川とホテル南夙川は対立してるのよ。」
B「へえー、なんでなん?」
杉「なんか内装のことで対立してるらしいわ。回転ベッドやウォーターベッド、ミラールーム
そういった装飾に関してどっちが進んでるか競ってるのよ。」
しかしー、杉谷さんみたいな超美人が、まさか自分から進んでラブホの内装について語るとは・・・
B「僕あんな装置とか興味ないねん。普通のベッドで十分やわ。」
杉「あれも使いようよ。あれを使い尽くしてこそ、本当のオーガズムに達するのよ。」
しかし、この杉谷さんが「オーガズム」の言葉を喋るとは、、。
ひょっとすると、おさせ女ちゃうか?顔が別嬪やから、セックスに至ることが多かったんじゃないか??
B「僕、ホテル北夙川って知らんねん。行ったことないわ。」
杉「ホント?じゃあ二人で行かない?」
B「うー超嬉しい!」
杉谷さんはBの手を引いて、川を北に上って行った。
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