籠の鳥

ソラ

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「ァッ……♡♡」

ひどく熱くて硬いモノが押し当てられる。
へらぁっ……♡と身も心も侵された由良は、だらしなく笑った。
そこには知性のかけらもない。
きっとこのままレイプしても、処女を失った時のことは何も憶えてはいないだろう。
早瀬は下唇をきつく噛んだ。
きちんとまともな意識がある時に、合意の上で抱き合いたかった。
けれど、それはもうどだい叶わない。
ならばせめて、苦々しい記憶が残らぬように。

「挿れるよっ……由良君ッ」
「いれへぇっ……♡ァッ♡ほしぃっの♡はやせのっ!がちがちおチンポぉっ♡♡」
「ッく……」
「はやくっはやくぅっ♡ぉれっ、おかひゃれ……ったぃッのぉっ♡♡」

妄想もしてこなかったほどの淫蕩なさまに目が眩みそうだ。
早瀬は、早く早くとせがむ由良の上で、深呼吸を何度か繰り返し――

ずぼっぐぷっぐぷんっ!
ずぼっずぼぉっ
「アッ♡アーーーーッぁんっぁっァッぁはぁあァッ♡♡」
 
赤黒い欲望を、ひと思いにねじ込んだ。

(すごっ♡ァッ、すご、ぃいっ♡ぉれっ、おかされっ♡はやせにぃっ♡こんなっ、ぉれっ……の、ストーカーなんてっ……してた、やつにッ ァッ♡メスにっされてりゅっ♡♡)

がくっびゅくっびゅくびゅくぅっ
ぴゅっ……ぴゅっぴゅーーっ
「ッはぁんっ!ィッ、てぅ♡イッてぅっイクぅっイクっ♡ァッ♡アーーーっ♡またっ♡もっ……ァッイクっイクぅううう♡」

由良の乱れようは劇的だった。
がくがくと激しく全身を痙攣させ、イクと叫びながら精子どころか潮さえ鈴口から放出している。
放埒とともにきつく締まる後孔。
その蠕動に持っていかれそうになる。
きつく奥歯を噛みながら、太い熱棒を突き刺していく。
由良は処女喪失の衝撃すら身を焦がすほどの快楽に代え、目隠しの下で何度も白目を剥いていた。

「ァンッ♡ァッ……はぁぅっ、ァッ、はっ……ッほぉンッ♡♡ぉンっ、ァッ、ぃひっヒィッ♡ぃイッ!♡ァッ♡」

汚く喘ぎ散らす由良に構わず、衝動に任せてチンポを呑み込ませる。
黒々とした下生えが裸の尻を擦る頃、早瀬は全身に脂汗を掻いていた。
感動に震えて見下ろせば、後ろから咥え込ませた己の肉棒が、ずっぷりと由良に食われているのがよく見える。
こんな狭いアナに、よくぞこの醜く滾ったチンポが収まったものだ。
ひくっ、ひくっ、と不規則に手足を引き攣らせている由良は、早瀬が敷いていた枕に頬を預け、だらんと舌を垂らしていた。
そっと腕を伸ばし、目隠しを取ってやる。

「ッ――!」

涙も鼻水も惜しげもなくこぼし、目許は真っ赤だ。
視界が開けたことにも気付かず、由良は挿入の余韻でトンだまま。
ぴく、ぴくっと白目を剥き、気を飛ばしている。
ごくっ、と唾を呑む。

「ゆ……由良君」

心配しているのか、それともひどく興奮しているのか。
自分でも定かではないまま、眼下の肩を恐る恐る揺らす。
ふっ、と由良の眼球が正常に戻った。
ほっと安堵したのも束の間、今度はぎゅーっと後ろを引き絞られる。

「ぅ……ッくぅっ……!」
「……ぁ、ぁあ……っ、は、ァッ……はやせェッ……♡ァッ♡だめっ……だめっだめぇっ!♡」
きゅうっ!ぎゅっぎゅうっきゅううんっ

由良は色欲に濡れた目を愕然と見開き、己を籠絡している男を振り返っては忙しなくアナルを蠕動させた。
あたかも、自分を抱く男を視認してますます陶酔していると言わんばかりに。
にへぇっ……♡と、由良が染み入るような笑みを浮かべた。

「はッ……はっ、ゆ、由良君っ……由良君ッ! っく……!」
「ァッ……ぁはっアッアーーーーんっ♡ぁはンっ♡ッひ……ぃんっぁんっ!ぁっァッあっアッ!♡♡」
がんっぐぢゅぐぢゅぐぢゅっ
 
そんな表情を見せられては、もう一時も我慢できなかった。
細い腰を鷲掴んでがつがつと肉棒を突き込む。
処女地を蹂躙されていながら、クスリが脳に染みている由良は笑み崩れてあへあへと喘ぐ。
陸に打ち上げられた魚のように、由良はベッドの上でのたうった。
精液が尽きた男根は、本来の役割を垣間見られることもなくぷらんぷらんと無様に揺れる。
その度、先端から先走りや潮が跳ね飛び、由良の薄い腹やシーツを汚した。

「ぁヒッ♡はっ……ぁっ、ひっ、ッひぃんッ♡っへぇッ♡ぁっ……! っひゅ、ァッ、アーッ……♡」

意味を為さない掠れた嬌声を上げ、早瀬に揺さぶられるがまま感じ入る。
がちゅがちゅと若い男の肉欲をぶつけられ、無抵抗にオンナにされる。
そんな屈辱さえ、痺れるほどの甘美な酩酊感を齎した。

「っは……ァッ♡はぁぅっ、ァッ、アッ♡はや……っせぇっ!♡アッ、アッ、……きもちィっ♡ァッ、ィっ……ぃイッ、のぉっ♡ァッ、アーッ♡」
びくっ……ぴゅくっぴゅくぴゅくっ
「ァッ……♡っぉれっ、もぉっ♡おかひっ……くなっ♡っハァンッ ぉっ……っほォんっ!♡ァッ♡」

早瀬は口を利くゆとりさえなく、がんがんと粗暴な律動を刻んだ。
童貞の技巧も何もない荒っぽい動きにも、由良は深く深く溺れて浮上してこられない。
絶えずイッている彼には、もはや自分が達しているのかどうかさえ判断がつかなかった。
ただただ、気持ちいい。
その一点だけが脳を占領し、手首を繋がれた不器用な体位の交尾に夢中になる。

「ハッ……ハッ……由良君ッ、由良君ッ……出すっイクよっ!」
「ァッァっ……♡イッてぇっ♡おれのっおれのなかッらしてぇっ♡ハァンッ♡」
がんっ!ぐぢゅっぐぢゅぐぢゅっ!
びゅっ……びゅーーッ!
「ッッひぃいいいンっ きたぁっ!♡せーしっはやせのぉっ!♡せぇしっァッアーーんっ! ァッ♡……ぁっ、ァッ、アーーーーーッッッ!!♡♡」
びくっ! びくびくっ!
 
中出しに歓喜の声を弾けさせた由良は、体内に溢れる熱い精液にも感じてひどく極めた。
瞬間的に海老反りになったかと思いきやすぐさまぐったりとベッドに沈み、細い肩をぴく、ぴくと跳ねさせて脳の奥を犯す恍惚感に浸る。
先走りも潮も放つ体力すら底をつき、ドライオーガズムが齎す愉悦は、文字通り由良の意志をめちゃくちゃに壊した。

「ァッ……は♡♡っへぇッ……♡ィっ……ぁ、ぁうっ……ァッ……はひゅッ♡」

爪の先まで陶酔が駆け巡り、とろけきった甘い声しか紡げない。
早瀬は、そんな余韻に震える由良の拘束を解いた。
互いに収束する予兆のない若い肌をもっと重ね合わせるべく、そっと由良の上半身を抱き起こす。

「ァッ……ァッ!……っはぁああァッ!♡♡」
びくっびくぅっ!

背面座位で抱き締めると、ずっぽりとハマっている亀頭の当たるポイントが変わった。
ごりっと音がしそうなほどに抉られ、由良が腕の中で激しく仰け反る。
早瀬はうっとりと笑いながら、由良の両脚を手ずから大きく広げた。
真正面から見れば、由良のアナルが早瀬の性器を腹の奥深くまで頬張っているのがよく見えることだろう。
そして――その真正面には、隠しカメラが施してあるのだ。

「あぁ……由良君、……ふふっ、こんなに乳首を腫らせて……。お預けにしてごめんね……?」
「ァッ、ァンッ♡アーンっ♡ぁっ、ぁハァンッ♡」

カメラのレンズに見せ付けるように、赤くぽっちりとしこった乳首を摘む。
由良はびくびくと跳ね、早瀬の怒張を食い絞った。

「ふふっ……由良君、すっかりほしがりになっちゃったね……?うん、いいよ……僕がへばるまで、ナカにたくさん注いであげるからね……」
「ァッ……ハ!ァンッあんっ!♡♡」
 ぞくっ……びくびくっ!

甘く残酷な宣言に、果たして由良は恐怖したのか、それとも歓喜したのか。
クスリ漬けにされた由良の真意を判る者は、誰もいない。
そう、本人ですら。
早瀬はゆるゆると由良のアナを突き上げながら、心から幸せそうに頬を緩めた。
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