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第一章
34 娯楽大会
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『それではこれより毎年恒例のイベントを緊急開催する』
「「「「「「「「おおぉぉぉおおおおおーーーーー!!」」」」」」」」
大歓声が響き渡る、バトルロイヤル式水鉄砲の大会です。
参加者がとにかく多く、王都中に魔道具を使ったスピーカーで陛下の声だけが聞こえてきます。
さて、私は楽しむのと同時に調査しなければなりません。
そのためには、なんとしても脱落しないよう気をつけましょう。
『ルールは毎年同様、水鉄砲を首より上に命中したら即失格。首より下に命中した場合は二発で失格とする。自己申請で正当に行うこと。制限時間は一時間。範囲は王都の道路や裏道全体とし、屋内は場外とする。それまで撃たれずに生き残っていた者が全員勝者とする。水の補給は各自自由に行ってよい。尚、今回からは皆の者本当の打ち合いだと思って望むように』
最後の忠告は、真剣になってもらうためでしょうか。
来たるべき戦いでは撃ち合いにはならないとは思いますが、念のためですね。
怪我人や死人が一人でも出てしまってはいけないのですから。
『では、はじめ!』
「想像以上ですね」
みなさん真剣です。
影に隠れて表道の様子を伺っていますが、予想以上に白熱しています。
これはとても好都合です。
あとは一人一人の長所短所をできるだけ見極めて良い人選をしましょうか。
「リリー、私が命に変えてでも全力で水鉄砲から守る!」
ライカル様の言葉にまたしてもドキリとしました。
命は絶対に大丈夫ですけれど、やはりこういうことを言ってくれるのが嬉しいのです。
ライカル様は影から襲ってきた敵を見事に倒してくれました。
もちろん水鉄砲で顔に命中させただけですが。
私も銃撃の腕前の確認をしたいので、何人かに遠慮なく水鉄砲を発射しましたが、そこそこ命中しています。
「ほう、初めてなのによく命中させたな。素晴らしい。さすがリリーだ」
「銃口から発射されるスピードと角度を調整して……あ、説明は不要ですよね」
「後で聞こう。リリーに教わって銃撃の命中率を上げないとな」
頼もしいです。
「見つけたわよーライカルちゃん! リーナ! これは真剣勝負だから容赦しないわよー」
しんちゃんが容赦無く襲ってきました。
「ふ……私はリリーを守る義務が、あ!」
しんちゃんの銃撃はかなりのものでした。
ライカル様の心臓部分に一発、水鉄砲を持っている右腕に見事に連続で命中させました。
「ライカル様!」
「どうやら私はここまでのようだ。リリー、君だけでも生き残ってくれ」
「いえ、死ぬことはないんですけどね……」
「リリーよ、こういうときはリアルに会話をするべきなのだよ……」
意図がようやくわかりました。
私ってば真剣に考えすぎていたために娯楽の楽しみ方というのを理解できていなかったようです。
ならば……。
「ライカル様の仇は私がとります! しんちゃん覚悟しなさい!」
演技は少し恥ずかしいですね。
この後しんちゃんの顔面に命中させ、なんとか脱落を回避しました。
「うぅ、さすがはリーナね。お見事よ……ぐふぅ!」
そこまで演出するのですか。
わかりました。
人選選別をしながら、私も徹底的に楽しんでいきましょう。
『終了ー! これまで残った者が勝者とする!』
残念ながら私は脱落しまったのです。
ですが、夢中になって楽しむという貴重な経験をさせていただきました。
加えて人選選びもバッチリです。
これなら素晴らしい狙撃部隊が作れそうですね。
「「「「「「「「おおぉぉぉおおおおおーーーーー!!」」」」」」」」
大歓声が響き渡る、バトルロイヤル式水鉄砲の大会です。
参加者がとにかく多く、王都中に魔道具を使ったスピーカーで陛下の声だけが聞こえてきます。
さて、私は楽しむのと同時に調査しなければなりません。
そのためには、なんとしても脱落しないよう気をつけましょう。
『ルールは毎年同様、水鉄砲を首より上に命中したら即失格。首より下に命中した場合は二発で失格とする。自己申請で正当に行うこと。制限時間は一時間。範囲は王都の道路や裏道全体とし、屋内は場外とする。それまで撃たれずに生き残っていた者が全員勝者とする。水の補給は各自自由に行ってよい。尚、今回からは皆の者本当の打ち合いだと思って望むように』
最後の忠告は、真剣になってもらうためでしょうか。
来たるべき戦いでは撃ち合いにはならないとは思いますが、念のためですね。
怪我人や死人が一人でも出てしまってはいけないのですから。
『では、はじめ!』
「想像以上ですね」
みなさん真剣です。
影に隠れて表道の様子を伺っていますが、予想以上に白熱しています。
これはとても好都合です。
あとは一人一人の長所短所をできるだけ見極めて良い人選をしましょうか。
「リリー、私が命に変えてでも全力で水鉄砲から守る!」
ライカル様の言葉にまたしてもドキリとしました。
命は絶対に大丈夫ですけれど、やはりこういうことを言ってくれるのが嬉しいのです。
ライカル様は影から襲ってきた敵を見事に倒してくれました。
もちろん水鉄砲で顔に命中させただけですが。
私も銃撃の腕前の確認をしたいので、何人かに遠慮なく水鉄砲を発射しましたが、そこそこ命中しています。
「ほう、初めてなのによく命中させたな。素晴らしい。さすがリリーだ」
「銃口から発射されるスピードと角度を調整して……あ、説明は不要ですよね」
「後で聞こう。リリーに教わって銃撃の命中率を上げないとな」
頼もしいです。
「見つけたわよーライカルちゃん! リーナ! これは真剣勝負だから容赦しないわよー」
しんちゃんが容赦無く襲ってきました。
「ふ……私はリリーを守る義務が、あ!」
しんちゃんの銃撃はかなりのものでした。
ライカル様の心臓部分に一発、水鉄砲を持っている右腕に見事に連続で命中させました。
「ライカル様!」
「どうやら私はここまでのようだ。リリー、君だけでも生き残ってくれ」
「いえ、死ぬことはないんですけどね……」
「リリーよ、こういうときはリアルに会話をするべきなのだよ……」
意図がようやくわかりました。
私ってば真剣に考えすぎていたために娯楽の楽しみ方というのを理解できていなかったようです。
ならば……。
「ライカル様の仇は私がとります! しんちゃん覚悟しなさい!」
演技は少し恥ずかしいですね。
この後しんちゃんの顔面に命中させ、なんとか脱落を回避しました。
「うぅ、さすがはリーナね。お見事よ……ぐふぅ!」
そこまで演出するのですか。
わかりました。
人選選別をしながら、私も徹底的に楽しんでいきましょう。
『終了ー! これまで残った者が勝者とする!』
残念ながら私は脱落しまったのです。
ですが、夢中になって楽しむという貴重な経験をさせていただきました。
加えて人選選びもバッチリです。
これなら素晴らしい狙撃部隊が作れそうですね。
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