【完結】婚約破棄の上、証拠隠滅のために処刑までされてしまったが生きていたので、今度は残虐王子が処刑される番でしょう

よどら文鳥

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その後

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 ジェダル王子の行った殺戮未遂、不法侵入、私への暗殺計画が公に公表され、おまけに今までの悪事が全て露呈され、言い逃れができない状況になった。
 結果、ジェダルは王子という立場でありながらまさかの処刑。
 国王陛下も自ら引退を決断し、王族が皆爵位を返還するという異常事態になってしまった。

 大混乱が起きている国になっている中、私はウェッカさんの家に今一度お邪魔させていただいた。

「ここに来るのもこれで最後か。荷物をまとめて出て行かなくては……」
 思えば早かったな。
 不謹慎だが、もう少しウェッカさんと一緒にいる時間が長ければ愛を築くことだってできたかもしれないのに……。
 いや、いかんいかん!!

 ウェッカさんは今となっては民衆に讃えられて爵位はないのにもかかわらず国王になってほしいとの推薦が止まない状態なのだから。
 私みたいな振る舞いが中途半端な貴族令嬢などが隣にいてはいけないのだ。

 少ない荷物をまとめ、ウェッカさんの帰りを待つ。

 やがて別れの挨拶の時はきた。

「ウェッカさん、この度はお世話になりました」
「行ってしまうのか?」
「え? 実家に帰ろうかと」

 何か躊躇っているような感じもする。
 ジェダルさんは手で頬を掻いていた。

「以前、ジェダルを捕えた後に大事な話があると言っただろう? 今言っても良いか?」
「あ、そうでした。どうぞ」

 すっかりそのことを忘れていた。
 あれから忙しかったもんな……。
 軽い気持ちでうなずいてしまった。

「俺の妃になってくれないかシュリアーナ……」
「はい!?」
「今だから言えることなんだがな……。その……、ジェダルの婚約者ならばいずれ破局もしくは婚約破棄になるだろうと予測していてだな、機会を……その」

 なんということだ。
 私が告白する機会を失って迷宮入りするかと思っていたら、ウェッカさんの方からアプローチをかけてくれた。
 理由なんてどうでもいいのだ。
 嬉しさのあまりすぐに抱きついてしまう。

 こういうところも令嬢としてしっかりしなければ……と思っても本能が優先してしまう。

「陛下になるかもしれないのでしょう? 私でなくとももっと地位の高い女性だって虜にできるとは思いますけれど」
「俺はシュリアーナ一筋だ! たとえ女神が告白してきてもこの気持ちは変わらん」
「ありがとうございます……嬉しくて死にそうです」

 ジェダルに一応感謝しておく。
 あの人がパーティーで暴れていたから私が我慢できずに止めに入った。
 その光景をウェッカさんが見ていてくれて私のことを知ってくれたのだから。

 まとめた荷物を置き、そのままウェッカさんと口付けを交わした。

ーーーーーーーーーー

【後書き】

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今週は勢いに乗って二作新作を出します。
その第一弾を先ほど載せましたので、よかったらこちらもお願いいたします。

『婚約破棄の上、慰謝料代として生贄を強要され死んでしまったが、時間逆行で人生やり直し~二度目の人生はお母様と幸せを掴みたい~』
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