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9【Side】ミミナがやっていたこと2
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「私は今までお父様である子爵のアシスタントをしておりました」
「それは知っている。当時は素晴らしいと思っていたよ。だからここでもその実力を発揮してのらいたい」
「いえ……やっていることはほとんど同じでして……」
グルガと婚約が決まってからは、それまで以上に学問だけでなく領地関連の知識も学習していた。
そうしなければ酷い目にあうことが想定できていたからである。
「なにが言いたい?」
「ブザン伯爵様に対して、大臣の評価が厳しすぎるのでは?」
「他人のせいにするのか。あの大臣はバカなほど平等に評価しようとする。しかも父上の領地管理に関してはほかのところと比べてもあまりにも易しい。なぜならば、今まではろくに学力もない平民が作業をしても評価されてしまうほどだったからだよ」
ミンティラは話を聞いて、まずいのではないかと思っていた。
半年以上嫁いでいるため、レイバグ伯爵家の人間が大きな勘違いや傲慢であるかを知っている。
平民の中にだって優れた知識を持っている者だっている。
さらに、レイバグ伯爵の評価が嫁ぐ前までは高かった。仮にもミンティラの前に仕事をさせられていた者が実は実力者だとしたら。
そう考えると、ミンティラ自身がどんなに頑張ろうとも、そう簡単に同等の評価をもらえるとは思えなかった。
「ひとつお伺いしてもよろしいでしょうか……?」
「早く仕事に戻ってもらいたいのだが……まあ聞こう」
「前任の方の作業された資料は残っていますでしょうか……? もしもあれば是非拝見できればと」
「なぜだ? 平民風情の資料など無駄だろ」
ミンティラは普段嘘をつくことはない。
だが会話がまともに通用する相手ではないし、事実を確認するためにもやむを得なかった。
「おっしゃるとおり、平民の情報では自分自身に泥を塗るようなこと……。しかし、ミスを繰り返してしまうのは前任者のやり方が原因なのではないかと思います。そこで、原因を突き止められれば今後のミスも少なくなるのではと」
かなり曖昧な説明ではあったが、グルガ相手ではこれで十分だった。
ミミナのことをようやく愚弄するようになったのである。
グルガは自分自身がの指導した賜物だと思っていた。
グルガの機嫌が少しだけよくなったため、ミンティラの願いも聞き入れたのである。
「まあいいだろう。父上にも仕事向上のためだと伝えて許可をもらっておく」
「ありがとうございます!」
ミンティラはミミナが処理した書類を拝見することに成功した。
「す……素晴らしいわ……!!」
王宮大臣に何度も褒められてきたミンティラですら驚いていた。一切の記載ミスがなく、的確な提案や対処法なども丁寧に書かれていたのである。
レイバグ伯爵家は、伯爵自身がやっているという程で書類の提出をしている。
悪運なことに、ミミナとミンティラの字の書き方が似ているため、大臣も変化に気がつかなかった。
それもグルガの策略である。
しかしミミナが仕事で評価されていることは、ブザンもグルガも当然のことだと思っていた。
なぜならば時間をかけられたからである。
朝から夜までのほとんどが書類作業という状況であればそれだけのものは仕上げられて当然だと思っていた。
ミンティラの実力があれば、短時間でもミミナと同程度の仕事はできると思っていたのである。
「このままではグルガたちに殺されてしまうかもしれないわ……。なんとかしなければ」
ミンティラはレイバグ一族にバレないようにコッソリと動きだしたのである。
なお、ミミナの書類に関しては参考資料として大事に熟読していた。
「それは知っている。当時は素晴らしいと思っていたよ。だからここでもその実力を発揮してのらいたい」
「いえ……やっていることはほとんど同じでして……」
グルガと婚約が決まってからは、それまで以上に学問だけでなく領地関連の知識も学習していた。
そうしなければ酷い目にあうことが想定できていたからである。
「なにが言いたい?」
「ブザン伯爵様に対して、大臣の評価が厳しすぎるのでは?」
「他人のせいにするのか。あの大臣はバカなほど平等に評価しようとする。しかも父上の領地管理に関してはほかのところと比べてもあまりにも易しい。なぜならば、今まではろくに学力もない平民が作業をしても評価されてしまうほどだったからだよ」
ミンティラは話を聞いて、まずいのではないかと思っていた。
半年以上嫁いでいるため、レイバグ伯爵家の人間が大きな勘違いや傲慢であるかを知っている。
平民の中にだって優れた知識を持っている者だっている。
さらに、レイバグ伯爵の評価が嫁ぐ前までは高かった。仮にもミンティラの前に仕事をさせられていた者が実は実力者だとしたら。
そう考えると、ミンティラ自身がどんなに頑張ろうとも、そう簡単に同等の評価をもらえるとは思えなかった。
「ひとつお伺いしてもよろしいでしょうか……?」
「早く仕事に戻ってもらいたいのだが……まあ聞こう」
「前任の方の作業された資料は残っていますでしょうか……? もしもあれば是非拝見できればと」
「なぜだ? 平民風情の資料など無駄だろ」
ミンティラは普段嘘をつくことはない。
だが会話がまともに通用する相手ではないし、事実を確認するためにもやむを得なかった。
「おっしゃるとおり、平民の情報では自分自身に泥を塗るようなこと……。しかし、ミスを繰り返してしまうのは前任者のやり方が原因なのではないかと思います。そこで、原因を突き止められれば今後のミスも少なくなるのではと」
かなり曖昧な説明ではあったが、グルガ相手ではこれで十分だった。
ミミナのことをようやく愚弄するようになったのである。
グルガは自分自身がの指導した賜物だと思っていた。
グルガの機嫌が少しだけよくなったため、ミンティラの願いも聞き入れたのである。
「まあいいだろう。父上にも仕事向上のためだと伝えて許可をもらっておく」
「ありがとうございます!」
ミンティラはミミナが処理した書類を拝見することに成功した。
「す……素晴らしいわ……!!」
王宮大臣に何度も褒められてきたミンティラですら驚いていた。一切の記載ミスがなく、的確な提案や対処法なども丁寧に書かれていたのである。
レイバグ伯爵家は、伯爵自身がやっているという程で書類の提出をしている。
悪運なことに、ミミナとミンティラの字の書き方が似ているため、大臣も変化に気がつかなかった。
それもグルガの策略である。
しかしミミナが仕事で評価されていることは、ブザンもグルガも当然のことだと思っていた。
なぜならば時間をかけられたからである。
朝から夜までのほとんどが書類作業という状況であればそれだけのものは仕上げられて当然だと思っていた。
ミンティラの実力があれば、短時間でもミミナと同程度の仕事はできると思っていたのである。
「このままではグルガたちに殺されてしまうかもしれないわ……。なんとかしなければ」
ミンティラはレイバグ一族にバレないようにコッソリと動きだしたのである。
なお、ミミナの書類に関しては参考資料として大事に熟読していた。
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