グンナイベイビー

壺の蓋政五郎

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グンナイベイビー

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「♪きっと い~つかわ 君のパパも 分かって くれ~る」
 昭和四十四年四月、観音様の桜は葉桜となっていた。午後七時、境内で待ち伏せしているのは工業高校の二年生十六人、それに先輩の不良グループ四人である。
「おい、おせえな、商高の奴等」
 不良グループの中野将司が助っ人を頼んだ高校生一宮浩紀に言った。七時に決闘の約束をしている。
 
 事の発端は一宮が大船駅で商高の生徒にガンを飛ばしていた。まさか来るとは思わなかったその生徒が近寄って来た。大船界隈では工業高校がのしている。商業高校の生徒は工業の生徒を敬遠している。
「何ですか?」
 長髪が肩まで届いている商高の生徒は、じっと自分を見ている工業の生徒がもしかしたら知り合いかと思い近付いた。リーゼントにハイカラー、袴みたいなボンタンズボンの一宮に声を掛けた。
「商高が舐めんじゃねえよこら」
「舐めてません、君がじっと見ていたからもしかした中学の同級生かと思ったんです。僕の勘違いですね、それじゃ」
「それじゃじゃねえよこらっ」
 ハイカラーで下を向けない。自然と顎が上がる。一宮の声を聞き付けて工業の仲間が商高の生徒を囲んだ。一人が商高の生徒の胸倉を掴んだ。商高の生徒が歯向かうはずがないと信じている。しかしまんまと外れ頭突きを喰らった。工業の生徒は驚いて一歩下がった。鼻血が噴き出した。噴き出し方が漫画みたいで仲間も思わず笑ってしまった。工業の生徒達は一瞬怯んだがすぐに睨み返した。商高の生徒にやられたとあっては先輩から絞められる。応援団の耳に入れば入部させられしごかれる。このまま帰すわけにはいかない。そこへ下り電車が入って来た。
「すいません、遅刻しちゃうんでこれに乗ります。頭突きごめんなさい。つい条件反射しちゃいました。用があればいつでも伺います」
「言ったなこら、明日の七時に観音様に来い」
「はい、あなた達は何人ですか?」
「うるせえんだこら、こなきゃ商高潰すぞこら」
 高校生が学校を潰せるわけがない。両者は別れた。

「お前七時って言ったから朝の七時だと思ってんじゃねえのか」
 同級生桜木が一宮に言った。
「お前、朝の七時と間違えるかよ。ラジオ体操やろうってんじゃねえぞ」
「♪だ~か~ら~ グンナイ グンナイ ベイビ~ 涙こらえて~」
「来た」
 観音様の階段途中で見張っていた一人が知らせに来た。
「グンナイベイビーなんか歌いやがって余裕だな、何人だ?」
「商高の奴ともう一人角刈りの男。やーさんぽい」
 それに反応した不良グループの中野が一宮に寄った。
「やーさん?どんな人だ?」
 チンピラグループもやくざには敵わない。不良グループの上にチンピラがいてその上にやくざがいる、これが構図である。
「♪夢見て グンナ~イ グンナ~イ」
 境内にまで歌が聞こえた。最後のグンナイがいつまでもビブラートしていた。階段を上り切ったのは商高の生徒丸川良太と板前の友倉善三である。工業の生徒が境内の中央に集まった。中野等チンピラグループ四人は角刈りの正体が判明するまで観音様の裏で様子を見る。やくざでなければ出て行くつもりだ。
 丸川良太は頭突きで鼻血を流した生徒の前に出て行った。
「僕は丸川良太です。ごめんね、鼻大丈夫。姉ちゃんに謝れって言われて来ました。この人は姉ちゃんの恋人で善三さん。付き合ってもらった。ごめんなさい」
 工業の生徒達は突っ張っているが謝られると弱い。それなら駅でガン飛ばした時に無視してくれればよかったのにと思った。工業と商業の関係を保てば問題ない。帰してやりたいが不良グループを頼んだ手前、脅し文句のひとつも言わなけらば示しがつかない。もし丸川一人なら「明日から駅で会ったら挨拶しろ」ぐらいは言いたい。だが善三の素性が分からないと下手なことは言えない。
「分かってくれたのかな、この子は空手を習っているから暴力は禁止だ。それを侵して君等に怪我を負わせた。破門されるかもしれない。だから君等に謝りに来た。どうか許してやってくれ」
 善三も工業の生徒達に頭を下げた。生徒の一人が小さな声で「はい」と返事をした。
「良かった。俺は大船で鉄板焼きの店を出したばかりでさ。昼は定食も出してるから食べにおいで。このお礼に一回目は俺の奢りだ」
「ありがとうございます。絶対に食べに行きます」
 一宮が善三に礼を言った。
「ちょっと待てこら」
 観音様の陰から出て来たのはチンピラグループだった。
「一宮、お前なんだこら、けじめもつけずにこいつ等帰すのかばか野郎」
「先輩すいません、でもしっかりと詫び入れてくれました」
「だから馬鹿ってんだよ。詫びの理由はお前等がコケにされたからだろ、筋を詫びたわけじゃねえ、鉄板焼きに騙されやがって、情けねえ奴だ。おい兄さん、こいつらにはカッコ付けたらしいが俺等には通じねえんだよ。この町にはこの町の習わしがあるんだ、商高のガキは工業に逆らうことは出来ねえ。それを知らずにこの町で鉄板焼きだと」
 中野は善三が鉄板焼や屋と聞いて安心して啖呵を切る。
「そうなんですよ。どうです君達もおいで、ビール半額、焼き物一品只、二品目から半額の大サービスどうです、みんなで来ないかな」
 中野の仲間がヒソヒソと話し合っている。
「すいません、ビール半額って元はいくらっすか?」
 中野の後ろから一人が尋ねた。
「250円だけど100円でいいや。焼き物はオール80円。500円でビール三本に三品食えるよ」
 不良共が笑顔に変わった。
「それ五人行っても同じっすか?」
「ああ何人来ても同条件。五人で五千円でビールだけなら五十本飲める。つまみだけなら五十品食える。二十五本と二十五品がお勧めだよ。だけど一回だけだよ」
「何時開店っすか?」
「明日、でも明日は客が来るから明後日とかがいいかな、電話すればいい、席取っとくから」
 善三は中野に名刺を渡した。鉄板焼き『一心』。
「それじゃ、明後日五時とか大丈夫っすか?」
「いいさ、用意しとく。名前は?」
「中野っす」
「ありがとう、何だ良太の謝罪序にお客さんいただいた。観音様のご慈悲だな。良太、手を合わせよう」
 善三が良太と観音様の前に出た。
「ほらお前等も整列しろ」 
 中野の号令で全員が観音様の前に並んだ。二礼二拍手一礼。ここは寺だが彼等に寺も神社も関係ない。さっきの敵同士、観音を前にひとつになった。総勢二十二人、最後の一礼がきれいに揃った。

 藤沢の鵠沼にアパッチと呼ばれている女学校がある。制服はセーラー服、頭髪は三つ編み、両サイドに垂れた長い三つ編みがアパッチを想像させる。藤沢では一二を争う悪がいる。三年生の最上玲子、その玲子に呼び出しを喰っているのが二年生の飯山愛子である。玲子の仲間が愛子に投げ飛ばされた。そのお礼である。
「愛子行かない方がいいよ」
 部活仲間で親友の友利明菜が言った。
「行くよ、直接会って話する」
 愛子は明菜が心配することとは別の感情で最上玲子に会いたいのであった。放課後藤沢駅のベンチに座る最上玲子にドキドキするのであった。男子生徒には感じたことがない、複雑な思いを玲子に会って直接感じ取りたいと思っていた。
「愛子ボコボコにされるよ。顔は殴らないけどお腹を蹴られるってみんな言ってる。赤ちゃん出来なくなったらどうするの?」
 赤ちゃんのことなど考えてみたことがない。もしかしたら自分は同性愛者なのかもしれないと感じ始めていた。
「赤ちゃん出来なくなったらあたし男になる」
「バカ言ってんじゃないよ愛子、お母さんが泣くよ。それでもいいの?親なんてさ、孫産めば幸せ感じてんだから」
 明菜の心配を気にしながらも愛子は呼び出された鵠沼の海岸に向かった。
「おい、こっちに来な」
 最上玲子といつも一緒にいる短い三つ編みの三年生が防砂林の中に愛子を誘った。地を這う枝に跨る最上玲子がいた。
「痒い」
 玲子は松の幹で股間を掻いていた。
「掻いてあげようか?」 
 愛子は自然と声が出た。何か感じる。玲子のその姿態に身体が反応していた。
「バカじゃねえか」
 玲子以外は大笑いする。
「おい、一昨日は洒落たまねしてくれたな」
 愛子が投げ飛ばした女が一歩前に出た。
「だってあなたが友達からお金を強請っていたんでしょ。あの子んち裕福じゃないし、お母さんと妹と四人暮らしで学校終わったらまっ直ぐ家に帰らなければお母さんが仕事に行けないの、だから・・・ごめんなさい」
 愛子は謝った。
「ああ痒い、痒い」
 最上玲子はまだ擦っている。
「そんなに擦ったら傷付くよ」
 愛子が心配した。
「タイマン張れ。タイマンで話付けろ」
 玲子が言った。愛子は七里が浜の空手道場に通っている。どんなときでも暴力は許されない。それが師範の教えである。但し書きがある。明らかに虐められている者あらば、それを助けるだけに最小限を許す。今日は助ける相手はいない。タイマンなら一撃で倒す自信がある。空手を使うことは師の教えに反する、即破門である。愛子は土下座した。荒い砂が膝小僧を刺激する。
「ふざけんじゃねえよ」
 爪先が脇腹に刺さった。だがこれぐらいは問題ない。練習で経験している打撃より弱い。青あざが一週間で消えるぐらい。
「ごめんなさい」
 反対側にもうひと蹴り喰らった。これは意外と効いた。
「止めときな。行くよ」
 玲子が松から足を外してロンタイをパタパタ振った。砂が愛子の頭に飛んだ。

 良太は帰宅して妹幸子のブラジャーをじっと見ていた。ハンガーの片袖にピンクのブラジャー、もう片袖に青のブラジャー。部屋は間仕切りされているがベニヤ一枚でドアは開けっ放しである。手前が良太、奥の窓際が幸子の部屋である。正面窓の右側にこのハンガーが鴨居に打たれた釘にぶら下っている。良太は青い方を外した。ハンガーが傾いてピンクが落ちそうになる。トレーナーを脱いで胸に当ててみた。心臓が高鳴る。
「何やってんのお兄ちゃん?」
 高一の幸子が帰宅して良太を見て驚いた。
「気持ち悪」
「違うよ、落ちてたから拾って掛けようと思ったんだ。それだけだよ」
「じゃあなんで裸なの?おかしいでしょ」
「たまたまだよ、偶然が重なったんだよ」
「おねえちゃ~ん」
  幸子は階段を駆け下りた。良太は急いで青ブラジャーをハンガーに掛ける。ピンクが落ちた。ピンクを掛けると青が落ちる。紐を結わいて真ん中にぶら提げた。道着を肩にぶら提げて外に飛び出し自転車に跨った。
「行ってきま~す」
「こら変態」
 姉茉奈の声が道路の良太を追い掛けた。
「お姉ちゃんお兄ちゃんおかしいよ、気持ち悪い、もしかしてホモじゃない」
 幸子が身体を震わせて言った。二階は一間と物干し、一階は一間に台所と風呂と便所の借家である。両親は早くに離婚した。母親は若い男と再婚したとのうわさは聞いている。父親は一昨年肺がんで亡くなった。十五の時から職人で防水の吹き付け仕事をしていた。父親の同僚はアスベストが原因だと言っていたがその保証は何もなかった。それにまだアスベストが話題になるほどの世論には発展していない。運が悪いと諦める以外になかった。
 高校を卒業してスーパーに就職した茉奈だが二人を育てるには稼ぎが足りない。友達の紹介で大船のピンクキャバレーで働きだした。事務職の三倍は稼げた。汚い仕事だが気持ちを割り切って頑張っていた。
「もう少し待て、マンション借りるから3DKだよ、一人一部屋ずつだ」
 男勝りの茉奈が幸子に言い聞かせた。部屋の問題は時間が解決してくれる。でも弟良太の変態は治まるだろうか。
「お兄ちゃんに襲われないか心配」
「それはないな、だってお前のブラジャー着けて喜んでいたんだろ、さっきお前が言った女装願望、男に興味があるんじゃないか」
 二人は二階に上がり良太の部屋に入る。
「きたねえなあ、お前掃除してやれよ」
 万年布団が二つ折り。幸子が鼻をつまんでそれを広げた。丸めたティッシュが掛け布団にへばり付いている。茉奈が摘まんだ。
「ほらっ」
 幸子の顔に向けて投げた。
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