異世界から転生してきたら崇められた件

koki

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【第四話】戦士の目覚め

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紅く染まった空に流れ星の様なミサイル。非日常感が逆にいつもの日常を作り出す。人々の戸惑いも気にしていないかのように空は、雲は、ミサイルは私達を嘲笑うように見下ろす。
「早く戻りなさい!扉を閉めるわよ!」
女の子が階段を駆け上がり僕を引っ張る。彼女が地上と地下を繋ぐ架け橋の階段を閉じようとした時に隙間から一組の親子が覗けた。
「おい!まだ親子が外に…!!」
「構ってる暇は無いわ!私達まで死んじゃうわ!」
そう言って彼女は冷血にさも親子が居ないかのように冷たい目で外を見て扉を閉めた。
「なんて事をするんだ!お前には血が流れていないのか!」
相手が女の子であることも忘れ僕は必死に話す。
「この国では自分の命は自分で言う守る物なのよ。あの親子はそれを怠り行動が遅れた。それだけの事よ。」
形あるものがいつかは壊れる。始まりがあれば終わりがある。さも、自然の摂理の様に冷たく吐き捨てる。
「もう我慢出来ねぇ!俺は見捨てることなんかできないんだよ!!」
僕は必死に階段を駆け上がり扉をこじ開けようとする。
「無理よ。核に耐えられるように設計されてる扉があなたに開けるはずがないわ。」
彼女は僕が馬鹿な行動をしていると思っているのだろう。自分の命を危険に晒してまであの親子を救おうとしている自分は馬鹿かもしれない。でもそうしてまで助けたいものが脳裏に焼き付けられたんだ。
「うるせえ!!こんのぉ…開けぇぇぇぇ!!!!!!」
指先に力を込める。指先に血がたまりパンパンになる。痛みすら感じる。でも、今の僕には親子しか見えない。
諦めかけたその時。全身に力が漲る。
『何だこれは!?体の底から力が湧き出てくる。』
僕がそう感じたとき一筋の光が薄暗く汚れた床を照らした。
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