警視庁捜査一課復讐隊

mekakure

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第1話 最後の出会い

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2014年7月28日 丁度夏休みが始まった頃だった

俺は、彼女とデートしていた
秋本「ねぇねぇ、新しい服屋さんが出来たからよってもいい?」
宮嶋「別いいけどどこにあるの?」
秋本「ここら辺の商店街の地下にあるみたい  ほら前ドラッグストアだったところ」
宮嶋「ああ あのたい焼き屋のすぐ横?」
秋本「そうそう!」

俺の名前は中嶋、彼女の名前は秋山優花
彼女は可愛くて、性格も優しく俺が何かあった時、いつも心配してくれる
そんな彼女が大好きだった

しかし、その日は訪れた

18時半

秋本「今日は楽しかったね」
中嶋「うん 夏休み当日で人結構おったけど まあ夏休み最初の思い出作れてよかったな」
秋本「じゃあ道ここだから」
中嶋「うん じゃあね」
秋本「ばいばい!」

彼女の声が聞けれたのは、この日  そしてこの瞬間が最後だった

翌日
2014年7月29日午前8時半頃
この日は特に何も無く寝ていた
しばらくすると、スマホから電話がなってきた
中嶋「なんだ?」
スマホを確認すると その相手は警察署からだった
中嶋「はい」
警察署「もしもし  中島さんですか?」
警官は不安そうにゆっくり喋っていた
中嶋「はい そうですけど?」
俺はその時、なんか落としたのかと思っていた
ただ、警官は何秒か黙っていた
中嶋「もしもし?」
警察署「中嶋さん  落ち着いて聞いてください」
警官はさらに不安そうに話した
中嶋「え?」
俺は警官の話で少し頭が混乱した
警察署「多分パニックになると思うのですが  今日午前1時頃、住宅街で女性の遺体が見つけまして   その方の学生証を見たら」

警察署「秋本さんでした」

中嶋「は?!」
俺はその事を聞いた瞬間、何が起こったのか分からなくなった
秋本「いや? なんで、なんですか!」
警察署「現場まで来てくれませんか」

俺は走って3km先にある現場に向かった
疲れるという感覚スらないくらい焦っていた

そして現場に到着した
警察官や刑事も既に到着していて、彼女の遺族もいた
俺は慌てて規制線を通り越した

そして彼女の遺体を見た
彼女はブルーシートで覆っていた
そしてシートをめくると  彼女だったことが分かった
触ると、信じられないくらい冷たかった
中嶋「おい  うそだろ 嘘だと言ってくれよ なあ!」
ただ何度呼びかけても反応は無い
中嶋「ふざけんなよマジで  おい...」
俺は泣いた
今まで出ないくらい泣いた

遺体安置所

俺は彼女の遺体がある霊安室に座っていた
俺は彼女の遺体を見つめ、涙を流していた

しばらくすると、刑事が来た
刑事「この事件を担当する長岡です」
刑事は、何かをラッピングした袋を持っていた
刑事「これ  彼女の遺体のすぐ側にありました 」
俺はその袋を黙って受けとった
中身を確認すると、俺がずっと欲しがっていた時計だった
そして、小さな厚紙が入っていた
その厚紙に、彼女からのメッセージが書かれていた

圭太へ
この間はありがとう
いつも、デートに誘ってくれたり辛いことがあった時は慰めてくれたり、本当に私にとっては自慢の彼氏だよ
これからもずっと一緒に仲良くいようね!
大好き!

刑事「彼女さん  本当にあなたのことがすきだったんですね...」
刑事は小さな声で話した
俺は
「ごめん...  本当にごめん...」
涙を垂れ流して震えながら言った

その後、警察署で詳しい状況を説明してくれた
刑事「この事件についてなんですが  調べたところ、刃物のようなものがあり、彼女さんのお腹からは貫通した傷がありました」
どうやら、彼女は何者かに殺されたらしい
ただ、犯人は明らかにされておらず、また犯人らしき証拠はこれ以外なかったと言われている
中嶋「防犯カメラとかありませんでした?」
俺はくらい声で言った
刑事「それが、一応犯人の車両は見られましたがナンバーを確認しても出てこないんですよ」
どうやら、犯人は偽造ナンバーを使ってた
また、殺害された瞬間は残っておらず、どうやって殺されたのかも詳しくは分からない
中嶋「絶対に許さない  許さない  許さない」
悲しみと怒りが積み重なった



そして俺は警察署を出た
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