もう一度君と会いたい

チョコ

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冒険者になるまで

13歳になったので仮登録をしました

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あれから1年がたち昨日13歳になった。
いよいよ冒険者仮登録に冒険者ギルドにやってきた冒険者への第1歩だ。

「すいません仮登録をしたいんですけど」

受付で受付嬢のお姉さんに言うと何故か顔をガン見しながら固まっている。

「あの?登録、、、」

もう一度声をかけると再稼働したが顔も赤いしこれは転生あるある一目惚れされたと言うやつだろう。

「すいません登録ですね」

そう言って手続きをし始めてくれたお姉さんの胸には新人と書かれた名札が付いていた
という事は15歳、良くある親密フラグだろうけど僕にそんな予定は無いなぜなら手を確認しても美春センサーは反応してないからだ。
赤い顔のお姉さんの仮登録の説明を聞いて終わった時に専属にしないかと言われたがお断りした。
仮登録の人は1ヶ月間はサポートで他の先輩冒険者が着いてくれるらしい、希望を聞かれたので男性のサポーターをお願いしておいた。
異世界転生は何故かハーレムになるから予防だ、今世に来てからやたら惚れられる。
と言うか神様も運命の人が居るのを分かっているのにやめて欲しい、もしかして自動設定されているのか?

そんな事を思っているとカードが出来上がったようでさっきのお姉さんでは無いエルフのお兄さんがカードを持ってやって来た。

「君がクロムくん?僕はAランク冒険者で1ヶ月間君のサポーターとなったラルクールだよ宜しく、君のサポーターが僕のSランクへの試験にもなってるから途中での変更とかは出来ないから伝えとくね」

「あっクロムです宜しくお願いします。
普段は学園に通っているので土日に活動はお願いします、段取りなどの打ち合わせは学園が終わったあとなら行けますので、会う時の連絡はどうさせて貰えば?」

「はいこれ」

「これは?」

「このピアスを付けておいて、これは通信魔道具だから魔力を送ると僕のピアスと繋がるからね、ギルドからの貸出だからひと月後返して、もし欲しい時は返却の時に買取を希望してね無くしても買取になるから気をつけて」

「分かりました宜しくお願いします」

ちなみにこのサポーター制度は余りに新人冒険者の死亡率が高かったのでSランク試験をかねさせることによって少しの報酬で請け負って貰えて新人を死なさない様に育てることでサポーターも上に立つものとしての心構えを学んだり期待のルーキーを育ててパーティに勧誘できたりする特典もある。
ギルドも見合わないランクを持つものや人となりを見極めるのに丁度いいらしい。
変な奴にSランクは渡せないからいい制度だと思う。

軽くひと通りサポーターについての説明やラルクールさんのランク上げ試験の事など絶対に守らないといけない事などの話をきいた。

詳しいことは一緒に活動を初めてからおいおい聞いていこう。

こうしてその日僕は仮とはいえ冒険者になった。










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