もう一度君と会いたい

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冒険者になるまで

初クエスト始まり

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今日は朝早くギルドの前でラルクールさんと待ち合わせをしているギルドが開いたらクエストを受けるためだ。

転生してからずっと待ちに待った日、あと2年は遠くへは行けないけど近場でも街からは出られるそしたら彼女と会う確率も上がるし実績も作れるラルクールさんにサポートして貰えるこのひと月できちんと1人立ち出来るように頑張ろう。

決意を新たに意気込んでいるとラルクールさんがやって来た。

「クロムくんはいつも早いね~」

「サポートして貰う分けだし、冒険者としても先輩だから当然ですよ礼儀です」

そう言う僕に堅いと笑いながらまた頭をクシャっとしてくれるラルクールさんに少し自分のお兄さんのような親しみを感じる。

「クロムくんは冒険者になるのだからもう少し砕けた感じに慣れないとね、とりあえず僕の事はラルって呼んで僕もクロムって呼ぶからさ」

「ラル、、、分かりました。
じゃあ遠慮なく呼ばせてもらいます」

「じゃあ依頼見に行こうか」

そう言うと僕の頭をポンとして微笑みながら中に入った。
僕が女の子だったら確実に惚れるレベルイケメンお兄さんだ。

「う~んどれがいいかな~?薬草採集か討伐か」

「あっ、僕薬草栽培もしてるのでは結構把握してるので今回は討伐を経験したいです」

悩んでるラルさんにそう言うと討伐クエストの中で初心者向けの討伐依頼を探してくれた。

「ゴブリン討伐か~これにしよう」

そう言って依頼書を受付に持っていった、クロムの初クエストはゴブリン討伐になった。
討伐に向かう途中にラルは何故このクエストにしたか説明してくれた。

「ゴブリンは弱いが故にずる賢くて群れで行動するし、罠を仕掛けて来たり毒の武器を使ってきたりしてくる。

それにゴブリンはオスしかいないから捕まったら女はゴブリンに乱暴され子供を産まされるし男は毒などで弱らされ足や手を切られて食糧として飼われたり新しい人間を手に入れる為に子供を作らされたりする。

だから弱くても厄介な相手なんだ、数で囲まれたり毒や罠もかなり巧妙に仕掛けられてるから新人冒険者や仮登録の子達が命を落とす事が多い、でも攻撃のパターンや罠のはり方毒の使い方などを学べば簡単だから最初のクエストには最適なんだよ」

その後も注意点や討伐証明部位の事などを教えてくれているうちに依頼の村に着き、依頼主と詳しく状況や数、襲撃された日や場所などを確認してゴブリンの住処の洞窟にむかった。

「ここからはゴブリンとはいえミスをすれば死ぬから気を緩めずに進もう、とはいえ緊張しすぎて周りを見れないようでは困るから頭は冷静に保つようにね」

そう言って装備と流れの最終確認をして初めての討伐が始まった。

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