ハーレムマスターオンライン~エロゲのような異世界で最高のハーレムを目指します~

南郷 聖

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プロローグ

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「さぁ、かかってこい陽斗アキト。もしワシから一本取れたら、お主が欲しいと言っていたモノをくれてやろう。出来なければ今日の晩飯は抜きじゃ!」

 住宅街に朝靄が残る早朝午前4時。俺こと窪塚陽斗くぼづかあきと(17)は、実家の横にある剣術道場の中で祖父である窪塚天翔くぼづかかける(85)から距離をとり、このジジイの無茶振りからいつも俺を守ってくれている相棒の木刀『デュランダル』を正眼に構えて息を整える。

「…上等だジジイ。今までの礼も含めて今この場でブチのめす!!」

 うちの流派である『古流剣術・窪塚流』は戦国時代に編み出され、歴代の継承者により進化を続け受け継がれてきた実践至上主義の古流剣術だ。この流派の開祖の名は”窪塚雪之丞法正”。鬼修羅の二つ名を持った流浪の侍で、過去に起こった様々な合戦場を単身で練り歩き、累計で5万人以上もの名立たる武士(雑兵込み)を斬殺しながら作り上げた殺人剣なんだとか。

 その物騒な剣術を2歳の頃から習い始めて今年で15年。現当主であるこのジジイとの今日までの戦績は1899戦1802敗97引き分けと一回も勝ったことがない。我ながら酷い戦績だが、これまでの修行のおかげで最近はどうにか引き分けることが出来るようになっていた。だから…今日こそはこのジジイから一本取って、念願だったアレを手に入れる!

「ふぅぅぅぅぅ。…往くぞジジイ! せああああああああッッ!!」

「ふんっ!」

 ギィィィンッ! ズガガガガガガガガガッッ!!

 両者の間で飛び交う尋常じゃない速度の重い剣撃。木刀同士じゃありえない音が道場内に響き渡り、お互いの繰り出す技の剣圧で建物がギシギシと悲鳴を上げている。普通なら木刀が一撃で砕けるほどのぶつかり合いだが、木刀を氣で覆っているから壊れることは滅多にない。それにしてもこの古臭い道場が建てられてからもう100年以上経つんだから、いい加減新しいのに建て替えて欲しいものだ。

「そこじゃ! 『下鳳』!」

「なめんなジジイ! 『昇刹』!」

 頭上から恐ろしい速度で振り下ろされたジジイの剣を、俺の繰り出せる最高速の切り上げで迎え撃つ。お互いの全力の氣を込めた技がぶつかりあった衝撃で、ボロが来ていた道場の床がついに抜けてしまった。俺は抜けた床に足を取られて体勢を崩してしまう。

「っ!?」

「勝機! チェストオオオオオオオ!!」

 空気を足場にして空中で体を縦に回転させ、遠心力で恐ろしい程に威力を増した剣が頭上から俺に襲いかかってくる。ジジイが繰り出した技『斬空玄舞』は、威力は高いが着地後の隙が他の技より大きいトドメ専用の技だ。

(かかったなジジイ!)

 事前の調査で衝撃を加えればこの部分の床が抜けるのも、それによって俺が体勢を崩すのも全て計画通り。ジジイの不意を突くための布石だ。俺はジジイの剣をデュランダル木刀でギリギリで受け流しながら右に飛び退くと、そのまま床を切りつけたジジイの木刀が抜けてしまった床の部分に深々と埋まって抜けなくなっていた。ビンゴだ!

「なんと!?」

 俺はすぐさま体勢を立て直し、これまで密かに練習していたジジイの知らないオリジナル技で勝負を掛ける。今日のこの日のために練度を重ねた俺の全身全霊の技。躱せるもんなら躱してみろ!

「はぁああ―――喰らえジジイ!! 『皇閃桜花』ぁぁぁぁ!!!」

「むぅ!? ぐおおおおおおおおお!!」 

 俺が5年を掛けて開発したオリジナル技『皇閃桜花』。それは氣の力で全身の細胞や神経を一瞬で極限まで活性化させ、人知を超えた速度で15の連撃を同時に繰り出し対象に叩き込む神速の奥義。刹那の一瞬で全身を切り刻まれた相手は、皇居周辺に咲く桜の花びらのような綺麗な血飛沫を舞散らせることから付けた名前だ。厨二っぽいけどカッコいいから問題なし。

 キィンッ! ズゴォォォォォォォンッッ!!

 ジジイの技を出したあとの硬直を狙ったおかげで『皇閃桜花』がまともにヒットし、吹っ飛ばされたジジイはそのまま道場の壁を突き破って場外にすっ飛んでいった。ジジイの木刀は床に刺さったままなので、武器での防御は間に合わなかったはず。

「―――っはぁ、はぁ、どうだ……殺ってやったぞジジイィ!」
 
 勝利を確信し喜んだ俺だったが、全身を限界以上に酷使する『皇閃桜花』を放った代償は凄まじく、腕の毛細血管が嫌な音を放ちながら破裂し、全身が極度の筋肉疲労で身動きひとつ出来なくなってその場で膝をついてしまった。ミリ単位で体を動かしただけでも意識が飛びそうなレベルの激痛が全身をビリビリと駆け巡る。

「うおっふうううぅっ! この技の反動だけは…どうにもならんな…ッッ!」

「―――ふん、未熟者め。自分の限界以上の無理をするからそうなるんじゃ。よっと」

 外に吹き飛ばしたはずのジジイが壁に空いた大穴から何食わぬ顔で戻ってきた。俺の全霊の一撃をまともに食らったはずなのに怪我1つしないでピンピンしている。このジジイ…やっぱり人間じゃないんじゃね??

「いやぁ、見事な一撃じゃったわい。ワシじゃなかったら死んでたぞ?」

「……その割には…随分余裕っぽいじゃねぇか」

「ほっほっほ、伊達に窪塚流の当主をやってないからのう。お主が技を出した瞬間、全身の氣を収束させて防御に回して後ろに飛んだおかげじゃよ。まともに喰らってたら今頃死んだ婆さんとあの世でお茶でもシバいているはずじゃ」

 …技の硬直で生じた隙を突いたんだぞ? あの一瞬で防御を固めて、しかも俺の全力喰らって無傷とか…やっぱりこのジジイは控え目に言って化物なのだろう。こんな人外に勝てる日なんて来るのかねぇ?

「窪塚流はどんな形であれ相手を戦闘不能にするのが勝敗のルールじゃ。じゃから今回もワシの勝ち……なんじゃが、陽斗よ。今回繰り出したお主の技は、まさに窪塚流の歴史に新たに加えられる珠玉の技と言える出来じゃった…。この功績とお主の努力を認め、お主が欲しがっていたアレをくれてやろう」

「っ!? ま、マジか爺さん!!」

「うむ。…思えば陽斗が窪塚流の修行を始めてからもう15年か。幼少の頃からこれまでろくに遊ぶこともさせずに修行ばかりの人生じゃったからなぁ。これもいい機会じゃろう。受け取るがいい」

 ジジイの懐から一本の巻物が取り出され、俺に向かって放り投げられたそれを激痛に耐えながら気合でキャッチした。年季の入ったその巻物は、過去の窪塚流継承者達から代々受け継がれてきた窪塚流皆伝の証。

「陽斗、今日でお主は古流剣術・窪塚流皆伝者じゃ。じゃが、皆伝をやったからと言って鍛錬を疎かにするようなら即没収するからの? お主も明日から18歳になるんじゃからとやかくは言わんが、ちゃんと分別は弁えて窪塚流の継承者として相応しい堅実な生活を送るのじゃぞ?」

「…あぁ、分かってるよ爺さん。ありがとうな!」

 念願だった窪塚流の卒業証書。皆伝になったからには、これからの鍛錬は全て俺の都合でやっていいことになる。もう毎日毎日ジジイに無理やり鍛錬を強要されることはなくなるんだ。……これで俺は―――


 自由だぁぁぁぁぁぁあああ!!ヾ(*>ω<)ノヒャッハー!!








 ジジイから皆伝の証を受け取り、自由を手に入れた俺には今欲しいモノがある。それは数年前に発売されて爆発的な勢いで普及していったフルダイブ型VRゲーム機器の『PleySupremeVagabond』。通称PSVだ。

 一人の科学者が重機に撥ねられて頭骸骨を陥没骨折した衝撃で閃いたアイデアを元にして開発が一気に進み、それまで誰も成し得なかった仮想空間での五感の完全フィードバックが可能になった。開発に成功したが貧乏だったその科学者達は、開発したフルダイブ技術を超巨大電機メーカー『PONNY』へと売り込み、社運を賭けた一大プロジェクトとして双方の持てる技術を全て注ぎ込んで作り上げたのが、誰もが望んだ夢のフルダイブ型ゲームマシン。それがPSVだ。PSV発売から数年たった今では、ゲームだけでなく医療や軍事、SNSやその他の様々な分野でその技術が活用されて盛り上がっている。


 そして来月、そのPSVの新型が満を持して発売される。

 
 しかし、俺が狙ってるのはそれだけではない。その新型PSVの発売日同日に、新型PSV専用の新タイトルも発売されるのだ。俺が毎日の剣術修行の間に密かに楽しんでいた美少女ゲーム、通称エロゲ(良い子は18歳以上になってからね?)。異世界転生が主軸のアニメやラノベの数々でよくある剣と魔法の世界を題材に、数々の名作エロゲを世に送り出してきた巨匠『加藤誠』とレジェンドAV男優『伊藤鷹』がタッグを組んで監修し、キャラデザには俺がいつもお世話になっている大人気原画家の『卍がため』先生を起用。おまけに俺の愛して止まないエロゲ声優の『小鳥居朝花』様、『桐谷砂羽』様、『あじ鰹』様、『春野花』様、他多数の有名エロゲ声優の方々がヒロインに声を当てているという、声豚の俺には堪らない超豪華キャストがお送りするフルダイブ型VRMMORPGエロゲがついに発売されるのだ!


 その名も『ハーレムマスターオンライン』。略してHMO。


 これまでに発売された普通のVRMMOなどとは違い、独自に開発された最新型AIを搭載して感情表現が豊かになった様々なタイプの女性NPC達が取り揃えられ、条件を満たせばそこに住まう全てのNPC達と好きにイチャコラ出来て、おまけに一人一人のNPCに専用シナリオが用意されているという大ボリューム。プレイヤーが女性の場合は好みの男性NPCとイチャコラすることもできるらしい。

 当然18禁なので最終結合までOKであり、ある程度の変態的プレイもNPCとの信頼度を積み重ねることで可能になるようだ。ただし、NPC相手でも相手が合意していないプレイをしてしまった場合、最悪ゲーム内の警察機構に逮捕されて重いペナルティを喰らうか、酷い時は運営から垢BANを喰らってしまうことになるので注意が必要だ。

 このゲームの側面として出会い系SNSのような要素もあるようで、その気になればプレイヤー同士でもイチャコラすることが出来るらしい。その場合は街の中にある特定の宿屋に入れば最終結合も行えるようだ(野外プレイは不可)。しかし、もし仮にプレイヤー相手に強姦などの性犯罪行為が実行された場合、運営の防犯管理プログラムが作動してその場にいる全プレイヤーの過去の行動ログを瞬時に洗い出し、犯行を犯したプレイヤーを即座に特定して垢BAN、及び現実世界の警察機構へと通報される仕様になっている。

 ペナルティはそれだけではない。

 PSVでプレイするゲーム内でプレイヤー相手に運営が許可した行為(PVPやPKなど)以外の犯罪行為(強姦やストーキング、その他法律に規定されている犯罪行為)を行ったという情報は、そのゲームの運営会社からPSVの個人情報統合管理システムを運営しているPSVメーカーの『PONNY』に送られ、その『PONNY』が徹底管理している人工知能搭載型量子コンピューター『ATOLA』に保存されているその人物の個人登録情報欄に”利用規約違反者”という烙印が押される。

 そうなった場合、PSVの初期設定時に登録する”個人脳波アカウント(個人を特定する新しい認証方式で現時点では偽装不可能。再登録不可)”が『ATOLA』の手によって問答無用で永久凍結される。たとえ本体を別の物に変えたとしても、PSV自体にアクセスする権限を失ってしまったプレイヤーは今後二度とPSVでゲームが出来なくなってしまうのだ。そんな漢仕様のセキュリティがPSVのウリの1つだったりする。


 話が逸れてしまったが、要はHMOとは異世界のような素敵世界で様々な種族の女の子達とえっちぃことが出来るゲームなのだ。ちなみにこれから買う新型PSVは仮想空間内で絶頂に達した感覚がリアルに味わえるが、現実世界では白い聖遺物が出ないという実家暮らしには嬉しい設計なのだ。凄いぜ新型PSV! 旧型はそれ用のアタッチメントを股間に装着しなければならないのが辛いと実際に使用しているネット住民から聞いた。他人や家族に見られたらナニをしてるのかバレバレだからね。




       §          §          §          §





 そして迎えた発売日当日。発売5日前から完徹で近所にあるGE○の前に並んだ俺は、ついに『新型PSV』本体と『ハーレムマスターオンライン』のソフトを手に入れることが出来た。何故5日も前から並ばなければならなかったかと言うと、なにせ『ハーレムマスターオンライン』の初期ロットは1000本と極小数しかない上に、取扱店での予約は受け付けてもらえずに店頭販売のみ。ここのGE○に入荷されたHMOの本数はたった2本しかなかったからだ。5日完徹(それ以上前に並んでたら店員に怒られる)して最前列をキープするぐらいの根性がなければこのソフトは手に入らなかったのだ。日頃の修行で徹夜には慣れてる俺は全く問題なかったが、他の並んでたやつらは3日前から並び始めてフラフラしていた。こいつらにはHMOに対する愛が足りん。
 
 そして迎えた開店時間。新型PSVとHMO購入のための整理券をゲットしていた俺は、店頭で無事にゲット出来た品物を愛用の迷彩柄リュックに詰め込み、踊る心を抑えられずにスキップしながら家路に着いた。帰り道の途中、HMO狩りと宣言する分かりやすいチンピラ風の男3人組に遭遇したが速攻で返り討ちにしたり、車に轢かれそうな子供を助けたら逆車線から高速で突っ込んで来た大型トラックを発勁叩きこんで迎撃したり、空から大量の鉄骨が降り注いできたから近場にあった鉄棒で打ち返したりと無駄に不幸な目にあったりはしたが、周囲にいた人間含めて特に被害はなかったので問題はない。これも日頃の修行の賜物だな。






 無事に家に帰った俺は速攻で部屋に戻って鍵をかけてから、ベッドの上で新品の新型PSV本体の箱をゆっくりと開封した。PSV本体だけで12万。ソフトに至っては4万もしたからなぁ。ソフトの価格が発売当日まで非公開だったから、店頭で確認したときはNEO○EOのROMカセット並みの価格に思わず目が点になってしまった。所持金ギリギリだったが、日頃からジジイの手伝い(広い意味で清掃業)してそこそこ稼いでたからなんとかなった。丁重に扱わないと…壊したらそこで試合終了だからな。

「おぉ……これが新型か。旧型とはサイズがまるで違うな」

 旧型PSV本体は頭をすっぽりと包み込むようなフルフェイスのヘルメット型だったが、新型PSVはゴーグル型で寝ながら使っても邪魔にならない仕様になっている。頭に装着して寝た状態で稼働させなければならないのは旧型と変わらないがな。一応説明書をチェックしてから新型PSVに通信ケーブルを差し込んで、装着したあとにベッドに寝てから電源を入れて初期設定を開始する。

『ようこそPSVの世界へ。最初に個人脳波アカウント設定を行います』

 俺は旧型を持っていなかったので新規の脳波アカウント設定から入る。表示されたYES/NOの選択肢に視線を動かして脳内でYESを押すように念じると無事に選択され、頭の中に”ヴーン”という機械音が聞こえてきた。脳が震える感覚がちょっと気持ちいい。

『個人脳波アカウントの設定が完了しました。続いて各種本体設定に入ります』

 個人脳波アカウント設定はものの10秒ぐらいで終了した。次の本体設定の項目は細かいものを含めると大量にあったが、その中でも重要な身体機能設定や感覚設定を確認して、あとはデフォルトで完了した。めんどくさいから残りの設定はゲーム内で調整しよう。

 一旦PSV本体を頭から外してから『ハーレムマスターオンライン』のソフトをPSV本体の側面にあるスロットに挿入し、内部データを本体にインストールしてからゲームの開始を宣言した。

「行くぞ……ダイブ!」



 長年夢に見た異世界ハーレムライフが、ついに始まる。








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