愛を君と語りたい

3話 共通点

2話は桜さん視点だったけど。ここからは僕視点で話が進む。
チリリリリ！
健【もう朝か今日も学校だな～】
朝起きていつもどうり学校に向かった。
朝学校に行くと玄関で桜さんに話しかけられた。
桜【健くんおはよ！】
健【え、お、おはよ！】
少しびっくりした。だけど何故か嬉しかった。いつも1人でいる僕は当然誰にも話しかけられることがなかったからだ。
桜【次の体育の時は体操噛まないようにね！】
健【う、うん】
昨日の失敗をバカにされた。だけど嫌じゃなかった。その日から僕と桜さんはよく話すようになった。連絡先も交換した。
ある日の土曜日桜さんからメールがきた。
桜【明日一緒に映画見に行かない？？見たい映画あるんだけど行く人いなくて。】
こんなメールが来た。僕は嬉しかった。でもあんなに友達のいる桜さんがなんで僕とでもその時は全く気にしなかった。そして僕はメールを返した。
健【いいけど。何の映画？】
桜【恋愛ものの映画！】
恋愛なんて僕には関係の無い話だったでも暇だしと思い次の日集合場所の駅前に向かった。桜さんは制服の時と全くイメージが違った。すごく可愛かった。
桜【おはよ！早く映画見に行こう！】
健【う、うん】
そして恋愛映画を見た。やっぱり全く共感も出来ないし感動も出来なかった。
桜【ねーねー健くん。私健くんに似合った服選んで見たいの！ねーねーいいでしょ？】
健【え、僕の服！？】
なんだか今の服装が似合ってないといわれたみたいだった。
桜【いいお店知ってるから！ね！行こ！】
健【わ、分かったよ。】
そして服を買いにお店まできた。
桜さんは僕のことを見ながら色んな服をチョイスしてくれた。どれも今まで来たことの無いような服ばかりだった。すごく楽しかった。
桜【どー？こんな感じの服！】
健【すごく気安くていいよ。】
桜【じゃあこれ買おっか！】
健【うん！】
そして会計を済ませてお店の外へ出た。
桜【じゃあそろそろ帰ろっか！今日は付き合ってくれてありがとう！！】
健【いえいえ、こっちこそ誘ってくれてありがとう！】
そうして2人は帰路についた。
家に着くとすぐにメールがきた。
桜【今日はありがとう！すごく楽しかったよ！！所でさ明日学校終わったらカフェにでもいかない？？】
僕はびっくりした。なんでこんなに僕と一緒にいたがるんだ？もしかして、いやそんなわけない。その日は疲れていたのもあってかいつもより早めに寝た。